金色に輝くのは王族専用礼拝堂。
★ロシアのクーポラは本当に美しい★
★教会内部★
夏の離宮だからか、外も白とブルーだし、教会もブルー。
確かにブルーは涼しげであるけれど、夏は短いだろうに。
宮殿から外に出るとガイドブックを手に
1000円! 1000円と叫ぶ若者たちに囲まれる。
持っている本と絵葉書はみんな一緒で値段も一緒。
不思議とおじさんはいなくて、若い大学生くらいの男の子ばかりだ。
ガイドブックを売るよりちゃんと働いた方が将来の為ではないかと母に話していたら、
マリアさんが、
「彼らは若くて可愛いから雇われました。おじさんになったら本は売れません。
それまでに仕事を探さなければなりません」
ほう、基準は容姿端麗か。
と言ったら花島sistersがすかさず、
「あなた、それはそうよー、おじさんなら無視できるけど、こんなかっこいいコに声かけられたら、立ち止まっちゃうわよ」
んー、70歳すぎてもそうなんだ。
庭園はベルサイユやシェーンブルンのように人工的な壮麗さはない。
鬱蒼としていない森と言う感じか。
大きな池があり、コテージがあり、たまにブロンズ像がある。
★loversを住まわせる為の館★
エカテリーナ1世から始まり、歴代の主は多くの愛人を持ち続けた。
どれくらいの頻度で引越しが行なわれたものか。
彼女達は「質素な食事を好んだ」と言われている。
それぞれの肖像画を見る限り、絶対そんなことは有り得ない。
宮廷ではフランス料理が好まれたようだ。
女帝の寵愛を失いかけると、男達はポンパドール夫人のように、自分たちの意のままになる若い、美しい献上品を次々に贈り続けたと言う。
そんな話を聞いてる最中だが、どうもお尻の下あたりが急に痒くなってきた。
絶対、蚊に刺されたんだ。
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