21回予定の「 2013 Tokyo International Audio Show 」詳細レポートの第19回目は「 13/11/04(月) 15:00〜16:00 G510:マランツ 傅信幸氏 」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
最初この試聴会が人数制限制なのはS/Nを守る為の工夫であることが説明された。傅氏がマランツ勤務35年の澤田音質検討マネージャーを呼び、話を聞きながら試聴を行った。
システム構成はネットワークプレーヤーNA-11S1、スピーカーはB&W 800 DIAMOND、クラッセのプリアンプCP-800、モノラルパワーアンプCA-M600を2台使用していた。B&Wは本国との価格差が小さく並行輸入品がないことが輸入オーディオ製品として珍しいとの話があった。B&Wの人員は400人程いるが開発はチーム制で1人が音決めをするとのことだ。
試聴曲は以下の通り。
1)「Ellipse(楕円)/イモージェン・ヒープ」
2)「ディア・マリンバ/塚越慎子」
3)「ベートーヴェン ピアノ協奏曲/仲道郁代」
4)「NOBU'S POPULAR SELECTION」ステレオサウンド リファレンスよりシンディローパーの楽曲
5)「上畑正和:夢見る翼 〜 Dream of NIKE/ 崎川晶子」
6)「Private View+2/スイング・アウト・シスター」
7)「R.シュトラウス:ツァラトゥストラかく語りき」
8)「サンダー/S.M.V.」
SA-7S1はバックオーダーが1000台近くあったのにパーツが手に入らなくなり製造終了になったこと、1981年にCDプレーヤー試作機を作ったところ汎用IC 1800個も必要だったこと、ネットワークプレーヤーがケーブル等で音が変わることをCGプログラマーの息子さんに話したところ笑われたが、NA-11S1を聴いてもらったところS/Nが良いと認めた、といった興味深い話が聞けた。
B&W 805 Maserati Editionは絶対に鳴らすなと言われて見本として1本しか送られてこなかったという裏話もあった。
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