ネタをおぼえられない中岡
ロッチというコンビは、コカドがネタをつくっている。
相方の中岡はネタをおぼえるのが苦手で、コンビ結成後1年間ほど、ネタを間違えない日は無かったという。
ただ、中岡はやる気がないとか、そういうわけではない。
練習量も結構こなしているし、一生懸命やっているのに、ネタがおぼえられなかった。
決して不真面目ではない。おぼえようとしているのにおぼえられない。そして本番では間違える・・・
解散を覚悟した中岡
ある日、中岡は言った。
『ネタがおぼえられない』
解散を覚悟しての発言だった。
これに対してコカドは言った。
『読むネタを考えるわ』
ネタをおぼえられない相方を考慮し、「作文を読むだけで成立するネタ」をつくった。
これならネタをおぼえられなくても大丈夫だと考えたわけだ。
おぼえてなくても大丈夫なネタのはずだが・・・
しかし、いざ本番となると中岡は作文を読み間違えたり、同じ文を2回読んだりするというミスをしたという。
緊張のため、作文を持っている手が震えて、どこを読んでいるのかわからなくなったためである。
もはや、どうすればいいのかわからない状態である。
それでも解散しないロッチ
そんな状態でも、コカドはロッチを解散しようとは思わなかった。
コカドは、今まで何度かコンビを解散した経験がある。
その上で、「この人だ」と決めて中岡とコンビを組んだ。
中岡と組んで、ダメなら芸人を辞めようという覚悟でやっていた。
コカドは、「7割できたらOK」という気持ちでやっているから、中岡がちょっとくらい間違えても怒らない。
『今日は間違い少なかったなぁ』くらいの気持ちだという。
中岡の気持ち
中岡は、ネタをおぼえられなくて申し訳ないという思いがある。
だからこそ、自分が間違えても怒らないコカドの優しさが逆にツライ時があるという。
難しいものだ。
そんな中岡の現在
現在の中岡は、ネタをおぼえられるようになってきたという。
まわりの人たちが『すごいね』『よかったね』などと言う中、コカドは言った。
『10年やってるから!』
10年でようやくこの状態。
遅いかもしれない。だが成長しているのは事実のようだ。
まとめ
・ネタをおぼえられないから、読むネタをつくる。
→発想を変えて新しいものを生み出した。
・7割できたらOKという気持ちでやっているから、ちょっとしたことで腹が立たない。
→感情をうまくコントロールしている。
学ぶところがありますね。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
このブログがあなたのお役に立てたら嬉しいです。
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