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私たちは水でできている。でも1日どのくらい飲めばいい?

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「水は命の源」というように、私たち人間の身体にとっても、水は命に関わる重要な役割を持っています。では、具体的にどういった役割なのでしょうか? 理想的な水分摂取の方法があるのでしょうか?

今回は、水が私たちの身体でどういった働きをし、そのためにはどのように水分摂取をすればいいのか、医師に詳しい話を聞いてきました。

人間の身体の水の割合は? その働きは?
人間の身体は、水が多くの割合を占めています。年齢によって異なり、最もその割合が少ないお年寄りでも体重の50%以上、成人では60%強、子供では70%、新生児に至っては実に体重の75%もを占めているといわれています。

人にとって水は不可欠なものであり、以下のようなあらゆる生命維持のための活動にかかわっています。

・体温の維持
・細胞への栄養素の輸送
・老廃物の回収
・消化や吸収
・循環


正しい水分摂取で望まれる効果は?
きちんと水分補給を行うことによって、便秘の防止や、細胞からの老廃物を尿や汗などで排泄できるといった効果が期待できます。
これらのことから、水分摂取が不足すると、肌が荒れやすくなったり、体がだるく感じられたりすることもあります。

体内に必要な水をしっかり保っておくことによって、正常な代謝が期待できるので、ダイエットという視点でも、脱水は禁物です。

一日にどのくらい水分を摂取すればいいですか?
水分が身体のために重要であるといっても、たくさん飲めばよい、ということではありません。
気温や日中の運動量などにもよりますが、成人であれば、一日2リットル以上もの水分を、汗や尿、便などの形で排出することが知られています。

体格や環境などの条件によって変わりますが、目安としては、体重(kg)を30で割った量(リットル)が、一日当たりの適正量と考えられます。

回数を増やして量を分け、こまめに飲むようにしましょう。しかし、腎臓や心臓などに疾患がある場合など、水分摂取を抑えるべきケースもあるので注意してください。

どんな種類の水分を摂取すればいいでしょうか?
「水分は水でとらなくてはいけない、コーヒーや清涼飲料水ではよくない」と思っている方が比較的多くいらっしゃるようですが、糖分やカフェインなどを過剰にとらなければ、特に水やミネラルウォーターにこだわって水分補給する必要はありません。

水分補給はどのような種類の飲料でもよいですが、ビールなどは利尿作用がありますから気を付けましょう。

身体に悪影響を及ぼしてしまう水の飲み方はありますか?
水の飲み方に気を付けるべき点としては、一回の飲水量です。一気に飲むことは体に負担をかけますので、
200mlくらいの少量に分けて、のどが渇いたなと思う前に飲むことが健康にいいでしょう。

水の摂取量は、およその目安は当然ありますが、年齢以外にも。季節や運動量、体格などによって個人で適正量は異なります。

自分の身体や体調と相談しながら、上手に水分補給を行っていきましょう。




タグ: 健康

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