2015年12月23日
繰り返すこむら返りに要注意!
■ こむら返り、とは?
こむら返りとは、筋肉が収縮し続け足がつった状態になる症状のこと。痛みが非常に強いのが特徴です。主に、ふくらはぎで生じますが、足首や太もも、土踏まず、指、首、肩…など、さまざまな部位の筋肉でも起こり得ます。
■ どうして、筋肉が収縮するの?
原因は筋肉のナトリウムやカルシウムといった電解質のバランスが崩れること。電解質のバランスは、激しく汗をかいたり水分を大量に摂りすぎることで起こります。その他、血行不良や糖尿病、肝臓・腎臓の病気、妊娠などが原因の場合もありますので、こむら返りを繰り返すような場合は念のために医療機関を受診しましょう。
■ 応急処置は、筋肉の収縮を伸ばす
こむら返りというのは自分の意思に反して突然筋肉が収縮する現象ですから、その収縮した筋肉を伸ばすことで痛みが解消されます。
例えば、ふくらはぎの場合、ヒザを伸ばして足のつま先をゆっくり顔の方へ曲げるようにして、ふくらはぎの筋肉を伸ばします。ただし、あくまでゆっくりと行うことがポイントです。一気に無理矢理伸ばそうとすると、筋肉を痛めてしまう恐れがあるので注意しましょう。スポーツ中にこむら返りになってしまった場合、応急処置で痛みが引いても、その直後は極力運動を再開せず、十分にストレッチなどのクールダウンをするようにしましょう。
■ 予防には漢方薬も有効
糖尿病や腎不全、肝硬変などの病気が原因となっているこむら返りはその根治治療が必要となります。こむら返りを繰り返す場合は必ず病院を受診してください。病気がない場合、筋肉の緊張をほぐす為、運動の前、後、就寝前に十分にストレッチをし、温めながらマッサージをして血行を改善しましょう。
また、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)という漢方薬も有効です。非常に効果があり、即効性にも優れていますが、使用に際しては必ず医師に相談を。
特に夏場は、汗や水分の撮り過ぎによる電解質バランスの崩れに要注意。こむら返りには、体の内側からの対処が必要です。
タグ: 健康
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