2015年08月10日
「ネットで会社の悪口」は絶対NG!懲戒解雇のリスク
実名登録が原則のFacebookはさておき、ブログやTwitter・会員制のSNSなどを利用するときは、“ハンドルネーム”を利用して、気軽に書き込んでいる方が多いですよね?
「ハンドルネームだから大丈夫」などといった油断から、多少の脚色を加えつつ、“会社であった出来事や情報”を書き込んではいないでしょうか? インターネットの世界はとても便利な反面、不特定多数の人が誰でも見ることができ、リスクもつきもの。
もし、会社の人がその内容を目にしたらどうなるか? まずは、それをしっかりと認識する必要がありそうです。そこで今回は、神戸大学大学院法学研究科教授・大内伸哉先生の著書『どこまでやったらクビになるか サラリーマンのための労働法入門』などを参考に、ブログやSNSに社内事情を書き込むリスクについてご紹介します。
■会社の悪口は絶対NG!
誰しも少なからず、会社の待遇に不満がある、相性の悪い上司がいるなど、会社に対してストレスを感じていることがあるかもしれません。でも、だからといって、会社や上司の悪口、誹謗中傷をネット上に書き込むことは絶対、絶対NG!
こういった書き込みは、裁判になったら、“名誉毀損の不法行為に該当する”と判断がされる可能性大です! 場合によっては、損害賠償を求められることもあります。
ブログに書き込むのではなく、紙やノートに書きなぐってビリビリに破るとスッキリしますよ。
■“秘密漏洩”は懲戒解雇に相当!
とくに注意する必要があるのが、会社の重要情報や機密情報をネット上に書き込んでしまうケースです。これをやってしまうと、“秘密漏洩(秘密保持義務違反)”として処分の対象となることがある”とか。
<このように会社にとって重要な秘密を漏洩する行為は、懲戒解雇に相当する行為なのです。懲戒解雇されると、通常は退職金も支給されません。>
秘密漏洩については、ネットに書き込むだけでなく、会社外の人に漏洩するだけでも懲戒解雇になる可能性があるとのこと。くれぐれも会社のシークレット情報は、漏らさない&話さないようにしましょう!
以上、ブログやSNSに社内事情を書き込むリスクをご紹介しましたが、いかがでしたか?
いつどこで誰が見ているかは、本当にわかりません。ブログやSNSに書き込む際は、どんなに些細なことでも会社のことは取り上げないようにし、安全に楽しむようにしましょう
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