「さて、皆さん、それでは頑張って」
このオープンみたいな道をあそこまで歩いていくのか・・・
じりじりと焼かれていくようだ・・
↑ 熱すぎてちゃんと座れない。
階段部分は照り照りなので、本能の赴くまま、葬祭殿の下の部分の日陰に入る。
壁には剥がれてはいるものの、エジプトらしい壁画が残っている。
綺麗な状態で残っているところもあり。
牛の耳を持つハトホル神。子供を教育したり、守ったりする神。
ここはハトホル神の礼拝所だったらしい。
子供+教育=牛乳 だから耳が牛なんだろうか?
すごく、すごく、辛いけど、素晴らしいなー。
ハトシェプスト女王は165cm、太り気味で歯肉炎、骨粗鬆症、糖尿病だったことがミイラから確認された。
歯肉炎の化膿が原因で50歳で亡くなったそうだ。
亡くなるまでにもどれだけ歯に苦しんだろう。
死んでから「太り気味だった」なんて言われたくないものだ。
肩出し、太もも出しの金髪の女の子が両側から支えられて来た。
目は虚ろで露出している部分は真赤。野球帽はかぶっている。
意識を失っているようだった。
トラムから降りると日陰でワイロさんが待っている。
「もう、帰って来た? お母さん、大丈夫ですか? こちらへどうぞ」
自分の持っていた新聞を日陰に敷いてくれて、座らせてくれた。
「あなたもどうぞ」
アラビア文字、お尻についたら、目立ちすぎる・・・。
↑ 言えないけど。
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