外見はVPL-VW500ESそのもの。光出力をVW500ESの1,700ルーメンから1,500 lumens に落とし、「アドバンストアイリス3」機能を除いて低価格を実現したとのことだ。価格が7,000ユーロということは9/7(日)現在1ユーロ136.08円なので952,560円!ってVW500ESより高価になってしまう。(笑)
そこでAmazon.FRでVW500ESの販売価格を調べてみるとEUR 11.474,50なのでVW300ESは39%安い値付けの様だ。ちなみにAmazon.DEではEUR 11.945,44なので仏アマゾンで買い物した方がお得だ。陸路での配送だし同一貨幣なので欧州内のアマゾンの買い物は簡単で便利そうに思えるが、実際はどうなのだろう。
VW500ESの日本の販売価格は80万円からスタートしているのでVW300ESは39%OFFの50万円ということになるのか。もしくはVPL-HW55ESの31万円に対しVPL-HW35ESは22万円と29%安い値付けになっているので57万円だろうか。どちらにしろリアル4Kプロジェクターが身近になる。
昨年のブログで2014年秋にはVW500ESの後継機VW510ESが出るのではないかと書いたが、実際は下位モデルが加わることになった。この結果VW500ESオーナーにとって、高い買い物がたった1年で旧モデルになると言う悔しい思いをさせずに済むと同時に、ソニーは下位モデルがあることでVW500ESの価格維持がし易くなる、と両者にとって良い結果に落ち着きそうだ。
また4Kプロジェクター購入を考えている層にとっては松:VW1100ES(153万円)、竹:VW500ES(72万円)、梅:VW300ES(50万円台?)と選択肢が増える。「アドバンストアイリス3」が不要であればVW300ESは多分お買い得だろうし、コントラストにこだわる層はVW500ESを選ぶだろう。
こうなるとJVCの動向が気になる。4K試験放送でネイティブ4K映像に対するe-shiftの弱点が明らかになってしまったので、いよいよ今年リアル4Kモデルを発売するのか。それともこれから1年間もe-shiftテクノロジーモデルで乗り切り、来年4K/UHD BD発表と同時にリアル4Kパネルを搭載するのか。
どちらにしろソニーの価格攻勢に厳しい戦いを強いられそうだ。ビデオプロジェクターがソニーの独擅場になっては面白くない。JVCにも頑張って欲しい。
【関連リンク】
『Sony announces its VPL-VW300ES projector to bring True 4K Home Cinema to a wider audience』
http://presscentre.sony.eu/pressreleases/sony-announces-its-vpl-vw300es-projector-to-bring-true-4k-home-cinema-to-a-wider-audience-1049365
『ソニー、4K入門シアタープロジェクタ「VPL-VW300ES」をIFA発表』
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20140905_665360.html
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