2013年05月24日
「くるみ」には肥満も脳卒中も抑制する効果あり!との調査結果
脳卒中は、ガン、心臓病と共に日本人の3大死因と言われている。
そんな脳卒中について、2013年2月に「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」オンライン版に掲載されたスペインのPREDIMED(地中海料理による疾患予防)試験の結果では、くるみが脳卒中リスクを抑制する働きがあることが発表された。
くるみは植物性オメガ3脂肪酸の一種であるアルファ・リノレン酸を大量に含む唯一のナッツで、このオメガ3脂肪酸には血管保護作用があるといわれている。また、抗酸化物質も豊富に含む他、コレステロールの低減により肥満を抑制し、動脈硬化を抑制する効果があるのだとか。
試験では心血管系リスクの高い7,447人(55〜80歳)を平均4.8年間にわたって追跡調査。くるみを中心とするナッツ類を加えた地中海料理を摂取した群は、米国心臓協会のガイドラインにのっとった低脂肪食を摂取した対照群と比較して、脳卒中や心筋梗塞、心血管系死亡など、心血管系疾患のリスクが30%抑制され、中でも脳卒中リスクは49%も抑制されたという。
心血管系疾患のリスク軽減だけでなく、肥満抑制にも効果があるとは、日ごろの食事にどんどん取り入れるべき食材と言える。ただし、くるみは高カロリーのため、摂りすぎにはご注意を。
【健康 美容 ダイエットの最新記事】
この記事へのコメント