2013年07月22日
胸の内を日記等に書き記すだけで、病気やケガの治りが劇的に早くなることが判明
心に抱えた問題やトラウマなどをブログや日記に書き出して記録することで、病気やケガからちょっとした肌荒れまで、驚くほど治癒が早くなることが新たな調査により明らかになった。
ニュージーランドのオークランド大学が男女50人を対象におこなった実験では、被験者を2つのグループに分け、Aのグループには心の奥底に眠る感情やその日気になったことなどを、Bのグループにはその日のアクティビティなど感情とは関係ないことを、3日間にわたり毎日20分間それぞれ書き記してもらった。その後、全ての被験者の肌を4mmほど採取しその傷口の治癒の様子を観察したところ、採取から11日後の時点でAのグループの76%は完治していたが、Bの完治率は46%で、Aの方が治癒のスピードが速いことが判明したという。
またもう1つの実験では、ケガを負った50人のアスリートを2つのグループに分け、1週間に1度20分間にわたり1つにはケガや自分の感情について記録してもらい、もう1つのグループにはケガや感情以外のことを書いてもらった。すると、後者に比べて前者は著しくケガの状態が良くなっていたことがわかったそうだ。
調査をおこなったエリザベス・ブロードベント女史は、「今回の調査では、心理的な介入が、身体的な治療効果を高めることが証明できた」とし、悩みや苦しみなどを文章にして外に出すことで、精神が楽になり外傷の治癒力も高まると結論づけた。
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