いびつな形のソフトクリーム
北海道月形町にある「月形温泉ゆりかご」。
そこの売店でソフトクリームを売っているのだが、店員がソフトクリームを作るのが下手すぎるという。
もう少し具体的に説明すると、機械から出てくるクリームをコーンの上に巻いていく作業が下手すぎて、いびつな形になり、超特盛のソフトクリームが出来上がるらしい。
番組スタッフが取材に行き、実際にソフトクリームをつくってもらったところ、確かにいびつな超特盛ソフトクリームであった。
5ヵ月後
そのソフトクリームがテレビで紹介されてから5ヵ月後。
売店が現在どうなっているのかを番組スタッフが見に行った。
店員の話によると、テレビで紹介されたりツイッターで話題になったりした影響で、大量のお客さんが訪れたという。
コーンが品切れになるほど売れた時もあったという。
大量のソフトクリームを作り続けた結果、店員のソフトクリームを作る技術が上達したという。
実際に作ってもらうと、以前とは全く違うきれいなソフトクリームが出来上がった。
しかしそれは、何の特徴もない普通のソフトクリームであった。
上達が仇となった
客は珍しいソフトクリームを求めてそこに来ているのに、普通のソフトクリームが出てくる。
客としてはこの状況には満足できない。
『テレビに出た、あのソフトクリームを作ってください』とリクエストする客もいるという。
そのときは、いびつな形のソフトクリームを作るのだが、以前のようにワイルドな形のものはできなくなっているようだ。
こういうものは狙ってできるものではないらしい。
偶然の産物だからこそおもしろいということである。
まとめ
弱点を武器として戦っていたのに、弱点を克服してしまったために武器がなくなった。
なんとも皮肉な話ですね。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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