オープンステージの合間に見に行きやっと一瞬表示されたシアター予定表を撮ることが出来た。本来あき時間に表示したままにして欲しいのだが次のプログラムまでの間が10分程しかなく準備にディスプレイが使われてしまうのは問題だと思うのだが。(^_^;;
https://videosalon.jp/news/bmd_interbee2024/
12:45〜13:15 H8「ブラックマジックデザイン(株)」The Creative Color Grading Animation 「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」斎藤岳史
監督はドイツ人でドイツからリモートでSDRマスター製作まで参加した。Unreal Engine 5からACESで出力したデータをDaVinci Resolveで読み込み実写戦争映画の様なざらついたグレーディングを付加した。
ジオン軍視点のドラマなのでガンダムにはコントラストを強めに付け怖さを感じられるようした。HDR化においてはハイライトを活かすようにしつつSDRとの差が余り大きくならないようパレットを活用した。例えば目のキャッチライトや金属の光沢感は強めに出るので弱めている。
夜のシーンでちらつく光がノイズみたく見えればマスクを切って輝度を落とす等の作業を行い質を向上させた、と語った。
ネトフリで配信が始まり話題の3D CGアニメのガンダム作品の制作にどうダヴィンチが活用されたか興味深く聞いた。パレット有無の効果をすぐに確認出来るのは確かに便利そうだ。
11/13(水)11:45〜12:30 H8 特別企画オープンステージ「ガンダム×Unreal Engine 5 〜ゲームエンジンで描くアニメーションの未来〜」を聴講しなかったのは失敗だったと後悔するセッションだった。
14:15〜14:55 H8「ブラックマジックデザイン(株)」The Creative Color Grading Cinema「偉国日記」北山夢人
ホール3からの移動もあり20分遅刻して実写作品におけるカラーグレーディングの話を聞いた。
映画は冬から秋までの少女の心の移り変わりを描いている。最初の幸せなシーンは暖かい色使いになっているが事故の後は寒々とした色使いにしている。この後季節が変わり徐々に彼女が心を開いていくにつれ暖色系に調整している。
また大勢の人の中に主人公がいる場面ではマスクを切って周囲の明るさを落とし自然と彼女に視線が集まるようにもしていると言っていた。
放送大学『映像コンテンツの制作技術』で聞いた様な話があり楽しく事例を聞くことが出来た。もっと早くプログラムスケジュールが分かっていれば11/13(水)10:50〜11:20「ケーススタディ:アニメ『LUPIN ZERO』」も聴講したかったところだ。
今回やっと正式なセッションの名称が判明し検索することが出来た。これで来年は事前に予定を確認出来そうだ。
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