2015年11月09日
よく寝る子供は学力が高い
生活の夜型化が進んでいる昨今、親の生活の影響で子供の生活も夜型になってきていることが問題視されています。夜睡眠がしっかり取れていない子供は、健康面だけでなく学力面でも悪影響が出ているかもしれません。
カナダのマギル大学とダグラスメンタルヘルス大学研究所の共同研究チームは、年齢7〜11歳の健康的な子供75人を対象に、夜間の睡眠の質を5日間にわたり睡眠覚醒判定装置で測定。それによって分かった子供の睡眠パターンと学校での成績との相関関係を調べました。その結果、夜しっかり睡眠を取っている子供は算数と言語能力に優れていることが分かったのです
研究者の一人であるGruber氏によると、学力の低い子供の多くに睡眠時間が短い、睡眠の質が悪いといった傾向が認められるといいます。また、親が把握していないだけで、寝つきが悪い、悪夢をよく見る、夜中によく目を覚ますなどの理由により、夜十分な睡眠のとれていない子供は多いのではないかと指摘してます。
もし子供の算数と言語能力が思わしくないなら、一度子供に夜ベットに入ってから寝付くまでの様子や怖い夢を見る頻度、夜中に目を覚ます頻度などを聞いて、子供の実質的な睡眠時間を調べて見てはいかがでしょうか? 十分な睡眠がとれていないようなら、良質な睡眠がとれるような工夫を考えてみるといいかもしれませんね。
参考:
How quality of sleep impacts academic performance in children
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-01/dmhu-hqo010815.php
タグ: 育児
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