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「畳」はなぜいい香りがするのか?

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日本建築に欠かせない畳は平安時代の公家文化の中から生まれています。当初は寝る場所だけに敷く、ベッドのような使われ方でした。部屋全体に敷きつめるようになったのは室町時代からです。

江戸時代になると、一般人の間にも普及し始めますが、まだまだ裕福な人たちのための贅沢品。全国の庶民が畳の部屋に住めるようになったのは明治以降のことです。

畳は京都から各地へ広がる過程で、少しずつ大きさが変化しました。京間が一畳955ミリ×1910ミリなのに対して中京間は910ミリ×1820ミリ、江戸間は880ミリ×1760ミリなどとなっています。

畳の材料はイグサ。これを一畳あたり4000〜7000本編み込んで作る新しい畳からは独特のいい香りが漂い、「女房と畳は新しいほうがいい」と言われたりします。あの香りは、刈り取ったイグサをあるものに浸けることで生まれます。

この加工をしないと、新畳でも枯草の匂いしかしないそうです。畳の香りを出すためには、イグサを何に浸ける必要がある?

(1)日本酒
(2)塩水
(3)泥

答え 3





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