【大和ハウス大阪ビル。建設業界では売上高かトップのメーカー。2016年の業績は好調だった。】
建設業界において積水ハウスとトップシェアを競っている大和ハウス工業ですが、このほど新築戸建て住宅においてもサブリース(家賃保証)を行うと発表しました。
どういうことかというと、新築戸建て住宅を購入しても、転勤等などで引っ越しをせざるをえなくなる場合、そのあと自宅を売却するか、賃貸住宅として貸すかの選択を迫られるかもしれませんが売却するのも大変となると、賃貸住宅として貸すことになるかもしれません。
しかし入居者が見つかって家賃収入が入るかどうかの不安も生じることと思います。
もし入居者がずっといなければ、固定資産税や建物の維持費等は支払い続けなければならないので、まさにその物件そのものが家計にとって大きな負担になってしまいます。
そこで新築戸建て住宅を大和ハウスで購入した後、50年間は、その間に賃貸することになったとしても、入居者募集を開始して6カ月間入居者が見つからない場合は、6ヶ月後は最低保証の賃料を支払ってくれるというものです。
大和ハウスの狙いとしては、新築戸建て住宅の販売促進のために考え出した制度のようで、購入後の安心をセールスポイントにしているようです。
【自宅を賃貸にしても入居者がいなければ、家計の負担になるだけである。】
一見、この制度とてもマイホーム購入にとても良い制度のように思えますが、不安な要素も残ります。
まず最低限の家賃を保証するということですが、その金額はどれぐらいになるのでしょうか。
通常、サブリースでない賃貸の場合、家賃の5~10%が不動産管理会社に手数料として支払われます。
サブリースになると15%前後ですが、最低保証となると家賃の30~40%が不動産管理会社に支払われる場合もあります。(大和ハウスがどれぐらいで設定しているのかはわかりません)
となると最低保証金額が支払われるとしても、その金額は、すずめの涙ほどしかないのかもしれません。(家賃保証制度は空家リスクをヘッジすることはできても、サブリース企業の事業がそのことによって収益が圧迫されることがないようにサブリース企業が調整を図ってくることがあります)
さらに支払われる賃料の見直しがあるのかどうか、というてんも抑えておくべきでしょう。
いわゆる賃料減額というものですが、賃貸住宅オーナーの多くが経験している事柄です。
最低保証額が当初の3年は7万円だったとしても3年後からは6万円になるという事にならないのでしょうか。
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