2014年05月22日
猫が玄関まで出迎えてくれるのは飼い主が好きだから?
猫を飼い始めて癒やされる瞬間が、家に帰ってきた時。いつもはつれない猫でも、なぜか飼い主の帰宅時だけは、玄関できちんと出迎えてくれることがあるのです。猫はなぜ、飼い主をわざわざ玄関まで、出迎えにやってくるのでしょうか。
■猫はとっても耳がいい
猫の耳は人間には聞こえないような高周波の音をキャッチできるため、飼い主が玄関のカギをガチャガチャする前に、飼い主の帰りを知り、玄関の前で座っていることがあります。もともと猫は夜行性で、暗闇の中、小さい獲物を捕まえて生活してきました。そのため小さい獲物が出すようなかすかな音も、猫にはわかるようです。もちろん飼い主が帰ってくる際も、人間には聞こえないようなわずかな音を察知して、玄関前で待っていることがあります。
■玄関で待機する理由はマーキングしたいから?
飼い主が帰ってくると、まるで甘えるように、飼い主に背伸びして爪とぎするしぐさを見せることがあります。爪とぎは、自分のにおいをこすりつけるマーキングのような行動です。飼い主さんが、外から知らないにおいをさせて帰ってくるため、猫は自分のにおいをこすりつけようとしているのかもしれません。
■足もとでスリスリしてくるのも、知らないにおいが嫌だから
家に帰ると、猫がうれしそうに足にじゃれついてきて、スリスリしてくることがあります。これも飼い主が外でつけてきた知らないにおいを、自分のにおいに置き換えようとするマーキング行動です。歩いていようが、荷物を運んでいようが、お構いなしでスリスリしてくるため、猫につまずいて転ばないよう、注意が必要です。
■帰ってきた時に、猫がニャーンと鳴く
帰ってきた時に、猫がニャーンと鳴きながら近寄ってくることがあります。これはうれしさ半分、何か訴えたい気持ちが半分なのだとか。「おかえり」と同時に「寂しかった」「どこに行ってたの?」等、いろいろな猫の気持ちがつまった鳴き声と言えそうです。
マイペースでわがままさを見せることが多い猫ですが、飼い主が帰ってくる時には、積極的にコミュニケーションをとりにやってくる猫が多いようです。猫を飼っている実感や、うれしさを感じる瞬間でもあります。猫が玄関にお迎えしに来たら、ぜひここぞとばかりにかわいがってあげてくださいね。
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