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猫が前足を上手にたたんで眠るワケ




猫を飼っている人なら、猫が眠っているとき身体を丸めたり伸ばしたりしているのを何度も目にしているはず。しかし場所によっては前足を上手にたたんで、まるで置物ののように眠ることも。そこで今回は、猫が眠るときの格好の違いに迫ってみましょう。

■猫の座り方の定番「香箱座り」

前足を上手にたたんでおなかを地面につける座り方は「香箱座り」といわれています。なぜこのような座り方をするのか詳しいことはわかっていませんが、危険を察してもすぐに体勢を崩すことが「できない」ことから、リラックスした状態を表しているのではないかといわれています。人間で言うところの足を組んだ状態と考えるとわかりやすいかもしれません。

「香箱座り」は眠るときに行うこともあれば、起きているときに行うこともあります。もし飼い猫が「香箱座り」をするようであれば、それだけ飼い主との信頼関係が築けているという証拠でもあるでしょう。

■「スフィンクス座り」を好む猫も

大型の猫類は「香箱座り」のかわりに前足を手前に置く「スフィンクス座り」を好む傾向にあります。これは四肢のつくりに違いがあり、足を内側に曲げづらいことが理由です。特に若い猫は「香箱座り」がうまくできないケースが多く、前足を半端にたたんで「スフィンクス座り」が崩れたような格好になることも。

■猫の眠りスタイルでリラックス度がわかる

猫は本来、狩りをする生き物のため、外で暮らしている猫ほど眠るときも緊張感が高いもの。そのため他の猫などに見つからない場所を選び、いつでも動けるような格好をすることが多くなります。

しかし家で飼われている猫は天敵もいなければ温度も快適のため、眠るときも緊張感がなくなります。特に身体を伸ばしきっておなかを見せている場合は、完全にリラックスしている証拠。また、健康状態が良いときほどリラックスした格好で眠ることが多くなりますから、日ごろから飼い猫がどのようなスタイルで寝ているかを確認しておくと良いでしょう。

寝ている時間が長い猫にとっては、眠る行動も大切な日課のひとつ。いつでも気持ちよく寝られるように、快適な環境を用意してあげましょう。






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