2014年03月26日
整備不良の自転車であわや事故!絶対すべき「自転車」のメンテとは
自転車は車両だとわかっていても、つい乗車マナーやメンテナンスを軽視しがちになってしまいますよね? 雨の日に傘を差しながら運転をしてしまったり、携帯電話で通話しながら走ってしまったりと、悪気は無くても無茶な運転をしてしまいがちです。
しかし、夜間に無灯火で携帯電話を使用しながら自転車で走っていた女子高生が、歩行中の女性に追突して5千万円近い賠償金を横浜地方裁判所に命じられたケースも実際にあるそうです。
自動車と違って自転車のドライバーは保険に入っていない人が多いかと思います。死亡事故を起こせば取り返しの付かない事態にもなりません。そこで、自転車事故の実態と、自転車のドライバーがすべきことをお伝えします。
■主婦の半数が“自転車の事故”、“あわや事故”を経験
警視庁によると、平成24年度に発生した自転車事故は、全国で13万5千件以上もあったそうです。
自転車の安全利用促進委員会が主婦1千人に行なったアンケート調査でも、自転車で事故に遭った(遭いそうになった)、あるいは事故を起こした(起こしそうになった)人の割合は47.4パーセント、約半分にも上ると分かっています。
特にブレーキの効きが悪くなった、ライトが点灯しないなど、整備不良の自転車に乗り続けることは大変危険ですし、万が一事故を起こしてしまえば言い逃れもできません。
■事故の予防は自転車のメンテナンスから
同調査に回答した主婦のうち、半数以上の人が1年に1回程度以下しか自転車のメンテナンスをしていないと答えたそうです。大事故を未然に防ぐためにも、まずは自転車のメンテナンスから始めてみてはいかがでしょうか?
まずは異常に気付くことが第一歩なので、“タイヤの空気圧”から“ブレーキのかかり方”、“サドルの高さ”など、基本的な部分の定期的なメンテナンスを行いましょう。分からないことがあれば、自転車を買ったお店や近所の自転車屋さんに聞いてみましょう。自転車を丁寧に手入れすれば、乗り方も自然と変わってくるはずです。
■安くておしゃれな自転車にも要注意
自転車ジャーナリストの遠藤まさ子さんによると「自転車選びにも注意をした方がいい」という意見もあります。最近は安くておしゃれな自転車が大量に売られていますが、この手の自転車には安全基準を満たしていない商品もあるようなので要注意です。また、ネット通販や雑貨屋では、自転車整備士がいないので購入時はしっかり確認する必要があります。
自転車の安全性の見分け方は、きちんと走れるような耐久性、しっかり組みつけられているか、製品保証があるかの3点です。しかし、一般人が見分けるのは難しく、まずは安全基準マークがついているかで判断するのがおすすめです。例えば、『BAAマーク』は、フレームやハンドル、ブレーキ、リフレクター等各部について設けた基準以上の性能になったものに対しマークが貼られています。多少値段が高くても安全な自転車を選んだ方が安心ですし、丁寧に手入れして乗った方が、長い目で見ると経済的だったという話もよくありますよね?
自転車は自動車と同じく、自分や他人の人生を狂わせてしまう危険性が十分にあります。自転車の乗り方、日常的なメンテナンス、そして安全性能の高い自転車選びの3点を、今まで以上に心掛けてみてくださいね。
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