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サリンジャーがらみ のお話 という理由だけで選んだ作品ですが、客の大半がジジババだったのは、まあ、案の定という感じでしたが、お話の筋も古典的でした。
「大人の自分探し」 とありますが、今一、ピンときません。
「何をご覧になるおつもりでお座りになったのか存じませんが、そりゃあ、お眠りになるのも無理はない展開だとは思うのですが・・・!」 まあ、そういう同情というか、怒りというかを感じないではない展開でしたが、救いはありました。 ジョアンナ の ボス を演じる女性の演技です。別に、特別な所作や表情をするわけではありません。しかし、なかなかいいのです。時代の存在感があるのです。
「誰だこれは?」 家に帰って、 チッチキ夫人 にチラシを見せておしゃべりしていると、珍しく質問です。
「シガニー・ウィーバーって、出てはったん?!」 サリンジャー の 「ライ麦畑でつかまえてThe Catcher in the Rye」 は単行本出版だったようですが、それ以降の 「グラース家シリーズ」 は 「ニューヨーカー」 という雑誌に掲載された作品です。映画に出てくるベテラン・エージェントの マーガレット (シガニー・ウィーバー) は、その時代のアメリカの出版エージェントの匂いとプライドを感じさせる編集者という役柄を好演していました。まあ、なんといっても 「エイリアン」 に怯まない女性ですから、貫禄が違いますね(笑)。
「ええー、あの人、ああ、あのおばさん、エイリアンのあの人やったんか?」
「エイリアンの、あの人やったん?って、気付かんかったん?」
「うん、まったく!一人で映画もたしてはった。上手やったで。」
「でも、気付かんかったんやろ(笑)」
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