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2024.11.30
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​​ 藤本幸久・影山あさ子「勝っちゃん 沖縄の戦後」元町映画館 ​​​​​​  元町映画館 1週間限定 で上映していた 藤本幸久、影山あさ子共同監督 「勝っちゃん 沖縄の戦後」 という ドキュメンタリー が、 本日11月29日金曜日 でオシマイというわけで、朝一番にやって来ました。​​​​​​
​​​​​​ 先日、 「拳と祈り」 という映画で 「歩くひと」 の姿に胸打たれましたが、今日は 「潜る人」 山城善勝さん 、通称 「勝っちゃん」 の語りに聞き入りながら、 やんばるの青い海 に見入りました。​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​​​  1944年、昭和19年生まれ 勝っちゃん 「戦後」 同い年 です。 生まれてすぐ にアメリカ軍の機銃掃射の銃弾で大けがをしながら、 なんとか生き延び 、今度は上陸してきた米軍の火炎放射のなかで、
​​ 「自らわが子を殺すくらいなら」 ​​
 ​と、みんなで逃げ込んでいた ガマ(洞窟) を出て 降伏したお母さん のおかげで、 二度目の命拾い をした
​「かんぽうぬくぇーぬくさー」(艦砲射撃の喰い残し) ​​
 ​ と自称しながら、今、現在 80歳 ですが、 現役の漁師 で、 やんばるの青い海 に潜って水中銃を思うままに操り、自ら編み出した 「一人追い込み漁」 で群れるグルクンを、文字通り一網打尽する日々を暮らしていらっしゃいます。​​​​​​​​​​​​​​​
​​ その、 美しい海での暮らし の姿の映像の、まあ、なんというか、あまりの美しさにドキドキします。それから、 三線 を弾きながら歌われます。この歌の声が心に残ります。​​
​​​​ で、その風景と歌声を背景としながら、 彼自身 が、 50年前 に、 海の男 として生きる決意をするまでの、実に、波乱万丈な 若き日の思い出 が語られます。​​​​
​​​​​​​​​​​​​​ 生まれて4日後、 1944年10月10日の沖縄大空襲。 母に抱かれての、 ガマからの投降 米軍収容所暮らし 。弟の遊び友達だった少女が米兵に殺された 由美子ちゃん事件 。通っていた中学校の窓から落ちてくる飛行機を見ていて、現場に駆け付け
​​ 「あの時、首のない子どもの死体を見たよ」 ​​
​  と思い出す 宮森小学校米軍機墜落事件
​​ 「ワシらは、一等国民でも、二等国民でもない、動物以下国民やった」 ​​
​  白人兵の自動車 を燃やした市民をかばう コザ暴動 。米兵相手のタクシー・ドライバーをしながら
​「戦果アギャー」 ​​
​  と称する 米軍物資窃盗 で顔役になり、ヤクザ稼業に邁進しての 沖縄ヤクザ戦争 、そして 刑務所暮らし 。​​​​​​​​​​​​​​
​「こんな生き方をしていては・・・」
​​  ​​出所した 勝っちゃん は組織と手を切り、そこだけは豊かに残されていた 沖縄の海で生きる ことを決意します。​​
​​​​​​​  日本軍 がきて、 アメリカ軍 がきて、 ヤクザ がきて、 爆弾や火炎放射器で焼かれ て、土地は取り上げられて 基地 になって、何の罪もない ​島の人​ が数えきれないほど殺されて、今も、戦争用の飛行機が空を飛び交っている。​​​​​​ ​​
​しかし、海は、そのままあるじゃないか。 ​​
​​​  ​​​​​​​​​​​​​ 勝っちゃん は、きっと、そう考えたのでしょうね。だから、40年後に辺野古の海に基地を作ろうなどという計画が、どうしても許せないのでしょうね。当然ですね。 生まれからしてそうですが、 沖縄の戦後 の現場を、 当事者 として生き抜いてきた、一人の漁師の、吶々とした思い出語りを、
​沖縄戦後史のリアルなドキュメント ​​
 ​ として構成した 二人の監督 拍手! ですね。 
​しかし、それにしても、よく生き延びてきましたね、これからも元気でいてくださいネ!​
​ まあ、そう語りかけたくなる 勝っちゃん 拍手!
 あまり話題になりませんが、 ​​
一人の人間の80年の生涯を見事に現代史を浮かび上がらせた、傑作ドキュメンタリー!
​  だとボクは思いました。映画の配給を見ていると、ほとんど上映されていないのですが、何か理由があるのでしょうか。 ザンネン ですね。
​​​​​​​​​​​​​監督・プロデューサー・撮影・録音・編集 藤本幸久

共同監督・編集  影山あさ子
撮影 栗原良介 中井信介 大島和典 酒村多緒
水中撮影 新田勝也 栗原良介
音楽・ナレーション 川本真理
2024年・98分・日本
2024・11・29・no154・元町映画館no269


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最終更新日  2024.11.30 02:00:30
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