2014年09月29日
今すぐ直したい体の歪
人の体は立つ、椅子に座る、走る、しゃがむ、寝る、そんな様々な日常の動作によって、「筋膜」がねじれ、歪みを引き起こすといわれています。
「筋膜」とは、全身を覆っている膜のこと。筋肉・筋・内臓、皮膚などの全てにつながっているため、筋膜のねじれは、体のねじれや歪みを引き起こす原因になるのです。
◆頭の歪み
意外に思うかもしれませんが、頭蓋骨も歪みます。頭蓋骨は大切な脳を守るために、複数に骨がパズルのように組み合わさっています。骨は関節でつながっていますが、その関節がズレることで歪みが発生します。正しい位置からずれてしまった頭蓋骨は、周囲の血行が悪くなり、それによって顔や頭部全体の筋肉・皮膚の老化を早まり、シワやタルミなどのトラブルが発生しやすくなってしまいます。
◆顔の歪み
顔の歪みは、生まれつき以外に生活習慣が大きく関わってきます。例えば、食べ物を噛む時に片側ばかり使ったり、片手ばかりを激しく使ったりすることで、顎や頬など顔を構成する骨格に歪みが生じるのです。
◆背骨の歪み
背骨は元々微妙に湾曲していますが、立ち姿勢や座り姿勢など、日常的な動作によってさらに複雑な形に湾曲していきます。背骨には全身に指令を送るための重要な神経が集まっているため、背骨の歪みは思いがけない場所のしびれなどの原因になります。
◆骨盤の歪み
骨盤はお尻部分にある関節であり、下半身に影響を与えるイメージですが、実は、骨盤が正しい位置にあるかどうかは、体全体に影響を与えています。骨盤の歪みは体の巡りを滞らせるので、猫背や筋肉の硬直、むくみ、便秘などのトラブルを招いてしまいます。
◆内臓の歪み
内臓も歪むことがあります。骨格の歪みによって圧迫されて歪むこともありますが、それ以上に普段着ている下着や洋服による圧迫でも歪みを起こす可能性があります。ウエストをベルトで強く絞めたり、サイズの合わない下着をつけていると、無理やり押さえつけられた内臓が腫れたり、歪んだりするのです。
見えないところにある骨や筋肉、内臓ですが、その歪みは確実に外側にも影響を与えます。筋膜のねじれによって起きる体の歪みは、正しい姿勢を心がけることやストレッチなどで矯正可能です。まずは鏡の前で全身のバランスをチェックしてみましょう。
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