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今日のセミウォーキングは西国街道を梶原高架下迄で、上牧駅を通って帰宅した。姫は今日帰ることになり、連れ合いと3人で、京都で夕食を採った。駅前を少し上った場所にあるISOISMという野菜を専門に出す飲み屋だ。姫についていくと色々な店が楽しめる。***フィリピンのインフラについての記事があった。フィリピンは、海外で、最初に駐在した国だ。海外での生活がどんなものなのか、未知数であったので、希望と共に若干の不安を持っていたことを思い出す。冬装束で飛び立ち、降り立った空港の外は猛烈な暑さだった。それが私のフィリピンへの第1歩であるニノイ・アキノ国際空港だった。当時から、空港のイミグレも混み合い、空港前の道路も大混雑であったが、今も混み合っているようだ。韓国や中国などと違って、私にはおおらかな国民性が感じられ、暑さには閉口したが、気安い感覚を持った。その後も、空港の整備はされたようだが、しょっちゅう出張している太郎君に聞いても特に快適になったという話は無かった。とにかく使い勝手も、空港職員もあまり上等ではなかったようだ。然し、カラー写真で見る限りでは、なかなか整備されて綺麗になった感じもする。そんなフィリピンに新たな空港整備の話が持ち上がっているようだ。フィリピン国内の企業間では、総力を挙げての受注競争が始まっているという。フィリピンの財閥はサンミゲルとかアヤラとかしか知らないが、とにかく総力を注入するようだ。現在の空港は、2つの滑走路しかなく、しかもそれが中間で交差しているから、離着陸の回数は制限され、使い勝手も悪く、世界でも指折りの不評の空港のようだ。アヤラなど大手7財閥連合の計画は、現空港に滑走路を1本追加し、現在の4つあるターミナルビルを、改装、相互に連絡を良くするのだという。旅客受け入れ能力は2017年に4200万人(実際の乗降客数は5000万人を突破)と設計時の能力、年3100万人(羽田の半分以下)をはるかに越えている。改造の計画では最終的に1億人に増やす事を目論む。総事業費は3500億ペソ(約7200億円)。目標とするのは、シンガポールのチャンギ国際空港(2017年の利用者数は6000万人を突破)やタイのスワンナプーム国際空港(2016年の利用者数は5500万人を越えた)だとのことだ。チャンギ国際空港は通ったことがあるが、2017年まで5年連続で「世界一の空港」に選ばれた、東南アジア地域のハブ(中核)空港である。あそこまでの施設となると、フィリピンにも行きたくなる感じがするのだが。因みに、世界一の乗降客数を誇るのは、ドバイ国際空港で2017年には8800万人を越えている。建設大手のメガワイド・コンストラクションもニノイ・アキノ空港の再開発に別途名乗りを上げている。一方のサンミゲルの計画は、マニラ北西のブラカン州の湾岸沿いに新たな空港を建設する案だ。2500ヘクタールの土地に4本の滑走路を設け、アクセスの高速道路も整備し、マニラから30分ほどで移動できるようにする。総事業費は7000億ペソを見積もっている。さらに、フィリピン最大財閥のSMインベストメンツは、地場のインフラ企業と組んで、マニラ南のカビテ州の沖合を埋め立て、新空港を建設する計画を掲げている。現在の所3つの空港案に対して、サンミゲル案が今のところ半歩リードしている。政府はドゥテルテ大統領の任期末の2022年までにインフラ整備で実績を残したい考えだが、既存空港の整備とするのか、新空港建設も行うのかなど基本方針が明確ではないようだ。フィリピンは行ってみるとなかなか良いところだと思うものの、受け入れの空港が先ず印象が悪いと云う事だろう。現地の人たちもフィリピン・エア・ライン(PAL)を、「Phillipines Always Late」(何時も遅れる) とか「Phillipines Already Leaved」(既に出発してしまった)と云って、スケジュール通りに運航しないことを茶化していたことを思い出した。これから観光客を集めようという気があるのならば、新しいハードもさることながら、おもてなしの心ではないが、ソフト面でも大幅な改良が望まれるところだ。こう言った点で、他の東南アジア(タイ、マレーシア、シンガポールなど)といったところに比べて、出遅れ感は否めない。フィリピンは空港の他にも、鉄道、道路など5000件、総額1700億ドル(約18兆7918億円)のインフラ整備が必要とのことだ。ドゥテルテは2022年までの任期中に「インフラ黄金期」をもたらすとしているが、財政は赤字続き、現在は、民間の力を活用したインフラ開発を重要政策に掲げて整備に努めている状態だ。果たして、ドゥテルテの豪腕がどんな結果を呼ぶのか、興味深いところだ。【古今和歌集】370.かへる山ありとはきけど 春霞 たちわかれなば恋しかるべし (きのとしさだ)返る山という名の山が行く先にあるというけれど、別れてしまえば京が恋しいくなるだろう(かへる山・・・福井県にあった山)
2018.02.28
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今日のセミウォーキングはネオマックスからよし畑公園に上がり、堤東終点下で折りかえして、帰りは水無瀬駅を通った。ゴッホ展に行こうと出掛けたが、JRが茨木駅付近で、トラブったようだ。分伸ばしに列車が遅れたので、気勢をそがれて、今日は止めることにした。夜になって、姫が出張で来京(京都はこう言わないのか)し、やってきた。***アブダビ油田の権益が延長された。権益というのは、産油国が石油開発企業(今回は国際石油開発帝石:INPEX)に対して付与する、石油・ガスの探鉱・開発・生産・販売する権利のことで、この3月が契約の期限だった。今回の油田権益の60%はアブダビ国営石油会社が持ち、イギリスのBPが約15%、フランスのトタルが約13%で、INPEXは12%をそれぞれ保有していた。契約は更新され、40年延長されたものの、持ち分は、12%から10%に減少した。表向きは、アブダビ国営石油会社とINPEXとの契約だが、勿論UAEと日本政府というバックがあることは当然だ。どうやら競合した国は、中国やインドだったようだ。取りあえずは、1社だけで、2桁のシェアを確保し、契約が延長できて良かったということだ。どの国でも同じだが、海上油田は多くの鉱区に別れている。今回の対象鉱区は下部ザクム油田で、UAEの海上油田では最大のものらしい。INPEXはここでの権益は1973年からから有しており、今回の契約更新で、別の2つの小規模海上油田の契約も含めて、合計の持ち分は、日量約25万バレルで、2020年代半ばには約28万バレルに拡大すると見込まれる。更新に際し、INPEXはアブダビ側に約8億5千万ドル(約900億円)の報酬を支払うことになる。日本のUAEからの原油輸入は、全輸入量の4分の1を占め、サウジアラビアに次ぐ量となる。INPEXなどのアブダビ権益は日本の自主開発油田の約4割を占める。(コスモ石油などもアブダビに権益を有している)日本政府からも働きかけていたが、UAEが期待する、エネルギー技術協力や中小企業支援を日本側が応えた結果だ。UAEは国内の諸問題を解決するために、アブダビ産の良質の原油を武器にしているが、そういったバランスの中の決着となる。当然、中国やインドとも同様の交渉が成されたことであろう。インドには日本と同じザクム油田の権益を与えている。日本は資源の少ない国であり、エネルギー資源の確保は最大の関心事だ。原油の輸入はその87%をサウジやUAEを含む、中東に依存しているわけだが、リスク分散という意味を込めて、調達先の拡大に努めてきた。有望なのは東シベリア産原油のロシア、重質油を含んだ砂「オイルサンド」のカナダ、アメリカの「シェールオイル」といった所への開発出資も行っている。こうして、日本は、原油や天然ガスといった資源の自主開発比率を現在の27%から2030年には40%に引き上げようと計画している。今回の契約もその1つなのだが、今回は、2000年2月末に、アラビア石油がサウジアラビアとクウェートの国境地帯に持つカフジ油田のサウジ側権益を失効したという手痛い経験を生かしてのことで、ターゲットをアブダビ油田に絞って注力していただけに、ホッとする決定でもある。一方では、国内及び、世界に於ける石油関連の情勢は大きく変化している。アメリカに於けるシェールオイルやシェールガスの生産量の急増や、地球温暖化対策のための、石炭や石油など化石燃料への逆風、さらには電気自動車(EV)の普及による、先行きの石油燃料の激減の見通しなど、石油燃料の先細り感が見える。特に、自動車がEV化することで、世界の石油需要は2030年ごろを頂点に減少に転じるとの極端な試算も成されている。逆に、2050年時点で日量8900万バレルと、今とほぼ同じ量の石油を必要とするとする見方もある。日本の自動車を見る限りは、極端なEV化は必ずしも既定路線ではないようで、石油の供給量が増加する過程で、コスト高の原油は淘汰され、中東における原油は競争力を再び盛り返すであろう。このように、世界で石油離れが進むほど、原油価格は下落し、そうなれば、生産コストが低い中東油田の優位性が増すことになる。日本を含む消費国は不安定な中東に一段と石油を依存することになるわけだ。中東は、現在も、将来的にも紛争やテロの頻発が予想されている。こう言った社会情勢を鑑みても、資源確保のルートを分散することは常に考えておく必要がある。今回の権益更新は、様々な意図を含んでいる。【古今和歌集】369.けふ別れあすはあふみと思へども 夜やふけぬらん 袖の露けき (きのとしさだ)今生の別れというわけではない(近いうちに近江で逢える)が、どうして袖が(涙で)ぬれてしまうのか、きっと夜が更けて夜露で袖が濡れるのだろう(あふみ・・・逢う身と近江を掛けている)
2018.02.27
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今日のセミウォーキングは東大寺公園に出て、第2中学校から若山台を経て島本高を経由して、最後は島本駅を通った。一寸目先を変えて歩いてみた。昼に、映画「空海」を観ようと出掛けた時に、島本駅の北側をヘリコプター3機が回って飛んでいた。後で知ったのだが、民泊マンションで殺された、女性の遺体の一部が島本町の山にも放置されていたのだという。恐ろしいことだ。期待して観た映画「空海」は全くの拍子抜けというか、単なる架空の化け物話で、がっかりした。空海もさぞや嘆いていることだろう。***アメリカが2018年に世界最大の原油生産国になる可能性が出てきた。原油と云えば中東、そしてサウジアラビアというのが常識だったのだが、どうやら逆転するようだ。2017年には、サウジよりも生産量が多いのがロシアとのことで、これも驚きだった。いずれにせよこの3国が世界で群を抜いて生産量が多い。アメリカのシェール革命の本領がいよいよ発揮される段階に入ったようだ。シェールオイルは技術開発で、取り出せるようになったものの、之までは生産コストが高すぎて従来の中東やロシアの原油生産と競合する迄には至らなかったが、更なる技術革新で、その生産コストも低下し、競争力が増したと云う事だ。尤も、サウジなどOPECは生産調整して原油価格低下に陥らぬように減産をしている(シェール潰し)ことも、逆に価格は高止まりして、シェールオイルには追い風になった事も、背景にはあるようだ。サウジも、寝ているだけで、どんどん原油が出てきて潤っていた時代は去って、今や脱原油という方向で改革中だ。対するアメリカは、現在の原油価格で利益が出るようになり、シェールオイルの増産が可能になったのだ。アメリカの原油生産は、既に2014年に、日量約1178万バレルを記録し、サウジの1151万バレル、ロシアの1084万バレルを超して世界第1位の石油生産国であった。その後、生産は落ちたものの、再び、2017年11月に月間平均生産が日量1003万バレル(3カ月で日量84万6000バレルも増加)となり、47年ぶりに1000万バレルを超えた。この調子でシェールオイルの増産(シェールオイルは今や日量約500万バレルに達している)が続けば、シェールオイルが、半分を占めるアメリカ原油の生産は、文字通り世界1となる公算が高いというわけだ。これは、一重にシェール生産の平均コストが大幅に下がった影響が大きい。原油価格の指標WTIが1バレル100ドル前後だった2014年に、シェールの生産コストは1バレル70~80ドルで充分競争力を持ったが、その後、原油価格は2016年春までに30ドル台に急落したため、シェール採掘業者は生産を落としていた。その間も、アメリカはコストの比較的少ないパーミアンに生産を集中することで、生産コストの削減を進め、2017年には平均生産コストを同40~50ドルに改善した。一方のOPEC側は協調減産で、原油価格を現在の60ドル台(65ドル)に戻したため、結果的にアメリカのシェール増産を促したという皮肉な結果になっている。この波に乗って、シェールオイルの開発は活発化し、アメリカ最大のシェール鉱区(特にパーミアン)での原油生産量を当面最大で16%増の日量約17万バレルに増やす計画で、更に、2026年には日量70万バレルまで増やす計画だという。こうした、アメリカの原油生産の急拡大は、アメリカを主な原油の輸出先としてきたOPEC加盟国に余波を広げている。世界の原油輸出市場(2016年)は日量4200万バレルの規模だ。アメリカは生産増に伴って輸入量を漸減し、OPECからの輸入量はピーク比で5割強減った。一方、アメリカは原油の輸出にも攻勢をかけている。2017年11月には日量153万バレルと前年同月の2.5倍に増やした。貿易赤字削減の方針を掲げるトランプ政権下でこの輸出拡大の方針は続く見込みが大だ。OPECの見通しでは、この所、世界的な景気は拡大しているので、2018年の原油需要も増えると見込んでいて、国際的には需給が大きく崩れることはないだろう。しかし、確実に、OPECと一部の産油国の年内の減産続行は、明らかにOPEC側にとって問題となるわけで、このまま、アメリカ産原油が輸出市場で攻勢をかけてくれば、サウジやロシアはシェアの維持を意識せざるを得ない状態になる。協調減産への姿勢にも影響を及ぼす事は必至で、2018年は原油市場が再び乱れる恐れがあるようだ。いずれにせよ、シェールオイルの開発は、原油価格の動向に大きく左右される。OPECの協調減産が続くか否か、言い換えれば、価格が下降基調になれば、高コストのシェールオイル生産は早晩今の成長のままでは続かないだろう。【古今和歌集】368.たらちねの親のまもりとあひそふる心ばかりは せきなとゞめそ (よみ人しらず)親が子の身を案じて添わせてゆく心だけは、関所よ止めてくれるな。(息子と一緒に通しておくれ)
2018.02.26
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今日のセミウォーキングは高浜堤から上牧堤までで、上牧駅を経由して帰宅した。孫の野球の試合があり、弟の方は、2試合、兄の方は1試合と、先々週雨で延期した分が行われた。兄は、小学校最後の試合で、先頭バッターでランニングホームランを打つなど大活躍で有終の美を飾ったが、弟の方は冴えなかった。弟は帰って泣いたとのことだが、それも又凄いことだと思った。学年進級して、この4月からの働きが見物だ。来阪中の姫夫婦は昼過ぎ湘南へ帰って行った。***希少金属コバルトの事が書かれていた。レアメタルで、リチウムイオン2次電池の正極材に不可欠とされ、携帯電話など小型デジタル機器に使われている。この所、電気自動車(EV)にも使われることから供給不足が懸念され、特に注目を集めている。スマートフォンやタブレットなどに多く用いられている、アップル社は、長期的に安定して調達するべく、採掘会社と直接交渉をしている事が分かったという。之までは電池製造会社に任せていたが、自前の調達にむけて戦略転換したようだ。というのが、自動車業界で急激に進むEV対応だ。EVもリチウムイオン電池を使っていて、量産に向けて、大量のコバルトが必要になるからだ。既に自動車会社(BMWやVW)では安定調達に向けて採掘会社と協議しているし、米テスラも同様の動きが見られる。世界のコバルト供給の半分以上がリチウムイオン電池をはじめとする2次電池向けで、リチウムイオン電池向けのコバルト需要量は2016年の4万5900トンから2021年には7万5000トンまで増加すると試算されている。現在のコバルトの世界需要は年間10万トン前後とされる。供給量はそれに追いついていなく、年9万7000トン前後で、在庫は3万トン前後あるとみられる。この急激な需要傾向に、コバルトの価格は2015年の3倍以上の高値(トン当たりに換算すると240万円が940万円にもなっている)で取引されている。ここで、アップルが争奪戦に加われば、価格はさらに跳ね上がる可能性がある。世界のコバルトの半分から3分の2以上は、資源争奪戦による内戦で600万人もの命が奪われてきたコンゴ民主共和国が供給している。生産国は他にも中国やカナダといった国があるものの、他の生産国のシェアは1割未満と少ない。コンゴ民主共和国は政治不安による人道危機問題があり、さらには、採掘のために児童までもが、鉱山で採掘作業に強制的に従事させられている事実だ。子供が鉱山で働くこと自体問題だが、安全にも注意が払われていない(素手で取り扱う)上、たった1日1~2ドルという薄給で、1日12時間も働かされているのが現状なのだ。また、コバルト爆弾という言葉でも知られるようにコバルトは放射性物質を放出する危険な物質で、SF映画では、地球を破滅させるとすら表現されている物質でもあるのだ。さらに、コバルトには毒性があり、呼吸器や心筋の障害を引き起こす物質も含まれるのだ。2014年時点でもこう言った鉱山で働かされている子供は約4万人に上るとのことであった。需要が高まり続けると、こう言った不幸な子供達が確実に増加することは明らかなのだ。アップルは2017年に約2億1600万台のiPhoneと、約4400万台のiPadを販売した。こう言った先端技術の影には、想像も出来ない現実があるのだ。加えて、EVが量産されるようになると、益々コバルトが必要になってくると云うわけだ。このEVに注力しているのは、中国だ。この中国が参入するとなると、需要は格段に増加するだろう。安全への配慮はなおさら置いてきぼりになるだろう。スマホやEV向け電池に加えて、コバルトは航空機のエンジンに使うスーパーアロイ(耐熱用超合金)向けにも引き合いがあるそうだ。このスーパーアロイ向けの需要も、2016年から2020年にかけて3割ほど伸びる見込みだとのことだ。コンゴの鉱山事情もさることながら、2040年までに新車販売の約5割がEVに置き換わるといった見通しであれば、コバルトの需要が増え、そう云った思惑自体成り立たないことになる。「コバルト不足」が解決できるかどうかも問題だ。イギリスの調査では、100年分の需要を賄えるだけのコバルトが地中に眠っているという。しかし、その多くは現在の市況と技術では採算が合わず採掘不能だが、市況が上昇し、採掘技術が進歩すれば、取り出せるコバルトの量は増える。もう1つの方向は、「コバルトを使わない」EVの研究も進められている。米テスラはパナソニック(EV用バッテリーで4割の世界シェア)からリチウムイオン電池を調達しているが、そのテスラは究極的にはコバルトを使用しないバッテリーが必要と考えており、すでに世界中の企業も実験を進めている。限られた資源に依存するばかりでなく、資源に関してもイノヴェーションを通じて、新しい発想に取り組んでいかなければならない。【古今和歌集】367.かぎりなき雲ゐのよそにわかるとも 人を心におくらさむやは (よみ人知らず)はてしない雲の、そのまた遠くに別れても、心の中ではあなたを遠い場所に置き去りにするものか(雲ゐ ・・・ 雲の遠く)
2018.02.25
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今日のセミウォーキングは大阪染工から山崎駅で、帰りは島本駅を通った。連れ合いが兼ねていきたいと云っていた、京都御池のフクミミというところにパンケーキを食べに行った。予約しなければ入れない程の所らしい。評判通り美味しかった。姫夫婦が、葬儀があるとかで急に帰阪した。明日は戻らなければならないのだという。なかなか忙しいことだ。***今日の日経にフィリピンのことが書かれていた。奔放なドゥテルテ大統領が麻薬撲滅では過激なことをやってのけたが、今度は、インフラ整備に乗り出そうとしている。2022年までに8兆ペソ(約17兆円)を投じて鉄道や空港などを整備するとのことだが、その中に、休眠中の原子力発電所を稼働させる事も俎上に載っているようだ。現在も大幅な電力不足であるし、インフラ開発のためにも安定に大量の電力が必要になる。そこでドゥテルテが目に付けたのは、完成途上で、閉鎖されて今では観光目的に使われているバターン原発だ。首都マニラの西方でマニラ湾を挟んだ対岸で「バターン死の行軍」で有名になった場所にある、東南アジアで唯一の原発だ。フィリピンでは珍しい巨大なコンクリート製の砦のような建物だ。1976年にマルコス政権が建造を決め、アメリカのウエスティングハウスが受注して、約1800億円掛けて完成させたが、導入過程の汚職問題に加えて、1986年、チェルノブイリ事故が起きたために、工事が凍結され、稼働は見送られたものだ。政権交代のたびに廃止論と推進論を繰り返してきたが、現在は、火力発電所に変換されると同時に、「原発を学ぶ場」として元の原子炉内部を含めて一般公開されている。そんな休眠原発を活用できないかという議論が再燃しているようだ。その背景には、このところドゥテルテが接近するロシアの影がちらつく。休眠以来30年の原発は現在、燃料棒のない原子炉を、学びの場や、観光用として使われ、任期スポットになっているようだ。しかし、メインテナンスされているとは言え、原子炉の周囲にはさびやホコリが目に付き、使われなかった燃料棒が無造作に置かれている様な状態だという。果たして、補修して、使用可能になるかどうか、極めて疑わしいが、不安定な電力事情に、上手くいった場合の稼働後のストーリーは魅力的に映るようだ。之をけしかけているのがロシアだ。2017年10月、ロシアの国営原子力企業ロスアトムの専門家ら約20人がバターン原発をひそかに訪問して細部まで調査したようだ。「30億~40億ドルを投じて補修すれば操業は可能だ」とドゥテルテを揺さぶっているのだ。そればかりでなく、新たな原発の建設についても提案している。必要な、資金の調達手段、法律や規制の整備、技術者の育成などについて具体的に提案書を提出している。日本の電力会社もそうだが、大事故を起こしながら、なお安全と原発を推進し、更に海外にまで売りさばこうとする神経は到底理解で出来ない。チェルノブイリはウクライナの問題では無く、現ロシアがソ連時代に建設したもので、今でも死の棺桶と呼ばれながら廃炉処理が終局を迎えることなく、なお続いている原発なのだ。ロシアは原発を積極的に売り出そうとしている。年計1千億ドル規模を受注し、原子炉20基以上をインドや中東などに輸出する予定だ。東南アジアではベトナムから受注したが、2016年にこの計画は中止されたので、フィリピンの原発稼働はアジアでの失地回復を計るものとして、是非とも手がけたいところだ。トランプには不信感を持つドゥテルテだが、プーチンは何故か崇拝の的のようだ。大統領就任以来、このフィリピンのトランプとあだ名されるドゥテルテは、ロシアへの傾倒を強めている。かつてフィリピンは、反共でアメリカと手を結んでいたのだが、今やロシアに歩み寄って、ロシアから武器を輸入する関係になっている。フィリピンが必要以上にロシアと接近することは、東アジアの領海権の絡みもあって、微妙な問題だ。トランプは自国優先主義を採りフィリピンの原発稼働には今はノーコメントだが、思わぬ副作用として、問題になるかも知れない。フィリピンは、一旦は、原発から撤退を決め、再生可能エネルギーに注力し、総発電能力に占める比率を50%に引き上げ、発電能力を2030年までに現存の3倍近く(約1530万kW)に拡大する目標を発表した矢先のことである。このままずるずると、ロシアの話に乗っていった先には、原発の被害が待っていると云う事にも成りかねない。その時ロシアが果たして、自国のことのように対策に力を注いでくれるかどうか、極めた疑わしいところだ。建造コストやランニングコストと云った、極めて微視的な目前のコストだけに目を奪われて、廃炉を含むトータルコスト(もし事故が起こらないとしても)が途方もない額になることに目をつぶってはならないし、そういった所をしっかりと学ばなければならない。加えて、日本もそうだが、核の廃棄物の最終処分場の当てまでも考慮しないで、安易に飛びつくのは極めて危険であると言わなければならない。アジアの先進国として、日本がそういった面からフィリピンに助言を与えられるべき立場であるのに、それが言い出せないとはいかにも残念至極である。【古今和歌集】366.すがる鳴く秋のはぎはら 朝たちて旅行く人を いつとか待たん (よみ人しらず)蜂がぶんぶんと飛び交う秋の萩咲く原を、朝、旅立ってゆく人が無事に帰ってくれるのははたしていつのことだろうか(すがる・・・腰の細い小型の蜂の古名)
2018.02.24
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今日のセミウォーキングは西国街道を梶原高架下迄歩いて、帰りは上牧駅を経由した。小学校の放課後学習会に参加した。インフルエンザによる学級閉鎖はなくなったようだが、個別にインフルエンザにかかっている子もまだ居るようだ。中には学習会に来たくないという子が居るらしい。また、音読を指名で聞いてくれと言う子も居る。様々だ。***インドネシアが騒がしいようだ。インドネシアはこの所急激に成長している。何しろ経済成長率が年5%前後と高い水準で、人口も2億6000万人と日本の倍以上だ。GDPの5割超を個人消費が占めていると云うし、今後は更に拡大の方向だという。そういった背景で、大規模なインフラ投資が行われていて、国民の中間所得者層も急増している。この所の日経では、日本の銀行が進出を計画していると報じている。三菱UFJ銀行は地元のバックダナモンを取り込んで、世界5位の地位を確保すべく動いている。三井住友銀行も現地法人との合併を模索している。このほかにもシンガポール(DBS)、アメリカ(シティ)イギリス(HSBC)も参入してきている。りそな銀行は、前身の大和銀行時代から、中小支援という形で、既に日本で最初に浸透してきている。私は、銀行(金融)関係については門外漢なのでよく分からないが、日本の銀行が、仮想通貨などの問題で国内での業務が縮こまる中、インドネシアをターゲットとして動き始めたのだろうという感覚を持った。かつて日本で銀行がリードした経済発展を、舞台をインドネシアに移して再現しようとの思惑のようだ。インドネシアで銀行口座を持つ人は人口の4割に留まっているとのことだが、金融途上国というわけではなく、スマートフォンを軸にしたキャッシュレス化が進んでいる。話題になっている電子マネー(OVO:オボ)が浸透しているようだ。キャッシュレス化は、日本よりも進んだ印象だ。日本の銀行が現地の銀行とどのように組んで、力を出せるかどうかと云うところのようだ。ところが、巨額の投資を行いつつ進めているインフラ整備だが、ここに来て、デッドロックに乗り上げたようだ。ジョコ政権は、この所相次ぐ事故で、高速道路などの建設工事を当面停止すると発表したのだ。当初は、日本の援助(ODA)で開発を目論んだが、目玉とした50兆円規模のインフラ開発に対して、インドネシア側に財政負担がない中国主導の官民パートナーヤップ方式(PPP)が逆転で採用となったのだ。当面の資金手当を要しないとする中国に開発を委ねてしまったのだ。加えて、高速鉄道の計画では、当初、ジャカルタ―バンドン間だった計画路線をジャカルタ郊外の国際空港まで延伸、鉄道の利益増を狙う計画とすることを一方的に打ち出したりした。このために、ただでさえも資金が超過している中、更に負担額が増大してしまったのだ。資金繰りもさることながら、工事路線の用地買収にも手を焼いて、工期は遅れるばかりであった。それにもかかわらず、工事完成を自らの在任中に終わらせ、その実績で、2019年4月の大統領選挙を勝ち抜こうとの思惑であった。工事を急がせ過ぎたのか、中国の施工故かははっきりしないが、昨年の8月以来、あちこちの現場で、月に1回のペースで、事故が起こり、今年に入って既に5回も事故を起こしている。(この半年間でインフラ関連の事故は少なくとも15件に上る)2月に入っては通勤列車路線での事故、空港連絡道路の崩落事故、そして20日には、高速道路の高架橋崩壊事故と3回も立て続けに起こり、10人以上が死傷している。それぞれの事故の間に直接の因果関係はあるとは思えないが、こう言った事故は、得てして連続して起こるものだ。日本でも新名神の神戸JCT辺りの橋桁落下に続き、箕面でも同じような事故を起こしている。インドネシアの場合、インフラ開発に労働者の数が追いつかないという。建設業従事者は810万人とのことだが、そのうち、技能を認定された人は1割に満たないという。如何にも急発展の国の状態が浮き彫りになっている。開発を早期完工して自らの政権の安泰を図ろうとするジョコ大統領の思惑が裏目に出たという感じだ。野党も、「スピード開発」への批判を強め、複数の開発を同時並行で、しかも厳しいスケジュールで行うことで事故は誘発されたとして、事故の責任は政府にあると糾弾している。之を受けて、バスキ公共事業・国民住宅相はやむなく「(事故が多発する)高架や橋梁などの建設を一時的に停止する」と宣言した。之で、高速道路やLRT(次世代路面電車)を始め、日本の政府開発援助(ODA)で建設する大量高速輸送システム(MRT)も停止の対象となり、その期間は最低でも数週間になるとのことだ。このことで、インフラ開発に水が差されれば、ジョコ大統領の再選に逆風が吹くことも考えられると共に、問題が長引けば、インフラ開発をけん引役とする経済成長の青写真も揺らぎかねないという状況だ。ともあれ、インドネシアのちぐはぐな発展計画の混乱が、どのように展開するかは興味のあるところだ。【古今和歌集】365.立ち別れいなばの山の峯におふるまつとし聞かば 今かへりこむ (在原行平朝臣)お別れして、因幡の国へ行く私ですが、因幡の稲羽山の峰に生えている松のように、私の帰りを待つと聞いたなら、すぐに戻ってまいりましょう(百人一首)
2018.02.23
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点の下(河川敷)までで、帰りはネオマックスを通った。姉も誘って、連れ合いと3人で、確定申告に出掛けた。高槻や茨木程ではないが大変な混みようだ。年中行事で、eタックスでも出来るのだが、始めに5000円要るとのことで、頑なにふれあいセンターでの申告に頼っている。今年は、佐川が国税庁長官なので、何となく払いたくない気分だ。我々の税金で、1億円の豪邸に住んでいるのだと思うとなおさらだ。昼食は松坂屋で蕎麦を食べ、喫茶店で、珈琲を頼んだ。***シリアで戦闘が拡大している。今や中東の悲惨な縮図はトルコとシリアの国境付近だ。トルコ軍がシリアのクルド人勢力を標的に越境作戦を続けている。国境を持たないクルド人は、トルコにとって、国内を騒乱し、分離独立を企てようとする東方の脅威だ。トルコがわざわざシリアに越境して、クルドを掃討しようというのだから、国境の概念が強い常識では考えられないことだ。シリアのアサドは最初静観していたようだが、やがて、かつて敵対関係だった、そのクルド人を支援しようと、国境に近いシリア北西部アフリンに軍隊を派遣した。ここまで見ているとシリアは自国保護で、至極当然のように見えるのだが、実状は甚だ複雑なのだ。シリアにとっては、IS国が掃討されて、一段落した形なのだが、その後の国内の支配地域を確実にしたい思惑もあるようだ。頭の混乱を避けるために図解がよく分かるのだが、言葉にすると、トルコ、シリアと云った国名で括っていては理解来ない。トルコには、政府側(エルドアン大統領)と反トルコ政府(クルド労働者党)があり、シリアにも政府側(アサド大統領)と反体制派、更にクルド人勢力がいる。この反トルコ(トルコ側の)のクルドとシリアのクルド勢力が手を結び、クルド人の勢力が巨大化するのを嫌ってエルドアンが攻めているわけだ。アサドは当初、自国のクルド勢力と対立(油田を巡って)していたが、この所エルドアンの絡みで(と云うか国を侵されたという大義名分で)、協調歩調を取るかに変化したと云う事だ。エルドアンが反アサド派を支援していることも背景にある。加えて、ロシアが、アサドを支援し、アメリカはシリアのクルド人勢力を支援するというふうに複雑に絡み合っているのだ。トルコは当初アサド政権打倒を第一義に掲げていたが、現在はそれよりもクルド封じ込めを優先している。一方アメリカは、打倒アサド政権なのだが、当面のIS打倒に際して、シリアのクルド人を重用して、掃討に成功した経緯もあって、クルド人勢力を支援する立場を取っている。このことはとりもなおさず、クルド人を勢いづかせ、トルコ国内のクルド組織を勢いづかせることになる。それをエルドアンは最も嫌っていると云う事だ。なにもエルドアンはこの期にアサド(シリア)と全面的に対立する気は無く、ただグルドを討ちたいのだ。アサドもトルコと全面戦争を起こす程には国力が十分ではない。越境は止めたいし、全面対決は避けたい、互いの思惑は大きな意味では共通しているところもある。問題はロシアだ。プーチンは何処まで腹黒いのか、とにかくシリアを落ち着かせたのは我にありとしたいがために、アサドを傀儡としてシリア統一を目論んでいるのだ。また、トルコが越境したことに関して黙認姿勢を取っているのは、最近トルコと上手く折り合わないアメリカ(シリアのクルドを支援した)との間で、亀裂が深まるのを目論んでいるのだ。アメリカを追い出し、シリアがアサドで統一させれば、我が意を得たりとなるのがプーチンの最終的な意図だ。しかしながら、これほど複雑に入り組んだ情勢では、思惑通りには行かなくなっている。また、IS掃討のためにシリアに送り込んだロシア兵も相当に損害を被っていて、ロシア内部からも非難の声が起こっていることも、すんなり進まない理由の1つだ。IS掃討・壊滅のために、一致していたアサド政権や反体制派、クルド人勢力、トルコ、アメリカ、ロシアの全ての国ではあったが、ここに来て次なる一歩を踏み出そうとした矢先、シリア和平を仲介する立場のはずのトルコが、自国(エルドアン)の脅威である、クルド人掃討を優先させて、和平シリアの国内情勢を更に複雑化させてしまったようだ。それでなくとも、シリア(アサド)の暴政は留まるところを知らず、20日には、首都ダマスカス郊外の東グータ地区への無差別大規模空爆を敢行し、無垢な子供達を含めて殺戮をほしいままにしている。ユニセフは、ここに来て、「子どもたちの苦しみと我々の憤りを示す言葉はもうこれ以上持ち合わせていない」という一文だけ掲載して、その下には大きな空白で、無言の怒りを示したということだ。許せぬ暴挙のアサドも然りだが、之に手をこまねいているプーチンはどんな非情な神経をしているのだろうか。【古今和歌集】364.峯たかき春日の山にいづる日は くもる時なくてらすべらなり (典侍藤原よるかの朝臣)峰の高い春日の山に出てきた太陽は、曇るときもなく天下を照らすことでありましょう(東宮となるべき皇子が誕生されたときに参上して詠んだ歌)
2018.02.22
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今日のセミウォーキングは高浜堤から上牧堤迄で、帰りは上牧駅を通った。新名神の淀川架橋部がそれらしい動きになってきた。定期的な検診で、初めて血圧が標準内に収まった。***南アフリカの大統領が変わった。17世紀にオランダ人がケープタウンに入植したとか、日本人は名誉白人として扱われたとか、アパルトヘイトとか、南アフリカについては、歴史上、様々なことを見聞きしてきたが、私には矢張り治安の悪い国と云う事が頭をよぎりる。ヨハネスブルグで、ホテルに泊まっていて、なんとはなしに筋向かいのショッピングモールの出掛けようとした時、ガードマンが寄ってきて、ガードしようと云ってきたことを思い出すからだ。それくらい危険だったと云う事だ。ネルソン・マンデラが大統領になるまでは代々白人が大統領を務めていた。マンデラ以降は黒人が取って代わった。前大統領のジェイコブ・ズマは黒人4代目だった。そのズマが汚職で追われて、渋々大統領の座を明け渡したのが、現ラマポーザだ。マンデラの高潔な理想をズマがことごとく無にした感じだ。汚職がはびこり、経済は破綻した。特に汚職は目に余る状態だったようで、与党の中からも批判者が出ている。与党が議会の過半数(6割強)を締めているのにズマへの造反があったのだ。その点安倍首相などは、国民の評判は悪いが、議員の造反者が出ない。ラッキーなのかも知れない。一旦は不信任案を否定した議会なのだが、ついに与党からも批判が出て、ズマは退任を迫られたようだ。ズマの9年間の施政(権力の私物化)は、汚職まみれ(インド財閥との癒着や、新規に進出してきた中国との癒着など)であったのだ。詰まるところ、ズマの周辺では、いや、もう少し広く南アフリカ富裕層一般にとっては、こういうズマが大統領でいることが都合良かったということであろう。何より、ズマ氏に向けられた汚職嫌疑が783件に上るというのだから国民があきれるのも無理はない。もっとも、南アフリカ(と限らずアフリカ全体、いや世界中でだが)汚職は別に珍しいことではない。汚職指数(CPI)というのがある。その国の公職にある者がどれだけ汚職にまみれているかを示す数値で、ゼロが「最もひどく」、100が「最もクリーン」と国民が見ていることを示す。2016年、南アフリカはこの指数が45だったようだ。ちなみに日本は72、スイスは86だったとか。とにかく、ズマに限らず、政府高官のほとんどは汚職にまみれていて、その中でもズマはけた外れなのである。このような為政者も珍しいことだが、ズマはこう言った汚職や身びいきなどを公然と行っていたのだ。ズマ政権下の9年間で、ズマと周辺によって、国庫から奪われた資産は、1兆2000億円に上るという試算もある。南アを取り巻く環境は、ズマの不作為の間に、資源価格は低迷し、大統領は専ら汚職に走る。そんな中で、不信任案否決となっては、海外からの信用が失墜し、通貨ランドは信用を失って、経済の低迷に拍車が掛かった。如何に一部の富裕層にとって、都合が良かったと云っても、度を超してしまったと云う事だ。ラマポーザに変わったからと云って、彼が全く潔癖でないことは、誰もが承知していることだ。取りあえずは、ズマは引導を渡された格好だ。所得の格差を示すジニ係数も、2011年時点で、0・63(1に近いほど格差が大きい)となり、これは中国などよりも高く、近年は更に高まっているという。暴動(社会騒乱)が起こる限界は0・4というから、最早なにが起こってもおかしくない状態になっていたわけだ。さてラマポーザが今後何をしていくかに掛かっているのだが、なかなかすんなりと事が運ぶとも思われない。政権の内部には、未だズマ派の閣僚がいることもあるが、国の基盤となる国民の教育程度が劣悪だと云う事だ。隣国ジンバブウェでは、白人が占める土地を強制的に召し上げて、黒人に配布してしまい、国がのっぴきならない事になってしまった。南アは、それを知っていたわけではないが、マンデラの標榜した、多数の人種が融和する国造り(レインボーネーション:虹の国)を踏襲してきた。とはいえ黒人の教育程度はそれほど改善されたわけではない。教育への投資は、汚職が蔓延った名残で、巨額な金が動く大規模インフラ建設の影に隠れてなおざりにされていたし、十分な教育を受けていない教師が賄賂を払って教師生活を続けている例も多いのだ。こう言った、教育への抜本対策では、先ず、能力の低い教員の再教育や、免許取り消しなどと云ったことが既得権益を越えて行えるかどうかにも掛かっているという。ここまで見ていると、先は全く不透明だと云う事になってしまう。資源大国に目を付けた、中国の進出が、ズマ政権に賄賂を持って接近してきたことも挙げられていて、今後ラマポーザが、之を断ち切ることが出来るかが、1つの試金石になると見られている。教育改革、汚職・賄賂への決別といった基本的なことをラマポーザが行っていけるかどうかに南アの将来は掛かっているようだ。【古今和歌集】363.白雪のふりしく時は み吉野の山した風に花ぞちりける (そせい法師?)白雪が降りしきる時は、吉野山の麓へ吹き下ろす風に、まるで花が散っているようだ。(雪を花に見立てている)(作者は紀貫之か)
2018.02.21
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今日のセミウォーキングは大阪染工から山崎駅で帰りは第1小学校裏を通った。連れ合いは、西武から北陸の友人に送った品が豪雪でなかなか着かないのを督促に行ったところ、今日発送しましたと云われたとか。雪が溶けて、早、何日経つと思っているのか。ごまかしにも程があると思った。嘘をつきまくる今の政治家連中と、ふと重なって感じた。***内部留保のことが日経ビジネスに書かれていた。内部留保とは、企業の純利益から、税金、配当金、役員賞与などの社外流出分を差し引いた残りで、「社内留保」ともいう。ひらたく言えば「企業の儲けの蓄え」(企業の貯蓄)のことだ。デフレ脱却、インフレ3%を目標と取り組んできた、アベノミクスだが、なかなか思うようには行かない。インフレが進みすぎるのも困るが、今は全てが萎縮して、明日への発展がないことからインフレを目指しているのだが、その前提には、サラリーマンなどの給与もそれ以上に上がることが前提での話だ。なるほど現在、物価は上昇機運にあるものの思ったように給料は伸びないので、国民の消費意欲は高まらない。従って、金が回らないから、経済も上昇機運にはならない。先行きが、どうなるか分からないから、国民は消費を手控えるのだ。給与を上げられないくらいに企業成績が悪いかと云えばそうでも無いようで、企業も又先行きに懸念があるから、儲けを給与に回さず、内部留保しているのが現状のようだ。何だか話がかみ合っていない。最近では、政府が企業に、も少し賃上げしろとお願いしている有様で、果たして資本主義なのか、共産主義なのかと疑うばかりの政治介入まで生まれているのだ。さて、企業の内部留保はこの5年間右肩上がりで、2016年度は406兆2348億円と過去最高を更新した。では、何故従業員に還元することをしないのだろうか。企業利益の1つは「内部留保」、もう1つは「株主等への分配」だ。株主等分配率は2004年以降上昇し続け、2016年では配当金の総額は20兆円を超えている。株主への分配が多く、給与を抑えて内部留保に回しているというわけだ。では、給与を上げるには内部留保を取り崩して給与に回すか、株主への分配率を引き下げるしかない。ところが、今の日本企業の株主分配比率はドイツやアメリカに比べても低いため、今後も上昇は避けられないとのことだ。一方では、日本企業のエクイティ(株式資産など)比率は欧米企業より低いとのことで、グローバル化の中で競争して行くには、欧米並みにエクイティを増やしていく必要があるというわけだ。故に、まだしばらくは内部留保比率を下げにくいとのことになる。現段階では、確かに内部留保が蓄積しているので、給与として還元することも可能なのだが、経営者としては、リーマンショックの時の業績不振やその後にリストラを余儀なくされたことが頭にあり、内部留保をできるだけ残しておかないと不安でしょうがないということらしい。自分個人に照らし合わせて考えると、分からないわけではないが・・・。そこで折り合っているのが、ボーナスで社員に還元するというところだ。一時金なら、継続的ではないので何とかなると言う事だ。労働人口減少で、人手不足なのだから、給与を上げて求人を確保したいところだが、労働組合などは、それ自身が形骸化しつつある中、過去の怨霊のような、雇用確保に重点を置くあまりに、賃上げについてはほどほどで良いとの土壌が形成されているのではないだろうか。ひょっとして、経営者の中には、先行きAIを活用したロボットの採用で、人手は要らなくなり、その代わりに高度な技術を持った真に能力のある人材の確保や、IT、AIなどへの巨額の投資が必要になると踏んでいるのかも知れない。然し、法人の売上高に対する、内部留保(現金・預金)の量は、リーマンショック後10年掛けて蓄え、それ以前よりも遙かに超え、増加量だけで約30.2兆円になるという。この積みました分だけを賃金に充当すれば、上乗せ可能額は1年当たり3兆円強という話になる。それを、今後10年間、毎年3兆円規模で賃金支払いに充てれば、個人消費に及ぼすインパクトは相応に大きなものになるだろうというわけだ。政府が賃金支払いを半ば強制する政策を採る必要もなくなるのだ。又別な観点から、内部留保金に対して、課税することを検討してはとの話も出てきている。課税されるくらいなら、その分給料として従業員に還元する方がましだと考えるだろうからだ。勿論、財界は、内部留保課税は、法人税との二重課税であるとして強く反発している。しかし、海外では、こう言った二重課税を現に採用している。但し、その辺りを調整するために、内部留保課税を行った分、株主配当課税から税額控除するなどしているのだ。日本ももう少し知恵を働かせて、お金がうまく回るように工夫すべきではないか。【古今和歌集】362.秋くれど色もかはらぬときは山 よそのもみじを風ぞかしける (そせい法師)秋が来ても常緑で色が変わらないとされている 「ときは山」が色づいているのは、きっと他所の紅葉を風がはこんできて貸してくれているのだろう(ときは山:常盤山→常緑)作者は不明だが、坂上是則の作とする古今和歌集の伝本もあるそうだ。
2018.02.20
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今日のセミウォーキングは上牧駅裏から梶原高架下迄で、帰りはシャルマンを通った。昼食と買物を兼ねて桂川イオンに出掛けた。雨明の肉は旨かった。喫茶店では、少し読書をした。***最近の新聞で、AIとかIoTとかの文字を見ない日は無いくらいだ。経済新聞の科学技術ページに書かれた内容は、「AIの死角」(下)というものだった。連載コラムだが、1月終わりに「上」があって、中があったのかどうか分からないくらいに不定期の掲載だった。AIを活用する上での技術的な課題や体制などを取り上げていた。AI(人工知能)とは推論や連想、学習などの機能を持つコンピューターのこと、などと書かれていたが、取り込まれたデータを自ら判断して最適な対応をするというものだ。今では様々なデータからコンピューター自身が深層学習を行って、より正確に、自らが判断することが出来るようになっている。之をロボットに採用すると、画像認識をし、動作を確認して、人間と同じ動きを真似ること出来るのだが、人が感じて行う柔らかいタッチ(力の掛かり具合)とか云う事になるとなかなか追従が出来ない。微妙な力加減を計測するセンサーを正確に反映できないと云う事だ。言葉を換えれば、ロボットなどでは、人の感覚にかかわるような学習データを集めにくいと云う事だ。また、一寸した変化に対応することも難しいようだ。自動運転で道路を走る場合、通常の信号なら判断は優しいが、複雑な交差点で、どの信号を見て良いのかとっさに分からないような所では、人間のように柔軟に(的確に)判断できないのだ。人間が持つ常識を理解出来ないと云う事になる。ふと考えたが、対面する車線で、右折しようとする場合、正面が赤になり右折可能の信号が出ない限り、対向車線の車がどんどん来る隙間を縫って良いタイミングで右折は出来ないだろう。人が永年の経験で体得した常識なり感を実際の行動に移させることは難しいのだ。雨が降ってきたら洗濯物を取り込むと云う事も、1滴感じたら、直ぐ取り込むとか、何滴感じたら取り込むとか決めてやらないと適切に行動することは難しいのだ。(このまま放置したら衣類が濡れて着られなくなるかどうか迄は判断しない)画一された行動と動作でこなせることなら得意だが、ファジーな行動はなかなか採りがたいと言う事だ。一般化しているとか、画一化されているような環境なら適用は簡単にできるが、微妙な変化がある環境ではAIに判断させてロボットを動かすなどは、困難を伴うと云う事だ。おそらく、AIが判断できるためには、様々なディビエーション全てを学習し尽くさなければならないことになるだろう。(之も深層学習させると出来るようになるのかなぁ)従って、まずは、AIが判断できるような環境作りを先に整えることが必要になるだろう。学習するデータの質が悪いと、AI判断の制度も良くならないと云う事だ。このように、技術的な側面は、人が感じる柔らかな感触がデータ化できないとか人が永年経験から培った常識を反映しにくいと云う事だ。又実際の運用面では、人材確保が難題だ。一部の優れた人が理解出来ていても、それを実際の運用面に落とし込むためには十分ではなく、レベルの高い人材もまた大勢必要になってくる。日本はアメリカなどに比べて、AIに携わる人材が少ないし、国際会議などに提出される論文数も少ない。大学や、企業もこの点を重く見て、人材の育成に力を注いでいる。こう言った個々の機関の努力に頼っただけでは、AIなどの開発を担う先端IT人材は、2020年には、約4万8000人も不足する事態になると予想されている。必要な講座なり学部を新設して、募集を行っても、人は集まるが、全てがAI開発に十分な素養を身につけられるとは限らないわけだ。テクニックだけを教え込むだけでは、なにがしかの解は得られても、それが、適切であるかどうかの判断ができず、ただAIが出した答えだからと云う事になり、ブラックボックス化してしまう恐れがあるのだ。この意味では、コンピューターが出始めた時に、技術計算の結果の評価をしないで、コンピューターが出した結果だからと鵜呑みにしてしまう人があったことと、何か通じるところがありそうだ。しっかりした統計などの基礎知識やAIの仕組みなどを学ばないと、とんでもない結果を招くことになりかねない。企業の社長辺りもAIの重要性や、業務への反映をしたいと考える割合は多いが、ムード的な要請が多く、なかなか正確に理解しているとは言いがたいという。今年の始めに、日中韓の経営者に、事業に最も影響を及ぼす技術は何かとアンケートを取った結果、AIだと答えた経営者は、いずれの国もトップを占めたのは同じで3割を超えていた。その中でも日本がトップで、4割に迫る勢いだった。AI導入で、人が減らせるといった別の側面を考えている向きもあるかも知れないが、必ずしも人が減るといった単純なものでは無く、働き方が大きく変わることになるのだ。それに見合ったトップの姿勢でなければ、AIの真の導入は難しいかも知れない。【古今和歌集】361.千鳥なく佐保の河ぎり立ちぬらし 山のこのはも色まさりゆく (そせい法師?)千鳥が鳴く佐保の川に霧が立ちのぼっているようだ、霧に濡れた山の木の葉もそれに合わせて色が深くなっている作者は壬生忠岑か。
2018.02.19
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点までで復路も同じコースを帰った。孫(兄)の野球の試合があったインフルエンザから立ち直って喜々として参加していた。1ヒットを含め、守備のファインプレーもあって、なかなかの活躍だったが、試合は負けてしまった。もう1人のレギュラーの子が盲腸だとかで欠員だったようだ。夕方からカラオケ歌合戦があり、14人の参加で、結局3曲を歌うことになったが、最後に、私は、申告点とぴったり同じで、もう1人の人と優勝を分け合った。***ベトナムに日本の官民がスマートシティを建設する計画だ。スマートシティの話は8~10年前に出始めていたように思う。おそらく構想はもっと前からだろう。スマートシティとは、ITや環境技術などの先端技術を駆使して街全体の電力を環境負荷などに留意しながら有効利用を図ることを意図した都市のことだ。最近では、電力以外にも目が向けられて、交通渋滞の緩和や、水質、騒音、環境汚染など、およそ都市の機能を全てITで制御しようといった試みの都市なのだ。日本でも既に、8年前から横浜市、愛知県豊田市など4カ所でスマートシティの実証実験を始めていると云うが、まだその経過などは、よく知らないし、実際に遭遇したことはない。東京都は、2020年までに実現を目指すとしている。こう言った試みの背景には、今後世界の人口がより都市に集中する傾向にあるためで、現在都市の集中率は5割程度だが2050年には7割に増える見込みだと見積もられている。成り行きのままだと、都市機能が麻痺し、汚染にまみれたゴーストタウンにもなりかねないと言う事だ。北京やニューデリーの環境汚染などは反面教師としての意味合いがある。今回のプロジェクトは、ベトナムのハノイ近郊で、海外の都市開発では最大規模となる新たな都市を建設する。手始めにマンションや商業施設を建設し始める。住商が中心となって、日本の企業が参画して進められるが、生活インフラの全般に亘り、事業規模は4兆円になる。完成目標は2023年だ。ベトナムは共産国家ではあるが、世界でも有数の親日国で、既に、ベトナム最大のエネルギー企業の国営ペトロベトナム(PVN)とは、官民パートナーシップ(PPP)方式で、総額3兆円規模の大型投資計画が別途進められている。中国の広域経済構想「一帯一路」に対抗する意味もあって、今回の官民共同でのプロジェクトは、ベトナムに取ってだけでは無くアジアに於ける日本のステータスを誇示する上でも重要なプロジェクトになる。参画企業と提供インフラは、住友商事の住宅や大型スーパーなど、三菱重工の自動運転バスなど、パナソニックのスマート家電やPM2・5対策、ダイキンの空調、東京メトロの鉄道システムと駅ビル、KDDIのスマートメーターなど、NECの顔認証やデータセンター、そして市川環境エンジのゴミ回収や再利用、といったところだハノイでは既に、地下鉄(南西部「2A号線」など3路線)が張り巡らされ、東京メトロなどにより、運行支援が始まっている。「ハノイ5号線」がハノイの中心部と近隣のハイテクパーク之がスマート失意かどうか和分からない)を結ぶ。路線も計画されている。一度観光で訪れたことがあるホーチミンでも世界的なスマートシティ化競争に乗り出す事が表明されている。現在、ホーチミン市は、交通事情が極めて劣悪で、我が物顔で道路を埋め尽くして走るバイクは、まるでウンカのようだが、その分大気汚染も尋常ではない。ベトナムでは、ハノイと、ホーチミンを結ぶ新幹線鉄道も計画されているが、経済状態の鈍化などで、見直しを迫られてもいる。ハノイでのスマートシティを成功させることで、新幹線構想も軌道に乗り、ベトナムに於ける日本の立場が有利に働くようにしたいものだ。こう言ったスマートシティ計画は、世界では300を超える案件がある。その最右翼は、アラブ首長国連邦(UAE)の新都市マスグールだろうか。今後20年間で累計3000兆~4000兆円という、広大な関連需要を生み出すとの試算もあるようだ。日本のスマートシティは一部街区や都市機能の一部に限った実験のようだが、ベトナムのハノイは新しい街をそっくり作ろうとの試みだ。また、中国天津市では郊外の塩田跡地に40万人が生括する新都市の建設が進んでいる。他にも、イギリスのストラトフォード・シティ、中国、(北京)の長辛エコシティ、インドのナレッジ・シティ、サウジアラビア(ジッダ)のセントラル・ディストリクト、ヨルダン(アンマン)のエル・ハッサン・サイエンス・シティ、ロシア(モスクワ)のヴォレクレセンスクなど、枚挙にいとまがない。【古今和歌集】360.住江のまつを秋風吹くからに こゑうちそふる沖のしらなみ (そせい法師)住ノ江の松に秋風が吹くと、声を合わせてように音を響かせる沖の白波だ(沖つ ・・・ 沖の、うちそふる ・・・ 加える)作者は躬恒か?
2018.02.18
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今日のセミウォーキングは東大寺公園に出て、第2小学校から島本高を通り、帰宅した。終日外出はしなかった。意識して歩かないと、1000歩に満たないのだ。***小学校の音読を利いていると、お金のことを教えるのに、みんなが信じているから成り立つという意味のことが書かれていた。お金は互いの信頼関係によって成り立つものなのだ。日経に、「モネータ」という、コラムがあった。「モネータ」は英語のマネーの語源になったラテン語で、「警告する者」といった意味があるとされる。今月5日、ダウ平均が700ドルを超えて下げた。たった15分のことらしい。1987年のブラックマンデーを彷彿させる出来事だったようだ。その日は、勿論日経平均株価も急降下した。その瞬間にアメリカでは約110兆円の株式時価総額が消えたことになる。それもこれもみんなお金だが、何となく実感がわかない。凡人には、5万円入った財布を落とした方がよりショックなのだが。記事を読んでみると、株式の取引の6割は機械(コンピューター)によるものらしい。人の意思で売り買いされるのは1割に過ぎないのだ。之もびっくりだ。コンピューターは、1秒間に10億回の取引をするのだ。そして、人が作り出し市場に流したお金は、80兆ドル(約8800兆円)で、14年前の2倍に増えたのだという。その内アメリカのFRBだけで産み出したドルは418兆円だ。そんな膨大なお金は、実際の経済の動向や人の意思には無関係に、予め作られたプログラムによって、コンピューターが自動的に判断して売り買いされている。ここからは経済音痴には難しい。ダウ平均の急落で、ギリシャは用意していた国債発行を延期した。信用力の低い国債の金利が跳ね上がったからだ。フィリピンはドゥテルテ主導で、2022年までにスービック基地跡に約17兆円掛けて、巨大新都市建設プロジェクトが始動する。アメリカはトランプが、165兆円掛けたインフラ投資を目論む。これで、アメリカの歳出は、約2200兆円に膨らみ、稼げるお金(GDP)の倍の借金になるのだ。勝手に作り出したお金を、各国政府はどんどん使い続ける。その結果、世界各国の負債総額はやはりこの10年で、倍増の約6800兆円に達した。一瞬の株価暴落は、こう言った思惑投資にどう影響するのか。3日目のモネータ記事は更に意味が分からない。分かりそうな所だけ見てみる。株の取引で儲けようとするファンドはどうやら株価の変動率が少ないことを前提としているようだ。そういったファンドが儲かる条件は、失業率の低下、生産の回復にかかわらずインフレ率が高まらないといった、緩やかな経済状態で成り立つのだという。ここ3年で、そういったファンドは5割も増加したとのことだ。ダウ平均の急落は、こう言ったファンドを直撃し、アメリカでは資産保全が適切で無いと云った訴訟が起こっているという。各国の金融機関がザブザブとお金を作り出したそんな状態が、こう言ったファンドを生んだのだが、果たして、その後機能するのだろうか。最後に登場は、矢張り仮想通貨。これは今なお決着が付いていない、コインチェックのネム流出事件でホットなものだ。この仮想通貨は世界で1000種類以上もあるのだという。そして、今なお作られ続けているのだとか。何でこんな通貨が出回るのか、未だによく理解出来ない。多くの人が信用しているのだ。ビットコイン(BTC)が先発で有名だが、2014年のマウントゴックス社経営破綻で、約400億円の損失が出て、今なお決着していないようだ。そんな仮想通貨の2018年初の時価は総額で、約100兆円だという。だが今回のネム流出で、1BTC=2万ドルの価値が1万ドルに半減したという。この仮想通貨は、国などの保障もなく、裏付けになる資産もない。小学校の教科書にあった信頼だけで成り立っているのだ。この間、姫達と話していたが、この仮想通貨の発行は上限があり、2100万BTCがその限度という。これもまた理解に苦しむのだが、総量は誰かがコントロールしていると云う事なのだろうか。現在までに約1680万BTCが発行されていて、発行が終わる2141年までの123年間で、後25%しか残されていないのだという。そんな風に決まっているとは知らなかった。この仮想通貨は、時に根拠無く高騰し、それを感じたコンピューターや人が訳も無く買って、それで法外に高騰する。しかも急にだ。こんなマネーゲームは、今に始まったことではないようだ。17世紀には、オランダのチューリップが投機で、買われて、やがて暴落、18世紀には、奴隷貿易目的で作られた、南海会社の株が急騰し、投機の金が集中してやがて跡形もなく消滅、そんな繰り返しなのだ。20世紀初期に世界大恐慌、そして、20世紀末には、ブラックマンデーと狂奔した膨張マネーは世界中を攪乱してきた。そんな教訓も何のその、お金にまつわる人々の狂気による危機はずっと休み無く続いているのだ。かの、アイザック・ニュートンがいみじくも云ったそうだ。「天体の動きは計算できるが、人々の狂気は計算できない」と。今では、人々だけでなく、コンピューターも加わったのだから、さて結末はどうなるのだろうか。【古今和歌集】359.めずらしき声ならなくに 郭公 こゝらの年をあかずもあるかな (そせい法師)めずらしい声でもないけれど、ホトトギスの声は、何年聞いても飽きることがないことだ(ここらの ・・・ 多くの)珍しい声でもないのに、郭公鳥、年々歳々、鳴き飽きないことよ聞いて飽きないという解釈と、鳴く方が飽きないという解釈があるようだ。作者も藤原友則とするものも。
2018.02.17
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今日は昨日の帰りが遅かったのと、腰が痛かったので、ウォーキングは中止して、休養をとった。小学校の放課後学習会に参加した。今日は、みんな、とりわけ真面目にプリントや宿題をこなしていた。音読も3人と対応した。***中国も貧富の差が再拡大している。「再」と云うから、一時は縮小していたのが、再びと云う事だ。所得格差を示す指標「ジニ係数」も2年連続で上昇している。富裕層の所得が大きく伸び、中間層の伸びが鈍った結果だ。富める者が、不動産で売却益を得たためだという。何時も思うのだが、中国は共産主義では無かったのかと云う事だ。土台富を均等に分けるはずの体制で、格差が付くのはおかしいはずなのに、まして、その差が大きくなり続けるというのは解せない気分だ。当然のこととして、貧富の差の再拡大は社会的な不満を高めることだろう。当局の発表によれば、ジニ係数は2015年に直近で最低の0.4620から2年上昇を続けて、2017年には0.4670だったという。このジニ係数は2008年に最高の0.4910を記録してから低下傾向だったが、再び上昇に転じた。貧富の差の拡大はジニ係数以外にも見られる。この1年で、可処分所得も国民を5つの階層に分けた内、富裕層は0.8ポイント伸びたのに対して、中間層(「中の上」「中所得」「中の下」)は0.6~1ポイント減少している。ただ、低所得層は1.8ポイント伸びているので貧困対策は一定の成果を上げていると見られている。その大きな要因の1つが、不動産バブルで、2番目が、農村から出稼ぎ労働者の都市への流入を制限したことだ。こういった所が、如何にも中国らしい。一党独裁の最たる悪業で、富を平準化する自然な流れを独裁力で有無を言わさず、貧富拡大への道を突き進んでいるわけだ。本当に共産主義なのと云いたいところだ(最早実体は独裁なのだから何ともコメントしようがないのだが)一寸中東のサウジアラビアと比較してみると、彼らイスラム教徒にはザカート(喜捨)という宗教的な教義があり、富める者から貧しい者への施しが行われている。中国との決定的な違いを見る。習近平の標榜する「成長の質の重視」は名目倒れになってしまっている。個人消費の伸びは、1年で、1.4ポイント減少しているのだ。何をか況やだが、2017年の経済成長に対する消費の貢献率を見ると「政府消費」を含んだ数字でやっと59%だ。中国政府は個人消費がどれだけ貢献したかを明かさない。如何にも中国的だ。一般に貧富の差が拡大すると、経済全体でみれば貯蓄率が上がり、消費は低迷するのだそうだ。なぜなら、富裕層の財産は消費に必要なお金を大きく超えていて、使いきれないからだ。贅沢と言われる高級品を買うと云う事に走るのだ。富める中国人インバウンドの爆買いは、その現れだ。かつて、トウ小平は、文化大革命で荒廃した経済を立て直すために始めた改革開放で、まず外資の導入を目論み、沿海部を先に豊かにする先富論を掲げた。先ず、一部からでも裕福になって、それを再分配で、全国民の生活を引き上げるという思想なのだが、どっこいそうは行かなかったのだ。中国はサウジでは無かったと云う事だ。中国人は(日本人もそうかも知れないが)自分が儲けた金を人様のために使おうとするわけはないのだ。制度をしっかりしないと再配分は成されないと云う事だ。自然に任せるだけで、再配分が起こらないのは、世界共通だ。西洋に於ける良い意味でのノブレス・オブリージュといった考え方は儒教精神にはないのかも知れない。トウ小平は、自国の国民性を全く知らなかったと言う事だろうか。確かに2桁の経済成長を続けているあいだは、貧しい人たちも生活が少しずつ良くなったので、社会の安定に大きなヒビは入らなかった。しかし、ニューノーマル(新常態)を唱えた(唱えなければならなかった)成長のダウンを認めた頃から、もはや、低所得者層が「もうちょっと待てば自分たちも豊かになれる」と云う希望を失ったのだ。習近平が指導した党幹部の腐敗摘発は、こう言った庶民感情を軽減させる意味もあっただろうが、こうまで(公式発表ジニ係数0.47:再配分後か)格差が広がっては、最早爆発寸前と云う事かも知れない。因みに中国のジニ係数は、永年発表されてこなかった。今回発表の公式数字も、実は大天ぷらで、四川省の西南財経大学の算出した2010年のジニ係数は0.61と推計されているのだ。因みに日本の2014年の「ジニ係数」は0.5704と過去最大となっている。之を、所得再分配後で見ると、その値は0.3759と格差は縮小している。しかし、日本は所得再分配後でもOECDの中で、格差が比較的大きい部類なのだ。その議論は別にして、中国では暴動が起こってもおかしくない状態なのだ。【古今和歌集】358.山たかみくもゐに見ゆる桜花 心の行きて折らぬ日ぞなき (そせい法師)山が高いので、大空の雲の間に見える桜の花は、美しさに感動して心の中で折らない日はない(作者を凡河内躬恒とするものもあったが、岩波文庫によった)
2018.02.16
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今日のセミウォーキングは上牧駅裏から上牧小学校まで出て、帰りは上牧駅を通った。夕方から友人と連れ合いと3人で、カラオケの練習に出掛けた。客の中に、独りよがりで、礼儀をわきまえないのが居て、少し不愉快であった。***核兵器の現状における問題点について、現在の代表的な核保有国ごとに、日経新聞にその動きを特集していた。1991年以来アメリカとロシアでは、戦略兵器削減条約を結んで、核兵器も漸次を保有数を減少させるとの合意で、確か2017年には両国とも1550発にするはずだったはずだが、今や(新聞では)、ロシア7000発、アメリカ6800発と、その数は増加している。(但し発表する機関によって、多少の違いはあるようだ)アメリカは、NPR(核戦略見直し)で、小規模核兵器を開発する事により、現在よりも抑止力を高めようとの戦略に出てきた。影響範囲の小さな核兵器なら、手軽使えるから、その分抑止力が高まるという変てこりんな理由だ。いずれにせよ核兵器廃絶を唱えてノーベル平和賞を得たオバマ大統領の路線を否定するものだ。オバマへの対抗意識か、トランプは核兵器を重視する方向を打ち出した。大型破壊を伴う核は、自国を含めて、悲惨な結果をもたらすので、結局使えないだろうと見透かされ、持っているだけで抑止力にはならない。何時でも使える小型核の方が抑止できるという考えだ。そして、矢張り、何かあれば使うぞとの脅しを伴う。(北朝鮮と同類だ)小型なら、使っても影響範囲は狭く、且つ破壊力は通常兵器を上回るという狙いだ。小型と云っても威力は広島投下のものと同じだ。広島の悲惨な結果を思うと、なにが小形化かと云いたくなる。アメリカが最も意識するロシアは、既に小型核兵器を多数配備していて、米沿岸を攻撃可能な核魚雷も開発中だ。更にアメリカというよりはトランプの焦眉の急は、北朝鮮の核配備に対する戦略だ。北が襲ってくる前に、叩くという可能性が、高まってきたのは事実だ。河野外相は、小型核兵器を相互に保持すれば、実際に使うかも知れないという危険なレベルながら、抑止力は高まると云っているようだが、何となく危険な発想だ。トランプの予測不能な行動と、小型核兵器の開発は、間違い無く、世界の終末を早めるだろう。一方のロシアは、この核兵器小型化はロシアの採ってきた戦略だとアメリカを非難する。アメリカがロシアの真似をしているというのだ。ロシアは、既に通常兵器行使の反撃に小型核兵器を使うことを目論んでいるのだ。このロシアの戦略をアメリカが追従したことで、一部ではロシアの威信が高まったとのこれまた変な解釈が生まれているとのことだ。どうも、核兵器を、簡単に捉えているようで、空恐ろしいことだ。「Escalate to deescalate(エスカレートしないためのエスカレート)」といった勝手な論法で、実際に小型なら使うかも知れないという心理的なポイントを突いて抑止しているのだというのだ。プーチンはNATO加盟国へのデモンストレーションや、シリアでも核兵器搭載可能な巡航ミサイルを投入するなどを行っている。ロシアがクリミアを武力で併合した時も、核を使う用意があったと発言している。こう言った揺さぶりを元に、プーチンは、西側(米欧)の間に楔を打ち込もう(NATOに亀裂を起こそう)とし、すでに、反核の意識の強いドイツをしてアメリカの核小形化増強方針との間で、溝を深める事に成功しているという。トランプの核戦略見直しで、中国やインドでも核戦略に変化が出てきた。中国は、アメリカの核戦略転換に敏感に反応し、中国でも増強能力はあるとの論評を発表してアメリカを牽制した。かつては米ソだけであったが、今や中国も仲間入りし、より混迷を深めた格好だ。中国が核を持ったのは1968年だったが、経済的・技術的な背景もあって、保有数は必要最小限(現在は270発保有)にとどめるとしてきたが、この所世界No.2の経済大国(公称)となり、増強も可能と強気の発言を始めた。やっかいなことに以前は、ほぼ米ソの2国間の問題が、中国が参加して3国間になったようなものだ。更に、インドでも、対パキスタン、中国を意識して、核保有に踏み切っている。今も先制不使用とは称しているが、そのたがも何時壊れるか分からない。現保有数130発は、カシミールを挟んで常に緊張関係にある隣国パキスタン(保有数140発)と共に、核の使用では微妙な立ち位置にある。アメリカのアジアに於ける安全保障の関与次第では、インドも、パキスタンも核増設に更に突き進むかも知れない。北朝鮮も加わって、現在核に関しては、核兵器削減交渉がまがりなりにも機能していた頃に比べて、更なる緊張が加わったと云う事だ。核が地球上から無くなる日は当分来ない。【古今和歌集】357.春日野にわかなつみつゝ よろづよをいはふ心は 神ぞしるらん (そせい法師)春日野に若菜を摘みながら、あなたの万世を祝う私の気持ちは、神が知っているでしょう(藤原満子の兄の右大将藤原定国が、四十の賀の折に、詠った歌)
2018.02.15
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今日は、友人夫妻と、今年初めてのゴルフラウンドだった。場所は亀岡GCで、昨日まで極端に寒かったのが少し緩んで、気候としては先ず先ずの感じだった。今年初めてと云う事もあってか、思うようには行かなかった。亀岡GCは去年の10月ラウンド以来で、スコアは1つ悪かった。去年はアウトでレギュラーティーから、今年はインのゴールドティーからで、共に前半は良かったのだが後半にミスが多かった。体力的な問題か、後半になって慣れがいい加減さを誘発するのか、いずれにしても満足な結果とはならなかった。スタートは前の組が1人遅刻したようで、入れ替わっての9:17だった。No.10は、パー5で、TSは右のラフ。2打でFWに戻し、3打オンだ。ゴールドティーならではだ。2パットのパー。友人も同じ、夫人はダボで、連れ合いは、TSは良かったが、ダブルだ。No.11は2打(通常)を右ドッグの打ち上げだ。TSは超良い感じでFWCRだ。2打でバンカーに入れた。脱出は1打で、3オンしたものの、3パットのダボだ。(2打目誤球をしたが不問だ)友人も、3パットのダボ。夫人も同じくダボで、連れ合いはトリプル。全員3パットだ。No.12はだらだらの打ち上げ。TSは右に出てラフ。2打を又バンカー。今度も1回で脱出、3オンで、2パットのボギー。友人もボギーだ。夫人はトリプルで、連れ合い10打だ。No.13はショートH。またしても右バンカーだ。2オンし、2パットのボギー。友人は1オンのパーだ。夫人はダボとしたが、連れ合いは、GR向こうに外したが、2オンし、1パットで沈めてボギーだ。No.14は打ち下ろし、TSは又右に出たがスロープからFWに戻った。どうも振り切れない。2打は上手くGRを捉えたが、GRが硬く、弾んで、向こうにこぼれた。3オンだが、下りを3パットのダボだ。友人も付き合いよく3パットのダボだ。夫人のみ、2オンのパーだった。連れ合いも3パットでトリプルだ。No.15はフラットコースだ。TSは良い感じで、FWCR。2打はやや右に出て、GRをオーバー。又3パットのダボだ。友人は、TSを右にOBかと諦めかけたところ、連れ合いが見つけて、3オンして、ボギーで納まった。夫人もダボで、連れ合いは、トリプルだった。No.16は、パー5。TSは良い当たりで、FWCR。2打も快調、パーオンしたが、またまた3パットボギーだ。友人は2打を右にOBして、ダボとしていた。夫人は私と同じくボギーで、連れ合いはミスが無く、ダボで上がっていた。No.17は打ち降ろしだがゴールドTなので、120YDs。これも右で、隣のGRにオンした。2オン、2パットのボギーだ。友人は1オンしながら3パットでダボだ。夫人は2オンで3パットのダボだが、連れ合いは2オンで、2パットのボギーだった。No.18は、TSはFWCRだ。2打でオンした。2パットのパーで上がれた。友人はTSを左土手で危うかったがFWに戻し、2オンしてパーだった。夫人はボギーで、連れ合いは、トリプルを叩いた。前半は友人と同スコアだった。上出来の方なのだが、TSの右に出るのとパットが冴えない。後半に期待したいと臨んだが・・・。No.1は、TSは、左に引っかけ、マリガン適用で、左ラフ。2打でFWに戻し、3オンだが又3パット、ダボだ。友人は悠々パースタートだ。五十肩だと云うが、関係なく飛ばす。夫人もダボだったが、連れ合いはロングパットを1つで沈め、ボギーだった。No.2のTSは又右ラフだ。2打でこれも又バンカー。3打で脱出はGR向こう。4打をチョロして、1パットのちぐはぐダボだ。友人と夫人は、ボギーで上がった。連れ合いはトリプルだ。No.3(超打ち下ろし)は左で少し足りない。2オンして2パットのボギーだ。友人はミスチョロで、マリガン適用、1オンして2パットのパーとした。女性は皆私と同じく、2パットのボギーだ。No.4は、TSも、2打もよく、FWを進み、3オンした。然しここでも3パットのボギーだ。友人もほぼ同じ経過で3パットのボギー。夫人はトリプルで、連れ合いは、このホールは悪魔が取り憑きギブアップしてしまった。No.5はアイアンを左に引く癖が出て、バンカー(目玉)だ。友人に促され、目玉から出して、バンカー脱出、2オン2パットのボギーだ。友人もGRを外して、ボギー。夫人は1オンしてパー、連れ合いは、危うそうだが2オンし1パットで決めてパーだった。No.6ではTSをやや右にミスして、2打でFW、3オンして、またまた3パットのダボとした。友人は3オン2パットのボギーだ。夫人もダボ、連れ合いはトリプルだった。No.7のTSはまずまずのFWCR。しかし、2打をまたまたバンカー。脱出はGRオーバーで向こうに飛んだ。ここからのアプローチは満足できるピン近。1パットのはずが、切れてダボは情けない。友人は2打をぎりぎりでバンカーを越してオンした。パーだ。夫人は、何とここでバンカーに入れて、脱出できずギブアップした。連れ合いはトリプルで切り抜けた。No.8は、TSは又右に出て、ここで痛恨のOB。プレ4をバンカーに入れ、連れ合いに持って来て貰ったSWで、脱出できず2回でオンしてよく見ると、夫人のSWだった。ダブルスコアになり落胆だ。友人は悠々のパー。(この差は大きい)夫人はボギーで上がっていた。連れ合いは、私と同じだった。No.9は、当たりは右に出てラフだ。2打でFWに進め、3打をGR左のカラーで、ほぼオンだ。4オンし、執念の1パットを沈めてパーで終了した。前後半とも最終Hがパーは良かった。友人はパーオンしてが、3パットで、ボギーだった。夫人はダボで、連れ合いは9打の上がりになった。今年初めで、Gティー。前半は良かったが、後半息切れてしまった。TSが右に出たのが9回、バンカーが7回、3パットが7回ではゴルフにならない。この冬寒い中でも格好のお天気となったが、なんとなく消化不良のゴルフだった。
2018.02.14
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今日のセミウォーキングは西国街道から大阪染工前に入り山崎駅迄で、帰りは島本駅東のマンボウを通った。明日のラウンドに備えて、八幡へゴルフの練習に出掛けた。練習場で、連れ合いは、知り合いに捕まって、1時間の練習時間の半分近くを話し込んでいた。***毎日新聞にコロンビアの難民が取り上げられていた。ついこの間、ベネズエラが深刻な物不足やインフレに直面し、危機に陥っていると云う事が新聞紙上に取り上げられていたが、そのベネズエラでは、2015年にベネズエラに住むコロンビア人住民への大規模な摘発が起こっていた。一部のコロンビア人グループが密輸を繰り返して、ベネズエラの治安や経済に深刻な影響を与えているとの理由からだ。きっかけは、国境で密輸の警戒をしていたベネズエラ軍兵士が、コロンビア人とみられる密輸組織から銃撃される事件が起きたことだ。このためベネズエラは治安回復を目的に、一部の国境を封鎖し、非常事態を宣言して、数千人の軍隊を派遣した。之により、コロンビア人千数百人が国外退去させられ、2万人ほどは、迫害を恐れて自発的にコロンビア側に逃れたと云うことがあった。迫害のやり方は苛烈で、兵士がコロンビア人の家に「取り壊し」を意味する「D」の文字を記し、次々と破壊していったという。問題なのは、密輸などに関係していようがいまいがお構いなしだ。確かに、大規模な密輸が存在するのは事実だが、ベネズエラ経済を悪化させるほどではなく、ベネズエラ(マドゥロ)の政策の失敗による経済危機をすべてコロンビアのせいにしようとしているとの見方がある。そのコロンビアでは、親米政権の政府とコロンビア革命軍(FARC)など左翼ゲリラや右派民兵との内戦が40年以上続いていた。その間、政府は米軍と密接に協調し、FARCの鎮圧を計ってきた。そして、長い内戦の末、2016年末にFARCとの間で、やっと内戦が終了した。苛烈な内戦の期間を通じて数十万人が、周辺国に難民となって逃がれていた。親米のコロンビアを打倒しようとするFARCは隣国のエクアドルやベネズエラにも入り込んで、勢力を維持していたが、エクアドルやベネズエラの左派政権内は之をサポートしていた。コロンビア政府は、この事態に神経をとがらせていたのだ。FARCは内戦後、武装解除はしたものの、一部はなおゲリラ活動を続けている。そんな中の過激なグループが、ベネズエラとの国境近くで、密輸などを働いていたのであろう。もともと両国は19世紀初め、スペインからの独立直後は一つの国だったこともあり、住民はよく似たスペイン語を話し、国境付近はごく緩やかな状態になっていた。過激派分子は、密輸だけでなく、住民に対して、誘拐や金品強奪などの行為を行っていてまるで、暴力団のように国民から搾取するようになっている。このように、コロンビア人は、内戦で自国を追われ、逃げ延びた先の、ベネズエラからも追われることになっていしまった。かといって、自国では、FARCが無軌道な盗賊のようになっているのでは、帰還することが出来ないのだ。前述のように、このFARCはベネズエラや隣国エクアドルにも拠点を持つ国際的な集団だ。コロンビア軍は、FARCを倒すために、2008年に、エクアドル領内にあったFARCの拠点を越境攻撃して、エクアドルとも、断交している。ベネズエラも、エクアドルも反米国家で、コロンビア政府(親米)とは常に対立関係にある。FARCは反米左翼との1点で、エクアドルやベネズエラ政府とも気脈を通じていて、時に軍事的にも結びつき、援助を受けている関係なのだ。そんなFARCは今や、合法的な政党「人民革命代替勢力」に生まれ変わろうとしている。そんな体制で、3月の国会議員選挙や、5月の大統領選にのぞむというのだ。勿論住民は、そういったことを俄に受け入れることは出来ないといった状態なのだ。ミャンマーのロヒンギャ問題とも、シリアのアサド政権から迫害されて生じた難民とも、少しニュアンスが違うものの、政治的な思惑によって、作り出されたコロンビアの難民は、一見平穏を取り戻したと見える自国にも、帰りたくないという意思を持つ人たちが多いようだ。南米のことは知らないことが多い。コロンビアも、ベネズエラも、エクアドルも大部分が、メスティーソと呼ばれる同根の民族で構成されている。全く別々の国のように見えてもそれは、同種の民族が、政治的な対立で分断されて、いわれのない迫害を受けているケースも多い。生まれた故郷を追われ、その故郷へも帰りたくないという人々、世界中には、こう言った難民が多く存在する事を知らなければならない。【古今和歌集】356.万世をまつにぞきみをいはいつる 千歳のかげにすまんと思へば (そせい法師)あなたの長寿を松に願ってお祝いします、その千歳の庇護の下で過してゆこうと思いますから(千年も変わらぬ松、娘の代わりに詠む)
2018.02.13
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今日のセミウォーキングは上牧から梶原マンボウまでで、帰りはマンボウを通って帰宅した。少し腰が痛いと歩幅が小さくなるので、同じ距離でも目標達成となってしまう。朝1番から孫(弟)の野球の試合があった。昨夜雨が降ったのか、グランドコンディションは悪い。事前メンテナンス無しに試合が始まったので、スライディングした孫のおしりが泥だらけになっていた。その後、土を入れながら、レーキで均していたが、結果はまんべんなく泥だらけになってしまい、以降の試合は延期となった。孫(兄)にとってはインフルエンザで休みを余儀なくされていたが、試合に出られるので、好都合になった。***中東と聞けば、内戦、テロ、原油などが思い浮かぶ。そして、中東をひとくくりで理解することは、難しいことだとも思う。中東の中でも、大きな影響力を持つのはサウジアラビアと対岸のイランだろう。両国は、民族も異なっている上に、宗教もスンニ派とシーア派という、イスラム教の両端の盟主だ。こう言ったベーシックな関係は根本的には変わらないが、最近では、両国にも共通の動きが見られる。イランでは反政府デモが広がり、サウジでは王族の一部が拘束される事態だ。両者の関係に共通点は無さそうに見えるが、共に民衆(国民)の不満というのが底流にあるようだ。イランでは、レバノン内戦への肩入れや、シリアへの派兵など、国家レベルの外交対応に、国民が不満を表し始めたし、サウジでは、原油による収入だけでは国内経済を賄いきれなくなってきた。アラブの春も、独裁者の首のすげ替えだけで終わって、頓挫してしまい、国民の生活改善という根本的な要求は少しも満たされなかった。中東諸国は、日本と違って、人口増加が続き、しかも若い世代が多数だ。之が、国内の産業に吸収されれば問題は無いのだが、雇用を満たす産業がないわけだ。パレスチナ自治区では4割超、サウジのような産油国でも約3割の若者が職に就いていない。石油で経済が何とか回っている間は、不満も起こっていなかったが、ここに来て、原油価格の低迷などで、サウジの財政は、以前のように潤沢ではなくなったのだ。サウジ政府は今年から付加価値税を導入し、ガソリン価格や公共料金を再び引き上げようと目論むなど、国民への負担を増す方向で動かざるを得ない。国民の反対や不満を和らげるために、宗教界が課してきた縛りを緩めることでガス抜きを測ろうとしている。その表れが、女子大学の設立や、女性の運転を解禁だ。また、女性のサッカー観戦を許すなどの諸施策も採っている。日本などでは到底理解出来ないことが、サウジではこう言った考えられないような施策が行われていたと云う事だ。私がサウジに居た時に「アリババと40人の盗賊」をもじって「アブドラ(国王)と4000人のハラミ(盗賊)」と運転手が言っていたが、原油で手に入れたお金は全て国王始め王族が召し上げていたわけだ。勿論そのお金の一部を国民に還元し、税金や、教育費などは無償としていたが、それが回らなくなってきたのだ。その財源を得るための意味もあって、一部王族が独占していた富(今回拘束の王族が支払った和解金の合計は1000億ドルを超す規模)を召し上げようとしたのが、昨年末のムハンマド皇太子による「汚職摘発」の名目で行われた多数の王族達の拘束だ。独裁の強化と共に、召し上げた保釈金の民衆への配布だ。之によっても国民を手なづけようとしているわけだ。サウジは、女性解放、汚職の追放、といった大義に基づいた政策とみられるが、真意は、そこだけでは無いようだ。之までは、王族による政治が、宗教界の強力なバックアップで成り立っていたが、それに頼ることだけでは、最早限界に来ていると云う事だろう。同様にイランに於いても、宗教界の権威(即ち政治)だけを念頭に置いた海外への派兵が国民の生活を圧迫してきたことや、宗教界のトップは恵まれているが、国民は虐げられていると云う事への不満が噴出しているのだ。昨年末のテヘランでの大規模デモは、その現れでもある。ここでも宗教では律しきれない問題が噴出している。イランとの折り合いが悪いアメリカのトランプもイランを揺さぶることも含めて、国民側の支持(デモの肯定)を行っている。この両国の問題の根底は、「自分たちの生活を最優先する」という、国民運動の表れである。長らく、宗教(イスラム教)が絶対とされてきた中東の諸国だが、最早国民を宗教規律だけで律することは難しくなったと云う事だ。真の意味でのアラブの春が来ようとしているのかも知れない。サウジでは、ムハンマド皇太子のやり方、イランでは、ハメネイ師のやり方が、今後の焦点になるだろう。ともあれ、中東では、国民の意思が、宗教的な戒律を越えて盛り上がっていると云う事かも知れない。「衣食足りて礼節を知る」といえば言い過ぎになるだろうが。【古今和歌集】355.鶴亀も千歳ののちは知らなくに あかぬ心にまかせはててん (在原しげはる)長生きといわれる鶴亀も千年の後は知らないわけで、いくら長生きをしても満足しない私の心だが心任せに果てたが良いだろう(あかぬ心 ・・・ 満足しない心)
2018.02.12
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄で、帰りも同じルートを採った。孫の野球試合があった。兄の方は残念ながらインフルエンザにかかってしまい、欠場だ。弟の方の1試合だけを観戦した。快音は聞けなかったが、孫(捕手)の送球で、2塁でアウトを取ったのはなかなかのものだ。***日経の地球が危ないの続編コラムが終了した。昨年の夏に連載した続編だ。前回同様、10編に分けて考察している。1回目はシマフクロウだ。日本最大のフクロウで、翼を広げると180cmにもなるという。以前は北海道全域に生息していたが、その後、激減し、一時70羽にまで数を減らした。現在では140羽ほどに回復したとはいえ、知床半島を中心に生息しているだけの絶滅危惧種だ。開発により、森林は伐採され、道路が出来て居場所を無くし、河川に遡上するサケも激減したためだ。2回目はツシマウラボシシジミだ。対馬の上島だけに生息する。体長は1~1.5cmのモンシロチョウに似た蝶だ。1990年代には、上島全域に居たが、2000年代に激減、一時約20匹まで激減したという。(ほぼアウトだ)各地で繁殖を試みられているが、今も、約400匹が居るだけだとのことだ。3回目はセンザンコウだ。全身を硬い鱗で被われた、アルマジロに似た動物で、アジアやアフリカに住む。この10年間で、100万匹以上が密猟されたとのことだ。見た目は奇妙だが、高級食材や漢方薬の原料にもなるためだという。中国やベトナムで捕獲の数は多いがアフリカでも捕獲し食糧や剥製にするケースもある。4回目はウミガメだ。人類より遙か昔の1億年前から地球上に存在しているのだが、今や人間によって駆逐されかけている。母カメは1度に100個以上の卵を産むが、多くは卵の時に他の動物の犠牲になる。このことは、昔から同じだが、今は、産卵に適した砂浜が激減していること、成長後も、肉や甲羅目当てで捕獲されること、放置網に引っ掛かって死ぬなど、危険が増した。世界的な保護活動も、危機的状況を脱するまでには至っていない。5回目はキタダケソウだ。南アルプスの北岳の山頂付近だけに生息する花で、白い花を咲かせる。氷河期から残っているとされる植物だが、可憐な花故、盗掘が後を絶たず、減少した。加えて酸性雨により生息に適したアルカリ土壌が変化し、減少に追い打ちを掛けている。2000年頃に600本までに減ったが、その後、温暖化で雪解けが早くなり、鹿などに食べられる機会も増えたとのことだ。6回目はアベサンショウウオだ。日本固有の両生類で、山陰、北陸の一部でしか生息していない。絶滅危惧種でも最右翼に数えられている。ゴルフ場の建設や道路の敷設などが環境を悪化させ、人間が持ち込んだ、アメリカザリガニやアライグマといった外来種などが天敵となった。7回目はカワウソだ。小型で愛らしいのでペットにしたがる人も多いという。女子大生が、タイから密輸を試み、逮捕された例もあるようだ。そんなことで、1980年から2015年までにアジアで押収された数は6000匹に迫るとのことだ。ワシントン条約での保護対象になっているが、日本では取引に対応する適切な法律はないという。8回目はスマトラゾウだ。インドネシアのスマトラ島に住む希少種だ。製紙用の植林やパーム油を取るアブラヤシ農園の造成で、生息地の7割が奪われたという。追われたゾウは人間の集落に現れて作物を荒らすと云う事になる。悪循環の結末だ。昔はスマトラ島全域に生息していたが、今では2400~2800頭に減ったとされる。9回目はレブンアツモリソウだ。礼文島にだけ生息するランの1種だ。このランも持ちかえる者が多く今では3000ほどに減少したという。日本人全てではないだろうが、その土地で鑑賞すれば良いものを我が家に持ち帰ったり、金儲けの対象にしたりする。我が家でも庭の灌木を沢山盗まれた。この根性、何とかならないものだろうか。レブンアツモリソウの場合は、温暖化の影響もあって減少していくのだ。せめて人為的な盗掘は止めて欲しい。10回目はオランウータンだ。ボルネオ島やスマトラ島に住むマレー語で「森の住人」と呼ばれる高度な知能を有するサルだ。この100年の間に80%減少した。ゾウと同じくパーム油のアブラヤシや製紙用のアカシア、ユーカリの植樹のための森林開発で住む場所を失ったのが原因だ。小サルをペットにしようと親ザルを射殺する例もあるという。又森林火災の影響も深刻だとのことだ。日本ではパーム油やコピー用紙など何気なく使っているが、そのことでオランウータンを絶滅に追いやる手助けをしているかと思うと、気が引ける。【古今和歌集】354.ふして思ひおきてかぞふる万代は 神ぞ知るらん わが君のため (素性法師) 寝ては思い、起きては数えてみても「万代」は数え尽すことができない、それは神だけが知るわが君のためのものです
2018.02.11
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今日のセミウォーキングは先ず、東大寺公園に出たが、その後雨を感じたので、島本駅で傘を借り、名神桜井迄上って、又島本駅で傘を返して、帰宅した。夕方太郎君一家が来る予定だったが、孫のお兄ちゃんの方がインフルエンザ)に掛かったとかで、孫の弟と太郎君だけがやってきた。今年のインフルエンザはまだまだ猛威を振るっているようだ。***霊長類で初のクローン(サル2匹)を中国科学院の研究チームが誕生させた。哺乳類では、羊のドリーが最初に(1996年)誕生しているのだが、霊長類では初めてのことだ。ドリーは死んで久しいが、その後もウマやウシといった大型哺乳動物のクローンが多く誕生していったようだ。iPS細胞などの話に注目が集まり、その後は、あまり耳目を集めるところではなかった。2013年には、サルで試みられたが、サルのクローン胚は、マウスなど他の哺乳類と異なり、胚盤胞と呼ばれる段階に成長した後で雌ザルの子宮に入れても、全て流産して子ザルにならなかった、といった発表もあり、高等霊長類とそれ以外の捕乳類の間には大きな壁があるとみられていた。今回のクローンはカニクイサル2匹で、中国科学院が昨年12月に誕生させている。名前も、「チョンチョン(中中)」、「ホワホワ(華華)」と名付けられた。実験の流れは次のようだ。新聞発表のままに引用する「まずサルの卵子を用意し、遺伝情報が記録されているDNAが入った「核」を取り除いておく。この卵子に、クローンを作りたい別のサルの細胞核を入れる。核を移植した卵子からは、受精卵と同様に子供を育てることができる。代理母となる21匹のメスの子宮に卵子を移したところ6匹が妊娠、そのうち2匹が出産した」そして、生まれた2匹のサルは、移植された核のもとの持ち主である胎児のサルと同じDNA、つまり同じ遺伝子を持つことになる、というものだ。クローンというのは、生物を構成する体細胞と生殖細胞のうち、脳や筋肉、内臓、皮膚など体の様々な組織を形作る体細胞を複製させることを云う。体細胞にはその核の中には1セットの遺伝情報(DNA)が入っているが、之を元に、その体細胞と同じ遺伝情報(DNA)を持つ個体を増やす技術なのだ。生物の細胞はこの核が持つDNA情報に基づいて、皮膚や筋肉といった、初期に決められた体の様々な細胞に成長するのだ。クローンは、DNAが寸分違わぬ生物なのだ。もう一方の生殖細胞は卵子と精子で、精子と卵子の受精により父母のDNAを半分ずつ受け継ぐことになり、これは一般にクローンとは呼ばれない。いったん成長した固有の体細胞は、他の細胞にはならないと考えられていたが体細胞の核を卵子の中に入れると細胞を初期化することが出来る事が証明された。山中教授が発明したiPS細胞は、体細胞に複数の遺伝子を入れ、人工的に初期化を起こして作られのだ。過去に作成されたどのクローンでも、核の移植は非常に繊細な作業になり、サルの場合は、特に難しかったようだ。今回、中国科学院のチームは膨大な実験と多くの代理母(サル)を利用して初めて可能になったようであり、核を移植した卵子に酵素の遺伝子や薬剤を加え、初期化を促す工夫もしたようだ。ヒツジで出来たからサルでもというわけにはいかなかったように、サルが可能だったからヒトも可能という簡単なものではない。ヒトの病気の治療や治療薬の開発などで、現在は、ネズミやウサギ、ブタなどが試験体として使われている。中国はサルならヒトに近いので、一層役立つとしているが、サルのクローンを使って病気を再現するとなると、サルに高度な負担を掛けたり、死なせてしまうことになるわけで議論は多い。ネズミやウサギなら良いがサルは駄目という線引きは難しいが、矢張り、ヒトに近い霊長類を一般の動物と同等に扱うには抵抗があるだろう。サルのクローンができるならクローン人間も可能になるかと云えばそうでも無いようだ。倫理上もさることながら技術的にも誕生させることは出来ないと見る向きが多い。仮にクローン人間ができたとしても同じ遺伝子を持つだけで、もとの人間の記憶など個性を全て引き継ぐわけではない。SF小説のようにまったく同じ人間を複製することはできない。クローン人間の実験は日本を含む多くの国が法令で禁じている。一方では、そういった要望が出てこないとは云えないわけだ。小説の中ではあるが、ノーベル文学賞を受賞した、カズオ・イシグロの作品「私を離さないで」は臓器提供を前提に作られたクローン人間の話で、観ていく内に(テレビ放映)何ともやりきれない気持ちになってしまった。一口に倫理と云うが、時が経てば、変わった倫理観が生まれてこないとも限らないのだ。取りあえず、多くの国は、クローン人間は禁止されているようだ。【古今和歌集】353.いにしへにありきあらずは知らねども 千歳のためし君に始めむ(素性法師)その昔に例があったかどうかは知りませんが、あなたを千年生きた人のはじめのケースとしましょう
2018.02.10
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今日のセミウォーキングは高浜堤から上牧堤で降りて、上牧駅を通って帰った。空には月と星とのアレンジが、トルコ国旗のように並んでいた。互いがもう少し近ければ、国旗そのものだが・・・。日の出が早くなってきたので土手に上る頃には、星は見えなくなっていた。連れ合いは、例の三人会に出掛けたが、今日は二人会になったようだ。私は、小学校の放課後学習会に参加した。インフルエンザの猛攻で、1クラスが学級閉鎖になっていて、少し寂しかった。***鹿児島沖で直径10kmという世界最大級の巨大溶岩ドームが確認された。神戸大の海洋底探査センターの探査船深江丸が鹿児島県・薩摩半島の南約50kmにある海底火山「鬼界カルデラ」(直径20km)内部で発見したものだ。深江丸は私が入社20年に建造にかかわっていた船であり、懐かしい名前だ。日本の地図はあまり開いたことがないので、鬼界ヶ島を確認すると、硫黄島の別名だと知った。かの有名な硫黄島(いおうとう)と同じな名前だが、こちらは「いおうじま」と読むらしい。更に海底の様子など日頃知るよしもないのだが、そこには海底の断面図が示されていた。なるほど、旧いカルデラの真ん中に新しい600mほどの高さのドームが見て取れる。どうやらそれが巨大な溶岩ドーム(マグマだまり)だというのだ。(素人には画像だけでは分かりづらく、イメージ図の方がわかりやすい)このドームの盛り上がりは、マグマがカルデラを底から押し上げながら成長した構造だとのことだ。体積は32立方kmと見積もられ、噴火したらこの量が排出されるわけだが、一寸想像が付かない。別の模式図が示すところに依ると、鬼界カルデラは、中国地方から九州を縦断する火山前線の線上にある。ここは、マグマ活動が活発な海底火山なのだ。頂上部からは、現在もマグマが活動中であることを示す、熱水プルームが沸きだしている事も確認されている。従って、直下で活発な火山活動が続いていると推測されている。同センターによると、大量の(体積40立方km以上)マグマを一気に地上に噴出する巨大カルデラ噴火は、日本列島で過去12万年間に10回発生しているという。鬼界カルデラは約7300年前に、南九州の縄文文化を壊滅したとされる、最後に起こったマグマ噴火で出来たものだ。「スーパーボルケーノ」とも呼ばれるこの規模の火山は、今後100年間に約1%の確率で発生すると考えられている。こういった火山は、ひとたび発生すると、地球規模の環境変化や生物絶滅など途方もない被害を引き起こすと予想されている。この鬼界カルデラの内側に、ドーム状の地形があることは確認されていた。2年ほど前から水中ロボットなどを使った調査で溶岩ドームが水中で形成される場合に特有の割れ目などを発見していたのだ。(3回実施した)今回想定されるマグマ噴出量は単独の溶岩ドームとしては世界最大級とのことだ。採集した岩石の分析などで、この溶岩ドームは、鬼界カルデラ形成以降の噴出で形成されたものであることが分かったという。(この岩石の採集にジャニーズの滝沢が関わったとのことだ)そして、この鬼界カルデラの地下には大量のマグマが存在し、マグマだまりに新たなマグマが供給され続けている可能性が高く、次の巨大噴火の準備過程に入っている可能性があるのだという。今後は、溶岩ドームの形成時期やマグマだまりの位置・形状を高解像度で可視化して監視し、追跡することで、今後の噴火予測につなげようと試みている。しかしながら、壊滅的な打撃を伴う火山の噴火を予知できたとして、巨大地震同様、我々はどう対処して良いのか、噴火の影響範囲を外れて避難することなどは、到底無理なような気がする。4年前から振り返って見ても、阿蘇から鬼界に繋がる火山前線だけでも、阿蘇中岳噴火(3回)、永良部島・新岳噴火(2回)、桜島大規模噴火(数回)、新燃岳噴火と活発に活動していることが見て取れる。この鬼界カルデラが、破局噴火を起こせば、最悪1億人が死亡するとのと想定もあるようだ。約7300年前に起こった爆発規模は、フィリッピン・ピナツボ火山の10~15倍。雲仙普賢岳のおよそ100倍と驚異的な規模であり、文明1つを完全に埋没させてしまうほどのものだ。ふと、イタリア旅行で見たヴェスヴィオ火山噴火の後のポンペイの町並みと、灰に包まれた遺体のことを思い出した。あれほどの規模の火山爆発なのだろうと思うと、最早じたばたしても始まらないのでは無いかと思った。【古今和歌集】352.春くればやどにまづさく梅の花 きみが千歳のかざしとぞみる(きのつらゆき)春になれば家の庭にまず咲く梅の花、それはあなたの千歳へのお祝いの飾りのようです(かざし ・・・ 綺麗な花などを折って髪に挿すこと)
2018.02.09
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄で、帰りは同じルートを通った。***神戸製鋼が製品検査のデータを改ざんして出荷したのが、昨年の10月(発表)だった。同じ製造業(鉄鋼重機)に関係した者として、一寸ショックが大きかったのを思い出す。今は落ち着いたようだ。神鋼は1990年代に総会屋に対する利益供与、2000年代には工場のばい煙データの改ざん問題、2009年には政治資金規正法違反で当時の会長・社長が引責辞任、2016年にはばね用鋼材の強度の改ざんをした不正の経緯がある。当初、アルミや銅製品など一部での、データ改ざん・検査の手抜きで、強度不足も論じられていた。その後も不正の範囲は拡大し、ステンレスや鉄鋼(厚板)にも及んだ。対象製品は多岐に亘り、代表的なものだけでも、航空機(欧州航空関連も)、MRJ、トヨタ(ボンネット)、新幹線(台車箱)、GM、フォード、ボーイング、更に福島原発の熱交換器部品などなどだ。素材が原因故に影響は広範囲になる。しかし、そのことで不正後に事故などは起こっていないようでやれやれだ。判明したのは、トレーサビリティーが利く範囲(鉄道や航空・宇宙、自動車)だけなのだ。供給客先は当初約200社とされていたが、その後、鉄鋼、海外を含むと500社超に及ぶとされた。会社規模が大きいだけに、及ぶ範囲も大だ。鉄鋼でも30年前から不正があったと指摘する声もあり、まさに私が担当して購入した製品が該当しているかも知れないのだ。また、当初は客先が要求する特別仕様を満足していないというものだったが、後に日本工業規格(JIS)をも満たしていないものも出てきたのだ。不正は国内6工場(長府・真岡・大安・秦野・高砂・コベルコ科研)で、少なくとも約10年前(実は40年も前)から続いていたという。また、中国やタイなどの海外工場も同様の不正が発覚している。直接の要因は、「納期に間に合わせるため」(納期の重圧)で、担当者がデータを書き換えたとされたが、実は、幹部も黙認する組織ぐるみだったわけだ。(東芝のように、幹部が暗に指示したのとはややニュアンスが違うようだが)最初に発覚した、アルミや銅は、神鋼の戦略事業(鉄鋼事業に並ぶ稼ぎ頭)と位置づけられ、同社の赤字を黒字に転換する事業と期待されていたことが背景にある。儲けなければ意味が無かったわけだ。一連の不正の後始末の対応コストは、1000億円を超えるとの見方もあり、3期連続の赤字が懸念されたが、神鋼にとって、幸運なことに、米国や欧州、アジアの景気が堅調なのと中国の鉄鋼の余剰設備の廃棄により、鉄鋼業界が好調であった。さらに、建機などの成績が好調だった故に、2018年3月期の連結純利益が450億円になる見通しだとのことだ。皮肉なことに、実に3期ぶりの最終黒字見込みであり、今回の不正は業績面ではあまり大きな影響にはならなかったようだ。大山鳴動してネズミ一匹と言う事かも知れないが、今回のグローバルな不祥事で、メード・イン・ジャパンの品質に対するマイナスイメージを醸成したことは何物にも代えがたい汚点となった。評論家の中には、神鋼は、企業が何のために存在しているかという社会的使命を忘れ、自社の数字的な業績だけを追い求めた事に原因があるとされるが、この指摘は、東芝などを含めて、日本の製造業全体に対する指摘であると言っても良い。過去の神戸製鋼の不正の数々を顧みても、神戸製鋼という会社の体質、経営者の甘え、が今回の不正となって現れたのだと言って良い。一時は、会社の閉鎖も危惧されたが、再び難を逃れた形になった。神鋼は今回もトップのすげ替えで納めることになるだろうが、トップのすげ替えで事が済む不正(企業コンプライアンスに詳しい郷原信郎弁護士はムシ型不正と呼ぶ)では無く、今回の不正は、会社の体質と化した不正(カビ型不正と称する)なので、又ほとぼりが冷めた頃に形を変えて不正が表面化するのではないかと言った見方もあるようだ。東芝と神鋼の不正を見てきたが、東芝は、ムシ型で、神鋼はカビ型と言えるようだ。どちらも見習いたくはないが、東芝のように、巨悪のトップが3連続居座れば、既に会社としてはアウトだろう。然し、その巨悪を除けば、再生はまだ望めるかも知れない。神鋼の場合は、トップを入れ替えても、染みついたカビを完全に落とさない限り、再発は避けられないといった感じだ。【古今和歌集】351.いたづらにすぐす月日はおもほえで 花みてくらす春ぞすくなき (ふじはらのおきかぜ)ただ無駄に過ぎてゆく月日は何とも思わないのに、花を見て暮す春は少ないものだと感じる(いたづらに ・・・ 無駄に、思ほえで ・・・ 何とも思わず)
2018.02.08
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今日のセミウォーキングは西国街道を梶原高架下迄歩き帰りはシャルマンを経由した。***先月22日、iPS研で論文不正があったことが公表された。今日の日経にそのことに対する深読みの記事が掲載されていた。不正を犯したのは、優秀だと評価されていた助教だ。しかし、このような不正が明るみに出れば、もう研究の世界で生きていくことは難しい。なのに何故不正を犯したのだろうか。論文は、ヒトのiPS細胞から、脳血管細胞を作製し、血中の薬物や有害物質が脳に入るのを防ぐ「血液脳関門」の機能を持つ構造体を作製することに成功したとするものだ。不正内容は、論文の6つの主要なグラフすべてと、補足資料6つのグラフのうちの5つに、捏造と改ざんの痕跡が見られたというもの。値の操作は、論文の主張に沿うように、有利にデータが操作され、明らかに意図的だった。(私には、論文が書ける根拠はデータであるはずだから、論文の主旨に合わせるという意味がもう一つ理解出来ないのだが)再生医療での不正ではあのSTAP細胞のことが直ぐに脳裏によぎる。不正な事実の捏造を発表した小保方女史は何処に行ってしまったのだろうか。之により、有能な人材1人の自殺まで引き起こした事件だが、今や遠く忘却の彼方に消えてしまった。そしてまた、不正が起こってしまった。STAP細胞事件以降、様々な防止策が講じられてきた(実験ノートが2年で3冊といった不備な内容から出された論文だったので、ノートの充実と改ざん防止のため鉛筆の使用は許可していなかった、など)のだが、何故再発してしまったのだろうか。医学論文のデータ改ざんは何も之に限ったことではなく、あちこちの大学で起こっていて、東大でも過去2件の不正があったところだ。専門化した研究だから分からないだろうとしているのか、判明したら将来は悲惨なものになるといったことは考えないのだろうか。今回の不正は、それによって不正な補助金を得るとか、金銭がまつわる話でも無さそうだ。単に研究成果の見栄えを良くすることが目的だったと云うから、何故と首をかしげる。主著者だけが不正をしたようで、共著者や、実験を共にした10人ほどには不正は無かったと云う事だ。今回の不正発覚は、内部通報窓口を設けた所への通報がきっかけだという。そういった意味では、外部からの通報ではなく、防止の施策が機能していたとも云える。それでも内部告発は、最後の手段で、論文を発表する前に不正を見抜ける体制で亡ければ危機管理上は充分とは言えない。産業界でも多々見られるような、組織の形骸化が実際に起こりうる不正を糺すには無力化していたようだ。然し、研究所自体は、実験員(研究員)を最初から疑って掛かるようなことはしていないわけで、そんな研究員が、計画的に実験データを改ざんしてノートに記載していたとしたら、おそらくそれを見抜くことは不可能だろう。所長の山中伸弥の辞任の話も出たようだが、何やら味噌もクソも同じように扱うメディアの画一的な質問に一寸減なりした。この論法で行けば、世の中の上司と呼ばれる立場の人は誰も居なくなるだろう。アメリカでも、2005年に研究者3000人を対象に調査した結果、過去3年以内にデータの改ざんは0.3%、他人のアイデアを盗んだのは1.4%あったという。不正の防止は日常の報告や議論をしていれば防げるはずだ。組織が巨大化すると、それもままならないのか。不正を誘発する要因の1つに、研究評価システムがゆがんでいるからだという。一定の期間と予算で、成果を出す研究者は評価されるが、そうで無ければ、次の研究費は削減され、じり貧になるというループだ。その根本は国の研究助成金の交付が年々減り続けているからだ。再生医療で、先端と思われるiPS研究所でもその例外ではないと云うから、政府のイノベーションに対する姿勢を疑ってしまう。また、iPS細胞研では、約300人が働いている。その9割ほどが任期の限られた非正規雇用である。助教もそういった非正規雇用で、この3月が期限だったという。先の身分すら保障されていない不安定な研究者にふと魔が差すことも無理からぬ事と言えるかも知れない。世の中マネーゲームで、富は偏在し、個人の欲にのみ金が使われる世の中になっている。そんな、不正の底流を、根こそぎ洗い出さなければ、こう言った不幸な不正は後を絶たないだろう。【古今和歌集】350.かめのをの山の岩根をとめておつる滝のしら玉 千世のかずかも(きのこれおか)亀尾山の岩間を伝わって流れ落ちる滝の白玉は何と美しいことか、その無数の白玉が叔母さまの長いお年の数なのです
2018.02.07
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今日のセミウォーキングは西国街道から大阪染工を経て、山崎駅までで、折りかえして、帰りは、第1小学校裏を通った。夕食はゴルフ仲間の夫婦3組で、吹田の長次郎で共にした。夕方5時から始めた会食は一旦7時過ぎには終わったものの、近くの星乃珈琲に場所を変え、9時まで談笑した。それから私と連れ合いとは、友人宅で再度話に花が咲いた。***日産が、中国に1兆円を投資しEV(電気自動車)20種以上を投入するとのことだ。日産と東風汽車集団の合弁会社が中国で2022年までに600億元(約1兆円)を投資すると発表した。投入車の半分をEV(電気自動車)にする予定だ。勿論、カメラやセンサー、ITなどを搭載して安全性の引き上げも折り込み、自動運転技術も2019年から導入する計画だ。トヨタ自動車は2020年に世界に先駆けて独自開発のEVを中国で発売予定だし、ホンダも同様に、2019年にはEVやプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動車の生産を行う予定だ。中国の車市場は世界全体の3割を占める。日本各社の参入が本格化し、日本もEVへの加速が予想される。このように、車はEVに向かって一直線に進んでいる。特に、中国でEVの販売が急速に伸びている。中国政府が、国策としてEV導入を促進していて、さまざまな優遇策が設けられているからだ。代表的なものが、EV購入者には補助金(日本円にして最大で100万円余り)が支給される。また、自動車メーカーには一定比率(初年度は10%)以上のEV(PHVを含む)を販売することを義務付けている上、未達成のメーカーにはペナルティーが適用される。加えて、将来的には、フランス、イギリス、ノルウェーなどと同様、ガソリン車やディーゼル車の新車販売を禁止することも検討しているようだ。 中国では更に、EVの場合、購入時のナンバープレート取得を大幅に容易にする制度導入する。中国独特の制度で、現在、ナンバープレートの購入は抽選になっているところもあって、お金があれば買えるというものでも無い。また、EVなら現在平日の日中に乗り入れに制限のある、北京市内にも、普通に何時でも乗り入れられるという特典も加わる。中国が、EVを促進する理由は、第一義に、大気汚染の拡大を防止することだが、ガソリン車では先進各国に及ばないところを、EVなら部品構造も簡単で、先進国のような部品メーカーとのしがらみもないので、一気に優位に立てるとの目算がある。加えて、国として、石油の輸入を減らしたいというニーズにも叶うというものだ。排気ガス排出は、CO2、SOx、PM2・5と環境破壊の因子が増加するので、この中国の国策は、珍しく地球環境の改善に役立つものとなっている。既にヨーロッパでは、一昨年辺りからEV転換への競争は本格普及を目指す新たなステージに入っている。環境に加えて、航続距離の延長や自動運転技術との融合なども盛り込まれている。パリショーでは、航続距離の限界が400km程度で推移していた。フォルクスワーゲン(VW)は2020年に販売を予定するEVは1度の充電で走れる航続距離を600kmにするのだという。そして、2025年までには更に強化して、将来的には世界販売に占めるEVの比率を25%に高める計画だ。ダイムラーも、2025年までに航続距離500kmのEVを投入する。之に伴って、電池の開発に10億ユーロを投資する計画だ。欧州メーカーが一斉にEVを発表したのは一重に、環境規制への適合であり、それは、欧州メーカーの主戦場である中国市場でも同様の規制が強化されることにもマッチしているからだ。EVは、ガソリン車とは要素技術が異なり、アップルやテスラモーターズも参入の機会をうかがっていて、2025年までに年間100万台のEVの販売を目論んでいる。このようにEVは従来の車という概念から飛躍する要素を持っている。それが、自動化への道だ。モーターのみで動くEVは高精度な電子制御が可能で、応答性を高めやすい。エンジンがない分、各種センサーやECU(電子制御装置)などを置く空間的な余裕が生まれて、自動運転との親和性が高まる。ガソリン車では、自動運転の適用もレベル3(時に運転者が介入)位が限度とみられていて、その先の完全自動化に進む上では、早期にEV化した方が有利(自動化への融合)との思惑もあるようだ。すでに、ヨーロッパ各国ではガソリン・ディーゼル車の販売禁止に動いている。フランスに続きイギリスも2040年までに、ドイツ、オランダやノルウェーは2030年までに販売禁止、スウェーデンも2020年には販売全車種をEVとする目論見だ。ドイツは国内自動車産業の規模はフランスの約3倍で、完全EV化は既成の内燃機関への「死刑宣告」であり、影響が大きいものの、議会が政府に要望の形で迫っている状況だ。アジアでは、中国のほか、インドも2030年までに販売する車をすべてEVにするとしている。日本だけは、ガソリン車向けの部品など多くの関連メーカーとの関係もあって大胆な政策変更は難しいようで、2030年までに新車販売に占めるEVの割合を5~7割にする目標に留まっている。近年、欧州や米国、中国などの各メーカーは自動車の電動化に非常に熱心であり、主眼をEVに移すことで、エンジン車の改善といった方向からの早期転換を図り、これまでとは異なる土俵で主導権を握ろうとしていることが見てとれる。この世界のトレンドに対して、日本の政策は、対応遅れとなるのではないかと懸念する向きもある。【古今和歌集】349.桜花ちりかひくもれ 老いらくの来むといふなる道まがふがに (在原業平朝臣)桜の花よ、あたり一面を曇らすほどに散り乱れてくれ。老いというものがやって来る道が分からなくなるほどに
2018.02.06
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今日は遅くに大阪に着いた関係で、睡眠時間が取れず、ウォーキングは中止した。終日休養日になった。***この所、海運・造船の話が目に付いた。昔関係していただけにそういう記事に目が向くからかも知れない。造船の顧客は海運業界であり、荷動きの多寡が、建造意欲に繋がるというのは自然なことだ。その海運大手は、業績が回復している。コンテナ船もばら積み船も荷動きが好調のようだ。とは云っても、この業界のこと、手放しでは喜んでいられないと云ったところだ。ともあれ、安堵の状態ではあるようだ。方やの造船業界、三井造船が常石造船と、商船事業分野で提携拡大を協議する合意が出来た。かつて、重工大手と呼ばれた三井造船が、競合する中手(時に強手とも呼ばれた)造船専業、常石造船と提携するのは、造船業界の再編の一端である。三井造船は2013年に川崎重工業との経営統合の機運があったものの、結果は破談となり、再編機運に置いて行かれた感があった。韓国や中国の造船と張り合い、海外展開を遂行するには、コスト競争力を高めることは必至の条件である。まずは提携して、重複による無駄を排除して、合理化を図るという、従来の発想が根底だ。現在でも、設計の技術供与は行われているが、之に加えて、新たに開発や建造、営業、調達にまで提携範囲を拡大しようとする。三井造船は、持ち株会社化し、造船部門は、その分社に入ることになる。有り体に言えば、重工(他の橋梁、建築、原動機といった部門)の肩書きを捨てて、専業化したようなものだ。そこで、専業社同士が、人的にも建造技術上も一体となるわけだ。対象は、ばら積み船などの商船だ。三井造船が常石造船を相手に選んだのは、常石造船の海外展開力だ。常石造船は1994年にフィリピン・セブ島、2003年、中国・浙江省にそれぞれ造船所を設立し、大胆に海外展開を行っている。今では同社の海外建造比率は7割超にまで拡大している。国内建造量ランキングは9位にとどまる常石造船だが、海外拠点を合わせれば今治造船、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)に次ぐ3位の建造量を誇っている。また常石造船の海外拠点はコスト競争力だけでなく技術力も評価され、三井造船にとっては単独で海外展開を強化するよりも提携するメリットが大きいと踏んだようだ。然し、まだ、JMUのように、完全な資本提携(M&A)までは考えていないようで、技術提携後の進展具合を見て、統合化への動きも含んでいる。かつて三井造船も海外展開を試みたが、なかなか成功の域にまでは達しなかった。腰が引けていたような展開であったようだ。旧財閥系総合重工の老舗としては、大胆な展開に打って出ることにはなにがしかの抵抗があるようだ。その点JMUに集約された、日立造船と住友重工、IHIと云った造船会社よりも、その振る舞いについては、重たいものがある。この所、重工界のガリバーとも云える三菱重工も、造船部門を分社し、今治造船などとの提携化する動きがあるが、之を強く意識したものである。三井造船の場合は、他の重工各社に比べて造船の占める割合が高く、造船への執着は他に比べて高いと言える。いずれにしても、主導権を握りたいという潜在的な思惑があるために、すんなりと合併という形にはならないだろう。しかし、この所の中韓の攻勢に対して、旧重工系の造船各社は、動きが緩慢で、かつての中手のように意思決定なども遅れがちとなっている。大胆な施策に出られない傾向にある。その反対の典型が、今治造船だ。いつの間にか、重工大手を尻目に、造船シェアで国内首位、世界でも4位に躍り出ている。非上場のオーナー企業故と片付けるだけではない何か独特の経営力が備わっているのだろう。今治造船は、かつて三井造船の傘下にあった南日本造船を戦略的な見地から合併することに同意した。三井造船やその背後の商船三井のお荷物的な南日本造船を、恩を売って引き取るという決断だ。この辺りがどう転ぶか、オーナー企業の社長の決断の大胆さに敬服する。さらに、三菱重工からの提携話を世界シェア4位の資材調達力を生かして、自社に有利に結ぶことに成功している。かつては、三菱重工からの技術指導に対して、対価を払っていた関係を逆転せしめたのだ。非上場、オーナー会社の有利さと、今治造船が持つ正栄汽船という、巨大な隠れ船主が今治造船の急成長を下支えしてきたのだ。正栄汽船は大手海運会社に自前の船舶を貸し出すことで、用船料を確保するバッファー的な役割を果たしている。大手海運業者は、自前の船腹量を拡大することなく、繁閑に応じてチャーターできる利点を持つわけだ。然し、リーマン・ショック以降の造船不況下で、海運大手から高い用船料を得ることは難しくなり、新造船の発注も採算を割る状況になれば、このビジネスモデルは長く続かないとも危惧される。このほど、三井造船が常石造船との提携を発表したことによって、さらなる造船業界の再編機運が高まろうとしている。この造船界の再編の展開がどうなっていくのか、興味深いところだ。【古今和歌集】348.ちはやぶる神やきりけん つくからに千歳の坂もこえぬべらなり (僧正へんぜう)この杖は神様が切り出したものでしょうか、ついて歩けばたちまち千歳の坂さえ越えられるに違いありません(ちはやぶる ・・・ 神にかかる枕詞、つくからに ・・・ つけばたちまち)
2018.02.05
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今日も湘南、ウォーキングは中止だ。昨日に引き続き、龍神の湯(に出掛けた。終わると、元町珈琲でモーニングだ。今日は終日、姫の手伝いをした。仕事も終わったので、今日の内に大阪に戻ることにした。0:00迄に高速道路に入らなければ、休日割引を受けられないために21:00に姫の家を出た。足柄SAで買物をして、ひた走り、来た時同様岡崎SAで休憩して着いたのは、翌深夜の2時を回っていた。日曜の夜は走りやすい。***企業の不正というのは、枚挙にいとまはないものの、東芝の問題は、3代(もっと根が深いようだが)続くトップのミスリードが起こしたもので、企業の存続までが危惧される由々しき問題である。遡ってみた。2015年7月に、過去の決算(2010年3月期から14年3月期)で不適切な会計処理をしていた額548億円が内部告発によって、発覚し、それが1千億円以上になる見通しであるとの展開になった。不正は、インフラ部門(ETCやスマートメーター)で発覚したが、続いて、半導体・PC部門と言った具合に波及し、ついに、東芝が抱える6事業分野全てに不正があると分かった。販売した部品の利益水増し、広告宣伝費などの費用の計上先送り、在庫の評価損の計上を隠す、などで、決算発表も出来ない状態となり、総額は2000億円規模となった。この不正は、当時の社長(佐々木)が予定通りの利益を上げられない部署に、「工夫しろ」と指示したことに端を発する。(「チャレンジ」という言葉で叱咤し、部下はそれを「会計を操作しろ」と受け止めた)当時の副社長(田中)も了解していた。このように、事業部門に予算通りの利益を実現するよう強く求めたことが不正のきっかけとなったのだ。その後佐々木は副会長に昇格、田中が社長になって水増しを徐々に下げる方向(虚偽を薄めて軟着陸を試みた)を取っていた。東芝は選択と集中の名の下、原子力事業に注力していた。2006年には約5400億円(後に出資額は計6600億円に増加)を投じてWHを買収した。これは東芝の身の丈(リソース)を越えた不適切な投資だったとしか言えない。買収当時の社長は西田(既に死亡)、副社長は佐々木で、WH担当副社長は志賀だった。彼らは、2015年度までに30基以上の原発新設を受注し、原子力事業の売上高を1兆円規模に伸ばすと公言していた。しかし、目論見は2011年の東日本大震災で大きく揺らぐ、目標は果たせなかった。アメリカでもスリーマイル島の原発事故以降、新規受注がないにもかかわらず、東芝は日本での豊富な建設実績と新型炉があれば売り込めるといった、経営陣の原発事業に対する過信と楽観主義をごり押した。その後も、受注実績は上がらないものの、更に目標を3兆円とのろしを上げるなど、荒唐無稽な暴走を始めたのだ。そして、WHでも赤字を出したのだ。これも適切に処理せず、不開示で、泥沼に入っていく。不適切な会計はアメリカでも行われた。不祥事発覚で、西田、佐々木、田中という、歴代3社長の辞任と半数の取締役が退くかつて無い異常さに陥った。彼らは、経営者としてはプロではなく、各部門の長が時を得て、トップに付いたものの判断ミスをして、それも公表できず、泥沼に入っていったと云う事だ。現代は技術力だけでは勝てない環境にあるにもかかわらずだ。その後、室町会長が、社長を兼ねて再生の道に入り、各子会社社長に、不正の有無調査の自主チェックを指示したが、それでも完全に膿を出し切れなかった。不正乃至、虚偽の報告は既に東芝の体質となっていた。日本を代表する大手企業でグループ20万人の従業員のトップ3人がこんな状態の会社というのはおよそ考えられないが、現在のサラリーマン社長とは概してこういうものかも知れない。図体だけが巨大化し、手足がバラバラに動き回る巨大恐竜のようになってしまったのだ。西田は死んだが、その後のトップ2人(その他関係者)はどうなったのか、退任だけで事が済んだと云う事なのか、すっかり動静が分からなくなった。東芝自身も、まだ迷走が続いているようだ。日本の基幹を成した企業だけに、その後が注目される。【古今和歌集】347.かくしつゝとにもかくにもながらへて 君がやちよにあふよしもがな (読人しらず)このようにして、ともかくも長らえて、あなたが八千代に生きる姿を目にするすべがあればよいのに
2018.02.04
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今日は深夜の1:00に姫の家に着いた。直前まで大学にいた姫は戻っていて、家の前の道路で車を止めて待っていてくれた。就寝したのは3時前であった。従って、今日のウォーキングは中止だ。朝は早く、4人で、茅ヶ崎方面の日帰り温泉「龍神の湯」を訪れた。8時15分には到着し、壺湯、サウナ、そして炭酸泉と、朝湯に1時間ほど浸かって、疲れを癒やした。温泉は何時も気持ちが良い。1時間で出るのはもったいないくらいだ。温泉を出て、温泉近くの元町珈琲でモーニングセットを採った。温泉の心地よいほてりと、コーヒーとで、くつろいぎ、とてもリラックスした。昼は、姫の手伝いをして、過ごし、夕食は辻堂駅前の「すがの」という串揚げ専門店に夕食に出掛けた。色々な串揚げがあるが、アスパラの串は最高に美味しい。***羽毛に被われた新種の恐竜の化石が中国北東部で見つかった。見つけたのは2014年2月で、農家からこのほど遼寧省の古生物博物館が手に入れたのはのことだ。化石の保存状態は非常によく、珍しい条件がそろったため、骨とともに羽毛も化石化して発見された。頭と胸は現在のハチドリに似た、おそらく生きているときには虹色に輝いたであろう、きれいな羽毛に覆われていたと考えられている。之まで発見された羽毛恐竜の中でも特段に美しいものだったとのことだ。想像図からは、大きめの鳥(アヒルほどの大きさ)のようで、飛行に使えそうな羽のほか、頭にとさかもついていた。1億6000万年前の獣脚類の恐竜なのだという。中国語で「大きなとさかのある虹」という意味の「Caihong juji」と命名された。現在のクジャクの尾のように美しい羽毛をはためかせて求愛やコミュニケーションを取ったのかも知れない。頭蓋骨を見ると矢張り恐竜そのものだ。肉食恐竜で、体重は500gほどだったようだ。森で暮らし、小さな哺乳類やトカゲを探して木から木に飛び移っていた可能性があるという。恐竜化石の研究から、保存状態がよい部分に羽の色素の痕跡が含まれていることがわかった。恐竜も色覚をもち、現在の鳥のようにカラフルな羽を見せ合っていたのだろう。羽はもともと見せるために進化し、恐竜の生き残りとされる現在の鳥類のように飛ぶために使われ始めたのは、後のことだと考えられている。このCaihongは飛ぶに耐える羽をもつという重要な進化を遂げた最古の生物であると考えられる。始祖鳥にも非対称な羽があったが、始祖鳥の登場はCaihongの時代より1000万年ほど後である。恐竜が、求愛などとは、ちょっと意外だが、何億年経っても、相手に美しく見せる(目立つ)という本能は今なお引き継がれていると云う事のようだ。鳥と同じく、恐竜の羽毛化石から、色素を蓄えたメラノソームと呼ばれる細胞小器官の痕跡が見つかった。之で、もともとの色がわかる可能性もあるとのことだ。現在の鳥の羽のメラノソームと比較したところ、尾の一部から、長く平べったい層状のメラノソームが見つかった。これともっともよく似ているのは、虹色に輝くハチドリの喉の羽毛のメラノソームだ。ハチドリの場合は、同じような微細構造がプリズムのように光を分光し、金属のような光沢ができて角度によって違う色に見える。この恐竜もメラノソームの観察から虹色に輝いて見えただろうと想像されている。輝く光沢の羽毛を持つ恐竜としては2012年に発見された、ミクロラプトルも同じで、青っぽく輝く羽毛を持っていた証拠が見つかっている。こちらの方は、現在のカラスやキュウカンチョウに似ている。ミクロラプトルは全身が光沢をもっているが、今回発掘されたCaihongの約4000万年後の世界に暮らしていた。共に獣脚類であるCaihongとミクロラプトルとを比較するとき、獣脚類の恐竜たちは2つの異なる方法で光沢色を手に入れていたと考えられるという。羽毛をもつ恐竜が見つかれば見つかるほど、恐竜がいかに鳥に近かったかということが分かるのだそうだ。時折、鷲や鷹などを見る機会があると、こう言った話を思い出して、恐竜であった一面を見るような気がすることがある。ダチョウと文鳥が同じルーツを持っているとは俄に信じがたいが、共に羽毛を持っているという点では、同じ仲間なのだから進化というのは実に興味深いものだ。【古今和歌集】346.わが齢君がやちよにとりそえてとゞめおきてば 思ひいでにせよ (読人しらず)私の年齢をあなたの長寿の年齢に添えてとどめておいて、私が亡くなった後も、私のことも思い出してください
2018.02.03
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今日のセミウォーキングは上牧駅裏から上牧小学校まで歩き、帰りは上牧駅を通った。カラオケ仲間が退院したというので、お見舞いを持って訪問したが元気そうなので安心した。今日予定の沢の鶴訪問は、友人の会長がインフルエンザに掛かったとかで、延期することになった。そのため、予め小学校の放課後学習会を断っていたので、このまま1日が終わるかと思っていたら、急遽姫宅へ行くことになってしまった。普段着に防寒具を纏っただけで、18:30湘南へ向けて出発した。勿論連れ合いも一緒だ。途中、岡崎SAで夕食を採り、駿河沼津SAで少し休憩して、到着したのは、3日(土)の1:00であった。ともかく、土日の3割引に掛かるように走ったが、渋滞もなく、計画通りの到着だった。***日経サイエンスに、地球の生命の起源は海ではなく、陸からとする説があると紹介されている。日経新聞に簡単に取り上げられていたので見てみると、近年生命体は、陸上の温泉で誕生したのではないかとする説が注目されているとのことだ。記事に忠実に見てみると、従来説で有力視されているのは、生命は、太古の地球に存在した深海底の熱水噴出孔の周辺域だということだ。地球のそこから、ぶくぶくと熱水が噴出ているところにすむ高温を好む生命が発生したとするものだ。熱水には鉄や硫黄などの鉱物含まれているし、メタンや硫化水素などのガスも噴き出している。こういったものが生命誕生に必要なエネルギーと栄養物を提供したと考えられていた。一方、生命は、太古の地球の陸上に存在した温泉や間欠泉があって、その温泉水にも各種の鉱物が含まれガスが出ている。深海の熱水噴出孔周辺は常に水に囲まれているの対して、陸上の温泉周辺の水たまりは干上がったり湿ったりを繰り返していることに注目したことだ。そこに目を付けた米カリフォルニア大学サンタクルーズ校の研究グループなどは次のような生命誕生のシナリオを提唱している。記事のまま書くと、「温泉の水たまりが干上がると、水中を漂っていた様々な物質は濃縮され膜状になって岩にへばりつく。膜は多層になっていて、層の間には有機物が挟み込まれ、それらが自然に結合して重合体と呼ばれる複雑な分子が形成される。その場所に再び温泉水が供給されて水たまりが復活すると、多層膜ははがれて水中に浮遊し、その中には重合体を包み込んだ小胞のようなものができる。そして水たまりが再び干上がると、小胞同士が凝集、相互作用し、より複雑な重合体を含むより大きな小胞ができる。このようなサイクルが繰り返されることで、最終的に生物の細胞の原型のようなものができあがる。」といったストーリーだ。そして、それを裏付けるように、オーストラリアのニューサウスウェールズ大学の研究グループが、オーストラリア北西部のピルバラ地域にあるドレッサー累層という34億8000万年前の堆積岩を調査したところ、当時、その場所が陸域の温泉地帯であり、その水たまりで微生物が集まってできたとみられる薄層の化石を発見したということだ。生命が誕生したのは約40億年前とされているが、その頃もドレッサー累層にみられるような環境が陸域にあったのではないかと、共同研究の両校研究者は考えているとのことだ。深海底の熱水噴出域では陸上と違って常に水が大量に存在するため、有機物が濃縮して重合体を形成するようなプロセスは考えにくいとの主張だ。この陸上説は、すでに、2012年に生命の始まりは海ではなく陸地だったといった研究結果が発表されている。カムチャツカ半島の地熱地帯で、ぬるぬるした泥が溜まる、熱泥泉が火山による蒸気で熱せられて生まれた可能性が高いとの主旨だ。地球初の細胞を持つ生命体は、原始時代の海ではなく、火山による蒸気で熱せられた結果によるもので、陸地の地熱地帯、特にイエローストーン国立公園で見られるような熱泥泉が、生物の発生を可能にしたというわけだ。 一方、従来説を唱えるのは、米航空宇宙局(NASA)などの研究グループで、深海底の熱水噴出孔の岩石内に多数存在する微細な孔における物質の様々な化学反応によって、細胞の原型ができたとしている。この説では、去年3月には、「37億年以上前に生命?」という記事があり、カナダで採掘した岩石の中から、42億~37億年前に、海底の熱水噴出孔によって活動していた可能性がある生命の痕跡を発見したとの研究結果が発表されている。また、生命40年全史を著したリチャード・フォーティも、その著書の中で、深海底から噴き出す「ブラック・スモーカー」と呼ばれる熱水熱水噴出口の周囲で生命最初の細胞が出来たとし、古代の深海にあった熱水噴出孔をして、地球上の生命の起源となりうる場所だと云っている。大方は海起源説のようだが、新説の発表により、生命は海が起源か、陸が起源かという問題が新たに議論されるようになったわけだ。どのように結論づけられるのか、興味深い。【古今和歌集】345.しほの山さしでの磯にすむ千鳥 君がみ代をばやちよとぞ鳴く(読人しらず) 「しほの山のさしでの磯」に住む千鳥は、まさに、あなたの世を 「八千代」まで続くと鳴きます(さしでの磯 ・・・ 海や湖の方に突き出た磯)
2018.02.02
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早いものでもう2月、今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点を折りかえして大道堤から帰ったのだが、歩き始めて少し顔に切りが降りかかる感じだった。やがて、それが小雨となっていったのだが、引き返すには既に半ばを過ぎていたため、そのまま歩いて、濡れてしまった。夕食は連れ合いの希望で、久しぶりにココイチで外食した。***1月31日は皆既月食だった。所々雲がかかっていたものの、完璧な月食が観測されたようだ。欠け始めから終わりまで3時間24分とのことだが、外は寒いので、ほんの少ししか見なかった。皆既月食は2015年4月以来の事とか、それならもっと長く見ていれば良かったのにと思った。天体の動き(実は地球が自身の軸の周りを回りながら太陽の周りを回っている)はその時々で変化があり、夜空を見上げるのは結構楽しいものだが、特に月は、大きい上に変化も際立っているので、他の星達よりも見応えがある。我々は太陽暦を元に生活しているが、ムスリム達は月を中心に生活をしていた。現在は太陽暦に準じているのだろうが、現在でも宗教行事(ラマダン)などは、月の満ち欠けを元に決められている。月はそれほど人間には親しい天体だ。今回は、ブルームーン(1月に2回目の満月)と、スーパームーン(地球と月と太陽が直線上に並び、月が地球に最も接近した状態)が重なった特別な皆既月食だったのだそうだ。益々、もう少し見ていれば良かったと思う。そんな、天体の不思議を観測するための大型の望遠鏡(口径は6.5m)が完成したという。何でも、130億光年をも見通す事が出来るという。チリのアンデス山脈で建設中の東京大学アタカマ天文台(TAO)に設置されるのだという。観測は来年から始まる。TAOには、2つの大きな役割がある。1つは、宇宙が誕生して間もないころにできた原始的な銀河を詳しく観測することであり、2つ目は生まれたての恒星の周りで惑星が誕生する過程(ちりやガスの動き)を詳しく調べることだ。宇宙誕生して間もない頃に出来た130億年前の銀河は、今でも、地球からどんどん離れて行ってるのだそうだが、その銀河が発する光が赤外線(波長>25μmや波長<2.5μm)に変化する様子までもが観察できるのだとのことだ。惑星誕生の元の細かなちりやガスも、同様にこの望遠鏡は観測できる。設置される天文台(TAO)はチリのチャナントール山頂にあり、そこは世界一高い(標高5640m)天文台だ。周りの空気が希薄なために、届く赤外線が弱くなる前に観測できる上、周囲が砂漠地帯で乾燥しているため、赤外線が大気中の水蒸気に吸収される事が少ないという利点がある。宇宙の観測には地球で最も適した場所のひとつだ。そのため、チャナントール山頂には、先行して2009年に口径1mの望遠鏡が設置されているが、より強力な観測態勢になったわけだ。観測のための立地が良いことから、近くには巨大な電波望遠鏡「ALMA(アルマ)」など多数の電波望遠鏡も設置されている。ALMAは電波望遠鏡で、今回のTAOは赤外線望遠鏡だ。ALMAが電波で捉えた天体を、TAOが赤外線でさらに詳しく調べることで、電波だけではできないこともわかってくると期待されている。また、日本は、ハワイに世界最大級の望遠鏡「すばる」を持っているが、南半球には大型望遠鏡を持っていない。ヨーロッパは共同でチリに欧州南天天文台(ESO)を設けていて、口径8.2mの望遠鏡4台を備えている。アメリカもカナダなどと共同で、口径8mのジェミニ南望遠鏡を運用している。之までは、南半球からしか見えない星の観測には、これら諸外国の望遠鏡を借りるしかなかったのだが、これからは自前の望遠鏡が使えるというわけだ。すばるやESOなどの望遠鏡は光学望遠鏡であり、可視光から赤外線まで幅広い観測が可能となっている。しかし、観測対象が一般的で、多くの需要があり、観測時間にも制約が出ている。その点TAOはそうした大型望遠鏡に比べると小さいが、目的を赤外線での観測に絞ったことで集中的に銀河や惑星の誕生の研究に使うことができる。今後の観測で、宇宙の新たな姿が見えるかもしれない。ところで、私は、光学顕微鏡と、赤外線望遠鏡の違いを知らないので、どのように補完されて使用されるのか迄は知らない。電波望遠鏡と、光学顕微鏡、赤外線望遠鏡については、更なる勉強が必要だ。【古今和歌集】344.わたつみの浜の真砂を数へつゝ 君が千歳のありかずにせん (読人しらず)大海の浜辺の砂を数えながら、その砂の一粒一粒の数を、君が千歳の健在の数にしましょう(わたつみ…大海)
2018.02.01
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