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急に走ると左の横腹が痛くなるのはなぜ?

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子どものころ、体育の授業中や外遊び中に、急に走ることで左の横腹の痛みを感じた覚えのある人も多いのではないでしょうか。大人になってからは急に本気で走る機会が減りがちですが、これら痛みがなぜ起こるのかちょっと気になりますよね。

そこで今回は、走るときに左の横腹が痛くなる理由に迫ってみましょう。



■痛みの原因は脾臓の影響

痛みには左の上腹部にある「脾臓(ひぞう)」という臓器が関係しています。脾臓はろっこつの下に隠れているため、体表から触ることはできません。ソラマメ状のかたちをしており、大きさは握りこぶし位になります。免疫や造血、血液の貯蔵などの機能を持っていますが、その貯蔵機能こそが痛みに影響してくるのです。

激しい運動をするときなどは、筋肉が大量の酸素を必要とします。その際脾臓から貯蔵している血液を送ることになりますが、急に必要になることで負担がかかってしまうのです。結果、脾臓は急激に収縮し、大量の血液を補おうと動き出すため一時的に腫れが生じてしまいます。

また、左の横腹あたりは大腸が大きくカーブしている部分であり、ガスや便がたまりやすくなります。便秘がちであったり、食べてすぐ走ったりすることで、この部分に負担がかかりやすくなるのです。

■左横腹痛の予防法

急な運動をすることで身体が変化に対応しづらいのが原因でもあるので、まずはしっかりと準備運動をし、身体を走ることに慣れさせることが大事です。その際にはおなかあたりを意識しながら、よく動かしておくのも良いでしょう。

また、走る前は1〜2時間は食事を控えておくほうが無難です。

■左の横腹以外の痛みは何?

急に走ることで左の横腹以外の痛みを感じる人もいるはず。これらも基本的にはその付近にある臓器などが影響しています。急な運動で臓器へ負担をかけたり血液の流れが変わったりすることで、一時的な痛みを生じているのです。

ただしあまりに痛みがひどく、走るのをやめても痛みがおさまらないなどの症状がみられた場合は、重大な病気のサインであることも。おかしいなと思ったら、早めに医療機関で見てもらうようにしましょう。

走ることで起きる痛みも、その原因や予防法を知っていれば心配も軽減されるはず。日ごろから急に走る機会の多い人は、ぜひこれらに気をつけてみてくださいね。




タグ: 健康

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