ラムセス6世の墓を出ると、太陽がピカーッと輝いていた。
あ、あづい・・・
タンクトップの欧米人女性の肩が痛々しい。
あんな裸みたいな出で立ち・・・。
↑ ラムセス2世の息子だと部屋数がこんなに!
次はラムセス1世のお墓だけど、並んでる。
頭がじりじりしてきたので100%遮光傘を出す。ふうっ。
(ワイロさん、頭、熱くないんですか?)
「熱い、気持悪いです。ターパン、スーツケースに忘れてきた」
ラムセス1世のミイラは1870年代に行方不明になって、2000年にアトランタで発見された。
売ったのか、盗んだのか知らないけど、なんでも持ち帰っちゃだめだってばー。
2002年にエジプトに返還された際にはパスポートが発給され「人」として入国したという。
エジプト人が「ファラオを返して欲しいと願ったのが推察できるが、ワイロさんを見ている限り、古代エジプトへの畏敬とかは個人的にはないように見える。
説明は緻密でわかりやすいのだけれど、本人はさして興味がない感じ。
特にファラオと神々については淡々と講義のようにこなしていく。
イスラムは一神教だから、太陽の神、闘いの神なんて多神教の逸話は受け入れがたいのか。
ラムセス1世の墓内部の壁画。
左側の人たちの足が包帯巻きなのは死後の世界から来たから。
古代エジプトの壁画を見る時、不思議なのは、横向きの顔なのに目は正面風、肩が正面向きなのに、脚は横向き。
結構不自然なポーズの人々がズラーッと並んでいる。
ずーっと古代の人が書いたからなのかと思っていたら、それぞれのパーツをより活き活きとさせる画法なんだそうだ。
へーっ、本当かな。
天空の神ホルスと冥界の神アヌビスにはさまれてるラムセス1世。
*エジプト航空のマークはホルス神*
冥界の神の方を向いているのがお墓っぽい。
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