2015年12月01日
他人のあくびに釣られないあなた、サイコパスの可能性があります
精神病質、もしくは反社会性人格障害と呼ばれる、特殊な人格を持つ人々のことを指すサイコパス。
この度、米ベイラー大学の行動学者ブライアン・ランドル氏の研究によって明らかになったのは、誰かが周りであくびをした際に、うっかり釣られてしまう人が多い中、サイコパスの特性が高い人は、釣られてあくびをしない傾向にあるとのことです。
もちろん、あくびの有無だけではサイコパスの診断はできないそうですが、周りのあくびに釣られないということは、共感する力が弱いという判断になるそうです。
また、あくびの伝染は、とても原始的なコミュニケーションの形態のようで、人間以外にも同じ現象が見られるのだという。
135名の大学生を被験者とし、標準的なサイコパスの特性診断テストを行ったところ、スコアが低かった被験者は、高い被験者と比べて、あくびをしていた学生が2倍近くもいたようで、あくびとサイコパスの関係は、やはり否定できないということになります。
あくびの処理を行う脳の領域は既に判明しているそうで、あくびに関連する後帯状皮質と楔前部は、本能的な共感の処理にも影響していると語られるほど、あくびと脳が密接な関係を持っていることは間違いなさそうです。
心理学者にとっては、「恋人が欲しいのなら、あくびをしてみて、釣られるかどうかをチェックせよ」とネタになるほど、あくびに釣られるかどうかは、共感の判断を行う上で、大きな要因になっているようですね。
参考:
Is that person a psychopath? A yawn might help you tell
http://www.today.com/health/person-psychopath-yawn-might-help-you-tell-t40276
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