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全体的に髪が薄くなる?「びまん性脱毛症」って?

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髪が抜ける、禿げてしまうというと、AGAと呼ばれるいわゆる男性型脱毛症が有名ですよね。そのほかに、髪が抜けてしまうものとして、円形脱毛症や薬の副作用などによる脱毛がよく知られていますが、それ以外の原因は思い浮かばないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、意外と多いにも関わらず、あまり一般的には知られていない脱毛の原因の一つ、「びまん性脱毛症」について医師に解説していただきました。

びまん性脱毛症は女性に多い?
びまん性、という言葉を聞いたことがありますか。狭い部分ではなく、一面に広がる、といったような意味合いで、医学用語には比較的よく使われます。
その名の通り、びまん性脱毛症は、一か所が薄くなったり禿げてしまうということでなく、全体が薄くなります。女性でよく見られるとされ、何となく髪のボリュームが少なくなった、全体に髪が薄くなったという方はうたがってみるといいかもしれません。

好発年齢は30代の後半から40代といわれます。10代、20代の頃とは違って、髪や毛根も老化が始まっていることと、髪を染めたり、パーマをかけたりといった髪のおしゃれも盛んな年代であること、また、子育てや仕事などで忙しく、生活も不規則、ストレスもたまりがちなうえ、ダイエットもしていたりして栄養も偏りがちなことが、この年齢の女性にびまん性脱毛症が多い原因の一つと考えられています。

男性型脱毛症との違いは?
男性型の脱毛症との見分け方は比較的簡単です。
いわゆる生え際が後ろに下がってオデコが広くなる、ということはありません。ここまで読んで「もしかしたら私も…」と思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このままボリュームの少ない髪のままだったり、どんどん減って禿げてしまったらどうしよう、とご心配な方はいませんか?
しかし、過剰に心配する必要はありません。女性型の脱毛症は比較的治りやすいことが知られています。

女性型脱毛症を改善するためのポイント!
生活習慣面
・夜更かしをやめる
・食事の栄養バランスを整える

パーマやカラーでハードに髪を酷使している場合
・シャンプーを髪に優しいアミノ酸系のものに変える
・トリートメントをして髪をいたわってあげる

子育てや仕事のストレスが原因の場合
・リラックスを心がける
・趣味の時間をとるようにする
など、できることからのほんのちょっとの心がけで少しずつでも、改善は十分期待できるでしょう。


髪がぺちゃんこになってきたのは、年齢のせいかもと諦めていた方も多いかもしれませんが、ひょっとしたらそうではないかもしれません。

髪もお肌などと同じく体の一部ですから、大切にしてあげることで、10代、20代の頃のような、ボリュームのある髪型にできるようになるかもしれません。

女性の1割は薄毛に悩んでいるとも言われる現代。おしゃれのポイントとしても重要な地位を占める髪の毛ですから、日ごろから十分手をかけてあげる価値はあるといえるでしょう。





タグ: 健康

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