2015年07月31日
ジョギングによる痛みは無自覚な「体の歪み」が原因?
休日だけでなく、平日でもジョギングをされている姿をたくさん見かけます。
マラソン大会のシーズンとしてはこれからの季節はオフですが、それでも自身の健康のため、ダイエットのために継続して走っておられる方も多いと思います。
誰でも気軽に取り組めるジョギングですが、走行中、または走行後に、体のどこかに痛みを感じたことはありませんか? これはあなたの体の歪みが原因かもしれません。
■ランニングフォームの崩れは体の歪みが原因
有酸素運動としてのジョギングは、体にとって負担が大きく、ペース・スピード・フォームなど、実は様々な要素を考えながら走ることが必要です。ペースなどは走る時に調整できますが、ランニングフォームは自分ではなかなかわからないのではないでしょうか。
ジョギングで体のどこかに痛みを感じる場合、多くはランニングフォームによるものです。正しいフォームで走っているつもりでも痛みを感じる場合は、体の歪みが原因となっているおそれがあります。
体の歪みは、これまでの負傷によるもの・生活習慣・姿勢や動作の癖などでおこります。つまり、正しいフォームで走っているつもりでも、体の歪みにより崩れたフォームで走っているのです。
■関節と筋肉の調整で正しいフォーム
ランニングフォームで、基本となる体の部分は関節と筋肉です。
下半身だけでも、腰・股関節・膝・足首などの関節が緩むことで、体は歪みます。また、筋肉の低下による筋力不足・日常生活の動作の癖でも姿勢や動作の偏りがおこり、体が歪んでしまいます。
「同じ姿勢のまま長く仕事をしている」という方は、その緩みや偏りがおこりやすく、体が歪んでいると考えていいと思います。
ただ、少しくらいの体の歪みがあっても日常生活には問題が無く、痛みがおこることは少ないので、自覚することがほとんどありません。
しかし、ジョギングなどの強度の高い運動になると問題が発生します。違和感から痛みになり、やがて内臓にも影響が出てきます。
歪みを良い方向へ回復させるには、筋肉の伸縮機能を整えることが大切です。つまりストレッチやウォームアップです。運動の前には、腰から足にかけての関節を支えている筋肉を意識して、伸縮運動を入念にしてください。上半身も同様です。特に肩と背中の筋肉は正しいフォームで体を捻る際に必要になります。
特に重要なのは、仙腸関節という、お尻と腰の間にある関節。この関節が正しく動かないと骨盤の歪みにつながり、下半身全体の歪みになってしまいます。仙腸関節には、臀筋というお尻の筋肉・脇腹から腰周囲の筋肉や太腿の筋肉の作用が関係するので、体をいろいろな方向に動かして、ウォームアップをする必要があります。ジョギング後は、クールダウンも忘れずに。
■歪みを見つけるには
体の歪みを見つけるには、違和感や痛みのある部位から体幹に向かって近い筋肉をチェックしてみてください。偏りがある場合が多く見られます。その筋肉の左右の差を比べると歪みがわかります。また関節なら、隣の関節の動きを確認してください。
例えば、膝に痛みを感じたなら、太腿の筋力を調べてください。あるいは足首の動きを確認してください。左右の太腿に筋力差があったり、足首を動かして音が鳴る、動きがぎこちない、などを感じたら、そこが原因です。その部分の柔軟性・安定性・筋力を強化しましょう。
ジョギングは健康や体力づくりに効果的ですが、それで体を痛めてしまっては逆効果。体の歪みを意識して、ジョギングをより楽しめるようにしていきましょう。
タグ: 健康
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