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実はサラリーマンだった福山雅治



ドラマ『ガリレオ』の第2シーズンも好調な福山雅治だが、彼の裏話を共演者の吉高由里子がテレビ番組で明かした。彼女が福山と会食した際に、ギターを弾いてくれたりプライベートについて話してくれたという。

ミュージシャンや俳優として大活躍の福山雅治だが、CMに出演しているビールはもちろん日本酒やウイスキーなど酒を愛することで知られる。それでもあの若々しいエネルギーを保つには、筋トレや食生活など努力も怠らないのだ。4月17日のテレビ『TOKIOカケル』に出演した吉高由里子が、そんな福山の裏話を語った。

ドラマ『ガリレオ』による会食でのことだ。福山はギターを弾くなど気さくに振舞い、吉高にもいろいろな話をしてくれたという。「福山さんは毎朝あんこを食べるって言ってました。つぶあんが好きらしいですよ」と、彼女はその会話の一部を明かした。それを聞いたTOKIOのメンバーは「朝から血糖値を上げるためかな?」と関心を示しており、バイタリティ溢れる福山の秘密がそこにあると考えたのだろう。

実は2007年に放送された『ガリレオ』第1シーズンの時にも、共演した渡辺いっけいが当時のインタビューで福山について「(撮影現場で)パックにあんこだけ入れてきて食べるんですよ」と話している。福山はその頃からすでにあんこを常食しており、彼にとって欠かせないもののようだ。

そんな福山のデビュー前の貴重なエピソードを、芸能リポーターの井上公造が4月17日に福岡のテレビ番組『豆ごはん』(RKB毎日放送)で披露した。

福山はデビュー前に地元長崎でサラリーマンをしていた時期がある。しかし、彼の心の中では上京して一旗あげたいという思いが高まっていたのだ。しかし、なかなか上京のきっかけがつかめない日々が続いた。そんなある日、職場の飲み会で「宴会芸でどうやったらウケるのか?」と思案した彼は、自分の革靴にビールを注いで飲んで見せたのだ。それが大ウケしたことで「もっと喜んでもらうために東京に行こう」と踏ん切りがついたのである。

上京してからはアルバイトをしながら過ごし、やがて“アミューズ・10ムービーズオーディション”を受ける。彼はこの時、泉谷しげるのヒット曲『春夏秋冬』を歌い自分なりに手応えを感じていた。ところが当時の社長は「そんな歌唱力ではダメだ」と厳しく評価して彼を落とそうとしていた。

すると、その場にいたアミューズの女性社員たちが「この人は凄い!」、「絶対に売れるから採用してください」と声をそろえたのだ。彼女たちの熱意に社長も「じゃあ、とりあえず採用しとくか」と折れたことで、福山はオーディションに合格した。

女性社員のおかげでアミューズに所属できた彼は、1988年に映画『ほんの5g』で俳優としてデビューする。同時期にミュージシャンとしても新宿のライブハウスで初ライブを開催するが、観客はゼロだった。ドラマ『ひとつ屋根の下』と楽曲『MELODY』で人気が出るまでに、それから5年を要する。

そんな時期を乗り越えて今では日本を代表するミュージシャンとして活躍し、俳優としても映画やドラマで数々のヒット作を打ち出すようになったのだ。福山雅治の歩んだ道は実に面白いといえる。






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