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植物油はコレステロールを下げ、心臓病のリスクを低下させるとの調査結果



体に良くなさそうだからと、油っぽい食事を避けている人に朗報だ。大豆やコーン、ひまわり、キャノーラなどリノール酸が豊富に含まれる植物油は、心臓病を防ぐ効果があることが明らかになった。

リノール酸はオメガ6脂肪酸の一種で、研究者らによれば、ほとんどの植物油の50%はこの酸でできているそう。これまで油は肥満の元であり、心臓病やがん、喘息、関節炎を引き起こすとされてきたが、新たな研究によれば、植物油の摂取量とこういった病気を引き起こす原因となる炎症の関係性は見られなかったとか。それどころか、米ミズーリ大学の研究者らが、約500人の成人を対象にした15の臨床実験の結果を見直したところ、リノール酸は、コレステロールを減少させ、心臓病のリスクを避げることがわかったという。

植物油が有害であるとの過去の研究結果は動物を対象におこなわれたものであり、人間の体では全く違うように作用することが判明した、と説明するのは同大学のKevin Fritsche教授。ただし、だからといって植物油を大量に摂取してもいいかといえばそうではなく、これまで使用していた動物性油を植物性のものに替え、アメリカ心臓協会が推進する1日10〜20グラムほどの摂取量を目安にすればいいと同氏はアドバイスしている。






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