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パニックの時、体にはどんな変化が起こっている?

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仕事で重大なミスを犯してしまった、猛烈な繁忙期に突入した、はたまた旅行先で迷子になった!などなど、パニックに落ち入った経験は誰にでもあるはず。そんな時、私たちの身体には具体的にどんな変化が起こっているのでしょう?



まず、最初の0〜1秒間には、目や耳から、蛇や蜘蛛、針などの怖いものを見たり、歯医者の治療器具の音などを聞いたりしたときにはすぐさま脳の扁桃体と呼ばれる恐怖を司どる場所に「怖い」というシグナルが送られます。

すると、次の3秒間には、論理的活動に携わる前頭前皮質の働きを抑制し、副腎にストレスホルモンであるコルチゾールやアドレナリンを分泌するように指令を出します。こうした働きは、発汗(自分自身を冷やすため)に加えて呼吸を早めたり、動悸(酸素を筋肉に送るため)や瞳孔の拡大(恐怖の元から目を離さないため)を促します。

しかしその後、恐怖に対面した5秒以内には、一転して幸福ホルモンであり自然の鎮痛剤であるエンドルフィンを分泌。同時に快感ホルモンのドーパミンも少量分泌されますが、パニックを鎮めるに十分な量ではありません。

一部の恐怖症の人たちは、血圧の急上昇と下落が起こるため、失神につながります。多くの専門家たちは、こうした現象が進化の過程で「動きを止め、死んだふりをする」反応として出来たと考えているのだとか。

そしてその後数分間は?もし落ち着くことができない場合、恐怖の場から逃げ出せば、前頭前皮質の動きが正常に戻ります。恐怖の元が消えたらば、扁桃体がストレスホルモンの分泌を停止。その後数日は、びくびくした気持ちが続くかもしれません(道に落ちている小枝すら蛇に見える、など)。

では、そうしたパニックを鎮めるには?米精神分析医のMarla Deibler氏が6つの方法を説明しています。

○深呼吸をする
もし怖いものを見つけた(聞いた)ら、4つ数えながらゆっくり鼻から息を吸い込み、その後再び4つ数えながら口から息を吐き出します。深呼吸は、体のリラックス反応につながります。

○気を紛らわすものを
もし怖いものを見たり聞いたりしたら、携帯でメールを見たりゲームをするなど、気を紛らわせることをしましょう。誰かと会話したり落ち着いた音楽を聴くことも◎

○身体をさする、さすってもらう
研究によると、皮膚の圧力の変化を察知する圧受容器が働くと、ドーパミンのような幸せホルモンが分泌されるそう。もし一人であれば、自分の腕をさするだけでも同様の効果が得られるように。

○筋肉を動かす
筋肉を締めたり緩めたりすることで、自分の脳に誰が自分をコントロールしているかを(勿論自分自身!)思い出させることができます。足先から始め、ふくらはぎ、お尻、お腹、など、上体の筋肉にシフトします。こうすることで、血圧を一定に維持し、失神を防ぐことも。

○自分の不安に対して問いかける
例えばもし、飛行機の中で「この飛行機が落ちる!」という恐怖心にかられたら論理的な質問を投げかけてみましょう。「誰か責任者が緊急事態だと言ったか?」、「この飛行機が実際に落ちる確率は?」などなど。恐怖症の人は、「たった1100万分の1の確立」などと、事前に書いた紙を読んでみるのも良いでしょう。

○自分の恐怖心を受け入れる
不安な気持ちと闘えば闘うほど、不安は拡大します。「自分は危険な状況に無いけれど、不安を感じても良い。この恐怖が過ぎるまで乗り越えられる」と語りかけてみましょう。

What Happens to Your Body When You’re in Panic-Mode
http://www.womenshealthmag.com/health/panic-mode

6 Ways to Calm Yourself Down When You Start to Panic
http://www.womenshealthmag.com/health/calm-down





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