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「自らわが子を殺すくらいなら」 と、みんなで逃げ込んでいた ガマ(洞窟) を出て 降伏したお母さん のおかげで、 二度目の命拾い をした 彼 は
「かんぽうぬくぇーぬくさー」(艦砲射撃の喰い残し) と自称しながら、今、現在 80歳 ですが、 現役の漁師 で、 やんばるの青い海 に潜って水中銃を思うままに操り、自ら編み出した 「一人追い込み漁」 で群れるグルクンを、文字通り一網打尽する日々を暮らしていらっしゃいます。
「あの時、首のない子どもの死体を見たよ」 と思い出す 宮森小学校米軍機墜落事件 。
「ワシらは、一等国民でも、二等国民でもない、動物以下国民やった」 と 白人兵の自動車 を燃やした市民をかばう コザ暴動 。米兵相手のタクシー・ドライバーをしながら
「戦果アギャー」 と称する 米軍物資窃盗 で顔役になり、ヤクザ稼業に邁進しての 沖縄ヤクザ戦争 、そして 刑務所暮らし 。
「こんな生き方をしていては・・・」 出所した 勝っちゃん は組織と手を切り、そこだけは豊かに残されていた 沖縄の海で生きる ことを決意します。
しかし、海は、そのままあるじゃないか。 勝っちゃん は、きっと、そう考えたのでしょうね。だから、40年後に辺野古の海に基地を作ろうなどという計画が、どうしても許せないのでしょうね。当然ですね。 生まれからしてそうですが、 沖縄の戦後 の現場を、 当事者 として生き抜いてきた、一人の漁師の、吶々とした思い出語りを、
沖縄戦後史のリアルなドキュメント として構成した 二人の監督 に 拍手! ですね。
しかし、それにしても、よく生き延びてきましたね、これからも元気でいてくださいネ! まあ、そう語りかけたくなる 勝っちゃん に 拍手!
一人の人間の80年の生涯を見事に現代史を浮かび上がらせた、傑作ドキュメンタリー! だとボクは思いました。映画の配給を見ていると、ほとんど上映されていないのですが、何か理由があるのでしょうか。 ザンネン ですね。
追記
ところで、このブログをご覧いただいた皆様で
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