この企画は、プレゼンターとなる人が自分の言いたいことをプレゼンするというものである。
今回、出川哲朗さんがプレゼンしたのは、「猛獣と戦ってきた男」。
数々の猛獣と戦ってきた自身の経験をもとに、プレゼンをしてくれた。
その中で私が印象に残ったのは、彼がサイと戦った話だ。
出川さんはトラックタイプの車の荷台に乗り、地面にいるサイと向かい合っていた。
現地のコーディネーターが、
「サイは、前足を両方同時に上げることは無い」
と言ったため、とりあえずサイが荷台に乗り込んでくることはないと思っていた。
しかし実際には、サイは両足を上げて荷台に上がろうとしてきたのだ。
この経験から出川さんは、
「コーディネーターの言うことは信じるな」
「信じられるのは自分だけ」
ということを学んだという。
以前、何かの番組で聞いたことがある。
「動物に『絶対』はない」
絶対に安全な動物など存在しないということだ。
人間は動物の生態を研究し、どのような行動をするかはある程度わかってきている。
それはあくまで「ある程度」であって、すべてを完璧に分析できているわけではない。
何が起こるかわからない。それが動物ロケなのだ。
「窮鼠猫を噛む」という言葉もある。小さくても動物の能力を甘く見てはいけない。
一般人は芸人さんのように動物ロケにいくことはないので、猛獣と接することはまずないだろう。
しかし、身の回りに動物はたくさんいる。
「人間」という動物が。
「絶対に安全な人間」というのも存在しないと考えるべきだろう。
すべての人間を疑っていたら生きていけないが、何でもかんでも信じてしまうのは危険だ。
誰を信じるか。何を信じるか。
それを決めるのは自分自身だ。誰かに決めてもらうものではない。
自分の人生は自分で決める。人のせいにしない。
自分の足で歩いていこう。
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