バカリズム監督の作品は、特撮ヒーローを題材にしたものだった。
特撮ヒーローの撮影を寒い季節におこなう場合、焚き火などを用意して暖をとりながらやるのが一般的らしい。
しかし今回は、焚き火なしでやったという。
それによって、寒がる出演者の演技がリアルなものとなり、非常に良い味を出していた。
「事実は小説よりも奇なり」 という言葉もあるが、人間が頭の中で考えたものより、実際に起こる事実の方が味わいがあるのかもしれない。
歳をとって人生経験を積んでくると、フィクションのストーリーに対して、どこか冷めた目で見てしまうような気がする。
いきすぎたフィクションだと冷めてしまう、という感情である。
フィクションだとしても、ある程度ありえそうなことだと感情移入できる。
作品を見て何を感じるかは人それぞれだ。
いろんな人がいるからいろんな作品が生まれる。
だから世の中はおもしろい。
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