エカテリーナ宮はピョートル1世から2番目の妻エカテリーナへの贈り物。
*後のエカテリーナ1世。エカテリーナ大帝と呼ばれるエカテリーナ2世ではない。
エカテリーナは元々現ラトビアの貧しい農民の娘で一家がペストで次々と倒れる中、子守をしていた ドイツ人牧師の家庭に引き取られて
育つこととなる。
スウェーデン兵士と結婚するも、ロシアvsスウェーデン戦争で夫は戦士。
彼女自身もロシア側の捕虜となった。
その後ロシア軍将校の愛人となり、ロシア貴族メンシコフの愛人となり、ピョートル1世の愛妾となる。
一家がペストで全滅、兵士と結婚、死別、捕虜になる・・・・。
あー、なんて過酷なんだ人生は。
将軍の愛人→貴族の愛人→皇帝の愛人。
今度はわらしべ長者みたいにどんどん駆け上がっていく。
彼女が美しかったと言う記録は残っておらず、体躯のがっちりとした、豪放な人だったらしい。
ピョートル大帝は科学分野に強い関心があり、当時ドイツが最先端の技術を有していた。
エカテリーナはドイツ語が話せる。
寵臣メンシコフの愛人だったエカテリーナをピョートルが気に入り、献上した。
献上・・・。
貧しい農民の娘はそして皇后になり、12人の子供を持った。
(12人も産んでるんだし、それだけじゃないと思うけど)
著しく器量が落ちて、
ピョートル大帝はエカテリーナを疎んじていたと言う。
2年だけだけれど。
「テーブルとベッド」に快楽を求め続けたロシア初の女帝は1727年没。
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