2014年03月26日
「糖質ゼロ」「糖類ゼロ」なのに甘みを感じるカラクリとは?
ダイエットや健康をうたって「糖質ゼロ」や「糖類ゼロ」といった商品が増えてきた。でも、飲んでみるとちゃんと甘かったりする。
一体どういうこと?
「糖質」と「糖類」はどう違う?
「糖質」と「糖類」はどっちも糖でしょ!と思って気にしていないかもしれないが、これには明確な違いがある。
糖類:ブドウ糖や果糖などの「単糖類」と、砂糖や乳糖、麦芽糖といった「二糖類」のこと
糖質:「糖類」に加え、でんぷんやオリゴ糖、糖アルコールを含めたもの
つまり、糖類<糖質ということ。
また、糖類にも糖質にも含まれない、ラカンカやステビアといった植物由来の甘味成分からなる甘味料や、合成甘味料もある。
「糖類ゼロ」でも「糖質ゼロ」とは限らない
パッケージに「糖類ゼロ」と書いてある商品は、あくまで糖類を使っていないということ。
糖質であるオリゴ糖や糖アルコールを甘味料として使われていることが当然ながらある。また、先述の植物由来の甘味料や合成甘味料が使用されている場合も。
「糖質ゼロ」なのに甘いときも、糖質に含まれない上記の甘味料が使われていると見てよいだろう。
無糖・ノンシュガー・シュガーレスは?
ほかにも、「無糖」「ノンシュガー」「シュガーレス」といった表記をみることがある。シュガーは砂糖ではなく、糖類全般を指す言葉。「糖類ゼロ」と同じ意味になる。
とはいえ、まったくのゼロというわけではない。
健康増進法に基づく栄養表示基準精度によると、食品100g、飲料100mlあたりの糖類が0.5g未満であった場合、「無糖」「ノンシュガー」「シュガーレス」と表記することができるそうだ。
ちなみに「微糖」「低糖」「糖分カット」「糖分控えめ」といった表記もあるが、こちらは、食品100g中で5g以下、飲料100ml中で2.5g以下という決まり。
気にしているつもりでも、いろんな形で糖を摂取しているとうことを心に留めておきたい
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