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野菜不足はやはり深刻だった--解消のコツは食べ方にあり

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厚生労働省が平成25年度国民健康・栄養調査にて発表した成人1日の野菜摂取量の平均は283.1g。目標の350g を大きく下回っており、日本人の野菜不足は深刻なようです。


そこでカゴメは、全国の10〜60代の男女1,200人を対象に「野菜の摂取」をテーマとする調査を実施。野菜不足の実態を明らかにする一方、その解消方法も提案しています。

◆野菜不足に加えて食事のバランスも問題

同調査によると、「成人1日の野菜摂取量の目標の350g を摂取できていると思う」と回答した人(「とても思う」と「まあまあそう思う」の合計)は34.9%で、約3人に1人の割合でした。

1985年に厚生省(現厚生労働省)が作成した「健康づくりのための食生活指針」では、バランスよく栄養素を摂るために「1日30食品」を食べることが目標とされています。「1日30食品食べられていると思う」と回答した人は29%に留まり、野菜の摂取が不十分であるだけでなく、バランスも偏った食事をしている人が多いことがうかがえます。

◆一番人気は「生野菜」、でも...?

野菜はどのような食べ方が一般的なのでしょうか。普段の野菜摂取方法を尋ねたところ、「サラダ等、生野菜として食べる」という回答が89.5%で1位、そのほかに「炒めて、野菜炒などとして食べる」(77.1%)、「煮て、煮物などとして食べる」(70.8%)などの食べ方が上位を占めています。

生のままの野菜が人気を集める一方、煮たり、炒めたりした野菜はかさが減るため、量をたくさん摂りやすくなるというメリットがあります。また海外で行われた研究では、調理により一部の栄養素の吸収率が高まることも報告されているそうです。そこで回答者に、「野菜は調理することで、一部の栄養素の体内での吸収率が高まる」ことを知っていたか尋ねたところ、「知らなかった」と答えた人は69.7%に上りました。

同調査を監修した女子栄養大学の三浦理代教授によると、調理の際の加熱や破砕によって野菜の細胞壁が壊されることで、細胞壁に包まれていた栄養素の吸収率が高まるそうです。トマトをジュースなどにした場合、リコピンは3.8倍、β-カロテンは1.5倍吸収率が高くなるという研究結果もあるのだとか。一方、熱に弱いビタミン C を多く含む野菜は生で食べる方が良いようです。

サラダだけでなく、煮物や炒め物といったさまざまな食べ方を楽しむように心がければ、摂取する野菜の量や種類も自然とアップできるかもしれません。





タグ: 健康

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