朝、「黄金の環」のひとつ、モスクワから2時間ほどのセルギエフ.パサードに向かう。
これでイズマイロボとさよならできると思うと、思いのほか嬉しい。
イワンは長ーい、朗読をすると言って、暗ーい、なんだか陰鬱な話を始めた。
皆様、とっくの昔に深い眠りの中にいる。
この暗く、退屈な話を私はずーっと聞いていたけれど、予定よりセルギエフ.パサードについたことで、ただでさえわからない話が途中で終わった。
★大修道院★
ピョートル大帝は政敵から逃れる為、2度もこの修道院に隠れていたことがあるという。
ここでは神学校の生徒さんがガイドを務める決まりになっている。
ほう、これはこれは真面目で誠実そうな神学生だ。
あまりに清潔で端正な顔だちの為、写真を撮りたかったけれど、神々しくてそんなことはできなかった。
昔ながらの鍵を持ち、ひとつひとつの扉を開けていく。
神学生さんの説明をイワンが訳して話すんだけど、神々しい彼のお話はイワンを経ることによって、難解に大衆化する。
ソビエト政権下、鐘楼は全て鋳潰され、聖遺物等は売却されてしまった。
それを考えれば、エルミタージュや武器庫の財産が守られたのは奇跡だな。
昼食はスモークサーモンでなかなかおいしい。
女性は皆、花柄や伝統的な模様のスカーフをかぶっている。
スカーフより迫力bodyに目が行くけど・・
花島sisters姉がこそこそっとやってきた。
「お願いがあるの」
「モスクワに来てから、誰もイワンと写真撮ってあげてないでしょ。
私より若いあなたがいいと思うの」
あ・・・
(一緒に写真撮って頂けますか?)
私はイワンと二人で写真におさまった。
イワンの笑顔を初めて見た。
★ロシア旅行記におつきあい頂きまして、ありがとうございました。
ロシア記はこれにて終了です★
モスクワの銀座 アルバート通り November 5, 2008 コメント(14)
怒 モスクワ Free Time November 4, 2008 コメント(6)
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