2014年05月31日
毎日14時間以上コンタクトを使用し失明寸前に
コンタクトレンズを使用している人は多いと思うが、1日に何時間ぐらい着用してるだろうか? というのも、毎日14時間以上コンタクトを着けていたため失明の危機に瀕していた女性のニュースが、コンタクト使用者の間でシェアされまくっているのである。もしあなたがメガネではなくコンタクト派ならば、ぜひ注意して頂きたい。
・毎日14時間以上コンタクトを使用し失明寸前に!
毎日コンタクトレンズを長時間使用していたため、失明の危機に瀕していたのはイギリス人のファッションデザイナー、エイミー・マックウィリアムスさんだ。現在33歳になる彼女は14歳からコンタクトを使用し始め、今まで何の問題もなかったという。
そんな彼女が目の定期検診に行き、失明寸前であると知らされた時のショックは相当なものだったという。朝7時から夜中近くまで、14時間以上もコンタクトレンズを着用する彼女の目は、徐々に酸欠状態になっていたのである。
・角膜血管新生が原因
長時間コンタクトレンズを着用していると角膜が酸欠状態になり、酸素を供給しようと角膜に血管が侵入してくる「角膜血管新生」が起こる。この症状が進行すると角膜が白濁し、重度になると視覚障害を起こしたり失明する場合もあるのだ。エイミーさんの目は、まさに角膜血管新生に侵されていたのである。
・異常に気づきにくい角膜血管新生
そしてやっかいなことに角膜血管新生が進行していても、肉眼では何ら問題が起きているようには見えない。彼女も何の異常も感じることなく、忙しさにかまけて検診を先延ばしにしていたのである。
・症状改善にはコンタクトの使用を停止
特にソフトコンタクトレンズは、ハードに比べて角膜に酸素の供給がほとんど行き届かず、長時間着用しているとレンズの水分が乾燥し、さらに酸素浸透率が低下してしまうのだ。よって角膜血管新生の症状改善にはコンタクトの使用をやめるか、軽度の場合は高酸素透過性ハードレンズに変えれば症状は改善されるとのこと。エイミーさんもすぐにコンタクトの使用を停止し、メガネを着用するようになったそうだ。
・コンタクト使用で気をつけるべき病気
この他にも、コンタクトを長時間着用することで起こる目の病気として、細菌感染でまぶたが赤く腫れる眼瞼縁炎(がんけんえんえん)にも注意が必要だ。また、洗面所のシンクなどに生息しているアカントアメーバという微生物が、傷ついた角膜に侵入すると角膜炎を起こすため、洗浄液をこまめに変え衛生管理には十分気をつけることが推奨されている。
コンタクトの使用は1日8時間以下が望ましいそうだ。毎日それ以上着用しているという人は、今日からメガネに変えてみてはどうだろうか。また目の検診にも定期的に行くよう心がけたいものである。
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