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ディサイション・パワード 第2話「離反」


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ディサイション・パワード 第4話「仲間」


ディサイション・パワード 第5話「戦闘」


ディサイション・パワード 第6話「参入」


ディサイション・パワード 第7話「暴走」


ディサイション・パワード 第8話「後悔」


ディサイション・パワード 第9話「新型」


ディサイション・パワード 第10話「敗戦」


ディサイション・パワード 第11話「成長」


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ハジマリノ歌 24話「過去を消して」


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ハジマリノ歌 26話「決まっていた関係」


ハジマリノ歌 27話「最後の場所へ」


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ハジマリノ歌2 Story7「二国の基地」


ハジマリノ歌2 Story8「闘技大会」


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2007年02月15日
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テーマ: 小説(1482)
カテゴリ: カテゴリ未分類
闘技大会もセカンドステージに進んだ。
司会の説明によると、シード権選手が登場する準決勝までがセカンドステージ、それからあとがファイナルステージだという。
セカンドステージは一対一のタイマン勝負で、一撃でも攻撃が当てれば勝ちとなる。
その次のファイナルステージは、タイマン勝負ということは変わらないが、三回攻撃を命中させれば勝ちとなる。
そして、ファーストステージを勝ち進んだクラウド、アイナ、ミハエルはセカンドステージを突破した。
その時、ファーストステージ敗退をしたノルンは、リカードの隣に座っていた。
「だから、な?そう落ち込むなよ。優勝することが目的じゃなかったんだから」
「でも・・・、他の三人は残ってるんですよ・・・。しかもクラウドに目を取られて後ろから斬られたとか・・・」
リカードはノルンを励ますことに手こずっていた。

彼はシンのことも気になっていた。
昔もたしかに実力者だった。
剣技にしても、体術にしても、銃の使い方にしても、何でも自分のものにしていった。
戦闘のエキスパートになれるんじゃないか、と彼は思っていた。
あれから数年経って、自分のように、彼も成長しているはずだ。
そういう点で、リカードは楽しみにしていた。
そして、ついにファイナルステージが始まった。
ミハエルを含む勝ち残った三人と、シンが登場した。
「さぁ、遂にシン・フェインの登場だ!ルールはさっき話したとおり。それと、対戦相手もセカンドステージと同様にルーレットで決められる。最初の対戦は誰と誰だ!!」
巨大液晶に四人の顔がランダムに出る。
そして、最初の対戦が決まった。

司会に誘導され、ミハエルとシンが位置につく。
「取らなくていいのか?それ」
「大丈夫です」
シンの挑発に、ミハエルは全く乗らなかった。
「じゃあ、始めてもらおう!ファイナルステージ初戦!レディー・・・、ゴー!!」

「今までの鈍足と同じと思うな」
シンは物凄い速さのピッチで走りだした。
「出た!これが『疾風のシン』の二つ名を持つ男の速さだ!!」
ミハエルは動じることなく、様子を窺っている。
「クールだねぇ」
シンが最初の一発を撃った。
それはもう直撃コースだった。
が、ミハエルはそれを完全に見切った様子で、弾を余裕で避け、撃ち返して来た。
だが、今までの敵とは違い、動きが速い。
一筋縄ではいかなかった。
「あいつ、銃弾の弾道も見切れるのか。尋常じゃないな」
シンは一度止まり、向きを変えて一気にミハエルに接近していった。
「無茶だ!あいつ何を」
リカードはシンの無謀ともとれる行動に、思わず立ち上がった。
ミハエルもその行動の意味が判らず、戸惑った。
「何を考えている」
とにかく、敵を近づかせないために銃を撃とうとした。
「ッ!!」
シンが一瞬先に引き金を引いた。
それとほぼ同時にミハエルが引き金を引いた。
次の瞬間、シンの撃った弾が破裂し、ミハエルは反応が遅れて顔面の半分がペイント塗れになった。
ミハエルの弾はシンの銃に当たり、銃は後方に飛んでいた。
「雷、か。たいそれた素質だな」
シンは手がしびれているのか、反対の手で押さえていた。
「だが、俺の勝ちだ。散弾が命中したからな、惜しかった」
「それがあなたの素質ですか」
「物体変化、それが俺の素質」
「弾の変化に気付くのを遅らせるための行動、ですか」
「そう。その『眼』は厄介だからな」
決着がついた。
「決まった!まさかの散弾銃の攻撃でファイナル初戦を制したのはシン・フェインだ!!」
会場が沸き上がった。
その後、シンは銃部門でV2を果たした。

立て続けに特殊武器部門のファイナルステージが始まった。
組み合わせが決まり、アイナとシンは決勝に残らなければ当たらない組み合わせとなった。
初戦はアイナの方だった。
相手は巨漢で巨大な剣を持っている。
アイナとはま逆のタイプだった。
「お嬢ちゃん、辞退したほうがいいんじゃねぇか?ペチャンコになっちまうぜ?」
「ご心配なく。大きければ大きいほどやり易いですから」
アイナは相手の挑発に挑発で返した。
「なにやらすでに火花が散っているようだが、そろそろ本戦に入ってもらおう!いくぞ!レディー・・・、ゴー!!」
大男はいきなり剣を振り上げ、アイナに向けて振り下ろしてきた。
直撃すればただでは済まない。
アイナはやはりそれを見切り、大剣の急所を捉え、確実に受け流した。
大剣はその勢いのまま地面にめり込み、男は身動きが取れなくなっていた。
「だから言ったでしょ。デカさだけじゃ無理って」
アイナは容赦なく男を斬りつけ、三つの傷をつけた。
会場の予想を裏切る結果に、会場中がどよめいた。
「ハハッ、やるじゃん。さすが」
シンが拍手をしながら寄ってきた。
「シンさんはまだ終わってないでしょ?」
「あー、キツい。じゃっ、決勝で会いましょ会いましょ」
シンは余裕の表情で対戦相手の前に立った。
武器は何も手にしていない。
「シン・フェイン。ホントにこの部門じゃ武器使わないんだな」
「まっ、使い慣れない武器なんて、足手まといの何物でもないからね」
シンは対戦相手に気さくに応えてやっていた。
そして、司会の合図があると同時にシンは相手の懐に飛び込み、三発重い拳を喰らわせた。
特別仕様のアーマーに三つの凹みが出来ている。
どれだけ強い力なのか、想像がつかない。
「じゃ、次は君だよ。アイナちゃん♪」
さすがにアイナもシンの強さを目の当たりにして、少々ビビッていた。
「ついに特殊武器部門も決勝戦だ!一人は銃部門V2を果たしたばかりのシン・フェイン。そして、その対戦相手は、意外にも可愛い女の子だ!どんな戦いを見せてくれるのか。レディー・・・、ゴー!!」
シンは特殊な素質を持つアイナを警戒していた。
おもむろに接近すると返り討ちに遭ってしまう。
疾風のシンの二つ名を持つ男も、身動きが取れずにいた。
動かないシンを見て、アイナが言った。
「こないんですか?じゃあ私から」
アイナは一気に間合いを詰めた。
「避けるしか・・・」
シンは自慢のピッチ走法で走り出した。
だが先読みされ、彼の進行方向にアイナが割って入った。
「!?」
「クラウドの動きに比べたら」
アイナはシンの肩に手を置き、そこを軸に背後に回った。
「遅いっ!」
そして、シンの背中を斬りつけた。
まさかの展開に、リカードも含め会場中が声をもらした。
「彼女・・・」
「アイナ、すごい!」
が、それはシンの作戦だった。
瞬時に彼女の腕をつかんだ。
「悪く思うなよ」
そして、彼女のボディに三発拳を喰らわせた。
その衝撃で、アイナはその場にうずくまった。
「げっ、やり過ぎたか」
「ハッ・・・、ハハッ・・・。強いですね・・・」
「肉を切らせて骨を絶つ。実戦不足の君になら通用すると思った。いい経験になったろ?」
シンはニカッと笑い、アイナも苦しいながらも笑顔で対応した。

そして、ついに剣部門のファイナルが始まった。
シンはコレに優勝することで、前代未聞の三部門V2達成という偉業を成し遂げることになる。
会場の客も期待していた。
しかし、その期待をぶち壊すかもしれない人物が登場した。
クラウドだった。
準決勝の相手を瞬殺し、決勝に先に上がっていたシンの目の前に立ちはだかった。
「少年、お前はどんな訓練をつんだんだ。その動き、人間業じゃないな」
「そうですか?まだ体がついてきませんけどね」
とはいえ、習得したてのアクションに、クラウドの体はボロボロだった。
体力も相当削れていた。
「さぁ、注目の決勝。勝つのはシンか!はたまたルーキーのクラウドか!全身全霊をかけて戦ってくれ!レディー・・・、ゴー!!」
やはり、合図と同時に突っ込んだのはクラウドだった。
身をもって体感すると、クラウドの動きは予想以上に速かった。
一瞬でシンのアーマーに傷をつけた。
「なっ!?」
「まだだ!!」
すぐに体勢を変え、再びシンに襲い掛かる。
「チッ、マジでヤバいな」
シンは二度目の攻撃にはなんとか対応でき、回避した。
体勢を立て直そうと立ち止まった瞬間、炎の龍がシンに向かって突進してきた。
「クッ・・・!!」
それもギリギリで回避した。
攻撃をする隙が来ない。
シンは、実戦意外では使わないと自分で決めていた必殺技を使おうと思った。
バッと体勢を立て直し、構えを取る。
と、その時、前方にいたクラウドが倒れた。
「ん?」
シンは呆気に取られた。
「体力が持たなかったな」
「ミハエル・・・」
客席にミハエルも上がってきていた。
「おーっと、これは誤算だったか。クラウド・ラン、戦闘不能のため、三部門V2達成だ!シン・フェイン優勝だ!!」
シンはクラウドのそばに寄って行った。
「まだ、完成じゃなかったのか」
「ハハハ・・・、無理しすぎました」
シンは表情を険しくした。
こいつはまだまだ強くなる。
今の状況でここまで強い。
彼が戦場に出たら、と想像しただけでおぞましかった。
「今日はゆっくり休めよ」
そう言い残し、勝者のコメントも残さずシンは会場を去って行った。





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最終更新日  2007年03月23日 23時35分03秒
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