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今日のセミウォーキングは上牧駅裏から梶原高架下までで、帰りはシャルマンを通った。久しぶりに姉のホームを訪れた。グランドゴルフをするとかで、手袋が欲しいとのことで、届けた。***インドの鉄鋼最大手JSWスチールが増産を決めた。鉄余りとか、アメリカの鉄鋼輸入の制限とかの動きがある中、思い切ったニュースだ。昔の産業の米の扱いが低迷しているといった印象だったが、粗鋼生産開始から20年足らずで、インド最大手に上り詰めたJSWが2020年までに主要製鉄所の粗鋼生産能力を約1割増強する。インドでは、道路や空港のインフラ整備、住宅建設や自動車向けの需要が増加している事が挙げられる。インドの製鉄と云えばタタ製鉄だと認識していたが、どうやら事態は変化しているようだ。2010年には粗鋼生産能力はタタを抜いて国内トップになっている。その後も順調に成長を続けているようだ。現段階でのインドの年間粗鋼生産量ランクは、JSWが1800万㌧で首位、続くタタは1300万㌧、3位はエッサール・スチールの1000万㌧となるが、JSWは増強して2020年には1900万㌧となることを目指している。さらにJSWはエッサールの買収にも名乗りを上げている。このほかにも国営の鉄鋼公社がある。世界に目を向ければ、2017年の世界の粗鋼生産量は16億9122万㌧でその約半分は中国の8億3173万㌧で、群を抜いている。日本は1億466万㌧と2位ではあるものの、唯一前年よりも減産であった。経済成長が続くインドは之に次ぐ1億137万㌧で3位に付けている。欧州連合(EU)加盟28カ国は1億6868万㌧、アメリカは8164万㌧となっている。この見通しだと、2018年にはインドは日本を抜いて世界第2位に躍り出ると見られている。折しもアメリカが鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を行ったが、JSWは輸出を置いて、アメリカのテキサス州とオハイオ州で5億ドルを投じて、現地生産を増強する手段に打って出たのだ。JSWはジンダル財閥の一角を占める中核企業で、創業が1994年と極めて若い企業だ。創業者がトップで、意思決定は早く、積極的な投資や、M&Aで事業を急拡大してきた。このまま世界的な鉄鋼需要が続けば、予定とおりなのだが、2014年~16年にかけて「鉄冷え」が襲ったように、市況が悪化すれば、急拡大した投資が、裏目に出ないとも限らない。WSA(世界鉄鋼協会)の見通しでは、2018年のアジアの鉄鋼需要は17年比1.1%伸びるとされるが、2017年に比べて需要の伸びは減速するという。振り返ってみれば、2008年に資源大手の豪英系資源大手のBHPビリトンがリオ・ティントの買収を断念したことや、中国の鉄鋼需要も急速に減退して、世界の鉄鋼市場は減衰していった。スポット価格も半年一寸で、65%も下落した。この時は、最大規模の需要家である自動車業界の落ち込みが大きく、需要減退が著しかった。また、2013年には、世界の粗鋼生産量の約半分を占める中国の鉄鋼業界が過剰生産能力で苦境に立たされた。中国の大手鉄鋼メーカーは軒並みに赤字に陥り、2012年は主要23社が赤字計上する事態になった。収益悪化の直接の要因は鋼材価格の下落だった。不動産購入規制で不動産開発ペースが鈍化し、家電や造船など工業製品の販売不振もあって中国の鋼材市況は低迷に陥った。自動車や家電向け鋼板の母材となる熱延コイルの鋼材価格が著しく下落したのだ。この遠因は、鉄鋼生産の設備過剰だ。リーマンショックを克服するために、中国政府は景気てこ入れで巨額な経済の緩和政策を打った。当初は、鉄鋼業界も他の製造業も資金をどんどん投資にまわしたことで、世界経済は比較的短期間によみがえったかに見えた。然し乍ら、原材料となる輸入鉄鉱石の価格上昇が相まって、中国鉄鋼業界は、利益の出ない構造になってしまった。最早、再編・淘汰が進まない限り立ち直りは難しくなったのだ。それでも中国の地方政府は、地元経済への貢献を期待するために国有鉄鋼メーカーをひたすら支援した。金融機関も赤字企業への融資をいとわなかった事などが世界の鉄鋼不況をもたらす原因となったのだ。こうして、2016年には、世界の鉄鋼大手が軒並み業績を悪化させていった。韓国の鉄鋼最大手のポスコも、アメリカ大手のUSスチールも同様で赤字を計上した。さらに、世界最大手のアルセロール・ミタルも欧州事業が赤字で、フランスの高炉やスペイン工場の操業を停止し、インドのタタ製鉄も大規模なリストラを余儀なくされたのだ。この業績悪化の震源地は中国の生産過剰であったわけだ。2015年に中国も減産したのだが、一方で、設備は2020年まで鉄鋼需要が年率10%成長することを見込んでの設備投資があったため、国内需要を遙かに凌ぐ設備が残ったのだ。こうして、中国国内の需要が減速したとたん、今度はこの過剰投資が問題になったわけだ。鉄鋼の生産過剰は深刻で、いったん建設した高炉は生産調整と云って簡単に止めることができない。高炉を燃やし続けて、鉄鋼をどんどん生産していかないと高炉設備を維持することができないのだ。こうして、鉄鋼業界は長い冬の時代に入った。EUも中国で余った安価な鋼材流入のあおりで大手の業績が悪化し、加えて、タタ製鉄が英国から撤退する問題までに発展した。第1次産業革命を主導したイギリスには鉄鋼業への郷愁は今なお強くイギリス国民の6割以上が製鉄所の国有化を支持し、その結果、イギリス政府はタタ英国事業に最大25%出資する方針を表明するに至った。このような過去を持つ鉄鋼業界の流れだが、未だに中国の粗鋼生産は他の国の数倍という断トツのアンバランスな状況が続いている。JSWが鉄鋼増産に踏み切ったことが、その後どのような展開になるのか、見守らなければならない。【古今和歌集】476.見ずもあらず見もせぬ人の恋しくは あやなくけふやながめくらさん (在原業平朝臣)見たとも言えず、見ないとも言えない人が恋しくて、今日はただ、訳もわからないまま物思いをして過ごそうかと思う(見ずもあらず ・・・ 見ていないということもない 、あやなく ・・・ 無意味に)
2018.06.30
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点までを往復した。小学校の放課後学習会で、はじまりが2時と何時もの3時より早くなっていたので、早めに出掛けたら、2時より更に30分早く始まったのでちょうど良かった。今日は時折のゲリラ雨で、妙な天候だった。***アジアの未来を語る国際交流会議が6月11日と12日東京で開かれた。そのブリーフィングが、日経に掲載されていた。アジア太平洋地域の政治、経済界のリーダーが集うこの会議はもう24回目だという。現役トップと云うより、サブクラスのメンバーが集まっているようだ。アジア圏を中心に「開かれたアジア~繁栄と安定への課題」というテーマで話し合われている。アジアで最も重要な国際会議のひとつに数えられていると言う事だ。背景には、アメリカのTPPからの脱退と、その後のアメリカ抜きのTPP11の今後、中国の広域経済圏構想「一帯一路」、日本の「自由で開かれたインド太平洋戦略」等の動向と今後について、アメリカがまさに保護貿易化に走ろうとする中、アジアとしての立ち位置を世界に発信する会議だ。一帯一路があまりに喧伝されているので、日本がカウンター的に提唱している自由で開かれたインド太平洋戦略が存在していることを之で知った。国内にはあまり宣伝されていないようだ。全てを手際よく書くことは出来ないが、気の向くままに、話題を掻い摘まんで、取り上げてみた。冒頭講演したマレーシアのマハティール首相は92歳という高齢だ。先ず之に驚く。自由貿易については、各国の力に応じて扱いを変えるべきだとの見解だ。ゴルフのハンディと同様の考えを導入すべきと唱えている。マレーシアの民族間の格差問題も重要な案件だという。どうやらマレーシアで勢いが良いのは華人系だけのようだ。グローバル化について、中国の李向陽は一帯一路に対する世界の警戒感に先ず、正当性と、現在の経済活動を補完するものであるとオブラートをかましている。アメリカのシーライトはトランプの保護政策を、貿易戦争の可能性を含むと批判的発言だ。メキシコのグアハルドも之に同調、アメリカの保護主義を憂う、と共に、NAFTAについては切実な問題だけに何としてもアメリカとの再交渉の妥結・批准を望んでいる。ニュージーランドのパーカーはTPPの意義を強調し、アメリカが何でそれに背を向けるのか疑問だと述べている。小国と謙遜しながら、TPP11を更に発展せしめ、他国、コロンビア、韓国、タイなどへの参画拡大に期待感を示している。シンガポールのテオ・チェーヒエンは総花的に現在の経済協定全てを肯定しながら、アメリカと中国の貿易摩擦の行く末を懸念している。日本とASEANのパートナーシップ45年への評価と、自由で開かれたインド太平洋戦略への賛辞も付け加えている。ベトナムのチュオン・ホア・ビンは、アジア飛躍を阻みかねない3つのリスクを述べている。1つはアメリカの保護主義、2つ目は、生産性向上による労働者からの職の奪取、3つ目は、自然災害、気候変動など地球規模の変化に対応するための負荷の増加だ。そして例えアメリカが抜けた後の、TPP11でもその意義は大きいと期待を寄せている。韓国の金東兗は北朝鮮との融和が目下の最大関心事であろう、先ず之を解決して、その後にTPP11などへの態度を明らかにするとしている。恵まれている国とそうで無い国の間の架け橋になれればとの意向も示している。北朝鮮に対する見方はそれぞれで、韓国の文正仁は金正恩を信頼すべきと云い、アメリカのトワイニングは金正恩が替わらないと無理だとにべもない。日本の安倍は金正恩の変貌に期待をしているようで、北朝鮮が保有する資源へも言及している。又、「質の高い」と彼独特の修辞語を交えて、アジアでのインフラ投資を行う旨の発言をしているが、特に教育への門戸開放で、途上国の若者を受け入れる旨表明している。ミャンマーのチョー・ティン・スエはアウン・サン・スーチ治政下となって、外資の導入が増加したことをのべ、このことを大切にして、多国間ルールを守る必要性を述べている。軍政の名残が徐々に解消されている現状と云う事だが、イスラム系ロヒンギャの問題は、一鳥一石には解決できそうも無く、腰を据えて解決に向かうとの言及だ。インドネシアのユスフ・カラはアメリカの保護主義や、イスラエルの首都移転問題をテロ(ISなど)がつけ込む余地を与えるものと牽制しながら、世界の富の偏在(経済格差)に言及、また南シナ海に於ける資源採掘については、一国が独占するのではなく、共同プロジェクトを編成する重要性を述べている。自由貿易は、一国の搾取の上に成り立つものでは無く、公平さが求められるとし、最貧国への援助も又考えなければならないとしている。インフラの重要性については、遠隔地を繋ぐ交通インフラ整備や膨大な人口を吸収する都心フラは重要であることはもちろんだが、ITなどの先端技術のディジタル分野のインフラも需要だとしている。例えば、太平洋諸国を海底ケーブルで結ぶ事などもその一環だ。従来から有る日米主導のアジア開発銀行(ADB)と中国が主導するアジア投資銀行(AIIB)は双方の副総裁から、共にアジア地域の発展に必要だとのベースで、述べられている。ADBは2016年~30年までで、26兆ドルのインフラ需要を目論んでいて、之に対してAIIBは2018年で、最大35億ドル規模になるとしている。当面需要がある間は良好の協力体制を維持していくようだ。AIIBは重債務国にも融資していて、返済面で大きな負担を増やしているとの見解には、返済が見込めない国には融資はしていないと言明していた。AIIBは北朝鮮をも、融資の対象にする用意があるようだ。タイのサーワナヨンはアジア地域のGDP比率が世界の40%までに上昇したことを述べ、タイ独自に「タイランド4・0」を掲げて産業改革を目指しているという。その主なものに、東部経済回廊と、その主要プロジェクトである3つの空港を結ぶ高速道路計画が目玉だとしている。周辺国との間を結ぶ回廊も東南アジアの主要プロジェクトだ。昆明とバンコクを結ぶ高速鉄道、バンコクとホーチミンを結ぶ南部経済回廊、そしてモーラミャインとダナンを結ぶ東西経済回廊が挙げられている。ラオスのシスリットは、日本の自由で開かれたインド太平洋戦略を評価している。中国とも、昆明とラオスを結ぶ鉄道敷設を2016年から着工しているとのことだ。この鉄道は更に南進して、タイのバンコクまで繋げる計画だ。ラオスは海のない内陸部の小国だ。周辺国との協調をしていかねば発展はない。中国がラオスのためにだけ鉄道敷設するわけではなく、海への通路としての位置づけだ。又メコン川の開発でも、タイや、ベトナムの支援の下で発展を模索している。最後にモンゴルは特別1ページを割いて、現状の報告が成されている。モンゴルは唯一日本とだけEPAを結んでいる。日本の一方的な輸出に対して、もう少し均衡することを求めている。モンゴルは日本と相撲だけで繋がっているわけではなく、日本が提示するアジアからの留学生受け入れにも多大の期待を寄せている。小国ながら、古くからのロシアとの深い結びつきや、鉱物資源では中国との関係を深くし、北朝鮮とも国交を有するチャンネルがある独自のステータスを持っている。元首相のバドボルドは、小国も大きな経済的潜在力を有していると、経済協定から諸国を外すなと表明している。インドやパキスタンなどは来ていないようだし、中国も大物が参加していないようだ。アジアの将来はこれらの国抜きでは語れないだろう。
2018.06.29
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今日のセミウォーキングは上牧駅裏から上牧小学校までで、帰りはシャルマンを通った。連れ合いは、元同僚さんとお茶しに出掛けた。***中国の「一帯一路」経済圏構想は、常に目を光らせておかなければならない。日経ビジネスに、沿線住民の不安と副題された記事があった。記者が中国の影響力が増すアジア太平洋地域の国々を歩いたレポートしたものだ。一帯一路の名の下に、中国は発展途上のアジアや、アフリカの諸国にインフラ整備と称して資金を出してやがて、自国に取り込むといった行動を進めている。対象の国では、中国の投資を歓迎するものの、同時に「中国に何もかも奪われるのではないか」という不安も抱えるという。現実に債務が不履行になった国では、港湾施設など、体よく乗っ取られているケースもある。中国の投資自身が、目的が曖昧で、単なる経済活動とは違ったニュアンスがあることが原因なのだ。この一帯一路は、アジアからヨーロッパに至る広域に、何本かの道(道路と海路)を創造して、沿線の国から、中国に便益がもたらせるようにすると共に、その影響下に置くことが目論まれているのだ。有り体に言えば、沿線国にインフラ(高速道路や橋、港湾、空港、高速鉄道)を中国の資本投下で行うのだ。高額の資金が必要な、こう言ったインフラは途上国だけの資本ではなかなか造ることは出来ない。中国の甘い誘いに乗ってしまうのも無理からぬ事だが、この投資は、単なるドネーションではなく返済を伴うもので、行き詰まると、出来上がった物件を実質上中国が差し押さえる形で、手に入れてしまうのだ。高利貸しが金を貸して、貸し剥がすことを想像すると似ているかも知れない。一時的に繁栄がもたらされ、国が潤ったかに見えるが、そこには隠された罠があるのだ。実際に、カンボジアやスリランカなどのインフラ設備は中国の資本が大量に流れ込んでいて最早中国なしでは立ち行かない状況になりつつあるのだ。中国資本の流入と共に、中国人の一隊が押し寄せることになるのだ。一時的な繁栄もつかの間、目覚めたときには中国化されて、引き返せなくなると云うわけだ。このような将来を見据えている人も居るわけで、中国からの投資を受け入れている国の関係者全てが諸手を挙げて彼らを歓迎していると言うわけでもない。自国の文化や住まい、資源などを中国人によって根こそぎ奪われてしまうのではないかといった危惧を持っている人もいるのだ。そんな町の1つに、スリランカ南部の港町、ハンバントタがある。この街は中国の投資により港と空港が整備されたが、スリランカ政府は昨年、港の99年にわたる運営権を中国企業に売り渡してしまったのだ。実力行使で、竹島に軍事基地を造る一方では、お為ごかしにインフラ整備の名の下に軍港を手に入れるという戦略なのだ。軍の力による侵攻ではなく、金で頬を叩くようなものだ。勿論、中国側はこの港を軍事利用することはないと明言しているが、字義通りに受け取る向きは少ない。現に、如何に租借の形を取ったとは言え、この港に入るためには許可を必要とし、自動小銃を持った門衛がガードしているのだ。日本などが行うODAは無償供与という形のものもあるが、一般には長期のローンと云う事になる。それも相手国の財政状態に応じて、返済が出来やすいように考慮されている。しかし、中国のやり方が、結構どぎついようだ。その辺りの契約がどうなっているかはつぶさには解らないものの、結果が明白に事の成り行きを物語っている。中国は、中国政府が100%出資する金融機関、中国輸出入銀行からの融資を先行して、インフラ建設に着手するが、その実、援助に近いローンで、その金利も援助の枠組みで考えられる以上の高金利の利子が付いているというものだ。中国のこう言った国際常識から外れたやり方に疑問を持つだけの余裕が、対象国の政府にないことも問題だが、目的意識を相手国と共有することなく、はぐらかして取りあえずなし崩し的に資本を投入するやり方で、浸食していくのだ。日本が対外的に示すODAでは、その事業が完成した暁には、どのような経済効果があり、どれだけの利益が見込まれ、それがどういった返済期間で返済可能になるかなど、事前にフィージビリティースタディーを充分に行ってプロジェクトに掛かるのだが、中国はそういった手順を踏まないようだ。中国の方から云わせれば、表向きの交渉では見せないが、元々相手国に投資をして、相手国が経済力をアップさせてからと云ったまどろっこしいことは考えていないわけで、所謂乗っ取りのための作戦であるとすれば、実に理にかなっているわけだ。カンボジアなども、中国の資本が大きく流れ込んでいる。カンボジアへは日本が伝統的に支援してきたが、2010年に中国が援助額で日本を抜いて1位となり、影響力を増している。中身は援助か商売か実態は不明だが、地方の水力発電や道路整備でも中国からの投資は圧倒している。中国はカンボジアの前国王にちなんだ、シアヌークビルの開発に多額の資金を投入した。シアヌークビルの人口25万のうち中国人は数万人が占め、「第2のマカオ」との異名を持つほどだ。中国がシアヌークビルにこだわる理由は、この地がカンボジア唯一の深水港を擁することにあるからだ。隣国ラオスからプノンペンを経由しタイ湾に抜ける要衝でもあり一帯一路の要衝でもある。カンボジア人の中には、ここがいつ何時中国の軍事要塞と化すかと心配する向きもある。他にも、中国からアラビア海に直接抜ける要衝であるパキスタンのグアダル港、紅海入り口のジプチの軍事要塞など、中国の世界戦略(一帯一路)は着々と進行している。【一帯一路】475.世の中はかくこそありけれ 吹く風の目に見ぬ人も恋しかりけり (つらゆき)世の中というものはこのようなものだ、吹く風のように目に見えない人も恋しく思う(目に見ぬ・・・まだ逢ったことのない)
2018.06.28
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今日のセミウォーキングは第2小学校から島本高に抜け名神桜井を通って帰宅した。半身が不如意の男性が今日も前を歩いていた。久しぶりに連れ合いと高槻で昼食を採った。***オーストラリアがLNGを輸出から地産地消に切り替える方向だ。人口増加に伴って、エネルギーが不足する事態になっているという。また、環境に配慮して石炭離れが進んだことに依るLNGの需要増加が挙げられている。このため、日本なども、オーストラリアに受け入れ基地を建設するプロジェクトに参加している。オーストラリア初のLNG受け入れ基地は、シドニー近郊のケンブラ港。「FSRU」と呼ぶ浮体式の貯蔵・再ガス化設備を据え付け、船で運ばれたLNGを気化して供給するプロジェクトだ。この貯蔵施設で、ニューサウスウェールズ州のガス需要の7割にあたる年200万トン(最大)を供給する。東京電力と中部電力の共同出資会社JERAと丸紅がオーストラリアの鉄鉱石大手フォーテスキュー・メタルズと組んで、プロジェクトを運営する。投資額は最大3億豪ドル(約245億円)で、運営開始は2020年からの予定だ。世界第2位のLNG輸出国が、一転国内消費に向かったり、輸入したりすることは、価格競争力のあるガスを入手するためで、特別珍しいことではないようだ。国内だけでなく、東南アジアなどからの調達も検討しているとのことだ。エクソンモービルも2022年に、メルボルンを抱えるビクトリア州で同様の受け入れ施設を稼働させる計画だ。オーストラリアの他の地場エネルギー会社も同様の取り組みを進めているようだ。オーストラリアには大規模なガス田が北西部の沖合に偏在している。このガスは、長期契約で大半を輸出してきた。このガスを今度はシドニーやメルボルンがある東部まで運んで国内供給に回そうとするものだ。輸出国が国内供給のインフラを建設する理由としては、先ず第1に東部を中心にエネルギーの需給が逼迫していることが挙げられる。オーストラリアは移民の受け入れを中心に人口が急増し、2017年末の2500万人弱が2030年には3000万人を超すことが確実視される。更に、今まで、東部にガスを供給してきたメルボルン沖のガス田は枯渇が近づいているとのことで、現在の電力消費量は、2036年には現在の消費量に比べて25%の増加が見込まれているからだ。2つ目の理由は環境対策だ。オーストラリアは世界一の石炭輸出国で、国内の発電は現在、石炭火力が6割超を占めている。このまま石炭に頼っていては、パリ協定で約束した、温暖化ガス(CO2)の排出量を2030年までに2005年に比べ26~28%削減する目標の達成は叶わない。このため、同じ化石燃料でも温暖化ガスの発生が少ないLNG火力へのシフトを進める必要があるとしたのだ。2018年に600ペタ(ペタは1000兆)ジュール弱だったLNG消費は2036年には1割強増える見通しだ。この2つの理由に対処するため、LNG関連以外の大型プロジェクトも動いている。独シーメンス子会社の米フルーエンスとオーストラリア太陽光発電大手ライオン、JERAは1200億円を投じ、2019年に太陽光発電を始める。南オーストラリア州に10万kWと世界最大級のリチウムイオン蓄電池を併設した発電所を設ける。AGLエナジーや川崎重工業、Jパワー、丸紅などはビクトリア州で、炭化の程度の低い石炭「褐炭」から水素を取り出す実証実験を2019年にも始める。3つ目の理由として、長期契約が主流だった取引慣行が崩れ、豪州もLNGの購入側に回りやすくなった事情がある。LNGのスポット買いがよりやりやすくなり、長期契約に縛られなくて良いと云う事だろう。市場参加者が増えたことで契約形態が多様になり、商社や電力・ガス会社がLNGのトレーディング(売買取引)事業を手掛けたり、いったん購入したLNGを別の会社に転売したりするような動きも出ている。地球の温暖化対策でパリ協定が結ばれたが、この協定がもたらした世界のエネルギー動向は石炭から再生可能エネルギーとLNGへのシフト(脱石炭)という大きなソース転換をもたらした。この流れは、世界共通で、LNGの需要が伸び、アジアでもパキスタンやバングラデシュが新規購入側に回り、こうした買い手の増加は市場構造の変化につながっている。国際LNG輸入者協会によると、2017年の世界のLNGの取引量は約2億9000万㌧と前年比約10%増加したとのことだ。世界のエネルギーに占めるLNGの割合は徐々に増加の一途を辿っている。脱石炭の動きは、世界的に進んでおり、EU域内では地球温暖化の原因となる温室効果ガスを多く排出する石炭火力の段階的廃止を打ち出す国が広がっている。2017年には風力、太陽光、バイオマスによる発電量が初めて石炭火力を上回る事になった。オランダ、イタリア、ポルトガルは2030年より前に石炭火力を廃止する政策目標を発表しているし、イギリスやフランスも2025年より前の脱石炭の達成を掲げているただ、例外的なのはドイツで、福島の原発事故後脱原発を選択した影響で電力消費の約4割を石炭火力に頼っているので、現時点で、石炭発電の廃止時期を明示できていない。更に、ポーランドを中心とした東欧では、予てから石炭への依存度が高く、現在も電力の8割を石炭でまかなっている国もある。一気に再生エネルギー化は難しいところもあるようだ。日本でも原発への依存度を限りなく低減することと共に、国内の石炭火力の段階的廃止をエネルギーミックスの中に織り込んでいる。オーストラリアでは、LNGへ注力し、EUでは再生エネルギー化を志向している。日本でも脱石炭の方向性は同じでもCO2排出低減に原発をなお主電源に据えているのは、再生エネルギー化への道を寄り遠くさせているのではないだろうか。【古今和歌集】474.立ちかへりあはれとぞ思ふ よそにても人に心をおきつしらなみ (在原もとかた)繰り返し愛しく思えるものだ、近くには行けないけれど、あなたを思って、あなたに心を留めているんです(立ち返り・・・繰り返す、あはれ ・・・ いとおしい 、「人に心を置く」は 「人に思いをかける」の意味)
2018.06.27
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今日は友人夫妻とゴルフだ。場所はグランベール京都でイーストだ。2013年に1度来たことがあるが、すっかり忘れている。最近、ウエストコ-スを回ったので、場所だけはしっかり把握していた。イーストはメンバー帯同なくしては回れないとかであったが、最近は主旨替えになっているようだ。そういえば前回はキャディー付で回ったコースだ。総括は、自力は付いてきたと思うものの、慎重さに欠けている。もう少し何とかなるはずなのだが。ホールバイホールに書いてみる。アウトからのスタートだ。No.1(L)、はいきなりロング483YDだ。通常なら2打目からは打ち下ろしになるホールだ。軽く打った球は右方向で、アゲンストもあって、あまり飛ばない。2打は良い当たりで、左のラフだ。3打でこれもそこそこで右のラフ。然し4打は当たりが悪く届かなかった。(之×)5オン2パットのダボだ。友人は、ボギーで、夫人は9打。連れ合いは2桁のスタートだ。No.2(M)は左ドッグで329YDである。ティーショットは良い感じで、FW右だ。しかし、2打では届かない。3オンしたが、安易に3パットしてしまった。(之×)友人は、調子が良く、2打をGRオーバーし、3オンだが、1パットでパーとした。夫人は持ち直して、ボギーで上がり、連れ合いは1桁で上がった。No.3(M)は右ドッグの400YDは少し距離がある。TSは右に出てカート道で跳ねバンカーに入った。(前回は右へOB)2打はやっと出るだけで、3打で、FWCRに戻した。4打でやっとカラーに置いて、そこから3パットだ。(バンカーが×だ。ここは2×)友人は、2打で届かなかったが3オンして2パットのボギーだ。夫人はダボ、連れ合いはTSが良く飛び、順調に前進して、トリプルで収めた。No.4(S)は124YDで手頃だ。グリーン手前の池は若干気になる程度。グリーンは外したものの、距離は合っていて、左のカラーだ。しかし、そこから実質4回のパットだ。おぞましい。(之×)友人は、TSをGRを超し、2オンし2パットのボギーだった。夫人1人1オンして2パットのパーだ。連れ合いは、もう少しの所右の池で、上がってダボだった。No.5(M)は341YD、やや左ドッグである。ティーショットはまずまずで、FWCR。2打目GR方向は木でスタイミーだし、崖がある。直接狙えない感じだが、何故か左に出て、凹んだ崖下に落ちた。(右への暫定球の必要は無かった)3打は良い当たりすぎてGR向こうだ。4オン2パットのダボだった。友人は、TSは右で、2打では乗らず、3オン2パットのボギーだ。夫人もダボで、連れ合いは3パットでトリプルとした。No.6(M)は333YDで左に少しドッグレッグだ。TSは右だが先ず先ずだ。然し、2打を力んで、チョロ(之×)して左のグラスバンカーだ。然し、ここで3Wが良い当たりで、GRを捉えた。極めて惜しい1パットだったが、ボギーだ。友人は、ここをミス無くパーだった。夫人はダボで、連れ合いはダブルだった。No.7(S)は大きな池越えの156YDだ。DRでいい当たりの感じだが、右のバンカーに入れた。2オンはしたが遠く2パットのボギーだった。友人も全く同じコースでボギー。夫人はGRこそ外したが、絶妙の寄せで、パー。連れ合いは池に入れて、ダボで上がった。No.8(L)は左に2度ドッグレッグする479YD、前半最長のコースだ。TSは良い当たりでFW右だ。2打も良い当たりだが、左の木の葉をかすめてFWに転げた。3打でバンカーに捕まり(之が×)4オンし、又3パットのダボだ。(之も×)挽回すべきロングが×2だ。友人は、流石の長打で、理想的にパー。夫人はダボで、連れ合いはよく頑張って5オンしながら、3パットのトリプルだ。最終No.9(M)は378YD。クラブハウスを遠望だ。TSはマリガンで、FW左だ。2打は右に出てラフだ。PWで3オンし、ラインをじっくり見て1パットで沈めパーだった。友人は、アプローチで2度失敗して、ダボとしていた。私の3オンに刺激されて力んだとか。夫人はダボで、連れ合いはダブルだった。前半夫人と同スコアだった。連れ合いも60台で回ったフロントハーフを終わって、何とも、アンバランスな気分だが、何とか後半に繋げる気になっていた。No.10(L)もいきなりロングで、だらだら下りの517YDとコース最長である。TSは高いが先ず先ずだ。2打は低いがFWだ。3打は少しダフリ気味になった。4打で届かなかったのが良くない(×だ)5オンし何といい加減な4パットで、出足は最悪だ。(慎重さが欠如)友人は左のバンカーに入れ、左伝いに進んで最後、3パットで、ダボとしていた。夫人も同じくダボで、連れ合いはトリプルで上がって上出来だ。No.11(S)は125YDである。ここで大失敗だ。カートを送りすぎていて、既にGR傍まで行っていた。クラブを取りに歩いて往復し、その分疲れた。TSは当たり悪く前方のあごの深いバンカーだ。2打で出たが遠くに乗りしかも3パットのダボだ。友人は1オンして、パーだ。夫人と連れ合いは、右のバンカーに入れ、ダボと、8打で上がった。No.12(M)は右ドッグ349YDである。TSは右で、グラスバンカーに入った感じだが、球がない。そこらで打てよとのことで、2打を、良い当たりながらGバンカーに入れた。3オンして、慎重なパットは惜しくも外れ2パットのボギーだ。友人は、ここで、TSをマリガンしたが、結果はあまり変わらず、ダボでの終了だ。夫人はボギーで、連れ合いもバンカーに入れ、9打だ。No.13(M)は358YD。右からせり出す池は差ほど気にならない。TSは良い当たりだ。2打を右FWに。3オンして2パットのボギーだ。長い2パット目が良く入ってくれた。友人はここで1パットのパーとし、夫人はバンカーに泣いてダブル。連れ合いはTSを池を越してFWに出した。最後同じくバンカーで苦しみ9打だった。No.14(L)は505YDで2番目に長いホールだ。No.13ホールで右に見えていた池を折り返して又右に池を見る。TSは左に飛んで、ラフだ。2打を順調にFWCRに戻した。3打で残り100YDの少しの上りに付けた。ここで気負ってチョロ(之が×)5オンとしてしまった。2パットのダボは少し残念だ。友人は、何故かここは奮わず3パットも手伝って私と同じだ。夫人は、2打を池に入れるなどして、9打だ。連れ合いは、8打だった。No.15(M)は324YD。良い感じでTSが飛んだ。2打も低いが良い当たりで、少し方向が悪くバンカーだ。3オンして、ここでも絶妙の1パットで、パーを拾う。友人は、楽々2オンしたが、何と3パットで、ボギーとしていた。これは非常に残念そうだった。夫人は、7打、連れ合いは8打と共に3パットの結果だ。No.16(M)は365YD。TSは左で、木の葉に当たって、前方には出た。2打も低いが距離は出た。然し3打で届かず。4オンの2パットでダボだ。友人は、ここも流石の理想的なパーだ。夫人はバンカーに入れ3パットしてトリプル。連れ合いは9打だった。No.17(S)は157YDの池越えショートだ。やや打ち下ろしだ。3Wで振ったが、ダフって、当たりが悪く池だ。3オン2パットのダボ。友人はGRを超えて飛び、2オンしてボギーだ。夫人はバンカーに入れてダブル、連れ合いも池に入れてダブルだった。最終No.18(M)は412YDだ。TSは再びのマリガン。FW右だ。2打をダフってしまい(之が×)FWCRだ。しかし、残り150YDを3Wでぎりぎりにオンした。だがパットは慎重さを欠いて3パット(之が×)ダボとした。友人はボギーで、夫人は7打、連れ合いは9打だった。暑さにも負けたが、少々慎重さも欠いていた。良いパットもあったが、全体にちぐはぐだ。ここ、イーストは女性ティーが白ティーとあまり差が無く夫人はよく頑張ったし、連れ合いが、良い当たりを連発していたので、良いラウンドだったようだ。
2018.06.26
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今日のセミウォーキングは高浜堤から上牧堤までで、シャルマンを通って帰宅した。連れ合いは、スペイン旅行で知り合った友人のお宅に出掛けていった。さくら夙川というJR駅だ。西宮の次の駅らしいが、あまり馴染みはない駅だ。***マイクロプラスチックの汚染がひどい。プラスチックの微粒子が地球規模で海洋を汚染していることが問題になっている。北極の海氷の中にも大量に蓄積していることがわかった。氷を溶かして海水1L当たりの数を調べると、最大1万2千個もあるという。この値は、これまで韓国やデンマークの沖などで報告された世界最悪レベルに匹敵するという。最近北極海航路が航行できるようになったとかの話は聞くが、もうそれほどのゴミが北極海にまで及んでいるとはという驚きだ。太平洋などはそれ以上であることは疑いもないだろう。北極海で、最も量が多かったのは、グリーンランドとノルウェー領スバルバル諸島の間にあるフラム海峡で採取した氷で4100個あった。最も少ないスバルバル諸島北側の海氷にも1100個が含まれていた。マイクロプラスチックは直径5mm以下の粒子の総称だが、確認された粒子の67%は、粒径が0・05mm以下と極めて小さく、生物の体内に取り込まれやすいものだった。河川から海に流れ出たものが、海流で運ばれてきたと考えられるが、北極圏の漁業活動が起源とみられる粒子もあったという。東京湾や沖縄県・座間味(ざまみ)島の海岸の二枚貝の中に蓄積していることも発見されたと、東京農工大の高田秀重教授らも確認している。また東京湾のカタクチイワシを調べたところ、8割の消化管の中から、様々なプラスチック片が出てきたという。直径0.02~0.08mmとごく小さな粒子だ。その他、ムラサキイガイとホンビノスガイやイソハマグリ等でも発見されるという。これらの魚介類は、当然人間が食べることになり、人体にも取り込まれ、人体に悪影響が及ぶ恐れがあるとされる。調査対象の釣った魚をさばいて胃腸を取り出して、アルカリに漬けて1週間もすると、中のプラスチックだけが残って浮いてくるというのだ。何とも空恐ろしい気がする。プラスチックごみは分別して収集されているがはずで、そんな目をかいくぐって海洋に出たとしてもどうしてこのような細かなものになるのだろうか。そんな疑問が起こる。その答えは、プラスチックは1年間、太陽の光にさらされて、紫外線の力で壊れてしまうとのことで、海岸にプラスチックが落ちていると、紫外線が当たるだけでなく、熱を持った海岸の砂浜ではボロボロになる速さがどんどん加速されていくとのことだ。ちなみに、1枚のレジ袋から、数千個のマイクロプラスチックができるとのことだ。簡単に風に吹かれて漂うプラスチックバッグ(レジ袋)なども、行く末を考えるととても危険な気がする。洗濯ばさみのプラスチックも同様、風化されるとごみになるのだ。海に浮いているゴミは、大きいうちは砂浜に打ち上げられる法則があるという。そして、小さくなると、今度は沖合に押し出されていく。専門的には、ストークスドリフトというのだそうだ。細かくなって海に出て行ったら最早回収は不可能になるのだ。最近使われているプラスチックは、多岐に亘る。PET(ペットボトルなど)の他、家庭用品の中に使われていない物は無いくらいだ。これらが細かく壊されて、カタクチイワシなどに飲み込まれると、そのカタクチイワシを食べた魚を我々が食べることになるのだ。プラスチックは如何に細かくても消化されないから、そのまま排出されるので気分的な問題だけで、実害は無いようにも思えるが、実は大きな間違いだ。プラスチックに含まれる添加剤等で、汚染物質濃度は、周辺の海水中の十万倍から百万倍にもなるというのだ。それらの中には、内分泌撹乱物質、いわゆる環境ホルモンと言われるものもあり、様々な悪影響を及ぼすことは既に良く知られている。既に禁止の化学物質PCBなども、環境中に残留しているものが吸着して、高濃度になっているとのことだ。こう言った有害物質や環境ホルモンをプラスチックは軒並みに吸着してしまうのだそうだ。国際的な流れでは、2014年に、アメリカのサンフランシスコ市で、ペットボトルでの飲料水の販売が禁止されたし、フランスでは、プラスチック製の使い捨て容器や食器を禁止する法律ができて、2020年から施行される。プラスチックゴミについて、いわゆる3R、リデュース(減らす)、リユース(繰り返し使う)、リサイクル(材料として再活用する)の中でも、まずリデュースしようというのが大きな流れになっているようだ。そういえば、島本で建設中の高層マンションの壁面垂れ幕には3Rの言葉が書いてあった。イオンなどでは、買い物袋を有料化していて、そのお金を環境保全に寄付していると云うが、そんな流れなのだろう。ところが、コーナンは、之に反して大量のポリ袋を渡してくれている。リデュースは、思いの外浸透していないのかも知れない。プラスチック汚染が問題になり始めたのは、1970年代の初めで、1972年にカリブ海の東の海域で、プラスチックのゴミがたくさん浮いているという報告があってからだ。バミューダトライアングルと呼ばれ、風が吹かず、多くの船が難破した場所だ。キャプテン・チャールズ・モアは太平洋の真ん中、ハワイのちょっと北側あたりにプラスチックがたまっている場所があり、それを称して、「プラスチックスープの海」という書物を著している。その海域で、海に浮かんでいるプラスチックの量は、海洋中の動物プランクトンの量の5倍ぐらい多いと云っている。昨今では、このマイクロプラスチックは、冒頭の北極の氷の中の他、南極海でも見つかり、最近では深海からも出てきている。世界中の離島と呼ばれる島でも見つかっていると云うから、事態は深刻だ。【古今和歌集】473.音羽山音にきゝつゝ 逢坂の関のこなたに年をふるかな (在原もとかた)噂に聞きつづけて逢えない状態のまま、年月が過ぎてゆくことだ(こなた ・・・ こちら側、音に聞く・・・噂に聞く)
2018.06.25
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点までで、同じ道を折りかえした。外に出ると、霧雨が降っていたので、傘を持ってのウォーキングになったが、帰るまで、大きな降りにはならなかった。心配された、孫の野球の試合は、予定通りに行われ、応援に出掛けたが、時間が経つにつれ空は晴れ渡ってきた。今日はレフト前にクリーンなヒットが出たので気をよくしたのか3塁のフィールディングも魅せるものがあった。午後からバスケットボール部のOB幹事会が久敬会館で行われ、7人ほどが集まって次回の総会の打ち合わせをした。***今日のテーマはばらばらで、今まで新聞を切り抜いていたが放っておいた記事について、整理する中で、順も不同だし、ジャンルも奔放なテーマを気の向くままにいくつか並べてみた。2017年12月の記事サムスンが、スマートフォンのメモリー容量を2倍にした製品を販売するとのことだった。512GB(ギガバイト)、で動画の保存が容易になるとのことだ。生憎私はiPhoneなのでその後どうなっているのかは知らない。このメモリーだと、高精細な4K画質で撮影した10分間の動画を130本保存できるという。従来の2次元の製品ではなく、記憶素子を立体的に64層積み重ねる最先端の「3次元メモリー」を使用しているとのことだ。半導体の微細化は限界まで来ているとのことだったが、既に3次元の製品が出ているようだ。2017年12月の記事宇宙を満たす素粒子ニュートリノの次世代観測装置「ハイパーカミオカンデ」の建設が計画されている。場所は現在のスーパーカミオカンデの近くで、建設費675億円を想定し、2026年の観測開始が目標だ。2018年着工の予定だがその後進展しているのだろうか。ハイパーカミオカンデは地下650mに掘った巨大な円筒形の水槽に19万tonの水を満たす構造だ。飛んできたニュートリノが水と反応して発する光を壁に取り付けた4万個のセンサーで捉える。観測に用いる水の質量はスーパーカミオカンデの約10倍で、より多くの反応を捉えようとのことだ。反物質とやらが見つかるのだろうか。.2017年12の記事NASAはグーグルが開発した人工知能(AI)を用いて、新たに2つの太陽系外惑星を発見した。地球から2545光年離れた恒星「ケプラー90」と、1100光年離れた恒星「ケプラー80」の周りの惑星で、これまで見落とされていた惑星を1つずつ見つけた。惑星は光を出さないため、見極めるのが難しいが、AIに過去の大量の観測データを学習させることで、惑星が恒星の手前を横切る際にできるかすかな影を判断させて、惑星か否かを破断させたという。途方もなく遠い話で、途方もない星のことだが、それが分かっていったいどうなると云うのだろうか。2018年3月の記事ミャンマーのヤンゴンは、開発の最中であろう、ヤンゴン市郊外は人口増加で大規模な住宅地開発を行っているとのことだ。ヤンゴン都市圏の人口は現在約550万人で、農村部からの流入などで年平均2・6%伸びているという。ミャンマーは、3大特区(ティラワ・ダウェー・チャオピュー)も稼働しているようで、橋梁、鉄道、道路と、開発の真っ只中、まさに発展途上だ。2018年4月の記事イスラエルの中に取り残された形の、エジプトと隣接した、パレスチナ自治区のガザ地区は、未だに大規模デモが頻繁に起こっている。デモはパレスチナ難民の帰郷の実現を求めたものだが、イスラエル軍の発砲などで4人が死亡、多数の負傷者が出ている。この5月で、イスラエル建国にるパレスチナ難民が発生してから70年を迎えるとのことだ。傷に塩を塗るように、アメリカはイスラエルの首都をエルサレムに移転している。もめ事に火を付けて回っているようなものだ。2018年4月の記事前重慶市トップ孫政才が、収賄認めて、習近平へ恭順を示した。去年解任されて、何とも早い結審だ。一時は習近平の後継者の筆頭にあげられていたのだが、今や、面影はない。もはや習近平は毛沢東を超えようとしている。誰も文句が言えない息苦しい環境になっているようだ。薄熙来を始め、周永康、徐才厚、令計画・・・と徹底的に政敵をつぶしていった習近平だが、ここらで打ち止めとなるのだろうか。中国の政治家と官僚は、全て贈収賄に関係していることだろうが、習近平になびかなかったら命はないようだ。ところで、温家宝だが、一族が巨額蓄財をして、アメリカへでも亡命したのだろうか。同じ汚職でも、逃げ切る男とそうで無い男がいるようだ。2018年4月の記事カリフォルニアで、72歳になる元警官が12人を殺害した連続殺人事件の容疑で逮捕された。事件の発生は、1970~80年代に起こったのだとか。実際には、少なくとも12人が殺害きれ、45人が被害に遭っていたとの話で、当時「黄金州(カリフォルニア州)の殺人鬼」と呼ばれていたという。何故このようなことが起こるのか、日本でも時々猟奇的な殺人が起こるが、外国の例はとても信じられないことが多い。特にロシアなどは、その最たる国のようだ。ロシアで最も悪名高いのは、アンドレイ・チカチーロだろうか。1978年~1990年の間にソビエト国内で最低でも52人を殺害したと考えられているという。シリアルキラーであり、精神が常人からは逸脱しいることは疑いない。かの国では未だに暗殺が横行している、何とも恐ろしい国民性と、国家体制であることか。2018年5月の記事米石油精製の大手マラソン・ペトロリアムが同業のアンデバーを買収すると発表した。之が成れば、米国内で独立系として最大の石油会社が誕生することになる。買収額は233億㌦(約2兆5400億円)とのことだ。最近は業態を大きくするには買収(M&A)が常識だ。業種などに関係なくとにかくM&Aする会社のいかに多いことか、外国は特にこう言った大物同士の合併は日常茶飯事のようだ。様々なことが起こっているものだと改めて感心する。【古今和歌集】472.白浪のあとなき方に行く舟も 風ぞたよりのしるべなりける (藤原勝臣)白浪の跡が残らない方向に行く舟も、風(心に吹く風)を頼みの行き先案内とする(しるべ ・・・ 道案内 )
2018.06.24
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今日のセミウォーキングは西国街道を梶原高架下まで歩いて、帰りは新幹線側道を通り、上牧駅を通った。3ヶ月毎の血液検査で採血した。血圧も測るのだが、どうも楠薫堂の血圧計は高めに出るようだ。夕食は孫達と焼肉のみやで採った。***人体の皮膚や血液からつくられるiPS細胞(人工多能性幹細胞)は山中教授がノーベル賞を受賞したこともあって日本人には馴染みが深い気がする。これに対して、開発が先行していた、ES細胞(胚性幹細胞)は受精卵を壊してつくるため倫理面の問題があるとされ、少しハードルが高いのではという気がしていた。日本では専らiPS細胞の研究が進んでいると思っていたところ、ES細胞についても研究は進められていた。アメリカやイギリス、韓国などではiPS細胞よりも研究が進んでいる分野もあるという。この2種類の細胞は「万能細胞」と呼ばれ、ほぼ無限に増殖し、様々な組織の細胞に成長する。ES細胞は1960年代にがん組織の中で見つかり、1970年代に作製法が確立した。しかし、ES細胞は受精卵から一部の細胞を取り出して使うために、日本では受精卵は「特に尊重されるべき存在」という考え方が大きな枷となって、全面的な使用は認められず、国の指針として基礎研究だけに限るとされてきた。ここに来て、体の様々な組織に変化するES細胞が再生医療の新たな選択肢として浮上してきたとの紹介だ。ES細胞の問題点の1つである、倫理面は、不妊治療で廃棄される受精卵を夫婦の同意を得たうえで使うという配慮の元で作成することとし、一定の作成制限を設けた。一旦作成すれば、その後は、ES細胞は無限に増やせるため、多数の受精卵を壊す必要はないのだ。こうした医療用のES細胞はウイルスなどが混入しないよう厳しく管理されていて、移植した際に感染する危険は低いという。さらに、倫理的な抵抗感も軽減したというわけだ。ES細胞は1981年にマウスでつくられ、1998年に米ウィスコンシン大学のチームが人でも成功した。神経や心臓などの細胞に変えて移植すれば、病気や事故で失った機能を取り戻せる可能性があるとのことで、臨床応用への方向付けとなった。日本でも、2014年にようやく国の指針を改定し、医療用のES細胞作成が承認され、1ヶ月前の2018年5月に作製に成功した。(記事の中に、日本でも京大チームが2003年に人のES細胞作成に成功している、とあったが、その辺の整合性はどうなっているのだろうか。国が承認したのが2018年と云う事なのだろうか)これをもとに、京都大学が作成するES細胞を7月からでも全国の医療機関や企業などに配布を始める計画だ。日本でも、iPSとESの両輪で研究と臨床応用を進める体制が整うのだ。これとは別に、国立成育医療研究センターがES細胞を使った治験を計画している。早ければ2018年中に治験を開始する。ES細胞から肝臓の細胞をつくり、生まれつき肝臓の機能が悪く、有毒なアンモニアを分解できない高アンモニア血症数人の赤ちゃんを対象に適用するというものだ。肝臓はそのものを移植しなければならない臓器だが、赤ちゃんの段階では手術は難しい。この計画が効果ありとなると、移植までのつなぎになると云う。規制の関係で遅れていたES細胞の臨床応用が日本でも本格化する。ES細胞もiPS細胞も再生医療という観点では同じなのだが、生まれが異なる。そんな、ES細胞については、アメリカでも保守的な共和党のブッシュ政権は研究費を抑えてきたが、州政府や民間企業が主導する形で研究は進んでいた。2009年に政権が民主党に変わって、オバマ大統領が制限を解除すると、翌2010年には脊髄損傷で臨床試験が始まり、応用が加速した。イギリスや韓国でも、目の難病などの患者を対象に治験が進んでいる。日本は考え方を少し変更することで、この垣根を取り除いたのだが、そこには、万能細胞の研究が盛んに行われるようになって裾野が広がったことが大きく関係している。当初からiPS細胞へは政府が支援していることもあって、多くの研究者が集まっていたところに、ES細胞との比較を求めるニーズが高まったようだ。日本のES細胞は、世界に比べて遅れがあるものの、9年早く登場したES細胞の研究については世界にその蓄積が数多く存在する。特許庁によると、2007~2015年に世界で発表された論文はES細胞が2200本なのに対し、iPS細胞はほぼ半分の1276本とのことだ。海外の治験データもESの方が豊富だ。再生する細胞は患者の細胞からつくる場合拒絶反応などが起こらないのだが、再生のための時間やコストを考えると、実際に適用するには問題がある。そこで、現在では他人の細胞を使って予め作成し、備蓄しておいたものを使うという傾向になってきている。他人の受精卵を使うES細胞は移植すると拒絶反応が起こるため、免疫抑制剤を使う必要がある。iPS細胞も備蓄しておいた他人のものを使うので、条件は同じになり両者の差は無くなってきた。逆に言えば、iPS細胞の場合は、人為的に遺伝子を入れる必要があるため、がん化のリスクが出てくる。一方のES細胞はそういった心配が無いために品質が安定しやすいとみる研究者も多い。この期にiPS細胞とES細胞とを共に治療研究に使う流れとなったことで、それらの違いと、適合性の選択肢が幅広くなったと言える。さらに、再生医療に使う細胞には上記万能細胞の他に体性幹細胞もある。体性幹細胞は変化できる細胞の種類に限りはあるが、患者の体内に存在しているので、あらゆる意味から利用しやすい。今後は、こうした細胞を使い分ける形で臨床応用が進むだろうと期待されている。【古今和歌集】471.吉野川いはなみたかく行く水の はやくぞ人を思ひそめてし (紀つらゆき)吉野川の岩間に浪高く行く水のように、早くも激しく、あの人のことを思い染めてしまった
2018.06.23
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今日のセミウォーキングは大阪染工から山崎駅までで、帰りは島本駅を通った。***エネルギー日本の選択という連載記事が5回あり今日で終了だ。初日は、原発の扱いについてだ。エネルギー基本計画については、先頃推奨案は述べられているが、未だに閣議決定すらしていない。安倍内閣の不作為は、徹底している。くさい物には蓋というか、近づこうとさえしないのだ。官僚に任せておいては、通り一遍の所謂優等生的な答えしか出し得ないし、まして、昨今の財務省に代表されるように時の権力に阿る(忖度)ことしかしないので、国家百年の計を官僚に任せるのは無理がある。そこで偉大な政治家の登場が待たれるのだが、美辞麗句が先行し、言葉巧みに修辞的に話すことは出来ても実の伴わない安倍首相では如何ともなりがたいと言う事だろう。と言う事は書いていないが、結果は、政治主導で、何ら決められていない上に原子力に対する深い考察すら成されていないというのが現状のようだ。「膿を出し切る」といいながら、ぐにゃり、ぐにゃりとかわす安倍答弁に見られるように、原発について議論を集中していくと、安全の問題とコストの問題が浮上し、俎上に乗せて議論すれば、結論は何やら多くの問題が見えているからであろう。先ず現在のエネルギー基本計画の案によると2030年のエネルギーミックス(電源構成)は原子力22~20%、石炭26%、LNGと石油が30%そして再生エネルギーは22~24%としている。之に一言感想をいえば、あの石炭がまだそれほど残るのか、とか、あれほど再生エネルギーを奨励しているのに結果は意外に伸びていないとか、原子力をまだ残すのかと云ったところだ。原子力について云えば、新聞の論調では、原子力22~20%をキープするには、現状のままの推移では心許ないと云う事だ。福島原発以来再稼働にこぎ着けたのはわずか9基で原発寿命40年(最大使っても60年)を考えると、稼働可能な原子炉は漸減してやがて2070年にはゼロになるとしている。原発推進派は、原発を使用し続けるなら新設や立て替えが必要としているが、政府ははっきりとは言わないのだ。「安倍政権はエネルギー問題(おそらく原発のことだが)でリスクを取らない」としているが、まさに首相への忖度だろう。森・加計同様身を縮めていればやがて通り過ぎると思っているのだろう。恐ろしく身勝手な政権だ。原発は安全と云っても絵空事になるし、之まで原発を推進してきた根拠の発電コストも原発の廃炉などを考えると決して安くなく、最近の世界通念では、原発は1kw時当たり約16円となっているが、再生エネルギーは約5円と大幅に安くなっているとのことだ。再生エネルギーをもっと発展させるなどと標榜しながら、実は原発の再稼働に極度の期待をしていたので再生エネルギーまでは本気で手を回さなかったというところだろう。再生エネルギーの開発により力点を移すのならもう少しやり方があっただろう。要するに安倍は自分が言うほどリーダーシップがあるわけでは無いと云う事だ。2日目はドイツが再生エネルギー発電で全必要電力を賄ったという話だ。やれば出来るの良い手本だ。ドイツはいち早く原発ゼロを宣言したので、再生エネルギーなどに真剣に注力した結果だろう。本気で取り組んだ好例だ。ヨーロッパ各国間の電力融通のシステムもよくオーガナイズされているようだ。日本は立地が悪く風力発電には向かないとか、天候が悪いと太陽光の発電が出来ないとか、言い訳ばかりは並べ立てるが、本気度が無いと云う事だ。風力なら海洋に進出すれば良いだろうし、蓄電装置に頭を捻ったら、太陽光発電の蓄電も可能だろう。東西日本で周波数が異なるというのもネックだが互いの電力を融通する何か他の案があるはずだ。退路を断てとまでは云わないが、原発に未練を残さず、新しいエネルギー開発に真剣に取り組めば、自ずと道が開けるはずだ。3日目は、核廃棄の処理問題だ。トイレのないマンションの問題と言われたが、その後何の進展も無い。政府は、原発が円滑に動いたら、燃焼で出てくる使用済み核燃料を再処理して(プルサーマル)再利用、資源の無い日本では理想的と、一時やんやの注目を集めたが、福島事故以来ぱたりとその流れが変わった。再処理施設の「もんじゅ」も働かないまま廃炉となり、溜まったプルトニウムにアメリカがクレームを付けるといったありさまだ。再稼働が進まず溜まったプルトニウムは、約47トン、原子爆弾約6000発に相当するという。再利用できないから直接廃棄しようにも、具体的な捨て場(ゴミ処理場)がないというのだ。これも何とかなる的発想の安倍政権ならではの不作為だ。4日目は石炭火力の縮小問題だ。原発の代替で暗に移行可能と考えていた石炭発電も、パリ協定後は、敵のようにCO2排出が多いことを指摘されて、軒並みに計画が廃止乃至縮小されている。ヨーロッパでは早くから石炭発電廃止の方向を打ち出しているが、日本はここでも遅れている。石炭の埋蔵量は、153年分で、石油51年、LNG53年よりも多く、発電コストも3者の中では最も安いとされてきた。こういった事で石炭火力発電所に安易に執着したのが日本と云う事になりここでも無思慮展望の無さが透けて見える。排出するCO2を抑える技術もだが、地下貯留の考え方もある。然しこれは之でコストが掛かるとなり、原発同様切り口を狭めるだけではトータルの発電コストを語れないと云う事になる。最終5日目は、電力自由化と、送電における既得権による拘束だ(原発優先)。風力発電など、折角発電しても送ることが出来ないために発電を止めると云う事もあるようだ。東北では、予め確保されている原発からの電力を通すために、送電線を空けて待っていると云う事が起こっているという。もし、之を自由にすれば、発電容量が6割も増加する地域もあるという。このことで上下分離(発電と送電の分社)が言われるが、日本はやっと2020年からそのような動きが始まる。しかし、資本は同じだから抜本的でない。最後に日本の体制の旧態依然たるところが述べられている、お役人の蔓延る故だ。中国は太陽光を5年で36倍にしたとか、彼の旧体制だったサウジでさえ、積極的に再生エネルギー導入に動いているのだ。日本には、民主的で先の展望の利く為政者は出てこないのだろうか。【古今和歌集】470.音にのみきくのしら露 夜はおきて昼は思ひにあへずけぬべし (素性法師)噂にだけ聞いてあなたを思っていると菊に置く白露のように夜は 「起きて」、昼は耐えられず消えてしまいそうな気持ちです(あへず ・・・ 持ちこたえられずに、「音に聞く」・・・「噂に聞く」)
2018.06.22
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今日のセミウォーキングは高浜堤から上牧堤までで、シャルマンを通り帰宅した。連れ合いはフラワーアレンジメントに出掛けた。***日本はワールドカップでコロンビアに勝った。そんなコロンビアの隣国ベネズエラは経済危機がもう末期的な症状になっている。ベネズエラは世界10指に入る石油大国で、その埋蔵量は世界最大を誇っている。だが、油井の生産は止まったままのところが多い。ベネズエラの中部を東西に流れるオリノコ川の北岸流域に原油産地「オリノコベルト」が広がる。そこに設置された、石油掘削装置「リグ」の多くが稼働していない状況だ。最盛期の2000年の頃に比べると、半分以下の稼働で、悲惨な状況だ。石油が枯渇したわけではなく、数年前からの資金不足で回らなくなったのだ。オリノコベルトを含め全国で100基以上あったリグのうち、稼働しているのは35基だけで、半数以上が休止中だ。かつて日量300万バレルを超えたベネズエラの原油生産量は2017年に191万バレルに減少した。今年1~3月は約30年ぶりの低水準となる154万バレルに激減し、年末には100万バレルを下回るとの予測もある。チャベス前大統領は、格差拡大の自由主義を改める新社会主義を標榜する革命実現のためと称して国営石油会社PDVSAに対し国庫への拠出を増やすよう求めた。それが原因で2002年のゼネラルストライキに発展した。怒ったチャベスはストに参加した職員約2万人を解雇した。それが元で、頭脳と人手を失ったPDVSAは今の原油生産の危機に陥ったという。如何に無謀なトップと雖もそこまでするかという感じだが、まだ続きがあって、人が足りないのならと、チャベスは「革命」に忠実な軍人や政治家らを闇雲にPDVSAに送り込んで、職員は10万人以上に膨れ上がった。ところが、技術的には素人で、専門知識の無い上司が蔓延るだけの集団になってしまったのだ。チャベスは国民の間では絶大な人気を誇っていた。彼は、富裕層が独占していた富を国民の7割を占める貧困層に分配することを目指し、PDVSAから吸い上げた1000億ドル(10兆円)以上の巨額資金をそんな社会政策費に充てたのだ。貧困層向けの無償住宅建設や無料診療所開設、格安の食料販売などを推進、貧困率や識字率も改善させた。究極のバラマキだが、貧しい人々の人気は当然のごとく高まったわけだ。当時、原油価格は一時1バレル=100ドルにも高騰していた。原油価格の値上がりで、チャベスは経済運営を何とかできたが、その後の原油価格の値下がり外貨獲得がままならなくなり経済危機に繋がったのだ。チャベスの死亡は2013年。後を現大統領のマドゥロが就任したのだが、軌を一にしたかのように原油価格は1バレル=100ドルから一気に40ドルへと暴落していったのだ。食料や生活必需品の不足などの社会問題が噴出し経済混乱が深まって国家的危機を招いたのだ。チャベスの志や良しだが、経済政策は無能だった。更に引き継いだマドォロも同様に原油頼りで経済政策は無能、ついに国全体が破綻を起こしたのだ。富の再配分を強行した事による危機だが、場当たり的で、感情的にすら見える。トウ小平が唱えた「先富論」も上手く機能しないし、まこと経済というのは難しいものだ。そこで現状はというと、国営スーパーでは食品を買い求める人たちの長蛇の列、しかし物資が不足し、満足に食料も買えない。新しい靴すら買えず、履きつぶした靴で、危険な石油関連施設で作業し、月収2000ドルだったものが僅か数ドルにまで激減すると云った状態だ。曰く、「まるで奴隷の生活だ」と表現している。経済無策(物資欠乏)は即ちハイパーインフレ(インフレ率は1万3000%超と推計)を招き、物価は急騰、貨幣経済は崩壊状態してしまった。ハイパーインフレと言えばジンバブウェが有名だが、南米でも同じ事が起こっている。ジンバブウェの場合、ムガベが、「金が無いなら刷れば良い」と云ってインフレを加速させた。マドゥロは2月に仮想通貨「ペトロ」を発行したが、財政改善にはつながっていない。通貨ボリバルの単位を1000分の1に切り下げるデノミネーションをも考えているが、準備不足でまだ実施には至っていない。ベネズエラの輸出に占める石油分野の割合は7割、国家歳入に占める割合は3割だったがチャベスが、石油依存政策を採った故に、それぞれ9割、5割にも増加した。石油を掘り出せなければ、二進も三進もいかない状態だ。また、オリノコベルト産原油は「超重質油」と呼ばれ、製品化のためには軽油と混ぜる必要がある。軽油を輸入する外貨がないため、如何に精製技術が進歩したと云っても、自国の原油を輸出すら出来ない。PDVSA職員の最低給与は1998年に月額500ドルだったが、現在は60ドルで、職員11万2000人のうち、半数以上は退職、タクシー運転手になったり、近隣諸国に移住したりした元職員も多い。オリノコベルトの交通の要衝の町エルティグレは、原油生産で活況だったが、その郊外のアメリカタウン(アメリカの石油会社に勤めるアメリカ人の町)からアメリカ人が消えたという。反米左派のチャベスが米国系など外国企業を追い出してPDVSAの支配下に置く政策を進めたためだ。これもジンバブウェでのナショナリズムで、農業経営に長けた白人を追い出したと同じパターンだ。これに対して、トランプはベネズエラが独裁政権によって統治されていると断定、経済制裁に踏み切った。アメリカを帝国主義と避難するベネズエラだが、原油輸出先の3割はアメリカで、最大の「顧客」なのだ。トランプがベネズエラからの石油禁輸に踏み切れば、マドゥロ政権は持たないだろう。最近は、マドゥロも対米姿勢をやや緩めて、経済制裁回避の道を探っている。何とか、国際的な孤立避けて、外資を導入し、落ち込んだ原油生産を日量100万バレル増やすそうと目論んでいる。そのためには年140億ドル(1・5兆円)もの資金が必要とされているが、この窮状をどのように乗り切るのだろうか。【古今和歌集】469.ほとゝぎす なくや月のあやめ草 あやめも知らぬ恋もするかな (読人しらず)ホトトギスが鳴く五月に咲くあやめ草ではないが、自分はその 「あやめ(物事の道筋)」も見失うぐらいの、道理のわからない恋をしていることだ(あやめ草 ・・・ 現在の菖蒲、あやめも知らぬ ・・・ (常識的な)判断がつかないような)
2018.06.21
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今日は朝から雨だったので、ウォーキングは中止した。地震の後に豪雨の追い打ち、何事もなければ良いが。今日予定されていた、七草の会ゴルフコンペは地震と雨の影響を考慮して予め中止を決めていた。地震からの復活も徐々に成されているようだ。***北海道芦別市の蝦夷層群羽幌川層でティラノサウルス類(の可能性が高い)の化石が発掘された。獣脚類の尾椎骨(尻尾の骨)の可能性が高い化石とのことだ。化石の長さはたった9cmで高さは6cmで、円柱形をしている。模式図に想像の部位が示されていたが、之でよく解るものだ。この化石は、2016年に見つかったもので、解析までに2年掛かったと云う事だろうか。ティラノサウルスと云えば、最長体長は15mにもなる大型肉食恐竜と認識していたが、今回発見されたのは形状やCTスキャンによる内部構造を分析した結果、体長が推定6m程度の中型恐竜とのことだ。それにしてもたった10cmほどの骨でそこまで分かるとはたいしたものだ。研究報告に寄れば、似たような獣脚類の化石と比較して「椎体の腹側に血道弓(尾椎の下で動脈を保護する役割の骨)の関節面があり、椎体の両側面の背側には横突起の基部が残っていることから,本標本は尾椎骨の椎体であり、尾の中間付近の椎体であると同定しました。CT データによると,海綿骨の密度と皮質骨の厚さ、骨梁の太さから、陸に棲む脊椎動物の椎体であると考えられました。また、この椎体内部の大きな空洞や椎体が糸巻状であることから、本標本は恐竜類獣脚類と呼ばれる分類群のものであると同定しました。」と説明されている。発掘したのは奈良県の愛好家の男性で8980万~8630万年前の白亜紀後期のものだ。(10万年単位での表現は珍しい)この中型恐竜は新種というわけではなく、大きくなる途上の段階だとのことだ。今回化石が発見された白亜紀後期のコニアシアン海成層(厚さ50cm 程の砂岩層で、堆積物が海洋底に堆積してできた地層)は、世界的にティラノサウルス類の化石記録が限られている。この時代は、当初小型だったティラノサウルス類が巨大化していく空白の時代であり、恐竜は白亜紀後期に大型化したとされている。巨大化のメカニズムを解明する上で重要な資料だと位置づけている。白亜紀後期のティラノサウルス類の化石は福島、長崎、熊本各県でも見つかっている。福島県のものと今回の化石は海底に堆積してできた地層から見つかっており、当時海岸線近くに生息していた可能性も考えられるという。この年代の地層からはティラノサウルス類の化石の出土が世界的に限られており、国内では福島県広野町で1986年に見つかった化石に続き2例目という。ティラノサウルス類はティラノサウルス・レックスに代表されるように大型の肉食恐竜として有名だが、実は,その起源は小型の獣脚類ということだ。今回発見された白亜紀の中頃から巨大化したのではと考えられているが、その化石記録は世界的にも限られているのだ。ティラノサウルスがどんな経緯で大型化したのかが明らかにされる1つの手がかりと云ったところだ。去年の新聞記事に超巨大恐竜はなぜ急成長したのかについて書かれていたので読み返してみた。恐竜で代表格と云えば、本稿のティラノサウルスを始め、頭に3本の角を持つサイのようなトリケラトプス、背中に骨の板を多数持つステゴサウルスまた最長の恐竜トゥリアサウルス・リオデベンシスなど草食のスーパーサウルスの仲間達がいる。かれらは、地球に現れた最大の陸上動物といわれる。多くの種類が体長20m、体重10tonを超え、中には約40m、80tonに成長したと推定される化石も見つかっている。なぜ、ここまで巨大になったのかは、成長が早い特殊な骨のでき方など、複数の特徴を併せ持ったからだとのことだ。巨大な竜脚類も生まれたときはとても小さい。これまでに見つかった卵の化石は最大で長さ30cmとダチョウの卵の3倍ほどだ。ふ化した直後は体長50cmで体重も10kgキログラム未満だったというから人間よりは大きいもののそれほど巨大ではない。しかし、その後は急成長し、ピークのころは1日に10kg以上増え、死ぬまで成長し続けたとみられる。急激な成長を可能にしたのは骨のでき方だという。最初は空洞のあるすかすかな骨で大まかな枠組みを素早く作り、その後に隙間を緻密な骨が埋めて丈夫な骨に仕上げていくという仕組みだったようだ。化石をスライスして調べると、結晶の方向がばらばらな骨の層と結晶の向きがそろった密な骨の層とがあることが分かるのだ。生涯に亘って、1年を通じ同様にこう言った骨の製造を続けるのだから、成長が止まらなかったのだとの説明だ。更に呼吸の仕方も成長を加速する仕組みになっている。竜脚類の肺には、ポンプの役目を果たす「気のう」と呼ぶ袋がついていた。動物が生きるには酸素が欠かせず、巨大になるほど大量に必要になる。哺乳類や爬虫類は息を吸って肺に空気を送り、血液に酸素を送り込む。そして老廃物を含んだ空気を吐く。吸うときと吐くときの空気の通り道が同じなので、吸った空気と吐く空気が混ざる。これに対し、竜脚類は息を吸うときには気のうに空気をため込みながら、肺にも空気を送る。吐くときには、2つの気のうをしぼませて、蓄えた空気を肺に送る。息を吸うときも吐くときも肺には新鮮な空気が送られるため、酸素を効率的に体内に取り込めることになる。この仕組みは現在の鳥類に受け継がれている。渡り鳥が長距離を飛び続けられるのは気のうの働きによって酸素を取り込む能力が高いためだ。また、餌を食べるときも丸呑みするので、口に入れた枝や葉をすりつぶす筋肉が要らず、頭が小さくて済む。その結果、長い首を持つことができてかなり高いところの植物をも取り込めるようになったというわけだ。福井の恐竜博物館にそれを模した長い首の恐竜の模型がセットしてある。白亜紀を過ぎて恐竜が衰退していったのは気温が下がってシダやソテツといった裸子植物に代わり、消化しにくい被子植物が爆発的に増えていったからだ。歯ですりつぶさないと食べられないため、トリケラトプスのように巨大なあごを持つ植物食恐竜が栄えたのだ。【古今和歌集】468.花のなか目にあくやとてわけゆけば 心ぞともにちりぬべらなる (僧正聖宝)花の中に見飽きるかと思って入ってゆけば、逆に心が花に引き寄せられて、共に散ってしまいそうな心地がする(「はなのナカ メにあくやとて」と眺めを詠み込んでいる)
2018.06.20
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今日のセミウォーキングは水無瀬神宮から山ノ瀬橋まで出て、東大寺公園を回って島本駅を通り帰宅した。地震の影響で今日は学校が休校になり、孫達2人が遊びにやってきた。大きくなったので、一緒に過ごすことは少なくなったが、地震のおかげで余禄を得た感じだ。弟の方は、矢張り怖いのか、又大きな地震が来るのかと連れ合いにも何度か聞いていたようだ。イオンに水を求めに行ったら、予想通り、完売とのことだ。商品棚も、品数が少なく、地震の影響をまざまざと感じた。夕食は、連れ合いと阪急高架橋下の店で採った。**少し前に、新炭素繊維(CFRP)を世界で初めて量産車に採用するという記事があった。CFRPについては、2004年くらいから取りざたされるようになった。専ら鉄を相手にしてきた身には、強度的に、何となく心許ない気がするが、どうやらその性能は凄く、実用化の道が段々と開けているようだ。そんな意味で、前にも話題にしたことがある気がするが、もう一度振り返ってみよう。2004年の記事には、「1970年代から商業生産が始まったが、当初はゴルフシャフトなどスポーツ用途が中心だった。日本企業が赤字に苦しみながらも研究開発を続けて実用化にこぎつけた成果で日本が世界で約7割と高いシェアを持っている」とある。1990年代に入り、航空機や人工衛星など航空宇宙分野、土木建築の補強剤などに用途が拡大した。最近は風力発電用の直径100m近い風車の羽根などエネルギー分野や、自動車関連でも採用が始まっている」とある。比重(重さ)は鉄の4分の1、強度は鉄の10倍というのは何時も目にする。石炭などから造るピッチ系とアクリル繊維を焼いて炭素化して作るポリアクリロニトリル(PAN)系がある。と言った具合だ。ただ、短所は、製造コストが高く、加工やリサイクルが難しいとされる。ボーイングの最新鋭旅客機「787」や自動車に使われているのはPAN系だ。ボーイング「787」では重量ベースで機体の半分に使われているとのことだ。2010年の世界需要は3万トンで、当時の予想では2015年には7万トンまで膨らむ見通していた。1週間ほど前の記事では、車への適用が加速しているとのことだ。燃費規制への対応で2025年に向けて、CFRPをボディーに大幅に採用する方向だという。熱可塑性CFRPはアルミニウム(Al)合金と同程度の製造コストと、高張力鋼板を上回る強度を目指している。GMは帝人と共同開発を通じて、新車の荷台に熱可塑性CFRPを使用した。共同開発に掛かってから約6年3カ月の成果だ。この適用で、従来、鋼板であった荷台部品が28kg(約25%)軽くできたとのことだ。勿論加工方法も短縮して量産を可能にしている。熱可塑性CFRPはAl合金よりコストは高くなるが、同合金に比べると耐衝撃性に優れ、表面に傷が付きにくいなど、費用対効果を考慮して熱可塑性CFRPを採用するに至った。従来は、熱硬化性CFRPの方が複雑な形状の部品を成形できることや、量産に対応しやすい点で、多用されていたが、その流れを変更したのだ。2025年以降は熱可塑性のCFRPの比率が20%以上に高まる可能性がある。こうした部品の一部には、Al合金が使われていが、製造コストを同等にできれば、Al合金の代替は十分に可能である。現在、車のボディー骨格に使っている高張力鋼板の引張強度は最大値で1.8GPaであるから、強度が2GPaを超える熱可塑性CFRPなら強度的には代替が可能となる。2025年に向けて電気自動車(EV)などの普及が見込まれているが、いずれにしても高張力鋼板やAl合金を使うだけでは軽量化の限界があり、燃費を良くして、航続距離を増すためには、CFRPの採用は不可欠となる。こうした、CFRPに対する取り組み方は日米欧で異なっている。自動車素材の主流は鉄(鋼)という常識は今や欧州では崩れようとしている。BMWやフォルクスワーゲン等欧州の自動車メーカーは鉄以外へのシフトに積極的である。厳しくなる燃費規制を鉄から新しい軽量素材への切り替えで乗り切ろうという考え方で、CFRPを主要骨格に大量に採用している。日本の化学メーカーは之に追随しようと、現地の炭素繊維メーカーを買収するなどして、生産基盤を固めオイルパンや樹脂製の燃料タンクさらにガラス繊維を使ったボンネット部品など様々な部品のCFRP化を提案している。一方、鉄からアルミへの移行が主流のアメリカでは、アルミメーカーを買収するなど、アルミへの傾倒が強い。このように、ドイツの自動車メーカーは部品製造などで、まず化学メーカーと話そうという文化があるというし、アメリカではフォード・モーターやテスラ・モーターズがアルミを大量採用していると言った傾向だ。これに対して、日本では自動車メーカーと鉄鋼メーカーの絆は強く化学メーカーが車の代替素材としてCFRPを提案すると鉄鋼メーカーににらまれるといった傾向だ。トヨタ自動車と新日鉄住金の関係に代表されるように、自動車と鉄の結束は固い。日本車大手の技術者は「鉄を徹底的に使いこなす」と言う姿勢だ。このため、CFRPの普及は、日本で開発されながら、日本には根を下ろさず、欧州で発展する方向に向かっている。日本では、鉄は1台あたり1トン程度の使われてきた自動車素材の王者である。鉄に固執して、高強度のものを追求してきたが、素材技術は日々進歩している。素材の組み合わせ技術や高性能な触媒の開発が進み、鉄並みの強度がありながら軽く、コストも遜色ない製品が登場している。鉄製が当たり前の部品が欧州車では続々と樹脂製に切り替わっている現状を鑑みると、日本車がいつまでも鉄の檻にとらわれていたら、世界の素材を巡る攻防のなかでガラパゴス化に陥る恐れもある。【古今和歌集】467.のちまきのおくれて生うる苗なれど あだにはならぬたのみとぞきく (大江千里)後蒔きの遅れて成長する苗だけれども、無益なものではない「田の実」であると聞いている(のちまき ・・・ 遅く蒔く稲 、あだ ・・・無益な) 「のチマキの」の部分に「ちまき(粽)」を詠み込んでいる。
2018.06.19
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今日のセミウォーキングは高浜堤から上牧堤までで、帰りはシャルマンを通った。帰って暫くして、パソコンに向かっていると、急にドンドンと部屋全体が揺れたと同時に携帯電話から地震だとの警報が聞こえた。本棚上の物が落ちた。本棚を抑えようと手を伸ばしたが、暫く後に揺れは収まった。ちょうど朝ドラが始まる直前の7時58分のことだ。大阪北部地震の発生だ。マグニチュード(M6.1)、震度6弱、震源の深さは13km(10kmとするものもあった)が後に発表された。島本町は最強の場所から少しズレていたのか震度は5強と言うことだった。もう少し揺れが続いていたら腰が抜けていたかも知れない。慌てて、連れ合いがいる階下に降りたが、連れ合いは、飾り戸棚が倒れないようにと手を添えているところだった。見舞いの電話が掛かってきたし、LINEはすぐさま安否を問うメールでいっぱいになった。私の方からも大阪近傍の友人には連絡を入れた。概して、重大事には至らなかったようだが、それでも吹田の友人宅では本棚が倒れて、本が床に散乱するなど大変だったようだし、知り合いの家では、ガラス食器が壊れるなどの被害があったようだ。そして暫くすると、高槻市の小学校でプール脇のブロック塀が倒れて少女が圧死したとか、85歳の老人が本棚の下敷きになり亡くなったとかの報道が成された。道路が陥没して、地下の水道管が破壊されたのであろう、大量の水が道路上に噴き出していた。茨木市やその他各地で21件もの火災が発生したようだし、時を追う毎に被害の様相は広がっていくようだった。通勤電車は緊急停止したようで、太郎君は、正雀と摂津の間くらいで降ろされて、徒歩で帰る途中、お嫁さんが車で迎えに行ったようだ。2時前には合流し、帰ってきた。然し、171号線は元より、裏道も車で大渋滞となっているようだ。その間、孫達も我が家に駆け込んできた。気象庁は「今後2~3日は規模の大きな地震が発生することが多くある」と発表していたが、それからも小さな(一部では初期と遜色のない)余震が続いた。これは20日の朝書いているが、之までに気づいただけでも8回(計測では27回)の揺れがあった。連れ合いは、風呂に水を張ろうと、スイッチを入れたが、直ぐに消えてしまった、ガスが止まっているのだ。これは後に孫(小学校4年)が手伝って、復旧してくれた。ガスの復旧方法は、連れ合いのところに学習会の仲間の人からLINEが入っていたようだ。断水もあったようだが、私の所は大丈夫だった。鉄道関係では、駅の看板がホームに落ちて来たり、天上から漏水したりするなどの写真がテレビに出ていた。大阪空港は、異常は無かったようだが一部は欠航したようだ。原子炉関係には異常が無かったようで幸いだが、地震の度に考えを馳せなければならないことに矢張り不安を感じる。今までの被害は、5人の死亡と負傷者は計375人とのことだ。近畿一円で一時交通機関がストップしたことは先述したが、ガスや水道も各所で供給が停止されたようだ。このことでマクドナルドやすかいらーくなどの店舗もクローズになった。後で報道されたのを見ると、大阪府内で震度6以上という過去最高の揺れを記録したのは1923年に現在の形で観測を始めてから初めてのことだ。直下型地震で、震源地の深さが13kmというのは、13年前に悲惨な結果をもたらした、阪神淡路大地震よりも浅く、熊本地震の時と遜色がない。阪神淡路地震の時に話題に上った主要活断層帯の「有馬-高槻断層帯」が関係しているようだ。地震発生直後に津波の心配は無いとアナウンスされたので、南海トラフ地震との関係はないようだ。また、「有馬-高槻断層帯」では、422年前の1596年にマグニチュード(M7.5)の慶長伏見地震が起こっている。今後もこの断層帯で地震が起こることはまだあり得るとのことだ。慶長伏見地震では伏見城の天守が倒壊し、京都の東寺や天龍寺なども倒壊したと伝えられている。死者は1000人を超えたようで、M7.25~7.75程度だったというから今回の地震(推定M6.1)よりはるかに大きな規模だった。更に解説では、慶長伏見地震の時は、有馬-高槻断層帯だけでなく、阪神淡路大震災で動いた六甲-淡路島断層帯も同時に動いたようで、いわばダブルパンチだったようだ。そういった意味では、この程度の被害で収まったのは、むしろラッキーだったと言えるかも知れない。阪神淡路大震災時には、六甲-淡路島断層帯だけが動いたと言う事は、その時に動かなかった有馬-高槻断層帯は、その後も歪みが徐々に蓄積されていたのだろうとのことだ。今回の地震は、その後も余震を断続的に引き起こしている。今後、熊本地震のように、今回のが前震でその後より強大な本震が起こる可能性は、余震の強度が少しずつ減少していることから、可能性が低いとされている。更に近畿では、1854年に伊賀上野地震があり、その時も余震が長く続いたようだし、死者が1000人近くにのぼったようだ。改めて近畿地方の断層帯を調べると、紀ノ川沿いの中央構造線断層帯以北には、20余の断層帯があることが知れる。有馬-高槻断層帯に刺激されて、隣接して奈良との県境沿いを走る生駒断層帯が動くことも考えられるので、なお一層の警戒が必要だとのことだ。之までの阪神淡路大震災は、広域で、大阪府が主体的な震源ではない地震だったのだが、今回の大阪北部地震はまさに大阪府内の震源であることから、一寸ショックが大きい。1週間は余震の心配が要るとか聞くと、自然が相手だけに一層不安になってくる。【古今和歌集】466.流いづる方だに見えぬ涙がは おきひむ時やそこはしられん (みやこのよしか)流れ出る方向さえもわからない涙川は、その沖が干上がる時にこそ底が見えるだろうが、今は、深さも底知らずだ(「オキヒむときや」という部分に 「熾火」が詠み込まれている。熾火とは赤く燃える炭火のこと。
2018.06.18
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点までで、折りかえして同じ道を帰った。孫の野球の試合が、11:10から2試合連続であった。先週雨で延期した分だが、今日はうって変わって、とても梅雨の最中とは思えないかんかん照りで焼けてしまった。孫はサードとピッチャーで活躍した。打者としては、四球や、凡打に終わったが、特にピッチャーでの牽制や、三振奪取などで光るものがあった。父の日に合わせて、姫達夫婦から演歌のCDがプレゼントとして送られてきた。今日は夕方から、カラオケ大会だ。レパートリー増加の一助になればありがたい。さて、そのカラオケ、集合したのは友人を含めて、12人だ。いつも通り、選曲を2曲スリップに書いて、その後抽選をし、組み合わせを決める。私は友人と同じ2組になった。1組は、大山崎の夫婦同士、連れ合いは、歌の上手い80過ぎとは思えない女性と同じで5組を引いた。3組目は昼によく練習に来るという男性と、店の社長の後援会長という男性、4組は、なかなかムードのある声を出す男性と、時々来店する社長の組で、最後の6組は、新曲にトライするハスキーな女性と、何時も元気いっぱいの同級の男性といった組み分けになった。組み合わせ時にAを引いた人が先に歌い、Bの人は後で(1巡した後)歌う事になる。先頭(1A)の大山崎の夫人は「舟唄」を歌って、パネル(PN)85点、テレビ(TV)92点の好発進だ。2番目(2A)に歌った友人は、「倖せさがして」で、PN=83、TV=92となった。PNから先に表示されるので、83点で少しどよめいたが、TVの92点ではほぼ驚きの歓声に変わった。何やらハイスコアでの戦いになる予感がした。2点差の2位(2人終わってだが)は常に比べて高得点なのが、歓声の原因だ。3番目(3A)の昼練習の男性は、どこか少し音がずれる。「鳰の湖」という聴いたことのない新曲にトライしてPN=85で一寸どよめいたが、TV=80でどことなく納得の空気が流れた。4番目(4A)のムードのある声の男性は「コモエスタ赤坂」を選曲した。選ぶ歌も他の人とは一寸違う感じだ。PN=75には一様に驚きの声が上がった。良い感じのビブラートなのに概して低い点が出た。まさかの失速点に、何となく不可解感が残ったが、TV=89は先ず納得のいく点だった。5番目の80過ぎた女性は「父子うた」を歌った。本大会初の歌だ。私も初めて聴く歌だ。PN=83では、水ものパネルだけにまぁそんなものかとTVを待った。TV=88は彼女の常の得点としては少し低めなので、全体に安堵感が漂った。最後の6組目(6A)のハスキー女性は「春の旅人」を歌い、PN=83はごく平均的で、先ず先ずだ。TV=80は正直、低めだが彼女にしては納得だ。Aを引いた6人が歌い終わり、引き続き、Bを引いた残りの者が歌う。トップ(1B)の大山崎の男性は「振り向かないで」を歌った。アンニュイな歌い方で、時に高得点を出すのだが、PN=92は破格の高得点で、万座がどよめいた。そしてTV=88だ。1Aの奥さんとの合計点は357点で、何やら優勝が決まった空気感だ。2番(2B)の私には大きなプレッシャーになったが、練習から考えて届かない点だ。「上海エレジー」を歌っていると、どうも聴く側の席では私語が多い。あまり乗り切れないまま終わると、PN=83だ。まさに平均的だ。そしてTV=88、期待値よりは低く、2組としては346点だ。2組終わって2位だ。3Bの後援会長は「釜ヶ崎人情」を歌った。これも本会初の歌だ。PN=83は平均的。TV=88は私と全く同じだったが、3組の合計は336点。友人が頑張ったので、我々の組は依然2位をキープだ。4組目(4B)の社長さんは「お岩木山」をハリのある歌い方で、PN=84、TV=91をたたき出した。4組の合計は339点、依然我々の2組が2位だ。5組目の5Bは連れ合いで、「裏町酒場」(美空)を歌い、PN=82はちょっと響めいた、常に比べて低すぎたのだ。TV=90も断トツではなかった。5組の合計は343点で、この時点で我々は2位をキープしていた。最終6組、6Bの元気者の同級生は「大阪しぐれ」を真剣に歌っていた。この男も何時も良い点を出す。パネルに皆の目が集中した、PN=77、響めいた。今までで2番目に低い。かくして6組目の得点合計は332点で、最下位が確定、1組目の優勝が決まり。我々の2位も確定した。2位確定は偏に友人の頑張りによるものだった。夕食を食べて、2曲目を歌う段になった。先に組み分けを決めるのは相手によってほぼ定まる感じがするというので、今度は全員が歌い終わってから、組み合わせのくじを引くことになった。取りあえず歌ってその後くじで相手が決まるのだから、勝敗はまるで当てものだ。歌う順は1曲目と同じだ。1番の女性は「釜山港へ」で合計が176点の好発進だ。2番の友人は「君に逢いたい」で合計172点だ。どんどん歌う。3番の練習男性は「男の燈台」で合計160点とこれは低い。4番のムード男性は「知りすぎたのね」で合計172点だ。結構な競り合いだ。5番目の80過ぎ女性は「二人の始発駅」で合計179点と早くもトップに出た。この人と組むと有利だとの前評判通りだ。6番目のハスキー女性は「愛のバラード」で合計168点だ。これも織り込み済み的な感覚だ。7番目で1曲目トップの男性は「君からお行きよ」で合計171点と出た。この点が低いのか、1曲目が高すぎたのかともかくも大きな開きが出た。8番の私は「北酒場」で合計が何と150点ではないか。PN=66とは如何んともし難い。一緒の組み合わせになる人が可愛そうだ。9番の会長は「骨まで愛して」で、合計165点とこれも低かった。PN=76は連続で低く何かあったのだろうか。10番目の社長は、「大阪気質」で合計が173点だ。先ず平均的な得点である。11番目の連れ合いは得意の「宗右衛門町ブルース」で合計174点と堂々3位の成績だ。そして最後の元気な男性は、「ついてくるかい」で合計167点だった。皆歌い終わった。注目の抽選で、5番目に歌った80過ぎの女性と社長が同じ組になり1位の352点だった。2位は、11番の連れ合いと、12番の元気男性で合計は341点だった。友人の組は3位、私の組は矢張り最下位だった。ここで一旦お開きになったが、残った8人で、3曲目を競った。何とそのアディショナルの競技で、友人は「まわり道」で178点を出しトップ、私は「北の旅人」で173点の2位に入った。一寸最後でいい目をさせて貰った。【古今和歌集】465.春霞なかしかよひぢなかりせば 秋くるかりはかへらざらまし (しげはる)春霞のその中に通り道がなければ、秋にくる雁が北へ帰ることはしないだろう「はるがスミ ナカシかよひぢ」の部分に墨流しが詠み込まれている。
2018.06.17
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今日のセミウォーキングは西国街道を梶原高架下までで、新幹線の側道からシャルマンを経由して帰宅した。ゴルフ仲間の人が高槻で水墨画展に出展しているというので、友人夫妻と待ち合わせて、見に出掛けた。掛け軸で大作「渓谷の聲」、他2点を描いていて、見応えがあった。昼過ぎには、高校時代の同級生が自宅菜園で取れた野菜などを持って来てくれた。採れたての野菜は、美味しい。夕食には太郎君一家が来訪してくれた。明日の父の日にとモンベルハットをプレゼントしてくれた。ありがたいことだ。***イエメンの人道危機が深刻化している。イエメンはあまり馴染みがない国だが、サウジアラビアの隣国だと云う事、シバの女王が誕生した国だと云ったことで、若干の興味を持っている。アラブの春と言われたアラブ諸国の民主化運動の中で、イエメンでも、30年以上国を治めたサレハ大統領の退陣を迫る反政府抗議活動が起こり、その後も内紛が耐えない状態が続いている。負傷してサウジに逃れ治療していたサレハ大統領もついに退陣を余儀なくされた。こうした反体制派による「アラブの春」は中東の強権的な体制を突き崩したものの、安定への道筋は並大抵のことではない。2012年にはサレハは退陣し、副大統領だったハディが暫定大統領になった。2013年には日本の外交官が出勤途中に襲撃され負傷する事件も起こしている。首都サヌアでも、外国人を標的にした誘拐や強盗が頻発する状態になっている。このようにイエメンでは近年、国際テロ組織アルカイダや武装した部族勢力による拉致事件やテロが頻発している。2015年1月にはイスラム教シーア派系ザイド派民兵(武装組織)が首相公邸を包囲し、政府軍と衝突する事態が起こって、多くの一般市民を巻き込む事態になっている。イエメンは国際テロ組織アルカイダ系武装組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の拠点となっていて、背後から2012年に退陣したサレハ前大統領がザイド派を使って再び影響力の拡大を狙っているとみられていた。こうした動きがイエメンを泥沼に落としていく。イエメンの人口は約2400万人。北部(サヌア)は親ソ連の路線のシーア派系、南部(アデン)は親米でスンニ派系が多く、部族間の対立に加え、国際的な対立軸になっている。1990年に統合したが、1994年には南北間で内戦も起きた。こうした反撃で、ハディ暫定大統領は憲法草案の修正を受け入れる事になり、政権の弱体化が決定的となり、2005年2月にはアメリカと協力関係にあったハディ政権は崩壊した。湾岸諸国からは「クーデターだ」と非難されていた。そして、サウジアラビアなどアラビア半島の6カ国で構成する湾岸協力会議(GCC)も、ザイド派を非難する声明を発表した。こうして、サレハが退陣、その後のハディも政権運営が出来ずに退陣に追い込まれてしまった。情勢悪化のために日本はアメリカやヨーロッパの国同様に大使館を一時閉鎖、カタールに移すなどの処置を講じている。その後も治安の悪化は治まらず、ザイド派の武装組織「フーシ派」民兵と、国際テロ組織アルカイダ系武装勢力などが激しく衝突する事件も起こしている。また、首都サヌアの2カ所のモスクを狙った自爆テロが起き、「イスラム国(IS)」(スンニ派)を名乗る組織が犯行声明を出したりもしている。イエメンを拠点とするスンニ派の過激派組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」もIS同様スンニ派の過激派で互いに、対立関係にありながら対フーシ派との闘争では連携も見られるという複雑な関係だ。勢力を強めるフーシ派の背後では同じシーア派のイランが支援している。広くアラビア半島全体で見れば、シーア派が勢力を強めることは、サウジアラビアなどスンニ派で構成されるペルシャ湾岸諸国の懸念が増すばかりだ。こうしてイエメンでは内戦状態に陥り、政治空白が長期化している。そうなれば、リビアやソマリアのように過激派の温床になりかねない。こうして、ついにサウジは、亡命中のスンニ派のハディ暫定大統領の要請もあり、カタール、クウェート、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)の湾岸5カ国と共に、イエメンへの軍事介入に踏み切った。裏に存在するシーア派大国イランの覇権むき出しの行動への敏感な反応でもある。エジプトもこの介入には支持を表明している。また、モロッコとヨルダン、スーダンもイエメンへの空爆に参加しているイエメンは又、南西部で、紅海を挟んだ対岸のアフリカ大陸を隔てるバブルマンデブ海峡の要衝にある。この海峡は、日本から欧州やアフリカに輸出される工業製品の大半が通る海運の要の位置だ。対岸のジブチには、日本の自衛隊が設けた海賊対処拠点がある。その隣国ソマリアもまた事実上の無政府状態が続いていて、なかなかやっかいだ。2015年4月には、サウジ主導の有志連合軍のイエメン空爆が開始された。こうして、サウジはイエメン空爆過程で、イラン大使館を攻撃したとされるが、これはフーシ側のデマだとの見方と、フーシが民間施設や空き家になった大使館を利用しているためだとしている。この間に、サウジがシーア派の宗教指導者ら47人を処刑したと言ったこともあり、両国の関係はさらに悪化、サウジはイランと外交関係を断絶している。イエメンへの空爆開始以来、民間人約4000人が死亡、約7000人が負傷したとされ、泥沼化している。又昨年にはコレラが大発生し、4月27日以降の2週間余りで115人が死亡、8500人以上が罹患したと発表した。さらには700万人が飢饉に直面している。そして、去年(2017年)末には今まで共闘していたフーシとサレハだが内紛を起こし、サレハは殺害されてしまった。フーシのやり方は首都サヌアにあるサレハの自宅を爆破後、脱出を試みたサレハを銃撃したという。これで、内戦は表向きフーシとハディの戦いとなったが、ハディ側は紅海沿いの主要港ホデイダを反体制武装組織「フーシ」から奪還する大規模な軍事作戦を始めた。このホデイダは、フーシ側の主要な搬入港であり、首都サヌアへの補給路である。同時にホデイダはイエメンへの人道支援物資の主要な搬入拠点なので、ここでの戦闘は一般市民への物資搬入にも支障を来し、人道危機が一段と深刻になる事も考えられ、新たな問題となっている。【古今和歌集】464.花ごとにあかず散らしし風なれば いくそばくわがうしとかは思ふ (よみ人しらず)花という花をことごとく散らした風なので、それを幾度、私は嫌なものだと思っていることか(いくそばく ・・・ 数多く 、「いくそバク ワガウしとかはおもふ」という部分に「はくわかう(百和香)」が詠み込まれている。
2018.06.16
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今日は第13回北摂天神会のゴルフコンペだ。連れ合いは小学校の放課後学習会に参加した。雨がしょぼ降る中、半信半疑(開催)でゴルフ場に向かった。集合時間頃には雨脚が強くなった。5名が、止めるという中、15名で組み替えてスタートとなった。ところがスタート後、終了まで全く雨が降らなかった。極めてラッキーだった。加えて、私は、好スコアで、準優勝にありついた。1打差で優勝を逃したのだが、痛恨のプレーは何度もあった。今大会2回連続2位だった。インからのスタートで、奈良の男性と先輩、後輩の4人の組だ。主に私のプレー中心に振り返るNo.10 TSは一寸右に出て、山の裾だ。2打は当たり悪く乗せられなかった。3オンしたが、3パットしてしまい、ダボだ。前回と同じだ。奈良の男性はボギーだった。No.11 110YDショートでピンは下段だ。7Iで乗せて、パーを取った。ニアピンも之で取れた。ニアピンでは先行組の友人夫人の位置を書き換えた。No.12(クリーク) TSは、良いショットだがFW右だ。2打はGR向こうのカラーにニアオン。そこからパターで、3つ打った。GRに乗ってからのパットが、少々当たりが悪かった。奈良の男性は木に当てながら、ボギーで、他の2人はクリークに入れていた。No.13 やや打ち上げ。TSはまずまずのFWCR。2打も良い当たりだが、届かない。3オンをピンのある上段に乗せたが、3パットしてしまった。1パット目が強すぎ、2パット目は惜しくも外れた。ここでやっとオナーだ。No.14 (打ち降ろし)7Iは当たり悪く、GRの右のカラー部だ。そこからパット2つでパーだ。他の3人はボギーだった。No.15 TSの当たりは非常に良く、FWCRだ。2打は少々ダフリ気味で、だいぶショートだ。3打でカラーにも届かない。7Iで寄り切らず、2パットのダボだ。ここで奈良の男性はボギーだった。No.16 TSはまずまずの当たりで右に出て、少しラフに入った2打は良い当たりで右ラフだ。(左を嫌いすぎた)池越えは敢えて狙わず、レイアップして、4打でGR向こうのカラーにニアオンだ。パター2つで、ボギーだ。(ここで池越えをダイレクトに狙わなければ、飛躍は望めない)奈良の男性はそれを果敢にトライしてパーだった。No.17 ここは打上だ。TSは少し右に出たが跳ねてラフに帰った。ここで2打目を痛恨のチョロだ。残り90YDで7Iは大きすぎだが、それでも手前のカラーだ。下りのパットを上手く合わせて1パットで沈めたのはラッキーだ。奈良の男性はTSを左にOB、先輩はダボだった。No.18 (最後池越え) TSは、安全に右目を狙うが一寸土手を降りきらなかった。2打を5IでFWに進め、池前にレイアップのつもりが右のラフに一寸反れた。4オンは下りになったが、1パットで沈めてパーとしたのは上出来だ。雨が降りそうで降らない。前がつかえているので昼休憩を取ったが、約30分間だ。No.1 TSはとんでもない方向で右の林の中だ。2打を5IでリカバーしてFWCRだ。3打はトップ気味でゴロになったが、結果オーライのオンだ。2パットのボギーで上がれた。No.2 TSは当たり損ないで、左のラフだ。どうもTSがしっくりこない。2打は良い当たりだったが、届かない。楽に3オンしたが、今度は1パット目が強すぎて、2パット目もカップを覗く位置で停まり3パットとなった。奈良の男性はボギーだった。No.3 TGはかなり前方の、サービスホールだ。TSは余裕でFWCRだ。然し130YDを5Iで届かず、3オンで2パット、1パット目は惜しかった。No.4 9Iで見事にオン2パットのパーだ。ここは先輩もパーで、他の2人はボギーだった。No.5 TSは前回同様良い感じに右に飛んだ。(このホールはなんだか合う感じだ)2打は先ず先ずで、右ラフの残り100YDだ。池が怖く、一寸大きめの7IでGR向こうにこぼれた。そこからが圧巻で、7Iで転がすとぴたりとピンについた。1パットのパーである。一寸独走の感だ。No.6 TSは一寸右に飛び土手に跳ねて右ラフだ。2打は良い当たりで左のラフだ。残り100YDを9Iで見事にオンした。2パットのボギーだ(ここをボギーだと上出来だ)No.7 長いミドル。ここはドラコンホール。TSはアゲンストで、一寸高く上がってFWCRだ。先行の旗を書き換えた。(これは更に書き換えられた)前回のようには行かなかった。2打も良い当たりでFWCR残り100YDを大きめの7Iでオンしたが5m下りパットだ。良い感じのタッチだが、僅かに反れた。ボギーだ。ここは奈良の男性もボギーだった。No.8 今日のピン位置はバンカーの向こうだ。5Iで僅かに右に出て、オンは成らなかった。寄せが甘く、2パットで、ボギーだ。奈良の男性も同じ。No.9 TSはほどよい感じで前方傾斜部の手前で止まった。2打が打ちやすく良い感じでバンカーの横、残り130YDだ。ここで頭にパーがよぎったが、3打を右にそらしてラフだ。そこからの4オンもピンから離れた。最後も又3パットで、痛恨のダボだ。タラレバで優勝を逃したパターだった。上がって数えると、45-45の平行で前回の46-46より2打良かった。前回と同様2位となってしまった。次回はHDCPが2つ下がって16となる。今回のミスが2つ無くなれば、同じだが、どうなるだろうか。ゴルフから帰ると、中学時代からの同級生から電話が入っていて、友人の兄貴が来阪しているので飲もうと云う事になり、これも同窓の友人が経営する天六の飲み屋で歓談した。結局兄貴におごって貰いラッキーな1日だった。
2018.06.15
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今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点までで、折りかえして帰宅した。***トルコを東西に横断するパイプライン「TANAP(Trans Anatolia Natural Gas Pipeline)」の内、中央から東の1850kmが開通した。TANAPはカスピ海産の天然ガスをロシアを経由せずに欧州へ運ぶパイプラインだ。カスピ海バクー沖で開発する大型ガス田(シャフ・デニズ2)で産出した天然ガスを既存のパイプラインSCP(South Caucasus Pipeline)でアゼルバイジャンとジョージアを抜けるまで運んで、TANAPに繋げるのだ。今回開通したのは、トルコ西部エスキシュヒルまでで、そこから以西は、現在、鋭意建設中だ。2019年中には残るギリシャ国境までの工事を終える予定だ。2015年に着工したこのパイプラインは、最終的には、欧州の既存のパイプラインと繋げてカスピ海からドイツやフランスへ天然ガスを供給する。欧州はウクライナ問題を巡って対立するロシアへのエネルギー依存度引き下げる目的があり、重要視している。TANAPの総事業費は約80億ドル(8800億円)だ(開発費約2兆8000億円という記事もあったが)。輸送能力は年160憶立方mで、うち60億立方mがトルコ向けだ。2018年中には供給を開始し、残りの100億立方mが欧州向けとなる。輸送量は徐々に拡大して、2023年までに230億立方m、2026年までに310億立方mまでにほぼ倍増することを目論んでいる。エスキシュヒルから以西の残りのTANAPとその先、ギリシャとアルバニアを経由、アドリア海を横断してイタリア南部に至る全長約870kmの「アドリア海横断パイプライン(TAP)」の全線開通は2020年までの完成を見込んでいる。このパイプラインが完成すれば、カスピ海のガスが、ロシアを経由せずに欧州に運べることになる。(ナブッコラインという名称もあり、殆ど同じ経路を通っていることから、同一だと思われるのだが、私の中でははっきりしない。)従来なら、アゼルバイジャンから欧州へ輸出するには、いったんロシアに出し、ロシアと欧州をつなぐラインを経由するしかなかった。欧州はガス供給の3割弱をロシアに依存している。そのため、ウクライナ情勢を巡る対立等で、過去に供給停止措置を採られるなど首根っこを抑えているロシアはやりたい放題であった。欧州側としては、TAPとTANAPの全面開通後の将来は、カスピ海を抜け、トルクメニスタンやイラン、東地中海などで産出されるガスの輸入にも活用していきたいとの思惑である。一方のロシアは、自国を迂回する動きに対抗して、黒海を通りトルコや東欧に向かうパイプライン「トルコストリーム」の建設を計画していたが、シリア内戦を巡るトルコとの関係悪化(2015年11月のトルコ軍によるロシア軍機撃墜事件)で構想は事実上凍結状態であった。トルコはまた、2016年夏のクーデタ一未遂事件以降、エルドアン政権がさらに強権的になり、人権状況の悪化などをめぐってEUとの関係も緊張している。こう言った意味で、トルコは東西の架け橋的地政学的な要所にあることで、その動きは無視できない。対ロシアでは、エルドアンの譲歩で、再度「トルコストリーム」建設も動き出した。この辺りの駆け引きはロシアもトルコもたいしたものだ。アメリカの言いなり、一辺倒の安倍政権では、とてもこう言った立ち回りは出来ないのではないだろうか。ガスパイプラインは縦横に通っているようで、トルコには、BTCパイプラインというラインも走っている。アゼルバイジャンの首都バクーとトルコの地中海岸の港ジェイハンを結ぶ総延長1770㎞で、2006年に稼働開始した。このラインも、ロシアを経由せずに原油を輸送できるのが特徴だ。このラインは、過去に爆発騒ぎを起こしているが、故障が原因か、武装組織クルド労働者党の破壊工作なのか、分からない。現時点ではどちらか判明しているはずだが、フォローしていないので、よく分からない。日本もこれらパイプラインには積極的に参画しているようだ。パイプラインは、輸送管を埋め込むとか、台を建設してその上を通したりするのだが、その管の数量は半端ではない。日本の鋼管メーカーには魅力的な対象となる。また、日本の品質は一定の評価を得ていたようだが、昨今は神鋼などのような品質記録の改ざん等があると、何もかもぶち壊しになってしまう。また、「サウスストリーム」(トルコストリームと同一なのだろうか)と名付けられたパイプラインもある。ロシアから黒海の海底を通り、ブルガリアを経由して欧州に通じるラインだ。これも支線を設けて南欧へも輸送するようになっている。ロシアにとっては、有利なパイプラインとなる。このパイプラインは、TANAPからTAPへと繋がるパイプラインとは競合する形になる。ロシアが起点か、ロシアを回避するかで大きく影響するため、今回のロシア回避のルートは、欧州にとっては待ち望んだ計画だ。ロシアは、ウクライナやクリミアの問題で欧州とは反目し合う間だし、トルコはロシアに併合されたクリミア半島に住むトルコ系のクリミア・タタール人の権利保護のためにロシアを完全に敵に回すことは憚られる。従って、欧米の対ロ制裁には同調していない。トルコはすでにロシア産の資源への依存度が高く、エネルギー関係の強化で一段とロシア依存が進む可能性もある。エネルギーの根幹を握るロシアからなんとか多様化の道を進みたい欧州にとって、部分的とはいえ今回のTANAPラインの開通は、将来に向けて新しい展望を開くものだ。日本にいては、石油や天然ガスは、全て輸送船やLNG船で運ぶといった固定観念で見る限り、このパイプラインの経路や敷設が、国の死命を制するものであると言った認識はなかなか持てない。ロシアから欧州へのパイプラインにはもう1本、ノルドストリームと呼ばれる、バルト海を経由したパイプラインがある。サウスストリームも、ノルドストリームもロシアから直接欧州に向かうものだが、今回のTANAP-TAPはロシアを経由しない有力なオプションになる。今回の開通で、どのような変化が起こるのか、興味のあるところだ。【古今和歌集】463.秋くれど月のかつらのみやはなる 光を花とちらすばかりを (源ほどこす)秋になれば月の桂も実が生るのだろうか、いや、実はならないよ、光を花のように散らしているだけだから(月の桂 ・・・ 月の中にあると言われる桂の木、「つきのカツラノ ミヤはなる」という部分に「桂の宮」が詠み込まれている。
2018.06.14
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今日のセミウォーキングは高浜堤から上牧堤までで、上牧駅を通って帰宅した。見れば、上牧堤から東側の土手の草刈りは綺麗に済んでいた。今日は盛りだくさんの行事だ。朝から、孫の中学校の体育祭だった。新1年になって初めて故に、見に行った。朝の8時から行ったら、まだ誰も来ていなかったので、敬老席の最前列に座った。始まりは9時からで、一寸早すぎたが、連れ合いから、席が埋まるといけないのでと急かされたからだ。そして、閉会式まで、同じ席でずっと座ってみていた。途中昼休みは、連れ合いが、おにぎりを買ってきてくれた。生まれてこの方、観客として体育祭を始めから終わりまで見たのは之が初めてだった。夕方からは、カラオケの練習に出掛けた。カラオケの成績は頭打ちで、どんな歌を歌おうが、高い得点が出ることはまずない。***米朝首脳が朝鮮半島の「完全非核化」を確認した。新聞のトップの見出しだが、果たして上手くいくかどうか。様々な意見があるようだ。6月12日に米朝の首脳(トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長)が史上初めて、シンガポールで首脳会談を持った。そのこと自体大きな前進と捉えられているが、果たして内実はどうなのだろうか。北朝鮮が非核化を目指すことと引き替えにアメリカが北朝鮮の安全保障を提供すると云う事だ。平たく言えば、金正恩の命を助ける代わりに核を捨てるとの約束だ。之まで非難の応酬だったのが、ここに来て、豹変したのは何故だろうか。金正恩が君子だと云うわけではないだろう。何度か非核化を言い出しながら、その都度裏切ってきた男だけに、すんなりと受け入れるには抵抗がある。先ず之まで国際的な約束を何度も反故にしてきた北朝鮮なのだから、疑って掛かるのは当然のことだろう。大枠は決定した(約束した)と云う事だが、具体的にはどういう手順、どういう段階を経て、又どういった日程で行うかなど詳細は全く決まっていないのだそうだ。まさしくどんぶり勘定というわけで、一部では遂行されるかどうかを危ぶむ声もある。その前に未だ朝鮮戦争が継続中で、その終戦宣言や平和協定の締結もない。トランプのリップサービスはどうあれ、国際的な約束は共同宣言に反映されるべきだが、それがないという。トランプの手前勝手な解釈でしかないとの見方も出来る。共同声明には、「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」への合意の記載は無い。ともかく、トランプにも、来る中間選挙で勝利する必要があり、この際どんな手段を使っても支持率を上げる必要があるのも一面だ。金正恩も外向きには友好的なムードで会談の意義を伝えているようだ。中には、金正恩自身は非核化に進みたいが、国内軍部の抵抗で出来なかったと言った記述もある。本当なのか。金正恩も、トランプも薄氷を踏んでいるのに変わりは無い。この会談で、北朝鮮が核を放棄するなら歴史的な偉業と云っても良いが、本当にそうだろうか。おそらく、世界中の人々がこの内容を正しく理解しているかどうか、まだ評価の定まらない部分もあるようだ。シンガポールの会談の始まる前から、2人の登場の仕方や握手のスタイルなどなど百家争鳴で、何やらお祭り騒ぎのようでもある。金正恩は、身内を制裁して虐殺することなど厭わない性格の人間であることを考えると、こう言った豹変はとても素直に受け取れないというのが正直なところだ。トランプも歴代の大統領にはない特異な性格のようで、金正恩の出方次第では、金正恩の抹殺もしかねない(断種作戦)という面も持ち合わせているので、そんな腹の知れない2人の故に下手をすると身の破滅になりかねないと金正恩が考えたのだろうか。「断固たる経済制裁」が半ば無意味なことだとも伝えられる中、何が金正恩を動かしたのかは謎なのだ。之が大芝居なら、その時は世界が破滅に向かうことになるかも知れない。そんな疑念を抱くのは、過去の北朝鮮の行動故だが、案外すんなりと平和への道を歩むことになるかも知れない。そうであって欲しいと心の中で望むが、その気持ちで心を満たすには、矢張り何点か腑に落ちないところもある。2006年に核実験を初めてから12年、虚偽を続けてきた金正恩だ。何があったのだろうか。国民の疲弊は今に始まったことではないし、軍の統制が取れなくなったということも俄には信じがたい。経済制裁がボディーブローのように効いてきて、今や耐えきれなくなったというのだろうか。トランプと会う前に2回ほど北京詣でをしているが、習近平とどのような密事を交わしたのか、それも気になるところだ。トランプが金正恩を「小さなロケットマン」と侮蔑していたが、急に「若くして優秀な指導者」に変身したのは見せかけだけのことではないのだろうか。一方、金正恩もトランプを「気が狂っている米国の老いぼれ」だと非難していた。そんなに豹変できるのだろうか。さて、日本はどうすべきだろうか。日朝の最大懸案(支障)である拉致問題は、何ら進展はしていないし、トランプは俎上に載せたとは云いながら、どの程度のことが伝わっているのか、曖昧だ。拉致問題は解決済みとは云わなかったと言うことが伝えられ、進展したやに思われたが、何のことはない、帰国後金正恩は同じ事をいっているようだ。過去の経験から、この期に一挙に全面解決とは行かないことは分かるが、シンガポールで米朝の首脳が会って話をしたという歴史的なイベント以外に何ら内容の無い結果に終わらなければ良いのだがと思う。これからも少しの希望を持って推移を眺めていきたい。【古今和歌集】462.夏草のうへはしげれるぬま水の ゆく方のなきわが心かな (ただみね)夏草が水面を覆って繁っている沼水のように、行方もなくどうにも慰みようのない私の心だ(「ゆく方の」で交野を詠み込んでいる。)
2018.06.13
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今日は連れ合いと、友人夫妻とでゴルフラウンドした。場所は大津CC(東コース)で、私は10年前に1度来ているが、友人達は初めてのコースだ。大山崎ICから京滋バイバスに入り、笠取ICで降りると直ぐだ。40分はかからない。雨が心配されたが、行きの車の中でフロントグラスをぬらした程度で、プレー中は降らなかったので助かった。石山→南郷コースでのラウンドだ。沢山のコンペが入っていたが、27ホールあるので、適当に捌けているようだ。石山No.1(4)打ち降ろし右ドッグレッグだ。TSは右に出て、フェンスに当たったか、跳ねてFWCR。思いの外前に球があった。2打は、軽く届くと思ったがショートだ。(何時もこれがある)3オンして、惜しいパットが外れてボギースタートだ。友人は、左にそれたが、セーフだった(マリガンでもう1球は打ったのだが)。距離が残り、4オン2パットのダボだ。夫人もダボで、連れ合いはダブルだった。石山No.2(4)白ティーからはほぼ直線だ。TSは先ず先ずで、FW右だ。2打では届かないが良いところまで運んだ。PWで3オンし、2パットでボギーだ。まずまずの出足だ。友人は、ここも右に出して、4オンにしたが、1パットでボギーだ。夫人もボギーで、連れ合いは、パットを外してダボとした。石山No.3(4)やや打ち降ろしの直線だ。TSは左FWだ。2打も左でラフに落ちた。3打をまたしても乗せきれない。4オンの2パットで、ダボとした。友人はここらで持ち直し、ボギーだった。夫人と連れ合いは、共に3パットでトリプルだった。石山No.4(5)ここは少しトリッキーだ。TSは良い感じでFWCRだ。そこで途中にハザードではないが、谷があると分かった。ままよと良い当たりだったが、向こうには届かず谷の下に落ちた。そこからも打てるが、上に上げなと友人に言われて、上から打った。そこからも少し打ち上げで、GRには届かなかった。これも届く距離ではあったのだが。4オンで、距離は9mくらい残った。皆のパットを参考にラインを読んで1パットで沈めた。パーとは信じがたい。然し、ここは友人も夫人も共にパーだった。レディースティーは相当前(105YD)とはいえ立派なものだ。連れ合いは、2打目を谷にOBして、結局このホールは2桁となった。石山No.5(3)結構距離があるショートで、GR手前は横広にバンカーだ。DRを持ったが、やや届かない。2オンし2パットで、ボギーはやむなしか。友人も届かなかったが、ピン近に寄せ1パットでパーとした。夫人も私と同じで、ボギー。連れ合いは右に連続でOBし、ダボとなった。石山No.6(5)打ち上げて、その少し先から左ドッグのロングだ。屈曲点に木が1本目に付く。左にドッグしてからは直線フラットだ。良く飛ばす人なら、屈曲点まで飛ぶのだろうか。良い当たりで、右のFWに出た。レディースティー(LT)の少し前だ。ここも90YDは差がある。2打も低めだが良い感じでFWCRに出た。ところが、3打でチョロをしてしまった(馬鹿みたい)。4打も低めで、届かない。5オンだ。2パットのダボは少し悔しい。チョロは良くない。友人は、ここで楽々パーを取る。飛距離の差をまざまざと感じるところだ。更に驚きは夫人だ。4打でGR近くまで寄り、そこからのアプローチを何とチップインしてしまった。パーだ。之にはグーの根も出ない。連れ合いも7Iが良く飛び、トリプルで抑えたのは、立派だ。石山No.7(4)ここもほぼ真っ直ぐだ。良い当たりでFWCRだ。然し、又2打をダフった。従って3打で届かない。4オンして2パットのダボだ。友人はボギーだ。ここは夫人も連れ合いもダボで上がり、連れ合いは上出来だ。石山No.8(3)右は池でえぐれるショートだ。188YDとここも長い。DRで、ほんの少し届かなかった。2オンし、惜しい1パットを外してボギーだ。こんなホールこそ頑張らないといけないのに・・・。友人は、右に落としたので、マリガンを勧め、今度は1オンした(5Wかな)パーだ。ここは夫人もつれ合いもダボだった。石山No.9(4)だらだらの打ち上げ、最後は砲台気味のミドルはしんどい。TSはダフリ気味だが、左カート道で跳ね、距離は稼げた。2打はまずまずのFWCR。3オンは果たしたが、何と1パット目を寄せきれず、3パットにしてしまった。ダボは痛い。友人は、ここで狂ったのか、2打連続シャンクを含むミスで、6オンして、1パットではあったがトリプルだ。上手の手から水が漏れたか、それとも合わせてくれたのか。夫人は、この打ち上げをボギーで上がり、打ち上げが苦手の連れ合いは、8打だった。前半を終わり、私と夫人は同スコアであった。1時間かけての昼食で、午後は、南郷コースだ。南郷No.1(4)結構、前広な直線ホールだ。TSは良い当たりのFWCRだ。然し2打では届かない。之が辛いところだ。イージーな3打を右のバンカーに入れてしまい。4オンして、2パットのダボだ。友人は、3オンの2パットでボギーだ。夫人は私と同じで、連れ合いは8打だ。南郷No.2(5)ここはTS、2打は打ち上げで、それ以降は急な下りだ。TSをダフリ気味で、前方のFWに届かない。2打は良い感じで、FWCRを捉えた。3打は、前が見えないままに、低く尾根を超えて、結構飛んだ。3打は乗せられる距離なのだが、左足下がり。一寸届かず5オンとなった。然しここでも慎重に1パットで沈めボギーとした。友人が、2打で、尾根の頂上まで飛ばして、3打で見事にGR手前に乗せたのは圧巻だった。2パットでパーだ。夫人は、知らない間に、3オンして上がったら、パーだった。加えて、連れ合いは、5つでうまく載せ、しかも1パットでボギーは凄い。南郷No.3(4)少しうねった感じのミドルだが、フラットだ。TSはまずまずのFWCR。なかなか快音とまでは行かない。2打も当たり悪く進まない。3打も少し悪く4オンして2パットは、冴えないホールだ。友人もここは付き合ってかダボだ。調子を上げた夫人のみボギーで、連れ合いは8打だった。南郷No.4(3)左にはGバンカー、右手前は低い位置にバンカーだ。4Wで、右が怖くて一寸左に飛んで、バンカーを外れたが、行って見てびっくり、直ぐ池が迫っていた。(左こそ注意だ)やれやれと、バンカー越えを慎重に打ったが飛びすぎてGR向こうにオンだ。下りパットをビビって、下りの中途半端を残し、結局ここも、3パットでダボとした。友人は楽々1オンしてパーとした。夫人も1オンでパー、彼我のスコアは開くばかりだ。連れ合いは、右バンカーに入れて、苦労の8打だ。ここはもう少し慎重に行けば改良は可能だ。南郷No.5(4)2打まで打ち上げで、その先はフラットだ。右は大丈夫そうで、右斜面からFWCRへ出てきた。2打も良い感じでFW右だ。然し、3打でGRを外し(これも痛恨だ)、4オンの2パットで、ダボだ。友人も夫人もここはボギーだ。連れ合いも私と同じで頑張るが、私のみ冴えない。南郷No.6(5)直線だが、今日一番長いLHだ。2打からは緩やかな打ち降ろしだ。TSは良い感じでFWCRだ。2打も良い当たりでFWの右に出た。3打では乗らないが、残り100は先ず先ずだ。然し、このアプローチを又GR左に外した。(これも痛恨だ)上がってダボだ。ショットはまぁまぁなのにアプローチが駄目だ。友人は、ここも1打良いボギーで、夫人はここをパーオンだ。(LTは96YD前だ)然し3パットのボギーだった。連れ合いは、ここは9打と、手こずった。南郷No.7(4)ここで、夫人は、スコアカードを落としたことに気づく、電話で、マスター室に連絡して、一寸引きつられ乍らのプレーだ。手前が、えぐれた谷で、向こうはやや打ち上げだ。どうと云う事は無いのだが、TSを当たり損ねてやっと対岸に辿り着く始末。2打を左に引っ張って、3打をGR左と連鎖反応的に悪い。やっと4オンして、2パットのダボだ。友人は楽々パーだ。夫人はスコアカードが気になるのか、トリプルになった。連れ合いは、TSで谷を越えられず、OBで、上がって8打だ。南郷No.8(3)右は山でなだらかに受けている。163YDとやや短めだが、それでも5Iで届かない。2オンしたが、ここでも3パットと一寸狂った。友人も届かなかったが、ボギーとした。夫人は矢張り心理的に引っ掛かっているのか急に崩して、6打となった。連れ合いは7打だった。南郷No.9(4)最終だ。だらだら上りのミドルで、先ほどカードケースを落としたかも知れないNo6Hの逆を上る感じだ。No6を探してみたがカードはなかった。TSはやや浸っているが、FW右だ。然し又ここで乗せようと、力み又チョロしてしまう。残り100上りを7Iでオンした。2パットのボギーだ。友人は、締めを1パットでパーとした。夫人はダボだが、それまでの貯金で、優に私に3打勝った。連れ合いは7打で終わって、これもまずまずの成績だ。結局カードは後続組が拾ってくれていたようで、事なきを得た。然し、私はちょうど100、友人の86には遙か届かないものの、夫人の97にも置いて行かれた。連れ合いは、132だが、よく頑張った。白ティーとLTのトータル差が1300YDあるからだと友人は慰めてくれた。帰りは高速を止めて一般道を帰ったが、カーナビがおかしくなり、現在地点がとんでもないところに表示されてしまった。何とかしなければ。
2018.06.12
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今日のセミウォーキングは名神桜井から島本高を経て第2小学校を通って帰宅した。映画「妻よ薔薇のように(家族はつらいよ)」を観に出掛けた。山田洋次監督のこの映画は、一般サラリーマン家庭の何処にでも起きそうな問題を捉えていて、考えさせられる内容だ。とはいえ、それに気づいたのは、それなりの年齢を重ねた故であり、サラリーマン真っ只中では、考えは及ばなかったかも知れない。そんなことを思いながら、観ていた。最近の若い夫婦の間では、このような話は最早無いのかも知れないが、働き盛りの時や、定年間際の諸氏は一見する必要があるかも知れない。***「三井E&S、商船建造から撤退」との記事が、日経新聞のネットの電子版にあった。ついに来たるべき時が来たとの印象で、新聞本紙を探したが見つからなかった(翌12日朝刊1面の片隅にあった)。何やら実家が逃散してしまったような気がして、拠り所を失った気分だ。造船を離れて随分時間が経っているので、たちまち足元が脅かされるといった切実感はないものの、矢張り一抹の寂しさは禁じ得ない。三井E&Sは旧名を三井造船と称していて、やっとこのほど社名変更(CI)を成し遂げたばかりなのだ。従前からこうなることは分かっていたが、経営陣の旧守的な発想と、「変わろう」とする気概の不足が今日まで続いたと云う事だろう。三井E&S(Engineering & Shipbuilding)の名前を正式に名乗ったとは言え、懐具合は、造船の稼ぎが60%以上を占める体質であった。2018年3月の決算での売上高7,032億円の構成は、船舶16%、海洋開発27%、機械26%、エンジニアリング18%、その他13%ということらしい。中核であった造船の衰退が目を引く。そこで、造船の2文字を止めると云うから、大英断と云うか、遅きに失したという事だ。主力工場の千葉事業所で2019年末に予定する大型タンカーの引き渡し以降、新規の受注はしないとのことだ。今後の商船建造は、5月に提携した専業大手の常石造船に委ねるのだ。もう一方の主力工場の玉野事業所では、自衛艦など艦艇を中心に建造し、事実上商船の建造はしない。環境エンジニアリング事業などに軸足を移すのだという。以前にもこうした事態はあったが、造船という主役の交代は、他の事業が伸展したわけではなく、一重に造船事業の衰退故のことで、発展的な気分では無い。理由は、勿論中韓の造船業との競合に敗れたと云う事だ。残った建造設備はどうなるのだろうか。千葉事業所には3本のドックがある。30万トン級の超大型のタンカーを建造できる能力があるのだ。また、造船部門に従事する800人の人員は他の事業へ配置転換すると云うが、そう簡単にいくのだろうか。玉野事業所にも2基の船台と2つのドックがあったが、グーグルマップなどで見てみると、もぬけの殻のようだ(尤も時期が最近のものでは無いだろうが、閑古鳥が鳴いているのは目に見えるようだ)。その船台では今後護衛艦が進水するだけになるのだろう。之に備えて、同社はアルミ加工設備を導入している。海上保安庁の巡視船、航海訓練用の練習船などの官公庁船は速度を上げるため、船体に軽量素材のアルミが多く使われている故だ。他の総合重工も造船事業は縮小方向だ。三菱重工業は、大型商船建造用の香焼工場を海洋鉄構として分社化して、海洋構造物などの生産に移行する。川崎重工業も坂出工場の2本のドックのうち1本を閉鎖して、中国の合弁会社にシフトした。日本の造船業は1990年代まで世界シェアの5割近くを占めていた。だが2000年代から中国、韓国勢とのコスト競争に敗れ、商船部門は慢性的な赤字体質に陥っている。この傾向は今でも変わらない。更に、近年は過熱した受注競争の結果、世界的な「船腹過剰」が続いている。船価も、ピーク時の半値近くまで落ち込み、中韓でも造船所の破綻や閉鎖が相次いでいる。典型的労働集約産業の終末期という感が強い。重工各社は建造船舶を高付加価値のLNG船等に絞り込んでいる。三井E&Sは過去好調の時に、ばら積み貨物船など比較的低付加価値船の量産の道を採ってきた関係で、特にこの所の衰退は激しいようだ。三井E&Sと(E)の文字を先行させたことで、エンジニアリング重視の気持ちを表している。船舶の建造でも、設計だけを請け負うエンジニアリング事業などへと転換する方向だ。なお、三井E&Sは先に川崎重工との造船部門の統合話があったが、之を果たせなかった。今後本体の造船部隊は洋上プラントエンジニアリングや風力発電などの事業へ事業の主力を移す方針だ。今後受注した大型商船の建造は常石がフィリピンなどに持つ海外拠点に移管する事としている。常石造船は1994年にフィリピン・セブ島、2003年、中国・浙江省にそれぞれ造船所を設立し、同社の海外建造比率は7割超にまで拡大している。三井E&Sをひき付けた常石造船の「海外力」という記事が以前にあったが、今後商船建造は、提携関係にある常石造船の海外部門で、一括行おうというものだ。常石造船は国内建造量ランキングは9位だが、海外拠点を合わせれば今治造船、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)に次ぐ3位の建造量になる。常石造船の海外拠点はコスト競争力だけでなく技術力も評価されているので、三井E&Sは単独で海外展開を強化するよりも提携するメリットが大きいと判断したわけだ。造船業は、今治、三菱などを中心とした大島、名村造船を含む提携関係と、JMUもグループ。それらに次ぐ、三井E&Sと常石造船の提携グループとが出来上がったわけだが、今後、更なる統廃合を通じて、中韓の勢力と互角に戦えるように再編成の模索は続くようだ。ともあれ、造船という名が消えるわけではないが、古巣に帰ってもそこには船が無いと云う事になるわけで、寂しい限りだ。【古今和歌集】461.あしひきの山辺にをれば 白雲のいかにせよとかはるゝ時なき (つらゆき)山の近くにいると白雲が晴れる時がないように心が塞ぐ、いったいこの雲は私にどうしろと言うのか「いかにせヨトカ ハるるときなき」という部分に 「淀川(よどがは)」が詠み込まれている。
2018.06.11
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今日のセミウォーキングは大阪染工から山崎駅までで、帰りは島本駅を通った。之で目標の8000歩は超えるのだが、、家に閉じこもっているだけでは1000歩も歩かない、従ってこの所1万歩を歩くことは少なくなった。***もうすぐ、はやぶさ2が小惑星に到着する。6月27日前後になるそうだ。そんな今日の日曜版に火星探査機の様子が取り上げられていた。NASAが2018年5月5日に打ち上げた探査機「インサイト」も又火星に向かって飛行中なのだ。そして、約5億kmを旅して11月26日、火星の赤道近くにある広大な平原「エリシウム」に着陸する予定だ。以降、約2年間に亘って計測が続けられる。今幾つの探査機が宇宙を航行しているのだろうか。人類の宇宙に関する関心は高い。今回の火星探査機「インサイト」は文字通り、火星の内部探査が目的だ。主なミッションはというと、火星での地震(所謂火震)の観察と、火星内部の地殻やマントルなどの層の計測だ。さらに、火星の自転軸のブレも調査対象に入っている。太陽系の惑星は全て同じように出来ているのではない。従って地球の研究をすれば、他の惑星も同様だとは行かないと云う事なのだ。例えば、地球は、地殻変動が活発で、内部には熱でどろどろしたマントルが対流しているが、火星の内部は、比較的静かだと分かっている。そのことから、地球よりは、火星の方が、過去の状態(経過)をより良く今に伝えていると言えるのだ。誕生以来45億年の歴史が見えようかというわけだ。火星については、過去の探査機の情報などから、大気の状況や地表のことはかなりよく分かっている。しかし内部は分からないことが多い。火星の奥深くを調査することで、火星がどのような経過を辿ったのかを調べ、同じ仲間の地球や水星、金星など岩石でできた惑星がどのように生まれ、何が起き、どう進化してきたのかを探ろうというものだ。高感度の地震計を火星の表面に置くことで火震を計測するのだが、過去の失敗例を鑑み今回は地面に置いた後、風や熱から守るドーム状のカバーをかぶせて万全を期している。震動の伝わり方から、内部の様子を推察しようとするものだ。岩石でできた惑星は地球と同じように、3層構造をしている。中心部の「核」は高熱で鉄など金属が豊富だ。中間層の「マントル」は最も厚く、表面が比較的薄い岩石で覆われた「地殻」となる。火震による、震動の伝搬速度を測ることによって、層の厚さや物質を推定するのだ。震動は各層を異なる速さで伝わり、境界で反射するといった性質を利用する。2年の観測期間で50~100回の火震発生を見込んでいる。もう1つの計測機器である熱流量計だが、大きさは直径約3cm、長さ約40cmの棒状の機器で、この片方の端を3秒間に1回の割合でつつきながら1カ月かけ、表面下5mのところまで掘り進む。その間先端のセンサーで温度や熱の伝わり方を調べる。5m程度の深さでも熱の情報は、火星内部を知る重要な手がかりになる。熱は地殻やマントルなどの層をつくり、大気や岩石、水や氷などを生み出す源となる。生命誕生に適した環境を整えるためにも必要だ。火星の自転軸については、インサイトに設置した2つのアンテナで、地球と交信し、正確な位置情報を特定することで、火星の自転軸のブレの度合いを計測する。地球の内部に比べて、火星の内部は、比較的固まっていると推定されるので、回転はスムーズで、よりブレは少ないだろうと見られている。いずれにせよ、火星の内部の核やマントルが、どの程度の粘性を持った物質であるのかを見極めようというわけだ。火震計、熱量計そして、アンテナでの交信等を通じて地殻の厚さや構造、マントルの組成、核の大きさなどを高い精度で推定する。NASAの目標では、例えば現在1400km~2000kmと推定される核の半径をプラスマイナス200kmの精度にまで絞り込む。30km~100kmとみられている地殻の厚みも10kmの誤差でとらえたい考えだ。ともあれこれまでは順調に航行しているわけで、最後の着地時に精密機器に衝撃が加わらないように着陸しなければいけない。そのため、探査機は時速2万kmで突入するように計画されているという。宇宙のことなど、ど素人の私だが、火星と地球の距離は、最接近時には7834万km、互いに最も離れた時には3億7753万kmと思っていたのだが、この記事の冒頭では航行は約5億kmとなっていた。宇宙ロケットを飛ばす専門家が、わざわざ互いが離れた時に火星に到達するように設計しているとも思えず、さらに、そうした遠隔時でも5億km-3億7753万km=1億2247kmの差があることが理解出来ない。勿論ロケットの軌道なりは、直線ではなく、最適軌道を通るように計画されているはずだから、1億2247kmもの余分な行程を飛ぶことになっているのだろうか。(誰か教えて欲しい)5億kmを正とすると、2018年5月5日に打ち上げ、11月26日に着陸するとして、205日=4920HR飛び続けるのだから平均時速は10万kmを超えていることになる。本当にそんなに早く飛び続けているのだろうかというのが第2の疑問点だ。解説に依れば、10万km/hの速度を着陸時には2万km/h(5分の1)に落とすと云う事になる。それでも2万km/hは凄いスピードに違いない。宇宙では、それくらい早くても静止していると同じようなのか、この点も又分からない。土台、地球の自転速度が約1700km/hである事を考え、それでも目もくらむことなく歩けるのだから、2万km/h程度なら、やんわりと着地していると見做して良いのかも知れない。宇宙のことを考えるときに、こう言った天文学的な数字と、自分の地球上での生活の動きとが、数字上であれ、かけ離れていることに何時も戸惑うのだ。高速で走る新幹線の中での自分の歩みは、ゆっくりしていても実は対地速度は新幹線の速度を加えたものになっている。こうした慣性の法則は、何時も私の感覚を鈍らせるのだ。宇宙のことを考えると気分は取りあえず大きくなる。【古今和歌集】460.むばたまのわが黒かみやかはるらん 鏡のかげにふれる白雪 (つらゆき)私の黒髪が変ったのだろうか、鏡に映るこの白雪は(うばたまの ・・・ 黒(髪)にかかる枕詞 )むばたま=むばたま=うばたま「わがくろカミヤ カハるらん」に「紙屋川」(北野天満宮の西)が詠み込まれている。
2018.06.10
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今日のセミウォーキングは西国街道を梶原高架橋下まで歩き、帰りはシャルマンを経由した。***パリ協定から離脱したアメリカ(トランプ)だが、実はCO2排出を率先して削減していたという話だ。トランプは真逆のことを世界に伝えていたのか。之が日本なら、安倍は己が手柄として大いに喧伝したであろう事は間違い無いだろう。米企業が率先して再生可能エネルギーを活用して、CO2削減に努めているという。アメリカのトップクラスの企業も参画する「RE100(Renewable Energy 100%)」という国際コンソーシアムの活動を通して、使用する電力の100%を再生可能エネルギーにしようとの方向で進んでいるのだ。勿論この中には原子力発電は含まれていない。RE100の加盟企業は2018年3月24日現在で130社だという。その内アメリカが34%を占め、日本はたかだか2%(5社)を数えるだけだ。そんな先端の例として、アップル社のアリゾナ州に於けるの太陽光施設の写真が掲載されていたが、矢張りアメリカならではの感じがして、とても日本が追従できるような環境では無さそうだ。同社は世界に展開する43カ国の関係するオフィスなどで使用する電力を全て再生エネルギーに変えている。トランプは、自らの保身のために石炭産業の復活を公約に掲げ、之を擁護、パリ協定から離脱した。しかし、アメリカの良心は、生き残っていたと云う事になる。トランプは石炭産業の復活を謳ったが、足下では石炭の需要は減少傾向にあり、米エネルギー情報局(EIA)によると、2030年には2015年比で15%減ると予測されている。アメリカの実態は、環境先進国ということだ。IEAによると、2018年2月には再生エネルギーがアメリカ全体の発電容量の22%に上昇したとのことだ。太陽光と風力への投資が盛んで、再生エネルギーへの投資額は年405億ドルと中国に次ぐ世界2位だ。だが、日本では、エネルギー計画で再生エネルギーが22%となるのを2030年としているから、遙かに遅れている。再生エネルギーの発電コストを比べると、2017年時点でアメリカは中国やインド、ドイツなどと同等か安いとのことだ。米の調査会社でも、「米国の太陽光の発電コストは石炭火力と少なくとも同等」と分析している。これは、アメリカで、再生エネルギーが普及したことによるコスト低下が、良い循環をしていると云う事だ。企業側も、化石燃料に関するビジネスは避けられ再生エネルギーへの転換が進んでいるからだ。日本の発電コストの計算は、どんな根拠で行っているかは知らないが、2015年のコスト比較を見ると石炭火力は10.3円/1kWh(2011年試算)が12.9円/1kWhと増加している一方、メガソーラーを採ると26.4円/1kWh (2011年試算) 、が12.7円/1kWhと格段の低下しているのが見て取れる。今まで使い続けてコストダウンがし尽くされている方式(火力)と、これから使っていこうという方式(再生エネ)のコストを比較すること自体がナンセンスで、時折そんな風な数字のごまかしで、処理されることが多いので注意を要する。特に、原子力による発電コストなどがそれで、廃棄核燃料の処理費用などをコストに算入しない比較方法は、全く意味を成さないのだ。パリ協定を批准した日本のCO2排出量は2017年に前年比0.5%減としているが、経済成長を加味した減少率はアメリカのほうが大きい。日本のような狭い国土では、例えば太陽光の発電設備を整えるにはアメリカなどと比べて、不利は否めない。然し、太陽光を普及させるがために、確固たる計画も無しに、個人の太陽光発電量を高額で買い取る決定をし、これも急遽取り止めるなど導入政策に一貫性がないのも問題だ。温暖化が地球に及ぼす深刻な影響をトランプも日本も軽んじているのではないか。RE100に参加の世界企業こそ、真に温暖化対策を真剣に考えていると云うことだろう。ふと民主党政権下だった頃の経団連会長の「脱原発依存」に関する議論を思い出した。当時の古川元久国家戦略相が「原発に依存しない社会を目指す大きな方向性を示したものだ」と説明したのに対して、経団連の米倉弘昌会長が強く反発し、之に同調して、経済同友会の長谷川閑史代表幹事も「世界最先端の原発技術を持つ日本が原発ゼロを表明するのは時期尚早」と主張するなどした。当時の日本企業は、とにかく景気のことだけを念頭に置き、経済成長をするなら大量の電力が必要で、その電力は原子力以外にないという固定観念が浸透していたのだ。RE100の考えなどは頭に無かったと云う事だろし、多くの日本企業にとって、エネルギーや電力は自身の企業内の話ではなく、購入先の既存の電力会社に委ねるしか無かったと云う事だ。しかし、今日では欧米にとどまらず、中国やインドの企業でもRE100に加盟する動きもあり、広がりを見せている。そして、その多くの加盟企業は、達成目標年も宣言している。日本の場合、現在の縛りの中で、企業の消費電力をすべて再生可能エネルギーに転換することなど、一笑に付されてしまうかもしれない。それは現在の電力会社の大半は天然ガスや石炭などの化石燃料を電源としているからだ。では日本と海外の差は何処にあるのか、それは電力の自由化だ。日本でも2016年に電力小売事業が全面自由化されたのを機に、自らが使う電力を、一挙に自前で発電したり調達したりすることは無理があるとしても、徐々に「なぜ石炭電源の電力を購入するのか」「なぜ原子力電源の電力を購入するのか」「なぜ自ら再生可能エネルギー発電所を造ろうとしないのか」という事を念頭に置きながら電力消費が、地球環境に直接影響していることを考えなければならないときにきている。個人消費家である我々も、出所のはっきりした(再生エネか否か)を常に考えて、電力と対峙しなければならないようだ。【古今和歌集】459.浪の花おきからさきてちりくめり 水の春とは風やなるらむ (伊勢)浪の花が沖から咲いて来て、磯で飛沫となって散っているようだ。水の春というのは風なのだろうか(「おきカラサキに」の中に「からさき(唐崎)」が詠み込まれている。唐崎は現在の滋賀県大津市唐崎。この歌の風景は琵琶湖でのことだ。
2018.06.09
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今日のセミウォーキングは広瀬を通り山ノ瀬橋に出て、東大寺公園まで歩き、島本駅を通って帰宅した。小学校の学習会に参加した。真面目にお勉強をする中にもそれぞれの個性が見えて、なかなか面白い。***半導体受託生産の雄、台湾積体電路製造(TSMC)のトップ(張忠謀:86才)が引退するに当たって半導体の歴史の総括と今後の展望を示した記事があった。86才までの現役活動を、ただ飾り物としてではなくこなしてきたことに畏敬の念を覚える。この企業の特徴は、半導体の設計・開発は行わず、製造一本に絞って、受託生産をすることに特化したことであろう。半導体のことは何度も目にして、その都度、何度も勉強するのだが、正直その物理的本質は分からないままだ。一口で言えば、「半導体」とは、電気を通す導体と通さない絶縁体の中間の性質を持ち、ほどほどに電気を伝える素材の総称ということになる。身の回りのほとんどどこにでも存在していて、普段は意識しないほど小さいが、極めて重要な存在であることから、「産業の米(コメ)」とも呼ばれる。そういえばかつては鉄が産業の米と呼ばれていた時代に生きてきた身としては、時代が大きく変革して、取り残された感がする。更に最近では、産業の米も変化して、これからの世界を制するデータが取って代わるという人も居る。そんな産業の米半導体にいち早く目を付けたのが張忠謀だったと云う事だ。TSMCは2017年の世界の半導体売上高の3位に入っている。通常の企業なら、上流から下流まで一貫した体制を取るはずだが、敢えて、生産一本に絞った点が特異だと言える。米テキサスインスツルメンツ(TI)の上級副社長から、台湾当局の要請で帰国して、TSMCを立ち上げたのが1987年という。逆算すると55才の時の変身となるから、既に功成っていた時点での転機は、そのこと自体凄いことだと思う。同じ記事の中に2000年の半導体売上高ランキングが示されているが、東芝やNEC、日立などがトップ10に列していて、勿論TSMCの名前はない。操業30年で、世界のビッグ3にのし上げるとは、全くの神業である。スマートフォン(iPhone)との出会いが、好調のトリガーのようだ。しかし、リーマンショックを終えた時期に投資増額を決断した慧眼には脱帽だ。そして今日の世界で、「我々の存在がなかったとしたら、世界数十億人の生活は異なったものとなっていただろう」という自負は、流石と納得のいくものだ。今後の半導体事業の展望として、「微細化」が挙げられていた。半導体の微細化とは半導体の回路線幅を細くすることで、微細化が進むほど回路の集積度が高まり、半導体チップの処理能力は向上する。この微細化で、世界はここ50年競ってきた。1970年に10μm(10000nm)だった加工寸法は、2000年ごろまで、およそ3年ごとに世代が交代していた。そして、今では、20nm(1/500)は当然となっているが、最近では、微細化も物理的な限界(10nmか)に近づいて、新しい構造(3次元)のメモリも開発が進められている。これ以降どういったことが起こるのかが1つの問題だ。微細化については、業界トップを走るサムスン電子は2016年末に10nm製品の量産準備に入ると表明したが、これは、先行するTSMCが先に7nm製品を発表するなどしていたことに対するもので、TSMCは常にサムスン追撃を意識し、競争は激しい。こうした技術的な戦いは熾烈に行われてきた。また、2018年には、TSMCは5nm品を試験生産すると発表している。(2020年に量産を始める目論見)これ以降は、2次元の微細化ではない別な技術の開発がどのように行われるかで、決まってくるようだ。チップの3次元化を見れば、24層や32層、将来的には100層以上ものも考えられていて、2次元に比べて高集積化が可能とみられているさらに、視点を変えた、もう1種類の半導体が出てきている、SoC(System-on-a-chip:アプリケーション・プロセッサ)と呼ばれる半導体である。SoCとは、プロセッサやメモリをひとつにまとめ、その1チップだけで、あるひとつのシステムが動作するようにした半導体である。もっと簡単に言うと、「思考も記憶もする」半導体ということだ。この、SoCだが、アップルのiPhone用のSoCを独占的に製造しているのがTSMCということらしい。技術面とは別に、TSMCは中国本土の市場開拓も視野に入れている。現在の顧客の6割超はアメリカで、中国は1割強に留まるが、今後10年で、この配分はどう変わるか分からないとしている。というか、中国の台頭が大きいことを念頭に置いていると云う事だ。TSMC中国、南京に工場を立ち上げ備えているが、何しろ相手は中国故に技術の流出のリスクは大きな問題のようだ。同じ漢民族とはいえ、中国と台湾では、又一味違うものなのかと、日本人の私には、少し奇異に映る。民族は同じと雖も、長い間の政治体制の違いは、メンタリティーまでも変えてしまうものなのだろうか。勿論、中台間の政治の対立という大きな問題を抱えているので、いつ何時、台湾企業への圧力が掛けられるかも知れないという、潜在的なリスクを抱えているとのことだ。日本の東芝や、シャープなどと云った一流企業と言われたところが皆、破滅したり、台湾の参加に下っったりしていることを思えば、TMSCの経営手腕を見習うべきだろう。【古今和歌集】458.かの方にいつからさきにわたりけん 浪路はあとも残らざりけり (あぼのつねみ)あの舟は、あちらの方に何時から自分たちの舟より先に渡ったのだろうか。あの舟が通った跡は、何も残っていないのに(いつからさき・・・唐崎を詠み込む)
2018.06.08
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今日のセミウォーキングは名神桜井から島本高を経て、第2小学校を経て帰宅した。***三菱重工の中期経営計画の中に、引き続き原発事業を推進するとある。これは、経産省のエネルギー基本計画に沿ったものなのかどうか。経産省は再生エネルギーを主力電源にするという前提で、原発についても「重要なベースロード電源」としながら、「依存度は可能な限り低減していく」と云うのが本筋のはずだ。その結論として、2030年度時点の発電電力量に占める原発の比率を20~22%としている。一頃原発に頼っていた日本が、少しは見直した結果が、現状を踏まえて、ここまで絞り込んだという所だろう。(精一杯か)然し、原発が稼働していなくても何とか乗り切れた実績を思うと、矢張り、これまで以上に原発に頼ることは極力少なくする方向で考えるべきでは無いかと思う。三菱重工は、日本の基幹を構成した企業であり、官制の色が濃い会社だ。三菱の方向は、日本の方向的なニュアンスがあるが、原発については少しばかり肯定的に日本の方向性を先導しているようだ。技術継承のためにも原発輸出は不可欠としているようだが、先進国でも原発事故を防げなかった中、新興国への原発輸出が将来もたらす影響が、どれ程になるのか考えられているのだろうか。三菱のスタンスは、原発の安全性には一定の憂慮を持ちながらも、世界全体のこれからの人口増を考えると、原発による電力供給は必要だとの見解だ。原発技術を継承していくためにとあるが、それは本末転倒では無いかと思う。日立製作所もイギリスでの原発プロジェクトを進めるようだ。更に云えば、東芝は、WHの問題で原発に味噌を付けている。最近では、中型原子炉が開発されている。今のところコスト高だが、技術的な習熟度や技術進歩でコストは軽減できるとしている。三菱が進めるのは、トルコの黒海に面したシノプ原発計画だ。将来の危険を想定していては企業の利益を逸失し、企業人として意味が無いと、計画を進める。現時点で技術的に安全が担保できればそれで良いというわけだ。こういった風潮で、過去の日本は突き進んできたが、これからは、グローバルな観点に立って、原発そのものを評価しなければならないのに、どうも旧守的な考えのようだ。ドイツは2020年までに原発を全廃するとしている。そのメルケル首相のブレーンであるリフキン氏は「原子力から脱却しないと日本は二流国に陥る」と警鐘を鳴らしている。それによると、そもそも地球上の生命はから始まる大上段的な内容だが、これからの世界は、原子力の様な中央集権的なエネルギーであってはならない。旧態依然とした、化石燃料を使っていては、次なる発展は無いと云うのが論点だ。再生エネルギーのような限界費用がほぼゼロであり且つ自然に負荷を掛けないエネルギー源を志向するべきだと云う事だ。EUは元より、かの中国ですら、積極的に再生可能エネルギーを導入している時代になっているというわけだ。(一方では中国はこれからも原発を作り続けるとしているが、その辺りの矛盾はどうなのだろうか)また、現在では、再生エネルギーの固定費は、指数関数的に下がっていて、太陽光や風力発電の固定費もどんどん下がってきている状況下にあるのだ。リフキン氏に言わせれば、太陽光や風力にはランニングコストである燃料費も要らないのだから、之を使わない手は無いと云う事だ。中国や欧州もそれを知っているから自然エネルギーの導入を進めているとのことだ。ドイツでは、旧態依然とした産業革命(第2次)のままにエネルギーを考えていれば、これ以上の成長はないということを理解したのだ。原子力に依拠する限りは、それ以上の飛躍はないと示唆しているのだ。それなのに成長戦略の中で、原発の必要性を蕩々と述べる日本政府はどこか自己矛盾を来しているとでも云いたそうだ。私などは、過去に於ける原発は、日本が飛躍するときになくてはならないものであるとの認識で、核のゴミの処理とかについては、目をつぶって推進してきた嫌いがあるのだと思っている。そして、原発の事故は過去何回もあって、その都度問題視されてきたが、福島原発のような、致命的な損害を見ること無く今日に至ったわけだ。あまつさえ、放射能を閉じ込める5つの壁とか称して、安全神話を作り上げてきたのだ。それもこれも皆机上のことで、予期しない(想定外)のことが起こったらそれらの安全対策は一挙に崩れ去ったのだ。ここに来て、新しく原発を建設することは非常に愚かなことだと、リフキン氏は言っている。今は、目をつぶっている核のゴミの処理については、やがて(というか今も問題だが、触れないように議論を進めている)大きな問題となって、後世の人たちに負の遺産として取り残される資産となるのだ。そのことを中国の李克強首相も理解した上で進んでいるという。(然し実際には中国では膨大な数の原発新設の動きがあり、どうも納得は行かないのだが)とはいうものの、原発によるエネルギーを俄に遮断することで、起きる混乱を最小限にとどめるためには、当面は、併存していく必要があるという論議も又理解しうることだ。然し、あくまでも、その先、2030年に原発依存度を15%以下に落として、2050年には、現原発を全く利用しないでやっていける位の革命的なエネルギー対策にカジを切らなければならないだろうそういう意味では、現在の政府も官僚もエネルギー政策をまじめに考えてないと言う事になる。原発に面と向かって対峙していないと云う事だ。少しでも先延ばしにしていれば、やがて通り過ぎるくらいに考えているのではないか。少し気になるのが、改良型中型原子炉の安全性だ。放射性物質が提言するとか、又その対処方法などが確立されていれば別だが、今のままで破綻に原発の小形化でしか無いように思うのだが。【古今和歌集】457.かぢにあたる浪のしずくを 春なれば いかゞさきちる花と見ざらむ (かねみのおほきみ)梶(櫂)にあたって砕け散る波の雫を、春だから、どうして咲き乱れる桜の花と見ないことができようか(いや、見ざるをえない)いかがさき=河内国茨田郡、伊香(いかが)郷。現在の枚方市伊加賀を詠み込む。
2018.06.07
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今日のウォーキングは雨のため中止した。本格的な梅雨になったようだ。小雨はあったが、本格的な雨は1ヶ月ぶりだ。連れ合いは三人会で、京都伊勢丹に出掛けていった。***「世界デジタルサミット2018」が開かれ、5Gや人工知能(AI)について議論されたようだ。その中でも、第5世代移動通信システム(5G:5th Generation)について振り返ってみた。5Gは現在規格化が進行中の次世代無線通信システムである。現在スマートフォンで使っているのが4G(LTE)と呼ばれる。5Gは、4Gに比べて通信速度が最大10Gbps以上と現在の4Gの100倍以上、高速化したものだ。(すでに、過去5年間で10倍になっており、2020年には、併せて4Gの1000倍になる)。今までは、人と人を繋ぐ手段であったのが、これからはそれに加えて、人と物、物と物を繋ぐ手段として位置づけられる。問題になるのは、データ通信量の急増による無線周波数帯の確保と、より高い周波数帯を用いる事によって電波の直進性が増し、より多くの小型基地局が必要になることだ。さらに、スマートフォンなどの消費電力の増加も問題だ。高容量の電池は、使う側にとっては、大きな問題だ。NTTドコモによれば、現在様々な実証実験段階であり、2020年のサービス提供開始をめざしている。エリクソンと共同で実施した実証実験で、屋内外で10Gbpsを超える通信速度を達成。5Gの要件を満たす通信速度の実現は可能だとの見解に達しているようだ。どんなことが適用の対象かといえば、4K/8Kといった高解像度のテレビ映像の配信といったことから、自動運転車や遠隔手術といった一瞬のタイミングのずれも許されない用途での活用が想定されている。そういったことを応用すれば、遠隔医療への適用もより良い形で行うことが出来るようだ。さらには、家庭の中に無数にある各種家電のコントロール、ウェアラブル・デバイス、産業用ドローン、農業用センサー、道路や橋梁の異常検知センサー、セキュリティカメラおよびセンサー、高齢者や子どもの見守り機器、ペットの見守りアイテムなど、例をあげると枚挙にいとまがない。IoT(モノのインターネット)というあらゆる機器がインターネットで接続されようとする世の中で、この技術は大いに貢献できるだろう。日本が一歩進んでいたようだが、2016年辺りから世界的な盛り上がりを見せている。2020年の東京五輪に5Gの一部を取り入れたサービスを提供する思惑もあるようだ。私などは、その先に何があるのか興味深い気持ちではあるものの、現在の4Gのユーザーの間ではそれほど高い関心が示されていないという。それは、今あるコンテンツであれば、現在の通信速度で、ほぼストレス無く使えるからだ。現在のスマートフォンの仕様では一部機種で下り最大500Mbps、Wi-Fiルーターであれば、下り最大682Mbpsの通信速度が実現できている(理論値)。つまり、現状のスマートフォン上で提供されるコンテンツやサービスを利用するだけなら、数百Mbpsの通信速度の4Gでも十分であり、それ以上の通信速度を必要とするコンテンツはまだ登場していないということだ。今後、VRやAR、IoTが台頭することで、より高速・大容量で、多くの機器を接続する新しい通信方式が必要になってくることは予想できるものの、現状で、何ら困っていないと云う事なのだ。それゆえ最近ではネットワーク技術だけでなく5Gの特徴を生かした新しいコンテンツやサービスの研究開発にも力を入れている。そんな新しいサービス内容としては、自動運転車両の遠隔監視(ドコモとDeNA)とか、VRなどを活用したサービス(ドコモと東武鉄道)など、新たなサービスを開拓中である。然し乍ら、核となる新サービスを提示できない故に、なかなか関心は高まっていないという。今年辺りからアメリカでは、5Gが特に脚光を浴びている。通信速度に限定すれば、先に述べたように4Gでも0.7Gbps程度は出る機能があるので、それほどの切実さはないのだが、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」向けのサービスではこの5Gが生きてくると云うわけだ。ここで登場するのが人工知能(AI)だ。5GとAIは表裏一体の関係にある。アメリカで5Gを先導するベライゾンは、「LTE(4G)はコンシューマー向けの技術だが、5Gはビジネス向けの技術だと発言している。中国の百度は2018年には自動車とクラウドに搭載したAIで自動運転車を走行させる目論見だという。自動運転車は、5Gで自動車と様々な機器が通信する「V2X」(Vehicle-to-everything)が搭載される。中国は、特に自動運転車に力を入れているようだ。相当に注力しているが、果たして、どの程度実現が可能か、興味深いところだ。日本はせいぜい「V2V」(Vehicle-to-Vehicle)といった、「車車間通信」が今のところの主流で、車のセンサーでは捉えきれない見通し外の情報や信号等の情報を、道路と車、あるいは車同士が直接通信し、ドライバーに知らせることで安全運転を支援するといった段階だ。その他にも、5Gでは遅延が非常に短くなるので、「動画を通じた新たな出会い」などと云った事が想定されている。通常はモバイル端末で動画や写真を撮影するので、端末のメモリー容量はどんどん拡大するが、5Gでは素早くネットワークで配信できるため、メモリーは小さくても済むということだ。之を利用すれば、AIによる顔認識や場所認識などといった新しい目的にも使用できることになる。期待が膨らむ5Gだが、その技術開発とネットワーク整備は容易ではない。機器開発では、スウェーデンのエリクソンや米インテル、韓国サムスン電子、中国・華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)などが競争を繰り広げている。なかでもクアルコムへの期待が大きい。思えば、4半世紀前に、車の中から電話が出来ると言った場面に遭遇し、大きな驚きであった。その時でさえも、ITの進化がこれほど急速に訪れるとは想像だにしなかった。これから先、様々な展望が述べられているが、それすら凌駕する時代がやってくるのでは無いかと思う。最早私自身がキャッチアップできなくなるかもしれない。【古今和歌集】456.浪の音のけさからことにきこゆるは 春の調べやあらたまるらん (安倍清行朝臣)波の音が今朝から異に聞えるのは、立春と共に春の音調も新しくなっているのだろうか(「けさからことに」で地名「唐琴」を詠み込んでいる。:岡山県児島半島の琴浦か
2018.06.06
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今日のセミウォーキングは西国街道を梶原高架下までで、帰りは上牧駅を通った。梶原辺りのJR側道は新しく道路を造っている。新名神高槻ICへのアクセスと云う事らしいが、最終的に何処に繋がるのか、全容がまだ見えない。しかも完成予定が当初からおかしく、5月31日に終わる予定だったが、9月30日完成に書き換えられていた。 カラオケ仲間が淡竹を呉れた。雨が降る前に、庭の木を剪定した。 *** 久しぶりにというか、中東問題が論じられていた。中東の火種は、常に燃え続けているわけで、一度も沈静化したことはない。森・加計問題や北朝鮮の問題に集中しているあまり、中東情勢が、軽んじられてきた。中東に関心があるので、その都度おさらいをするのだが、どこもここもスッキリしない。 日本はエネルギー供給を中東に委ね、東アジアの安全は、アメリカ頼り、自ら行動しなければならない北朝鮮の拉致問題も全くアメリカに依存して、動こうとはしない。之で独立国家と言えるのかと、最近は嘆かわしいことばかりだ。 中東に依存しているエネルギーを同盟国のアメリカに頼んでシェールのガスや石油にある程度恒久的に依存出来ていくのかと思えば、それほどでもなく、がっちりトランプの差配のままだ。そのトランプは、中東の混乱などどこ吹く風で、むしろかき混ぜるかのごとく、イスラエルの大使館をエルサレムにシフトするなどして、逆なでしている。 今日のアメリカの中東に於ける最大の敵は、イランだ。アメリカはイランの核合意から席を蹴って一方的に離脱し、更に混迷に拍車を掛けている。エネルギーが自前のシェールで何とかなると踏んだことで、アメリカの中東離れは大きくなったのかも知れないが、更にトランプは、自らの支持基盤のユダヤをことのほか大事にしているようだ。 なんだか、他のことはどうでも良い、お友だちを大事にしさえすればそれで良いとする安倍のやり方に似ている気がする。それで互いに気が合うのかも知れないが、トランプは表面的に友好的に見えるほど日本のことを気に掛けてはいないようだ。 それはさておき、今は、イスラエルとパレスチナのガザ地区を巡るイスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘が盛んに続いている。今となっては、どちらがどう先制したのかなどは問題で無いくらいに双方の言い分は溶け合わない状態なのだ。 このパレスチナの後方支援がイランであり、ロシアであるわけだ。アメリカもかつてはクリントンが互いの仲介を担い、オスロ合意をむすぶに至ったのだが、トランプはそんな気は全くないらしいばかりか、ひっくり返そうとさえしている。 大使館移転問題を機にパレスチナからは全く相手にされなくなってしまった。アメリカは世界の警察を降りただけならまだ良いのだが、片方に肩入れして、混迷を更に深める中心的な役割を担っていると言えそうだ。 イランはシリアのアサドを支援するために、シリアに軍隊を駐留させている。そのイラン駐留部隊がゴラン高原のイスラエル占領地を攻撃した報復にイスラエルがロケット砲をシリアに撃ち返している。そして、相互にロケット砲による攻撃をしあっている。 ゴラン高原は映画「シリアの花嫁」のメインの舞台で、自然の美しい場所なのだが、そこが蹂躙されているのだ。これもアメリカがイラン核合意離脱を表明したために引き起こされた、イランとイスラエルとの軋轢の結果なのだ。 昔のような単なる宗教的な戦いだけではなく、核問題など複雑なことが絡み合って、なお一層解きほぐす手立てはなく、新たな火種がわき上がるばかりだ。 今はイスラエルがメインに見えるところは、昔パレスチナ人が住んでいたところであり、イスラエルの一方的な支配地域拡大のために、ヨルダン川西岸とガザ地区にパレスチナ人が押し込まれているようになってしまったのだ。 それでもここで一旦平穏になったかに見えたのだが、この所又戦火が再開している。所詮折り合わない2国と云う事なのだろうか。 さらには、サウジとUAE等によるイエメン内戦への軍事介入も発生した。何やら、アラブの春以降サレハ大統領は表舞台から去ったものの裏で糸を引いているようで、混迷に輪を掛けている。 加えて、昨年6月には、サウジ、UAE、バーレーン、エジプトの4カ国によるカタール断交がある。カタールがイランと親密な関係にあることを咎めたものだが、中身は何やら作為的な意図があるようだ。 カタールとしては自らの国が成り立つために、ノースフィールドガス田の開発は必須のことであり、之をスムーズに運ぶためには、隣国イランとの友好関係を壊すわけにいかないとの思惑がある。ノースフィールドガス田は、海底でイラン沖合の南パルスガス田と繋がっていることも事もポイントの1つだ。 ここに絡んできたのがトルコだ。トルコはかつてカタールを支配していた事もあり、現在でもカタールに軍事基地を置いている関係だ。2016年夏にトルコでクーデター未遂が発生した際にも、カタールは即座にトルコへの支持を打ち出していたこともある。経済的な関係も密なので、トルコの支援で、カタールはそれほど困らないという塩梅だ。 カタールには又、中東最大のアメリカ軍基地があり、アメリカにとってカタールは戦略的重要国の1つなのだ。トランプの支離滅裂な思いつき外交で、中東でのプレゼンスに一貫性を欠いている面もある。 さらにはロシアの思惑も働いている中東では、イラン、イラク、シリア、レバノンを押すロシアと、アメリカ、イギリス、フランス、イスラエル、サウジ更に湾岸諸国との基本的な対立構造もあって、一朝一夕にその複雑な糸を解きほぐすことは出来そうに無い。 【古今和歌集】 455.あじきなし なげきなつめそ うき事にあひくる身をば捨てぬものから (兵衛) 嘆き思いつめてもしょうがありません、辛い目にあってきた身でも捨てるわけにはいかないのですから (あぢきなし ・・・ 無益である ) (「あぢきナシ(梨)」「なげきナツメ(棗)そ」「あひクルミ(胡桃)をば」詠み込んでいる。
2018.06.05
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今日のセミウォーキングは東大寺からさして橋を通り、若山神社下に上って、島本駅を経由して、帰宅した。 ゴミの日なので、伸びて鬱陶しくなった卯の花を一寸切りそろえた。 *** 最近は地震の話題が多い気がする。昨日の日経日曜版でも長周期パルスの問題が特集されていた。最近(5月)長周期パルス発生を予測する手法が学会で提案されたようだが、これから超高層ビルが続々と建てられる時代に、一寸振り返ってみておく必要があると思う。 通常地震が起こす振動は、周期が1秒以下で、耐震設計を施された建物では、大きな被害は起こらないとされる。ところが長周期の振動となると、一寸話は違ってくる。長周期のものでも長時間継続する振動(長周期振動)と1回だけの大きな揺れ減少の長周期パルス振動の2ケースがある。 この、長周期パルスが初めて計測されたのが、2016年4月の震度7を記録した熊本地震だ。死者256人を出す大惨事で、国宝の熊本城も大ダメージを受けた。地震発生の10秒後、1発の大きな揺れが襲っていたことが分かったのだ。揺れが1往復するのにかかる時間=周期は、およそ3秒。脈打つような揺れ1回起こっている。最大速度は毎秒2.6mと極めて大きい。観測された断層の移動量は水平方向で約1.6m、上下方向で約2mとのことだ。 一方の長周期振動は、2011年の東日本大震災時に770km離れた大阪で、観測され、55階建ての高さ256mの高層ビル(おそらくりんくうゲートタワー)を約10分間に亘って揺らしたという。 長周期振動は長時間揺れが続くことが特徴だ。 これまで直下型地震では、短い周期の揺れによる被害が相次いできた。1995年の阪神・淡路大震災では被害が集中したのは木造などの低い住宅で、神戸市内で観測された揺れは周期が1秒から2秒程度だ。 短い周期の揺れの場合、超高層ビルは揺れを吸収するが、周期が3秒以上の長周期パルスの長い揺れでは超高層ビルの固有周期と共振を起こす可能性が大きくなり、超高層ビルは一撃で大きく揺れる。 熊本の場合は、高層ビルがなかったので、直接揺れの観測などは行えなかったが、工学院大学では、コンピューターシミュレーションで、高さ129m、29階建てビルを想定して計算すると、長周期パルス起こった場合、その一撃で、最も揺れる最上階の振幅は約3mにもなったという。そして、その時、大きな負荷がかかる下の階は損傷を受け、揺れが収まっても、ビルは傾いて、変形したままになってしまうことが分かった。 揺れ幅をビルの高さで割った値が50分の1を超えると、深刻な被害の恐れがあるとされているようだ。そうならなくても振幅3mを経験したら、人はまともでは居られないのではないか。 私も船に搭載するタワー状の荷役クレーンの台を設計したことがあるが、運転台が高いところにあるこうしたクレーンは、基部の強度(応力)は破壊に至らない許容範囲にあっても、荷物を振り回す際のたわみに制限を設けていた。運転手が感じるたわみがクレーン台の高さの10分の1以下に抑えるようにしたものだ。大阪のビルが揺れるビデオを見たことがあるが、結構な揺れで、中に居た人は生きた心地がしなかったことだろう。 最近のビルには、耐震装置や、免震、制震装置が施されている。 「耐震」は壁や柱など建物の構造自体を強化し、建物そのもので振動エネルギーを受け止め、その力に耐えられるようにする方法で低層ビルなどには向くが、高層ビルになると、基礎が大きくなりすぎるために実際的ではない。 「免震」は地面と建物の間に入れた免震装置が振動エネルギーを吸収し、建物に振動が伝わらないようにする方法で専ら高層ビルではこの方法が採られている。また、「制震」はビルの屋上などに備え付けた振動軽減装置(建物とは逆方向に揺れることで、揺れ幅を解消する)を設置し、建物の揺れを制限する方法だ。これも免震の1つの方法と言える。 然し、建物の基部などに付けたこの積層ゴムなどの免震装置も、あまりに大きな振幅だと、ビルが周囲の壁に建物がぶつかってしまい、積層ゴムが破損してしまう恐れがあるのだ。 今のところ、発生するのが希なことから、それほど大きな問題にはなっていないようだが、この対策も考えておかねばならない時期になっている。 プレート型(海溝型)の巨大地震が、数百年の周期で発生していると新聞にはあるが、この間勉強したときには30年周期で起こるとも云っていた。それほど曖昧だが、結果はかなりシビアなのだ。 之に比べて活断層による地震は数千年から1万年周期とここでは書かれているが、前に調べたときには1000年周期と予測は縮まっているのだ。いたるところに活断層が存在する地震列島、日本(113の活断層があるとされる)は今までの免震装置をも凌駕する危険な地震になってきた。 最もリスクが高いことが分かったのは、大阪の上町断層帯だ。上町断層帯は全長およそ42kmで、そこには超高層ビルやマンションが立ち並んでいる。このような場所に高層ビルを建てるのは、極めて危険だと云う事だ。それこそ、地震に強いとされてきた建物にも一撃で大きなダメージを与えるということが分かってきたのだ。先のシミュレーションでも分かったように、最大3mもの揺れでは、基部自体が移動するというとんでもない復次効果をもたらすのだ。 通常、地震で揺れる建物も、基部は元の位置に留まるわけだが、長周期パルスでは、それ自体が動いてしまうということだ。 長周期パルスの研究は始まったばかりだという。地震大国日本は、相当に力を入れなければ、大都市崩壊もあり得るのだ。 【古今和歌集】 454.いさゝめに時まつまにぞ日はへぬる 心ばせをば人に見えつゝ (きのめのと) ほんの少しと思ってタイミングを待っている間に日は経ってしまった、この心の思いをあの人に知られながらも (いささめに・・・かりそめに、心ばせ ・・・ 心の思い、人に見えつつ ・・・ あの人に知られながらも) (ささ(笹)・まつ(松)・びわ(枇杷)・ばしょう(芭蕉)」を入れて詠んだ歌)
2018.06.04
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今日のセミウォーキングは高浜堤から上牧堤までで、帰りはシャルマンを通った。 何時も行く、カラオケクラブが、開店36周年を迎えた。今日は祝賀のカラオケ大会があり参加した。生憎、友人は、町内会の仕事で手が離せず、欠席となった。常連の老夫婦もご主人が手術を受けることになったようで、欠席されていた。 とはいえ、参加者は何時もより多い19名で、クラブの社長を交えて、20人をクラス分けして、勝敗を競うことになった。 結果は屈辱的なもので、2曲歌った合計点で、比較すると、私が最下位だった。一生懸命に歌った割には、機械は評価してくれない。その点、連れ合いは、全体で、2位に入る健闘であった。 真の実力が評価されているわけではないが、それでも結果は結果、一寸がっかりした。 歌合戦としては、個人毎ではなく、くじで組を結成して、組の合計点で争う形式だったわけで、私と同組になった人には迷惑を掛けてしまった。全員で、合計40曲歌った平均点は86.8点であった。 詳しく分析すると、評価はパネルとテレビの合計点であるが、パネルは、くせもので、得点はあまり歌の巧拙には関係ないようだ。テレビはある程度正しく評価しているようだがこれも少し不可解なことがある。 ともあれ、1曲ごとの競技という形で、都合2曲歌うわけだ。1曲目は4人1組での競技だった。 私は1組で、男性が2人と女性1人の4人だ。 「覚えていますか」を選曲したが、これは、前に宿題曲として紹介されていた曲である。1組目の3番目に登板したのだが、何とパネルが76点と低く、後に74点を出した人が最低で、私はビリから2番目の点であった。テレビとの合計点でも162点と同じ順位だ。 同組で歌った他の3人は最高点が179点、最低点でも173点であったことを考えれば、11点も低いのだからどうしようもない。 4組目に「岸壁の母」を歌った連れ合いは、合計点は176点で、全体の平均点が174点だったので、やや良い位置であった。4組の他の3人の成績は、最高が181点、最低でも、171点であった。 こうして20人全員が1曲目を歌い終わった。合計点で1番高得点は181点で、3人が同点であった。2組、3組、4組と分散していた。曲名は「桃色吐息」、「夜明けのブルース」、「夫婦心中」であった。 ともあれ、4人全員の合計点で一番良かった(優勝)組は、連れ合いが属する4組で、総合計点は708点であった。単純に1曲当たりの平均点は88.5点とハイスコアだった。 私の1曲目のパネルでもし、平均点を出していたら、(パネルの平均点は86点故、10点高かったらと云う事だが)総合計点は700点となり、2位に食い込んだ(現実には3位で賞金にはありつけなかった)のであるが、それを言い出すとゴルフと同じで、タラレバの話だ。選曲が悪かったのか、歌い方が悪かったのか、検討に値すると思っている。 こうして和やかな内に夕食時間となった。 この結果を踏まえ、2曲目は2人1組に組替えを行うことになった。 私は7組目、相棒は男性だ。その気になった歌う結構歌の上手な人である。連れ合いは、4組目で、相棒は、私が1曲目で同じ組であった女性だ。歌い進んで、連れ合いの番になった。初めて歌う「無法松の一生」(美空ひばり)だ。この頃には私は結構酔っ払っていたので、歌がどうだったかはあまり覚えていない。 得点が開かれると、連れ合いの得点はパネル、テレビとも92点と破格の高得点で、合計183点は皆の度肝を抜いた。 勿論それまでの得点の最高であったが、その後全員が歌い終わっても184点に迫ったのは2曲目で優勝した6組の男性の183点のみであった。 因みに優勝男性は、「女の宿」を歌い、その相棒男性は、「街の灯り」を歌って182点を出していたのだから、6組が優勝するのは理の当然であった。因みに合計得点は365点で、2位を11点も引き離してのことだった。 さて、7組目の私は「黒い花びら」を歌ったのだが、奮わず、168点であった。2曲目の全体平均は174点であるから、全く話にはならなかった。後で相棒の人が歌うのが気の毒であった。それでもその人も173点とそれほど良い点ではなかったので、まぁこんな所かと思ったわけだ。 最後の10組目は夫婦が同一組だったが、合計点351点で、3位に入賞していた。2位は、3組目の男性と女性の組で、男性の方は173点と平均点程度であったが、相棒で、何時も我々と一緒に参加している女性の「白鷺三味線」の得点が、181点という高得点であったために、上位入賞となったわけだ。 2018年に開始したという、カラオケクラブだが、よく永年に亘って続けられてきたかと、感心する。私が最初に参加したのは、2012年で、まだ6年しか経っていないが、その間にもメンバーの何人かは物故するという不幸も経験している。 更に、今年からはメンバーも絞り込み、少人数になってしまったが、歳を取っては、外出も、さらには大きな声で話すことなども少なくなった今では、月に2度程度カラオケで大きな声を出すことは、身体にとっても良いことなのだと云われている。 最初の内は、物怖じせずに歌うだけだったが、最近になって、過去に歌った歌を避けてなるべく新しい歌(といっても新曲とは限らない)をと思うことから、選曲が手詰まりになるこの頃だ。 様々な人が歌う歌を聴いて、こんな歌もあったなぁと思いながら、聴いているのだ。 今日は、新曲と言われる曲に挑戦してみたが、結果は思うように行かなかった。 又次回に何か挑戦してみよう。 【古今和歌集】 453.煙たちもゆとも見えぬ草の葉を たれかわらびと名づけそめけん (真せい法師) 煙が立って燃えているようにも見えないこの草を誰が 「わらび」と初めに名づけたのか (蕨の語源はわら火と思われていた、もゆ=燃ゆと萌ゆを掛ける)
2018.06.03
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今日のセミウォーキングは第2小学校から島本高に戻り名神桜井経由して帰宅した。 連れ合いは、元同僚さんを見舞いに病院に出掛けた。 *** スペインも政権の交代があった。スペインと云えば、旅行対象国ぐらいにしか認識していなかったが、カタルーニアの問題だとかバスク地方の問題とか断片的に多くの問題を抱えていることは聞こえてくる。 また、PIIGS(ポルトガル、アイルランド、イタリア、スペイン)と呼ばれるソブリン・リスク(国の債務に関するリスク)を抱えた国の1つとして、EUの中でも問題児であるという一面もある。 そんなスペインで、財政再建推進派である現首相(ラホイ)の不信任案が可決されて、降板し、新たにの社会労働党のサンチェス首相が誕生した。政権交代が成ったわけだ。スペインでは首相が不信任案可決で辞任するのは初めてのことらしい。 スペイン議会(議席数350)の勢力図からすると、与党(保守)であるラホイの国民党は134、サンチェスの社会労働党は野党第1党だが議席数は84だ。国民党は単独で過半数に達してなく、野党は共闘して、過半数の180票を以て、ラホイの不信任案を可決したようだ。 46歳というイケメンで経済学者の若き首相がどう切り盛りするかが今後問われている。 この政権交代の原因は、与党国民党の幹部ら29人に収賄や横領罪などの汚職事件で有罪判決が下った事にある。この汚職事件は国民党幹部らが賄賂を受け取り、特定の事業者に公共事業の入札で便宜をはかった事が明らかになったからだ。 ラホイは連座を免れたが、世論の反発は強く、社会労働党の出番となったわけだ。 不正なことにたちまち反応して、政権を交代させるとは日本などには出来ないことではないだろうか。首相のラホイは連座していないとかだが、日本の安倍首相は不正の渦中の中心にあり、回りの不正を増長させている本人なのだが、すんなりと辞任させられないのが情けない。 ともあれスペインでは、裁判所の判決が出た後の世論調査によると、中道右派の新興政党シウダダノスが108議席に躍進して第1党、社会労働党は85議席で第2党にとどまるとの見通しで、国民党は63議席で第4党に沈むと予測される結果だった。 (別の予想では、国民党が109~105で第1党を維持、シウダダノスが81~78に躍進、社会労働党は93~90の微増との予測もある) 政権交代後直ぐに総選挙をしても政権の安定がもたらされる(社会労働党が単独過半数を取る)ことは望めないようで、スペインでも、長らく政治空白が続いたイタリアと共に世界経済に影を落とす事が懸念されている。 与党第1党が半減するというドラスティックなことも予想されるスペインは、日本とはすこし違った感覚だが、それだけ、国内に抱える問題が多岐に亘っていると云う事なのかも知れない。 この不信任案を諮る投票でも、キャスティングボードを握ったのはたった5議席しか有さない少数政党のバスク国民党だと言うから、微妙なバランスである。 少し以前には、国民党が下院の過半議席を得た2011年の総選挙では、ラホイが年狂的な歓迎で首相の座に付いたのだが、変われば変わるものである。雇用不安におびえ、八方ふさがりの経済状況で変化を求めた国民はとりあえずはラホイを選んだのだが、財政再建のためには、経済構造改革が必須で、構造改革は国民に痛みを強いる事になるわけだ。 こうして、2012年には、緊縮財政に反発が広がり、国民党は劣勢となる。また、カタルーニャでも国民党は伸び悩んだ。スペインでも裕福なバスク地方とカタルーニャ州更にラホイの出身地である西部のガリシア州は中央政府に過度に税収を吸い上げられる事を望まず、自らが得たGDPを他の貧困州に過度に再分配することを望まないのだ。 このような状態で、マドリードやバルセロナでは「反緊縮」の大規模デモが頻発し、政権支持率は発足が決まった2011年の44・6%から29・9%に急低下している。 このように、スペインでは、2015年12月の総選挙以来、国民党と社会労働党との間で、政権を巡って紆余曲折があった。両党とも、議席で過半数を確保出来ない中、互いの党首を首相に任命する際に信任をしない状態が続いて、イタリアと同様に政治的な空白が長く続く事態もあった。 一方、カタルーニャ州は独自の住民投票で独立支持が圧倒的多数の票を獲得したことを受け、スペインからの独立を要求している。しかし、スペイン政府は、住民投票自体を認めていない。カタルーニャの中には、バスクに認められている自主的徴税権がカタルーニャにも認められるなら、独立要求は取り下げてもよいとの考えはあるようだ。 このように、3つの裕福な州の中でも、それぞれの事情は違っているようで、バスクは、カタルーニャほど先鋭的ではないようだ。数十年にわたる分離独立闘争で850人以上の犠牲者を出してきたバスク地方の反政府組織「バスク祖国と自由(ETA)」も、2017年には武装を解除している。 ラホイは、カタルーニャに対してバスク同様の寛大な扱いは除外しているよだ。結局カタルーニャは、独立を宣言したもののEUからの賛同も得られず(カタルーニャがスペインから独立しても、EUはそれを受け入れることはない)、多くの企業がカタルーニャから離脱(3500社以上が本社を移した)する動きが加速して、窮地に立っている。 中央政府の締め付けが激しくなり、結局損をするのはカタルーニャだと云う事になりそうだ。カナダのケベック州の独立騒動と同じように、カタルーニャ州自身の経済発展に水を指すことになっているようだ。 そんな時に国民党の議員が汚職に走り、私腹を肥やしたのだから、何をか況やだ。 さて新首相のサンチェスはこの問題をどう処理するのだろうか。 【古今和歌集】 452.さ夜ふけてなかばたけゆく久方の月ふきかえせ 秋の山かぜ (かげのりのおほきみ) 夜が更けて、半ば終りに近づいているあの月を吹き返してくれ、秋の山風 (小夜 ・・・ 夜の歌語 、たけゆく ・・・ 終りに近づいてゆく) 「なカハタケゆく」に題の 「かはたけ」が詠み込まれている。「かはたけ」は竹の一種で、マダケあるいはメダケかと言われている。
2018.06.02
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今日のセミウォーキングは上牧駅裏から梶原高架橋下までで、帰りはシャルマンを経由した。 小学校の放課後学習会のあと、学習ボランティアの顔見せ会があった。校長、教頭を始め先生全員(と思う)が、集まっておられた。熱心さが窺えた。 *** キラウエア火山が噴火を始めたのは5月3日のことだ。噴火は、3日、1週間と続き、ついに1ヶ月になろうとしているが、火山噴火の衰えはないようだ。 火山周辺ではマグニチュード6.9の強い地震が起きたほか、有害ガスも検出され、住民も2500人が避難している。 キラウエア火山は之までも、長年に亘り、溶岩が流れ出す比較的穏やかな噴火が続いてきたが、今回は溶岩流に加えて、噴煙が高さ9000mに達する爆発的な噴火も発生したようだ。ハワイ火山国立公園の一角にあり、大勢の観光客が訪れる観光スポットだ。この間ハワイに旅行したときに、連れ合いは是非見たいと云っていたが、果たせず帰ってきたところだ。 噴火は「ハワイ式噴火」と呼ばれ、山腹の割れ目から真っ赤な溶岩がどろどろと流れ出るのが特徴だ。突然の爆発を伴わないとされるが、之までに、高さ約70mのマグマの噴出が見られ、溶岩噴泉と呼ばれる現象も確認されている。 地球観測衛星「だいち2号」が撮した、亀裂から流れる溶岩の様子や溶岩が住宅を破壊したり、道路に押し寄せたりする様は、異様な恐怖を覚える。 さらに、17日には、ついに高さ約9000mの噴煙を伴う爆発的噴火を起こした。有毒ガスの噴出や巨大な噴石が広域に飛散する事態となった。噴火口以外にも山腹や道路などにできた20カ所以上の亀裂から溶岩流が噴出し、溶岩は島南部の太平洋に流れ込んでいる。 キラウエア火山が形成され始めた時期はわかっていないが、約60万年前から30万年前に形成され始めたと推定されている。そして、5万~1万年前に海面上に現れたと推定される世界最大級の活火山であり、現在もなお噴火が続いている。1790年には最大の爆発が起き、火砕サージで約80名が死亡している。 マグマ水蒸気噴火を伴うのは1924年以来のことだという。その後、火口は山裾に移動し、1983年、プウ・オオ火口から、ほぼ連続的に噴火し続けて、2012年まで溶岩の噴出は続いている。1990年には町や物的破壊をもたらす噴火が発生している。その後、一旦は噴火は沈静化したようだった。しかし、今回の噴火は火口が更に山裾の海岸に近い箇所からだ。 キラウエア火山などハワイの火山と日本の火山の違いは、マグマの出来方やその粘度の違いによる。 ハワイのマグマは、もともと粘り気が少ない玄武岩質で、通常のマグマが生成される地下の位置より更に深いところで生成される。マントルと呼ばれる高温の岩石が上昇し、回りの圧力が低下することで、解けて出来るのに対し、日本のマグマは安山岩質で、日本列島の下に潜り込んだ海洋プレートが運び込んだ海水が回りのマントルを溶かして出来る。このため、粘度は、日本の方が高く、ハワイの方はさらっとしている。このためハワイ式では爆発的噴火は起こりにくいとされる。 ハワイの溶岩が流れるスピードは時速200mを超えている。流れやすいマグマでは、火山性ガスや水蒸気も抜けやすく、爆発は起きにくい。 これに対して、日本のマグマは粘性が高いために、マグマは流れにくく、火山性ガスや、水蒸気ガスが内部に閉じ込められやすくなる。このため圧力が高まり、一気に圧力が解放されるように爆発するのだ。 今回のキラウエア火山がやや爆発的だったのは、マグマが4月末までに山頂火口まで上昇して貯められていたのだ。それとは別に、新たな山腹の火口(今回は火口が山頂から裾野に移動していた)が出来て、そこからマグマが流れ出たことで、流出したマグマの空洞を埋めるように山頂付近まで溜まっていたマグマが沈み込んだのだ。 低下した(沈んだ)マグマが、冷えて固まりマグマルートに蓋をして塞いでしまい、そこに地下水がしみこんで、マグマに触れ、瞬間的に水蒸気に変わった。こうしてマグマの通る道の圧力は急激に上昇し、これを放出するために、蓋となっていたた岩石などを吹き飛ばして爆発(マグマ水蒸気噴火)を起こす事になったようだ。マグマと水が触れる状態になればハワイのような通常は穏やかな火山も爆発的な噴火を起こすのだ。 こういったことから、岩脈がつながっていない島の北側にマグマが流れる可能性は低いという。 2017年までは溶岩流見学場所で溶岩が海に流れ落ちる様子を見ることができたようだ。それを見学したいと連れ合いは言っていたのだが、1983年からのプウ・オオ火口の噴火による溶岩流で湾岸の道路は分断されたままになってる。見学場所に行くには、何やら10km以上溶岩の上歩く必要があるとのことだ。 最近では、宇宙から噴火中のキラウエア火山の様子が送信されてくるようだ。先月ESA(欧州宇宙機関)のセンチネル-2Bが撮影した宇宙写真やNASAの人工衛星ランドサット8号、さらには、ISS(国際宇宙ステーション)から、溶岩が地表を流れている様子を捉えた写真などが到着している。これらの写真を見ると、人間の力では太刀打ちできない自然への畏怖を感じさせる。 現在ハワイの知事も、観光局も安全性を訴えることに注力している。問題点はレイズ(溶岩性煙霧)の影響とプナ地熱発電所への影響の2点だとか。レイズは溶岩が海面に到達する場所周辺のみで起こる現象であり、その場所に近寄らない限り人体に影響はないとのことだ。 プナ地熱発電所の方は地下の地熱貯留層をふさいで、固定する対応を取っているとか、 島民にインタビューするテレビ番組があったが、恐ろしいし、心配だが、この場所を離れたいとは思わないとのことだった。何しろ「私はここで生まれたのだがから」という言葉を繰り返していた。 【古今和歌集】 451.いのちとて露をたのむにかたければ 物わびしらになく野ベの虫 (しげはる) 命の糧として露を頼むには、それはあまりにもはかないので、もの悲しげに鳴いている野辺の虫よ (「つゆをたのむニ カタケれば」という部分に 「にがたけ:キノコの一種とも竹の一種とも」の題が含まれている)
2018.06.01
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