SONY VPL-VW255+Panasonic DP-UB9000 (Japan Limited)≠JVC DLA-V5 !?



購入検討時には「オートトーンマッピング」機能搭載のJVC DLA-V5にするか悩んだが、20万円の価格差とSONY VPL-VW500ESの使用時間がたったの68時間だった現実を冷静に考慮しVPL-VW255を選択した。

だからDLA-V5の発売予定日が当初発表の2018年10月下旬から2019年1月下旬まで3カ月も延期になっていたとは12月下旬のメーカー発表がニュースになるまで知らなかった。

もしもDLA-V5にしていたら『クロネコ延長保証サービススタンダード』の「保証終了日:2018年12月13日(木)」だったので修理が必要だったVW500ESの下取金額が0円になっていた恐れがある。

オマケにBS4K開局から2カ月間も4K放送をHDR 60Pで観られなかった訳でVW255にして本当に良かった、運が味方したと思っている。

あとは価格差20万円で「HDRトーンマップ」機能搭載のパナソニックDP-UB9000 (Japan Limited)を買えばDLA-V5の「オートトーンマッピング」機能に迫れて”SONY VPL-VW255+Panasonic DP-UB9000 (Japan Limited)≒JVC DLA-V5”かなあと想像していた。

ところが今年の1月中旬にパナソニックとJVCが「プロジェクター専用設定の協力開発」を発表したものだから驚いた。

参考:プロジェクター専用設定を株式会社JVCケンウッドと協力して開発
https://panasonic.jp/bdplayer/products/ub9000/hdr.html#mapping


ソニーとは異なりパナソニックは日本ではホームシアタープロジェクターを、JVCはUHD BDプレーヤーを販売していないので相互補完出来る理に適った協業だ。

まあそれでもDP-UB9000 (Japan Limited)でHDRディスプレイタイプから「プロジェクター専用設定(高輝度プロジェクター/ベーシック輝度プロジェクター)」のどちらかを選択すればVW255でも「HDRトーンマップ」機能の効果は得られるのだろうと思っていた。

そんな淡い期待にトドメを刺すレポートが既に報告されていたことを隣のまとなさんから教えてもらった。

参考:JVCの“手の届く”リアル4Kプロジェクタ「DLA-V5」は高輝度&高コントラスト
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/1165186.html


この記事は既読していたのだが ”VW745ではHDRトーンマップの入/切で映像の見映えに大きな変化は起こらなかった。” の一文の持つ重要性を理解していなかった。「ボーっと読んでんじゃねーよ!」とチコちゃん(5歳児)に叱られてしまいそうだ。(^_^;;

消費税アップ前に「ホームシアター大商談会 2019 SUMMER」でDP-UB9000 (Japan Limited)を購入したけどVW255では効果なし、とガッカリするところだった。

参考:'19年、IMAXがフルサイズで家庭に来る!?「IMAX Enhanced」詳細を聞いた
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1159077.html


今後ソニーはIMAX Enhanced機器認証プロジェクターを発表しIMAXモードを搭載してくる筈だ。 ”HDR方式は、スタティックメタデータのHDR10” とのことだからHDR10+方式対応は期待薄かもしれない。

いい加減ユーザーを混乱させるメーカー間の規格争いや乱立は止めて欲しいものだ。

2019年01月31日

この記事へのコメント
隣のまとなさん、ご無沙汰しています。
色々と有益な情報をありがとうございます。
返事としてHDRに関するブログを書いたので読んで頂けたら幸いです。

Posted by バンブーヤン at 2019年03月09日 02:08
お久しぶりです。
隣のまとなです。
古い記事にコメント失礼いたします。

こちらの記事が出てから本当にソニーのプロジェクターはメタデータを参照していないのかな?
と、私自身疑問に思い自宅にて色々とで試しておりました。

拙宅ではOPPOのUDP-205+VW745の組合せなのですが205は中々に多機能でしてメタデータを破棄して出力するなんて実験的なモードもあったります。
で、実際にメタデータを破棄してプロジェクターに出力してみました。

結論から申しますとメタデータを破棄すると全くあり得ないような画が現れてしまいまして…(笑)
結局のところソニーのプロジェクターも全くメタデータを参照していないということは無いと思われます。

ですのでパナUB9000のトーンマップ機能の効果は西川氏の記事中ではたまたま効果が薄かっただけでソニーのプロジェクターでも効果を有効に発揮するシーンもあるのではないかと思います。

それには実際に色々なソフトで試してみる必要がありますがUB9000の貸し出し機なんてのがあればいいんですけどねぇ…

無い頭を振り絞って色々とHDRについて調べていくとPQカーブってそもそもプロジェクター向きでないような気がします。
むしろHLGのほうがよっぽどプロジェクター向きというか現実的なように思うのですがバンブーヤンさんはどう思われますか?
プロジェクター用にPQ→HLG変換機能なんてあれば面白いと思います。

OPPOの205の機能で色域BT2020を維持したままHDRをSDRに変換する機能があるのですがHLGのことを考えると乱暴な話プロジェクターで見る場合「HDRと言えど結局はSDRに変換して見るようなものじゃん!w」
ということでSDRに変換して見たらそっちの方が遥かに見やすい画が出てしまいなぜか凹でしまいました(笑)

そしたらUB9000にもBT2020を維持したままSDRに変換する機能があるのですね。
既にチェックされていると思いますが↓の記事の後のほうに出ています。

https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/1158124.html

OPPO205の場合、この機能の調整項目自体は少ないですけどターゲット輝度の設定はパナよりも細いので割といい感じに調整出来たりします。

最近ではPQカーブにこだわらずこういう使い方もアリかなと思うようになってきました(SDRだとプロジェクターのガンマカーブ色々と変えられますしね)

ただ、プロジェクターで見る場合高度なマッピングしたりこんな調整しないと落ち着いて見れないHDRって調整マニアにはいいかもしれないけれど問題大ありだと思いませんかね?

正直ポン置き無調整でSDR並みに使いやすいものにしてほしかったです…

長文のコメントすみませんでした。


Posted by 隣のまとな at 2019年03月07日 17:06
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