2013年12月19日
明日から「六本木〜渋谷駅」間で都営バスの深夜運行開始
深夜に走るバスと言えば、都市間を結ぶ高速バスを思い浮かべる人が多いだろう。東京都交通局では、都営バスの一部路線における深夜運行を、20日の深夜から開始する。
対象となるのは、都内の繁華街として有名な六本木と渋谷駅の間で、EXシアター六本木、西麻布、南青山七丁目、青山学院中等部、渋谷三丁目(渋谷駅方面行のみ)に停車する。通常の路線バスでは、都01系統の一部にあたる区間だ。
運行ダイヤは渋谷駅発が深夜1時10分から、六本木発が深夜1時40分からで、どちらも1時間10分ごとに4本運行(つまり4往復)する。料金は大人400円、小児200円と通常の倍の設定になっている。
以前から公共交通機関の終日運行を希望する声は強かったものの、鉄道や地下鉄は深夜に車両点検や保線作業を行っているため、大みそかなどに実施される程度に過ぎなかった。その点、バスであれば乗務員や車両をやり繰りできれば、いつでも終日運行は可能だ。
ただしバスで渋谷と六本木を結んでも、他とのつながりが無ければ陸の孤島になるだけだ。また金曜深夜のみの運行に利用者はどれだけいるだろうか。採算が合わなければとん挫することになるだろう。試みがどうなるのか推移を見守りたい。
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