2014年03月01日
歯磨き後に水ですすぎ過ぎると「歯が丈夫にならない」と判明
歯磨きをした後、歯磨き剤の泡をキレイ取り除こうとして、口の中を何度も水ですすいでしまうという方はいませんか? しかし実は、口の中を入念に水で洗い流してしまうと、虫歯予防としては”逆効果”だという事実が明らかになりました。
■歯磨き剤の主要な成分”フッ素”
歯磨き剤の中でも最もポピュラーな歯磨き粉には、いろいろな成分が入っています。歯を白くするための研磨剤、プラーク(歯垢)を除去するための酵素デキストラナーゼや、歯肉の収れん効果がある塩化ナトリウムなどいろいろですが、中でも多くの歯磨き剤に含まれているのが、歯を丈夫にし虫歯予防に効果があるとされる”フッ素”です。
このフッ素を口の中に0.05ppmの濃度で残すと、健康な歯からミネラルが失われる”脱灰”を防げるだけでなく、再石灰化によって歯を丈夫にすることが期待できると考えられています。
ですから、歯磨き後のすすぎは、このフッ素を適量残す程度に行うのがよいのです。だいたい1センチメートル分のフッ素入り歯磨き粉で磨いた後に、うがいをおちょこ2杯の水で行なうと、この理想的な濃度に近づけることができるのだそうです。
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