Q:「1kgずつケガニ、タラバガニ、ズワイガニ、ハナサキガニ、クリガニがあります。この中で一番重い蟹はどれですか?」
今回は蟹だがそれ以外の食肉や果実バリエーションのクイズも何回か出題されていて毎回女性は解答するのに悩んでいる。
例えば「月面で手に持った鉄1kgと綿1kgを落としたらどちらが速く落ちますか?」という物理実験を模した質問であれば悩むのも分からなくはない。
単純な引っ掛けクイズなのに何故悩むのか思考ロジックを推測してみた。多分カニの種類を幾つも聞いているうちにそのカニの名前を記憶するのにリソースが奪われ最初の重さに関する情報が欠損してしまうのだろう。
知っているカニの情報を個々に思い出しながら、頭の中で重さの比較を始めてしまったら他の情報を処理するのも難しくなるということだろうか。
AIの機械学習がニューラルネットワークモデルであれば意外や AIチャットもこのクイズに引っ掛かる可能性があるのではないかと思い3人のAIに質問してみた。
Copilot:1kgずつの重さで比較すると、どのカニも同じ重さになりますが、一般的に最も大きく成長するのはタラバガニです。タラバガニは他のカニに比べて体が大きく、脚も太いのが特徴です。
ChatGPT4o:これらのカニの中で「一番重い」となると、通常はタラバガニです。タラバガニは大型のカニで、特にその脚が非常に大きく、重さも他のカニに比べてかなりあります。平均して1kg以上の個体も多く見られます。一方で、ズワイガニやケガニ、クリガニ、ハナサキガニはタラバガニほど大きくないため、1kgごとに比較してもタラバガニが最も重い可能性が高いです。ただし、これは種全体の傾向で、個体差があるため、具体的に計測した結果次第では例外があるかもしれません。
意外なことにChatGPTが見事に引っ掛かった。"1kgずつ"という情報よりカニの名前に処理の重み付けがなされたと考えられる。
意外やこのクイズは日本語処理や思考アルゴリズムについて考えさせてくれる面白い問題なのかもしれない。
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