2014年11月28日
雪山で遭難したら、気をつけるべきポイント
登山がブームになっていますが、安易に考えていると後で大変な目に遭う事も! 特にこれから冬になり、気をつけたいのが雪山での遭難。万が一雪山で遭難してしまったら、どんなポイントに気をつければいいのか、ご紹介いたします。
■むやみに移動するのは危険! まずは安全な場所へ避難
雪山で遭難したかも……と思ったら、まずは落ち着ける安全な場所に避難しましょう。携帯がつながるならすぐに110番に連絡。一番避けたいのが、自分たちだけでどうにかなるとむやみに動き回ること。雪山で勘だけを頼りに動くのは非常に危険な行為です。
またルンゼと呼ばれる場所は落石や雪崩が多く注意が必要な場所。雪崩や落石の心配が少ない避難場所を探しましょう。
■単独で勝手な行動は禁物。必ずグループで相談すること
安全な場所に避難したら、待機するかそれとも下山するかをグループで相談します。また連絡がすぐ取れたなら救助しに来る方の指示に従いましょう。待機する場合は風が当たらないか落石等がないかを再度チェック。また明るい内に食料を点検したり、下山する場合は装備や持ち物を再確認したり、下山の方法をグループ全員で相談したりして万全の準備を整えましょう。
また遭難したときの対処を相談するときは必ずグループ全員で。また対処するときも全員で協力し、ガイドがいるなら指示に従うのが鉄則です。我慢できずに単独で山を下りようとしたり、勝手に救助を求めに行ったりするのも、絶対にNGです。
■食料は、カロリーの高いものがより重要
待機するなら、食料はカロリーの高いものを一気に食べてしまわないように注意。カロリーは重要なエネルギー源。チョコレートやおにぎり等の高カロリーなものほどすぐ尽きないよう、計画を立てて食べるようにしましょう。
また食料の管理と共に、大切なのが燃料の管理。全員で相談して、適切な計画を立てましょう。
雪山で遭難……なんて考えたくもない出来事ですが、登山が趣味なら絶対に考え、シミュレーションしておくべき内容です。ぜひ「自分だけは難を逃れられる」と思わずに、山に登る前には最善の準備を行っておきましょう。
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