2018年01月11日
1日中ゲームをした翌日に関節痛が…これって異常なこと?
休みの日に部屋の中で1日中ゲームをするという人も少なからずいらっしゃるでしょう。1日中ゲームをした翌日に関節痛に襲われてしまうという悩みを抱えている相談者さん。これは異常なことなのでしょうか? 専門家にお聞きしました。
20代男性からの相談:「1日中ゲームをした翌日に関節痛に襲われます」
『 私は最近、土日で何もないと1日中家でゲームやテレビを見ることが多いのですがそうなるとトイレに行く以外ほとんど動きません。食べることもしないのでほんとに動かないのです。そうして1日が終わり次の日になるととても体が重く感じます。たいていの場合はすぐに治るのですが、最近になって1日中、関節痛のような感覚に襲われていました。
それが普通のことならばいいのですが、もしこの症状が今後も危険ならばどのように過ごせばいいでしょうか。 』
1日中ゲームをした翌日に関節痛に襲われ、身体が重くなる理由
1日中ゲームをした翌日に身体に現れる異変はなぜ起こるのでしょうか。専門家に解説して頂きました。
『 関節が痛くなるのは、朝起きた時や長時間同じような姿勢でいた時、歩いた時などがあります。(看護師) 』
『 相談者さんの場合には、1日中ゲームをした翌日に関節痛に襲われるということのようなので長時間同じような姿勢でいたことが原因で、関節が固くなってしまい、動こうと思った時に本来ならば柔らかい関節も固いために上手く動かないという可能性が高いです。(看護師) 』
『 体が重くなる理由は大きく2つ。
1つは、同じ姿勢を続けたことで、大腿部の大きな動脈などが圧迫され、血流が悪くなり、下半身全体が浮腫むこと。
もう1つは、関節の固まりです。人の関節は、ずっと動かさないでいると、廃用症候群といって可動域が減るどころか、全く動かなくなることがあります。(看護師) 』
『 極端な例ですが、骨折でギブスをまいた後って、巻いていた部分の関節が曲がらなくなるのです。同じ角度を続けた結果です。人は成長期が終わると老化に向かいますから、年齢が20歳であっても同様です。体の重さからの回復にも時間がかかるようになります。(看護師) 』
症状を予防するためには何が必要か?
ずっとゲームをし続ける時、身体に異変が訪れないように予防するには何をすればいいのでしょうか?
『 予防法としては、長時間同じような姿勢にならないことが重要です。何もすることがないからと、同じ姿勢にはならず運動をしたり家の中を歩き回ったり、外を散歩してみたり少しでも動いた方がいいです。(看護師) 』
『 今後は1日当たりのゲーム時間を減らしたり、1時間に一度は立ち上がって姿勢を変えるなどした方がいいでしょう。(看護師) 』
『 もしも長時間同じ姿勢でいた後には、ストレッチをして関節を柔らかくしておかなくてはいけません。そのままにしておくと、変形性関節症になってしまうこともあります。(看護師) 』
同じ姿勢を長時間続けることが身体に悪影響を及ぼすことが分かりました。定期的に身体を動かすように意識することで、関節痛などの異常が起こらないようにできるかもしれません。また、1日中ゲームをしていることで、亡くなる方のニュースも度々ネットの話題に上ることがあります。自分の身体を大切にゲームを楽しんでいきましょう。
タグ: 健康
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