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2021.09.09
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​​ ​​ ​​​​​​​​​​​​ジム・ジャームッシュ「ストレンジャー・ザン・パラダイス」シネ・リーブル神戸 ジム・ジャームッシュ という監督の特集に足を運び始めて、3作目でした。 1984年 カンヌ映画祭 新人監督賞 を取った作品らしくて、 ジャームッシュ の商業映画デビュー作だそうです。
 はまりました。この特集番組のチラシやポスターも ジョン・ルーリー ウィリー リチャード・エドソン エディ の二人組と ​エスター・バリント​ 扮するハンガリー娘 エヴァ が写っていますが、この三人の映画でした。
ニュー・ヨーク、クリーブランド、フロリダ、 そしてブ ダペスト が舞台です。 クリーブランド というのはオハイオ州、五大湖の一つ、エリー湖のほとりの町で、 ブダペスト ハンガリー という国の首都です。
ニュー・ヨーク でインチキな暮らしをしている ウィリーとエディの二人組 ですが、 ウィリー の所に クリーブランド に住むおばさんから電話があります。自分は病気でしばらく入院するから、ブダペストからやってくる エヴァ をとりあえず泊めてやってほしいというのです。
 と、まあ、そういうシーンから映画は始まりました。もちろん、 ウィリーとエディ がインチキな博奕うちコンビだなんてことは後からわかることで、電話口で大声で、断りをがなる ウィリー と、彼のアパートが映っているだけですが、もう、ここから雰囲気がありましたね。
 結局、 エヴァ がやってきて、やがて伯母の住む クリーブランド に去っていくまでが、 第1部The New World ですが、印象に残ったのは相棒の エディ ウィリー 「ハンガリー?」 と聞いたシーンでの ウィリー の答えのセリフでした。
「I am as American as you are.」
ウィリー は、最初の電話では 「ハンガリー語をやめろ」 と繰り返しますが、なんともいえないアメリカの描き方ですね。
第1部 でのダメ押しシーンは、 クリーブランド に去る エヴァ ウィリー がハヤリ(?)の、いや、アメリ風のドレスをプレゼントします。で、彼女はそれを着てお別れをして、アパートの下まで降りてくるとゴミ箱に脱ぎ捨てるのですが、それを通りかかった エディ が見ているというシーンです。
 おそらく、アメリカを巡るアンビバレンツを映しているのですが、 エヴァ という娘の性格描写にもなっているし、 ウィリーと彼女とエディとの距離 も感じ取れて、笑いながらうなりました。
第2部はOne Year Later、第3部はParadise で、 エヴァ が去って1年後でしょうね、インチキで小金を手にした二人組が彼女を探して 雪のクリーブランド にやってきて、そこから三人で常夏の フロリダ に旅するというロードムービー仕立てになります。
 結局、博奕しかすることのない二人組、変わり映えのしない風景、安物のモーテル。ほとんど何も起こらないロードムービーで退屈しそうなのですが、これが不思議と大丈夫で、偶然、大金を手にした エヴァ が一人で飛行場に向かい、 ブダペスト行 のチケット買ったあたりで 「おや、まあ!」 と思ったのですが、ちゃんとひっくり返してくれましたね。
 とどのつまりは、 エヴァ の後を追ってというか、 エヴァ が乗っていると思い込んでブダペスト行の飛行機で飛んでしまう ウィリー と、それを見上げている エディ 、そんなドタバタは露知らず、気が変わって安物のモーテル戻ってくる エヴァ という結末で、映画に漂う余裕というか、大きな世界とミニマムな細部のつり合いというか、 「いやーウィリー君ご苦労さま!」、拍手! でした。
 しかし、というか、だからというか 「Stranger Than Paradise」 って、どう訳すのですかね?それは、やっぱり気にかかりました。

製作 サラ・ドライバー
製作総指揮 オットー・グロッケンバーガー
脚本 ジム・ジャームッシュ
撮影 トム・ディチロ
編集 ジム・ジャームッシュ メロディ・ロンドン
音楽 ジョン・ルーリー
キャスト
ジョン・ルーリー(ウィリー)
エスター・バリント(エヴァ・従妹)
リチャード・エドソン(エディ・相棒)
セシリア・スターク(伯母)
1984年・90分・アメリカ・西ドイツ合作
2021・08・10‐no73 シネ・リーブル神戸no115

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最終更新日  2024.05.19 21:06:34
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