2019年08月07日
高齢者や乳幼児の水分補給習慣をサポート!乳酸菌飲料の効果とは
今や乳酸菌を含む飲料や食べ物というと、さまざまなものが販売されている。乳酸菌飲料をうまく活用することで、高齢者の健康状態が良好になることはもちろん、水分補給が上手にできない幼児や、オフィスワーカーにもその利用が適している。
□乳酸菌ってそもそもどんなもの?
最初に乳酸菌の歴史を少し振り返ってみよう。乳酸菌を初めて観察したのは“微生物学の父”ことオランダのレーウェンフックだ。彼は1670年代に自作の顕微鏡を使い、あらゆるモノに潜む菌を観察していたという。その中の一つが乳酸菌だった。
□乳酸菌が含まれる食品は?
ではこの乳酸菌はどういった食品に含まれているのだろうか。代表的なのは、チーズやバター、ヨーグルトなどの乳製品、味噌や醤油などの醸造食品そして、キムチやぬか漬けといった漬物ではないだろうか(※1)。
また私たちが手軽に乳酸菌を取りやすいようにと、カルピスやヤクルトのような「飲料タイプ」の製品、ビスコや乳酸菌ショコラのように「お菓子タイプ」の製品などが多数販売されている。
□乳酸菌飲料には高齢者への水分補給をサポートする効果が!
カルピス株式会社が高齢者に対して朝晩2回、一定量の乳酸菌飲料を摂取するように促したところ、水分補給をサポートすることが可能となり、排便回数とその量の増加、残便感の軽減等を確認することができた(※2)。
排便に効果があったことももちろん大切なのだが、ここでは、水分補給の習慣を定着することに乳酸菌飲料が大切な役割を果たしたことに着目したい。
□高齢者は水分の摂取量が低下しやすい
高齢者になるとどうしても水分の摂取量が低下しやすくなる。人によっては「周囲に迷惑がかかる」とお手洗いが近くなることに抵抗感を覚えるため、水分量を意識的に減らしているケースもある。
近年のように猛暑が続いてくると、水分補給が上手にできなければ、室内にいても熱中症で倒れるなどの症状が現れやすくなる。そのため、少しでも水分補給を促せる乳酸菌飲料は、体調を健やかに保つためにも大切なのだ。
□幼児やオフィスワーカーに水分補給を促すのにもおすすめ
前述では高齢者を具体例にあげたが、自分で意識的に水分補給することが難しい幼児や、仕事の忙しさで水分補給を忘れやすいオフィスワーカーにも同じことが言える。
乳酸菌飲料は適度に味が付いているため、水に比べてゴクゴクと飲みやすい。それによって、自然と水分補給につながっているのではないだろうか。
□まずは一緒に乳酸菌飲料を飲む習慣を!
どうしても高齢者や幼児は一人だと水分補給の習慣が作りにくいので、最初のうちは周囲が一緒に飲むなど習慣を作る過程が必要となってくるだろう。
ここで気をつけてもらいたいのが飲み過ぎないようにすることだ。乳酸菌の多量摂取による下痢や糖分の過剰摂取といった心配もあるので、一人で飲む時でもみんなで飲む時でも適切な量を意識してもらいたい。
タグ: 健康
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