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楽しい時間は早く過ぎ去るが うつ病になると時間は遅く感じる

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5泊6日のハワイ旅行はあっという間に終わってしまったと感じる。一方、病院の待合で、予約時間を過ぎてもなかなか自分の名前が呼ばれないときには長く感じてしまう。時間の感じ方は、自分が置かれている状況によって違う。

時間の経過の感じ方が変わるケースは他にもある。うつ病になった場合だ。


□楽しい時間は過ぎるのが早い…なぜ、時間経過の感覚は違うのか
時間経過の感覚はとても主観的なものだ。同じ30分でも、遅いと感じたり早いと感じたりする。何かを「待っている」状態にあるのか。あるいは、「期限」が近づいているという状況にあるのか。

これによって、人は時間の経過が早いと感じたり、遅いと感じたりする。


□楽しい時間は「期限」が決まっているから時間が早く感じる
例えばハワイ旅行。旅行は終わりの「期限」が決まっている。だから、時間の経過が早い。帰りの飛行機で多くの人が「あっという間だった」と感じるのはこういうわけだ。

しかし、同じ旅行でも、旅行が終わるのを「待っている」ような状況、おそらく、それは旅行に行きたくなかった場合だろうが、そのようなときは、時間の経過が遅いと感じるだろう。

言うまでもないが、病院の診察では名前が呼ばれるのを「待っている」。だから時間の経過が遅い。



□うつ病患者の時間の流れ、感じ方は?
うつ病患者は、「気付くと駅のベンチに3時間座っていた」などのように、時間の感覚が薄れるといった症状がよく聞かれる。うつ病患者の時間の流れは健康な人と違うのだろうか。

ドイツのヨハネス・グーテンベルグ大学マインツの心理学の研究チームは、過去に行われた16の関連調査から、433人のうつ病患者と485人の健康な人のデータを分析した。その結果、うつ病患者は時間の経過が遅いと感じていることが分かった。

なぜそうなるのかについて、研究論文では明らかにされていないが、うつ病は、憂鬱(ゆううつ)だったり、気分が重かったり、悲しかったりといった自覚症状があり、決して、日々の何かを楽しみに過ごす状況ではないことは明らかだ。

ハワイ旅行のように、毎日の時間があっという間というわけにはいかないだろう。



□うつ病でも「正確に時間を測る能力」は正常
研究チームが分析した同じ調査で、他にも興味深い結果が見付かった。

うつ病患者と健康な人の両方に同じ映像を見せて、5秒たったと思ったらボタンを押してもらう実験を行った。するとうつ病患者も健康な人も正確に時間を測る能力は変わらなかった。起こっている出来事の実際にかかっている時間を測る能力はうつ病になっても衰えないのだ。

つまり、正確に時間を測る能力と時間経過の主観的な感覚は、全く違うものだということが分かる。

うつ病患者の時間経過の感覚については、まだ未解明な部分が多いという。少なくとも、うつ病患者は時間の経過を遅いと感じるのであれば、健康な人は何かを「待っている」のではなく、「期限」がある状況に自分の身を置いた方が心の健康にとってはいいのかもしれない。






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