11/16(木)は会場へ行く前に2回もファミマに寄って宅配便を出荷出来るか確認する羽目になったので11時過ぎに幕張メッセへ着いた。予約したセミナー受講を中心に昨日見られなかったブースを見学した。
【展示ホール5 企画セッションオープンステージ】
8K画質評価用映像ソフト制作者とソニーの研究者の対談が行われ8K/HDR映像の評価は今までの数値によるものばかりではなく、人間の感性を客観的に評価できないか検討しているとの話だった。制作者が「最近のテレビの超解像度は優秀」と認めていたり「FHD作品を4Kにアプコンするのは画質的に許容できてもSD映像を形式的にHDRにしても不満が残る」と語っていたりするのは興味深い。
HFRの120pで収録すると走り回る子供を追った映像では背景の芝生が、固定カメラで走る電車を撮影すれば窓枠が被写体ボケを起こさず画質が低下しないメリットを強調していた。制作者が35mmフィルムから5Kスキャンしてリマスタリングした映画が「機動戦士ガンダム」シリーズや「銀河鉄道999」シリーズと言うようにアニメが多数と言うのが現在の日本映画界を表しているのだろう。
【国際会議場 2F 国際会議室】
14:30〜16:00[SP-163]「AI ・機械学習が創り出す新しい音と音楽」
満席と流石AIの注目度は高い。「音声・音楽・効果音」の生成と「音声処理」のAIサービスの紹介があり、その優秀さには感心した。生成した音声の滑らかさや「音声処理」による自動ノイズリダクションは本当に実用的だ。ヤマハの自動楽譜化も開発中とはいえ使い方を限定すれば今でも役立ちそうだ。
【国際会議場 2F 201会議室】
16:20〜17:30 [SP-164]「地上デジタルテレビジョン放送の高度化における音声符号化方式について」
「MPEG-H Audio System」と「Dolby AC-4」の技術と機能説明講演だった。両社とも世界各国での採用実績と導入メリットを強調していた。なるほど日本における次世代テレビ放送における音声符号化方式の採用を巡ったプレゼン対決という講演会だった訳だ。
機能と性能で言えば互角だが、オーディオファンとして言わせてもらえば現行に比べデータ量は半分になることよりも可逆性圧縮音声にして欲しいのに高音質化にはまったく考慮されていないことにガッカリだ。
3つの講演会の間にブース見学をした。
【1417:ヒビノインターサウンド(株)】
制作した音楽のモニタールームに音響ポール設置前後比較試聴を行っていた。
【1516:TAOC】
録音スタジオにもタオックのオーディオアクセサリーを使用して音質改善を、という展示内容だった。
【1311:オーディオテクニカ】
マイクロフォンを中心にした展示内容だった。360度収録マイクは昨日の「新しい音創りへのチャレンジ!2023 〜 ディレクターが望む音、エンジニアが創りたい音、リスナーが聴きたい音とは 〜」講演会で実は1970年の万博「鉄鋼館」で使用されたのか最初と語られていた。
【6116:ソニー】
バーチャルプロダクション撮影のデモを等番組制作の裏側が見られて楽しめた。
11/17(金)も行きたいが武蔵野線は悪天候に弱いので諦めた。
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