10時に会場に着いて並ぶと係員が本部と「これまで640人です」といった入場者の報告をしていた。20分で入場パスを受け取り、ステレオサウンド販売部で松田聖子のSACD「SQUALL」「風立ちぬ」を購入してエレベーターに向かった。まず4Fのテクニカル・オーディオ・デバイセズ・ラボラトリーズで10時半から配られる整理券をもらい5Fのマランツに向かったが既にイベントの整理券配布は終了していた。今日は1回しか行われないので仕方ない。
9回予定の「 2014 Tokyo International Audio Show 」詳細レポートの第1回目は「 14/09/23(火)10:35〜11:00 G510:マランツ 自社講演 」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
新製品のスピーカーB&W CM10 S2(ピアノブラック税別66万円ペア)をクラッセのパワーアンプCA-M600(税別126万円)×2台、プリアンプCP-800(税別92万円)で鳴らすシステム構成だ。プレーヤーに関しては確認出来なかった。
試聴曲は以下の通り。
1)「空/五輪真弓」
2)「ロリン・マーゼル: ブルックナー交響曲第9番」
3)「debut/辻井伸行」より「7. 亡き王女のためのパヴァーヌ」
CM10 S2のスピーカーターミナル端子がニッケルメッキの2層構造になっているのは金メッキにして3層構造にした場合の音質劣化を嫌った為との説明があった。
ツイーターがキャビネットの外に出ているのはフロントバッフル面の反射で音がにじまないよう考慮しているからで、これにより音の広がりが出るそうだ。ツイーターカバーの音の透過率は半分ほどなので各モデルに応じた取り外し器具が同梱されているとのこと。こういったマニアックさは好きだが、うっかりツイーターを壊した時の修理代金も教えてくれないと自己責任で外せないのだが…。(汗)
音は見た目よりスケールの大きさを感じさせるしっかりしたもの。説明通り聴取エリアも広い。344万円のセパレートアンプで鳴らせばここまでのパフォーマンスを引き出せると言うことだ。もう少し聴きたかったのだが次のプレゼン用に機器交換するということなので移動することにした。
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